2015年3月9日月曜日

法律は社会科学

昨年晩秋に受けた行政書士試験は残念ながら不合格でした。
法令の5択が恐ろしく悪く、驚くほどできた一般知識や法令の多択で
稼いだアドバンテージを打ち消して余りありました。
なんだか近年、徐々に出来が悪くなってきています。
きっと法令の記述に重点を置いているからでしょう。
ちなみに選択問題の出来が悪かったため法令の記述は採点さえしてもらえませんでした。
今回の記述は結構かけたつもりだったんですけどね。

多分また今年も受けると思いますが、
今年は民法の大改定があり、
おそらく来年の試験にはそれが反映されるでしょうから、
今度こそ合格しておきたいところです。

ところで私は完全な自然科学系の人間ですが、長年法律や判例に断続的に触れ、
法律の論理性を理解するに、法学は人文科学だな、などと言って、
なかなかうまい言い回しだと自画自賛したこともありましたが、
人文科学という言葉は昔からあり、
しかも法学は人文科学ではなく社会科学に属すということを知ったのは、
それからだいぶ時間が経ってからのことです。

さて、先月デブサミ2015が開催されました。 IT系の開発者会議です。
地方在住の私のような人間には地理的要因から縁がありませんが、
ドワンゴの川上会長兼CTOの話に興味を引かれました。
法律をソフトウェアのコードとしてとらえたときの循環的複雑度についてです。
ここではその詳細は書きませんが、
ソフトウェアの開発を生業とし、業務で契約書に関わることもあり、
個人的に法律に興味を持っている私からすればおもしろい話です。
川上とは話が合いそうな気がします。

で、思ったのですが、法律や契約書を書くための人工的な高級言語をつくると、
運用には自然言語で発生する曖昧さを排除でき、
法律改正する(パッチを当てる)のも楽になるような気がします。
その履歴をgitで管理したりとか、repoで関連法律をまとめて相互参照できるようにするとか。
まあ実物の法律はともかくとしても、
世にあふれる多種のオープンソース系のライセンスを
その言語で記述すればわかりやすいでしょうね。
GNUが作って、まずはGPL/LGPLから手をつければ、APLとかも追従しそうな気がします。
えっ、その言語を私が作れって?
いやめんどくさそうなので遠慮しときます。

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