2014年6月17日火曜日

MNPの行方 - 転出先候補auショップ訪問

少し前からMNP検討のためソフトバンクイーモバイル
docomoの各ショップを回ってきました。
最後はauショップです。ここに書くのは大取にまわしましたが、
一連の訪問の中で最初に行ったのはauであり、しかも何度も行っています。

実は最近までauにMNP移籍することなど考えもしなかったのですが、
mineoの登場によって最有力候補となりました。
mineoはauのケータイ回線を利用したケイ・オプティコムのMVNOのサービスです。
docomo回線一色だったMVNOの状況を変えました。
サービス内容や月額料金は競合他社に引けをとりません。

問題は端末の調達です。
au回線を使うということでmineoのサービスには基本的にauのスマートフォンが必要です。
mineo自身が販売している1機種を購入するか、独自に調達するかということになります。
最近は中古のスマートフォンもたくさん流通するようにはなっていますが、
私が目をつけたのはauショップから購入することです。

auショップを訪れ、店員さんにいろいろ事情を説明すると、
MNP一括で格安なisai(LGL22)を紹介してくれました。
mineoの動作確認端末一覧を確認すると、しっかり載っています。
テザリングも可能と書いてありますし完璧ですね。

それでは、auショップでisaiを買うとするとコストはどうなるでしょうか。
なお、以下に出てくる金額は基本的に税抜で、ユニバーサルサービス料は無視しています。
それから内容に間違いがあるかもしれませんし、時と共に変わっていくので参考程度に見てください。
まずMNPの手数料2000円をMNP転出元ソフトバンクに支払う必要があります。
MNP転入先であるauには契約手数料3000円を支払います。端末料金はMNP一括で0円です。
支払い月額は[LTEプラン](誰でも割(2年縛り)あり)が934円、
[LTE NET]が300円、[LTEフラット]が5700円となりますが、
[auにかえる割]で934円が割り引かれ合計は6000円となります。
正直こんなにたくさん払いたくないのですが、
加入月の日割り分と、その後の2ヶ月間はこれを維持してほしいと言われたので、
その2.xヶ月分は受け入れることにしました。
そしてその3ヶ月目が始まる前に[LTE NET]と[LTEフラット]を外すことにします。
そうすると[auにかえる割]も適応外となるため、
3ヶ月目以降の支払い月額は934円となります。
3ヶ月目の開始にあわせてmineoの[シングルタイプ]を契約すれば、
あわせて月2000円でスマートフォンが持てます。
このケースだとこのスマートフォンでは090-の音声通話やSMSは使えませんし、
ezweb.ne.jpのキャリアメールも使えませんが私は気にしません。
どうせ携帯電話と2台持ちしますし、Gmail(Google Apps)があれば十分ですから。
これを2年間のトータルコストで換算すると、初期費用40000円+月額1000円ぐらいの価格感で、
今だとNexus5+docomo MVNOと同等です。
おまけで2年後のMNP弾が付いてくると考えれば、セコイ私でも納得できます。

なんとも丸く収まった感のある今回のMNP移籍劇ですが、少々の懸念もあります。
まずisaiがSIMロックフリーではないことです。
以前のauは同じauのSIMカードであっても、別のものには差し替えられない制限がありました。
さすがに最近の機種ではそういうSIMロックはされていないのですが、
au以外のSIMカードについてはやっぱりロックされて使えませんし、
auショップでお願いしてもロックは外せません。
これで困るのが海外に行ったときに現地SIMカードの利用ができないことです。
まあ海外に行くことはそうはありませんし、旧型ですがSIMロックフリー機を持っているので、
この点はあきらめることにしました。

また、mineoにはいくつか問題があります。
1つ目はデータ通信に使える回線がauのLTEのみということです。
[デュアルタイプ]プランを契約したとしても音声通話は3Gなものの
データ通信が利用できるのはLTEのみです。
auのサービスエリアマップで確認すると、
3Gに比べてもLTEは十分に広く使えそうに見えますが、
整備に時間をかけてきた3Gにはそれなりのアドバンテージがあることも推測でき、
潔すぎる割り切りに一抹の不安も感じます。
2つ目は最低利用期間が12カ月で期間内の解約には清算金9500円がかかることです。
なおプラン変更を目的とした契約解除では清算金は例外的に発生しないとのことです。

このストーリーで行くとmineoを使わざるを得ないので、
長所短所ひっくるめて長く付き合っていくことを考えなければなりませんが、
もしかしたら意外と早く事態が好転するのではないかと妄想しております。
というのも、MVNOの雄である日本通信は、
auに対して無線回線を使わせてもらえるようすでに申し入れをしており、
実現すれば日本通信からauのSIMカードをゲットできるからです。
まさか日本通信がデータ通信契約で契約解除清算金を導入するとは思えませんし、
もしあと3ヶ月以内に日本通信がサービスインしてくればそっちの方がねらい目です。

がんばれ!日本通信!!
俺は応援しているぞ!!!

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