2008年3月19日水曜日

HD DVD 降参宣言

この2ヶ月で起こった出来事の中には、
なぜか「撤退」というキーワードが多かったのですが、
その中でも東芝が HD DVD をあきらめたことは印象深いですね。

VC-1コーデックをねじ込みたいマイクロソフトと
プレイヤー・レコーダーを作る気のないNEC、三洋電機を仲間に引き入れ頭数をそろえはしましたが、
製品が出る前から死兆星が見えていたような気がします。
社内外的にいろいろと都合があったのでしょうが、
一歩引くことで得られる利益はあったでしょうに…

とは言っても HD DVD の素性が悪いとは思いませんし、
むしろ東芝の HD DVD レコーダーは魅力的でした。
今回の件で最新の RD-A301 が投売りされればほしかったのですが、
むしろ価格が高くなっているようです。

ところで今後も東芝は Blu-ray Disk をやらないといっています。
正直これは正解でしょう。
H.264 のリアルタイムエンコードがそこそこのコストで実現できるようになった今、
4.7GBしかない旧世代DVDにもHD映像を2時間納めることができます。
次世代ディスクの容量の大きさが単なるストレージとしてのメリットになってしまうでしょう。
セル、レンタル用の媒体としてのディスクにしても、
物理的に今までと同じ DVD に H.264 のような高圧縮コーデックを利用する新規格を用意すれば問題ないでしょう。
ただし、いろいろ利権が絡むので実現はきわめて困難でしょうが。

東芝のAV機器のシェアは大したことはないはずですが、
これでますます厳しくなるでしょう。
テレビを含めて黒物家電事業からの撤退というカードを、
経営陣は本気で検討し始めているかもしれませんね。

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