2014年3月24日月曜日

リモコンヘリコプター

ヘリコプターのラジコンがほしいなと思い立ち物色していたのですが、
登場当時に非常にインパクトのあった京商EGG 弾(DAN!)を購入してしまいました。
羽が球形の籠に守られており、初心者の私でも壊しにくいかなと。

外観は直径20cmほどの球形で籠は思っていた以上に粗く、
壁や床のような平面にぶつかる分にはローターは守られますが、
棒状の突起物や天井照明の紐は用意に中に入り込みダメージを与えます。
まあ羽は回転時に遠心力で半径方向に伸びるものの、
構造上根元で折りたためるようになっているので衝撃は吸収されますし、
予備の羽も一組(北極の推進用プロペラは2つ)付いてきます。
とは言っても障害物のない室内で遊ぶのが基本でしょう。

重さは56gで、試しに13gの錘を付けてみたところまったく浮上しなくなってしまいました。
ちょっとした電子工作ぐらい積めるかなと期待していたのですが無理そうです。
籠を切り取って軽量化でもすればいいかもしれませんが、
それならもっといい機種を買うべきでしょう。

赤外線のリモコンで操作するので死角とかあるのでは危惧していましたが、
そんな心配は必要ありません。
室内で本体とコントローラの位置関係をいろいろ試してみましたが、
制御を失うような感覚はありません。
本体とコントローラの通信は3種類のバンド(赤外線でもバンドって言うのね)から選べます。
つまり、3台で同時に遊んでも混線しません。
コントローラ側はスライドスイッチでA/B/Cを選択します。
ただし本体にはそのような切り替えスイッチはありません。
ではどうやって設定するのかというと、本体の電源を入れた直後に、
コントローラの左スティックを一瞬だけいっぱいに上げすぐ元に戻します。
すると本体はそのコントローラで操作できるようになります。
ということで、3台で遊ぶ場合は起動を順番にやっていかないと混線します。

5分程度遊ぶとだんだん浮上しなくなってきて、
10分もすればプロペラは轟音を発てはするものの
地面を這うのみとなります。電池切れです。
本体の充電は付属のUSBケーブルで行います。
タイプAコネクタに赤いLEDが仕込んであり、消灯すれば充電完了です。
2AのACアダプタで40~50分ぐらいかかるでしょうか。
本体の電源はOFFにしておく必要があります。
なお、付属のリモコンにも充電端子があって、そちらからも本体の充電が可能です。
屋外での使用を想定しているようにも思えますが、
そもそも屋内用と説明書に記述があり、なにか矛盾しているような。

おそらくそのためなのでしょうが、リモコンには単三電池が6本、
しかもアルカリ乾電池(1.5V)が必要です。
説明書には充電電池を使うなと何箇所にも注意書きされていますが、
私はそれを無視してeneloop(1.2V)を入れています。
それでも問題なく操縦できています。そこは自己責任で。

操作は3チャンネルです。上昇/下降、前進/後退、右旋回/左旋廻が可能です。
残念ながら左右への平行移動(一般に4ch目)は出来ません。
最初の関門は飛び立たせることで、コツは思い切って上昇させることです。
高度が低いと地面効果で機体が安定しないので、
一気に高度1メートルぐらい上げた方がよさそうです。
地面方向の移動は丸いので前がどっちかわかりにくいのですが、
一応LEDが光っている方が前で、
北極にある前進/後退用の小さなプロペラの軸方向に一致しています。
正直思ったとおりに飛ばすのは困難です。
前進/後退はプロペラの小ささもあるのか、慣性の影響で細かい操作は難しいです。
旋回についてはわりとやりやすいですし、
もし勝手に自転するようなら、コントローラの右肩のダイヤルで補正が可能です。

操作を難しくする一番の原因は、勝手に横に流れていくことです。
これを補正するすべはありませんし、飛び立つ度に傾向が変わり、
調子のいいときはほぼ静止できるのですが、
そうでないと壁を回避するための残り時間がかなり少なくなってしまいます。
そういう意味でも広いスペースが必要になります。
浮くことを楽しむ程度で満足すべきでしょう。

ところでこの商品にはアロマオイル等をしみこませるためのろ紙みたいなものが付いており、
これを本体につけると飛びながら香りを振り撒けるようになっています。
が、これってどれだけのユーザが使うのでしょうか。
その分、ついでにLEDも外して軽量化、
飛行の長時間化してほしいのは私だけじゃないはずです。

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