2006年9月3日日曜日

メール環境改革 - メールサーバの補足設定

メールの自動転送は各ユーザのホームディレクトリの .qmail ( .forward でも可らしい)にて設定できます。
すでに存在する .qmail.sample がそのサンプルとなるので参考にしてください。


サブドメインを切って、そのサブドメイン用のメールサーバを別に立てる場合は以下を実行してください。
ここでは、"example.jp" のサブドメイン "sub.example.jp" のメールサーバを
ローカルの "mail.sub.example.jp (192.168.1.1)" と仮定します。


# cd /var/qmail/control/
# touch smtproutes
# chmod 644 smtproutes
# echo 'sub.example.jp:192.168.1.1' > smtproutes
# /etc/init.d/svscan restart


さらに、サブドメイン用メールサーバが sendmail の場合、
こちらでも以下を実行する必要があります。
なお、example.jp のメールサーバは "192.168.0.1" と仮定します。


[mail.sub.example.jp]# cd /etc/mail
[mail.sub.example.jp]# echo '192.168.0.1 RELAY' >> access
[mail.sub.example.jp]# makemap hash access.db < access
[mail.sub.example.jp]# echo 'sub.example.jp' > local-host-names
[mail.sub.example.jp]# /etc/init.d/sendmail restart


サブドメイン用メールサーバが qmail なら、多分以下を実行すればよいでしょう。


[mail.sub.example.jp]# echo 'sub.example.jp' >> /var/qmail/control/rcpthosts
[mail.sub.example.jp]# echo 'sub.example.jp' >> /var/qmail/control/locals


あるとき imap, pop3 にてログイン不能となり、調べると認証モジュールの不具合のようなので、
とりあえず "/etc/courier-imap/authdaemonrc" の最後の
authmodulelist="${authmodulelist} relay-ctrl-allow"

authmodulelist="authpam relay-ctrl-allow"
になおし、関連するデーモンを再起動すると直りました。
再起動時には以下のコマンドを実行しました。


/etc/init.d/authdaemond stop
/etc/init.d/courier-imapd start
/etc/init.d/courier-imapd-ssl start
/etc/init.d/courier-pop3d start
/etc/init.d/courier-pop3d-ssl start↑


これ以降大きなトラブルは発生していません。

以上でメールサーバの基本設定については終了です。
次回は Web メールについて書こうと思います。

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