2011年3月4日金曜日

光ファイバー回線の従量制

料金が高く個人的にはほとんどメリットを感じないながらも
プレーンな光ファイバ回線ならともかく、
ネットワークが特殊すぎて、電話も統合しようものなら
専用のルータしか選択肢のないフレッツ光ネクストなんて、
迷惑この上ない悪玉で、
こんなのが遍く普及する未来なんて見たくない、
と思っているハイスキルユーザは私だけではないはずです。

でも安いに越したことはないわけで、
すべて込みで月額2000円以下の世界がくるなら
しょうがないのでフレッツ光でも我慢して利用することになるでしょう。
とはいってもそこまでなるには相当の時間がかかりそうです。
しばらく前にNTTの光ファイバ回線が
3年後までに段階的に3割値下げとのニュースが出ていましたが、
現状のISP料金込みの6000円から3割引いたとしても4200円ですからね。

さて、一応低廉化が図られているフレッツ光に
6月から新たに従量制料金プランが登場するようです。

基本料金2800円/月で200MB/月までの通信が可能で、
それ以上の通信には30円/10MBの従量課金、
料金は青天井ではなく5800円が上限ということだそうです。
計算すると1.2GBの通信で上限料金に張り付くことになり、
これじゃDVD-Videoの30分分じゃないかということで、
データ通信用とでいうと非常用の予備回線以外に使い道がないような気がします。

まあ、企業の拠点間通信用途ではブロードバンド回線が使えないときの非常用として
今でもISDNが根強く利用されているので、
ISDN全廃への布石とも取れます。

また、メタル回線全廃に向けて先手を打っている可能性もあります。
PSTNの月額基本料は1500円~2000円程度ですので、
フレッツ光の従量制プランへの移行はざっくりいって+1000円と考えることができます。
200MBというとG.711(64kbps)で換算すれば数時間の無料通話分に相当し、
しかもNTTの光電話の場合ISP契約なしで通話できますから、
価格的にはそんなにヤクザではありません。
3年後に3割引きになるとすれば基本料金は2000円/月となり、
工事費をNTTが負担するなら、
メタル回線から光回線への全面移行は消費者にも
十分受け入れられると思います。

ただし、現状のインターネットユーザに関しては
わざわざ従量制を選ぶ方はほとんどいないのではないでしょうか。
データ通信用途に限ればドコモのXiは月額下限1000円、
20MB~5GBの通信で上限の6510円に達するということで、
予備回線(ついでにモバイル可)としてもこちらのほうが利便性が高そうに見えます。
もっというとUQ WiMAXのほうが…
UQ WiMAXが0ABのIP電話サービスしてくれませんかね。

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