2015年9月24日木曜日

Windows10タブレットをしばらく使って

ふるさと納税のお礼で手に入れた
WN801V2
Windows10へのアップグレードを行いしばらく使ってみたので、
その使い心地など書いてみたいと思います。
が、短所ばかりが目について…

GUIの操作に関しては、全体的に直感的かつ
思い通りに動いてくれないもどかしさがあり、正直使いにくいです。
また画面左下のWindowsボタンはもちろん、
新ブラウザEdgeの全画面表示でも[戻る]ボタン等が小さすぎてタップしにくいです。
どうもマイクロソフト純正タブレットSurfaceシリーズ、
すなわち画面サイズが10インチや12インチ辺りに最適化されている嫌いがあり、
WN801V2のような8インチ品は眼中にないのかもしれません。
私は個人的にWindowsタブレット最強説を唱えていましたが撃沈しました。
もちろんアプリケーションのデザインで改善はできるでしょうが、
Surfaceが事実上のリファレンス機となるので期待薄でしょう。
むしろスマートフォンのWindows 10 Mobile向けのアプリケーションを流用すると
使い勝手がいいかもしれません。
UWPアプリケーションならどのWindows10でも動作することになっているので。
なお、タッチ操作に関してデスクトップアプリケーションについては言わずもがなです。
素直にマウスとキーボードを使いましょう。
画面は小さくて見難いのはどうしようもありませんが、操作性はかなりよくなります。

充電は専用ACアダプタを専用ポートに挿すことで行います。
マイクロUSBポートもありますが、
スマートフォン用充電器を流用してもこちらからでは充電できません。
本体同梱のmicroUSB-USB変換ケーブルは
実際には一般的なUSBホストケーブルであるのですが、
そもそも本体のこの端子はUSBホスト専用端子なようです。
よって、ホストPCとUSBケーブルで接続しても、
Nexus7をはじめとするAndroidタブレットのように
PCから外部ストレージ、というかデバイスとしては認識されません。

Windowsタブレットは形状がタブレットなだけで紛う事なくPCなのです。
ということでUSBハブを介して、USBのキーボードマウスを接続すればノートPCの様に使えます。
Androidタブレットでは1つのUSB端子にホストPCとの接続、充電、
USBホストケーブル経由でのUSBデバイスの接続、
専用アダプタ(MHLSlimPort)経由でのHDMI画像出力と、
様々な機能を同居させており、
USBキーボードを使っていたら充電できない何てことがありますが、
WN801V2ならそんな心配は無用です。
ちなみにすべてのWindowsタブレットが同様の仕様であるかどうかは知りませんが。
しかし充電のために専用ACアダプタが必要とは時代錯誤を感じます。
この辺はUSB PDの普及待ちでしょうね。

WN801V2にはminiHDMI端子が付いており、
充電しながらUSB周辺機器を使用しつつ、
さらに外部モニタに画像(音声)を出力できます。
miniHDMI変換ケーブルHDMI入力対応PCモニタ
普通のテレビと接続すれば映せます。
初期値はミラーリング設定で、本体LCDと外部出力で同じ映像が出力されます。
また本体LCDは強制的に横長表示(ランドスケープ)に固定されます。
この時[設定]アプリケーションの[システム]-[ディスプレイ]メニューは
[表示画面を複製する]に設定されています。
それを[表示画面を拡張する]ことで、
2つの画面を大きな1つのデスクトップとして使えるようになります。
これは通常のWindows PCと同様です。
ただし"拡張"できるのはデスクトップモードだけです。
タブレットモードでやろうとすると強制的にデスクトップモードになります。

付属の専用ACアダプタの出力は5V/2Aです。
DCプラグは外径2.35mm/内径0.7mm品のようでセンタープラスです。
このDCプラグとUSB(TypeAのフルサイズ)コネクタを
両端に持つケーブルCOMON DC-2307で、
WN801V2とUSB充電器700-AC011WAZを接続して、
1A対応ポートでも、2.1A対応ポートでも充電できることが確認できました。

バッテリーに関してはLCDバックライトの輝度を50%にし、
普通にネットサーフィンしてる分には4時間は確実、勝手に節電しつつ5時間はもちます。
条件は分かりませんがスペック上5.8時間なので、まあこんなもんでしょう。
しかし困るのは現在の残量が見られないことです。
充電中はタスクバーの電池アイコンをタッチすることで見られるのですが、
ACアダプタを挿していないと確認できません。
マウスを使っていれば電池アイコンにマウスポインタを重ねることで
ティップが表示されそこで分かるのですが、
タッチ操作のタブレットでどないすんねんというクソ仕様。
って、私が気づかないだけで何かあるのかも。

そして注意すべきはスリープしても省電力になっているように思えないことで、
使わないときは電源を切っておく方がいいでしょう。
幸いWindows10になってからシャットダウンがUI的に簡単にできるようになり、
コールドスタートからの起動が高速で、
ログイン画面表示までに15秒ほどしかかかりませんので苦痛ではありません。
これってNexus7なんかよりよっぽど早いんですよね。

まあとにかく、連続5時間しか使えないとなると、
出先で充電できないことが確定的なら
モバイルバッテリが無いとちょっと不安です。
先に紹介したケーブルを使えば
大電力対応なモバイルバッテリで外部電力供給可能です。
私の手元にあるAnker Astro M3は使用できました。

なんだか悪口ばかり書いてしまいました。
しかしそこはフル機能のWindowsを搭載した超小型PC。
汎用性の高さはAndroidやiPadの比ではありません。
何かおもしろい活用方法を考えてみることにします。
それまではとりあえずBluetoothなキーボードマウス
それにスタンドを一緒に持ち歩いて
旅行先でブログを書くような用途に使うかな。
だとすると年に1、2回か?

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