2016年12月29日木曜日

wwwなしのURL

ウェブサーバのホスト名は"www."で始まることが多いのですが、
別にルールがあるわけではなく、単なる慣例に過ぎません。
まあ昔はウェブサービスの他にもftpなどの複数サービスを
別々の物理マシンで立ち上げて直接公開してたなんていう
事情もあったりしたので、いまでも大代表のウェブサーバには
"www"がつくのが当たり前です。

しかし時代はスマートフォン全盛。
文字の入力がとにかく面倒です。
サーバの名前など短ければ短い程いいのです。
で、ドメイン名だけでウェブアクセスできれば楽になります。
例えばGoogleはドメイン"google.com"へのウェブアクセスを
"www.google.com"にリダイレクトして便宜を図っています。

リダイレクトに関しては以前PHPをかませる方法
紹介したことがあります。
この方法だとかなり高度なことを自由度高く実装することができ
とても便利なのですが、
本当に単純なリダイレクトだけでよければ
apacheの設定だけで実現可能です。
ということで今回はその方法を紹介します。

まずホスティングしたり自営したりしている
そのドメイン(サブドメイン)の権威DNSサーバに、
ホスト名がないときの応答としての
AレコードとAAAAレコードにウェブサーバのIPアドレスを、
またはCNAMEレコードでウェブサーバのホスト名を設定し、
その設定が反映されるまで待ちます。

ウェブサーバ(ここではUbuntu 14.04+Apache2)で
標準的かつ一般的な設定をしてる場合には
# cd /etc/apache2/sites-available
# cp www.<ドメイン名>.conf <ドメイン名>.conf
を実行し、
設定ファイル"/etc/apache2/sites-available/<ドメイン>.conf"で、
ServerName <ドメイン名>
RewriteEngine On
RewriteRule ^/(.*)$ http://www.<ドメイン名>/$1 [R=301,L]
となるように編集します。
最初の1行は既に存在する行の修正で、
あとの2行はVirtualHostの終了タグの直前に追加します。
最後に
# a2ensite <ドメイン名>
# service apache2 reload
を実行して完了です。
httpsなサイトの方も対応したければ同様に、
かつ証明書に関しては適切に設定すればいいでしょう。
最後に実際にウェブブラウザからアクセスして
期待通りの動作であることを確認するのを忘れずに。

2016年12月28日水曜日

鉛蓄電池は偉大

冬季に自動車のタイヤをスタッドレス
交換せねばならないのは降雪地に住む者の定め。
昨今暖冬で大して積もらないとは言え、
寒い朝の凍結路をノーマルタイヤで走った日には
ひどい目に合うこと請け合いです。

タイヤを自力で換えるとき面倒なのが空気圧です。
昔はガソリンを入れるついでに空気圧を見てもらっていましたが、
セルフのスタンドではそうはいきません。
エアゲージでチェックしつつ
手動空気入れで全身運動をこなします。
とはいえそんなに根性は入れられないので、
安価なエアーコンプレッサーを使ってます。

私が持っているコンプレッサーは車のシガーソケットから
DC12Vを取るタイプで、作業自体は辛くはないものの、
外での作業となるので環境が過酷になることがあります。
まあ切羽詰まってから極寒の中換えるのは自業自得ですが。
で、商用ACからDC12Vを作れれば車ではなく家でできる
と思い立ちました。安易な発想です。
ちょうどEeePCで使っていた12VのACアダプタが余ってます。
しかし、電流は2A取れるし何とかなるだろうという
根拠のない自信は脆くも崩れ去ることに…

シガーソケットの延長コードの入力側をぶった切って EIAJ3のDC中継ジャックをはんだ付けし、
前述のACアダプタとつないでみたところ、
予定どおりDC12Vが供給できています。
しかしコンプレッサーをつないでも、
5秒に1回ぐらいしか回ってくれません。電流不足です。
まったく役に立たない…orz
ごめんなさい、鉛蓄電池を舐めてました。

実は自動車のバッテリーに使われている鉛蓄電池って、
硫酸の扱いが面倒なものの非常に強力なんですね。
エンジン始動のためのセルモーターを回すために小型車でも
瞬間的には100A程も必要だそうなので、相当な高性能です。
もちろんサイズも重量もなかなかですが。
ちなみにバッテリーの仕様に5時間率というのがありますが、
これは容量の1/5の電流を連続放電して出力電圧が初期値(12V)から
10.5Vに下がるまでの電流の時間積分値で、
値が大きいほど性能がよいことを意味します。

で、思ったのがアイドリングストップ。
住宅地を交差点の度にエンジン止めながら走ってる
軽自動車を最近よく見かけますが、それバッテリーに酷でしょう。
バッテリーの寿命が短くなって廃棄が環境負荷となります。
スペック上の燃費のためにそれが是とされるんですから、
世の中なにかおかしい気がしてなりません。

2016年12月27日火曜日

コンタクトが汚れてきた

もう十数年使い続けている私のハードコンタクトレンズ。
円錐角膜による乱視の矯正用で、
つけてないと見えないということはないのですが、
あるとないとでは疲労感が違います。
時間を経ても度が合わなくなったということもなく、
眼科医に診てもらってもレンズの新調を強く勧められることもなく、
そのまま使っていますが、
一定期間経つと汚れが酷くなって視界にもやがかかったようになります。
白内障ってこんな感じなんでしょうかね?

さて、こういう状態になると、こすり洗いして一瞬きれいになっても、
割とすぐに汚い状態にもどってしまいます。
アレルギーの絡みで目を掻いて
指の油がレンズに付くのが原因のような気もします。

そんなとき役に立つのが
バイアル(容器)とプロージェント(薬剤)です。
これでつけ置き洗いすると嘘みたいに視界がクリアになります。
ハードコンタクトレンズの汚れでお困りなら試す価値ありです。

2016年12月26日月曜日

au解約のその後

過日auのスマートフォン契約を解約し、
最後の料金請求を確認すると、
月半ばでの解約でしたが予定どおり日割計算はなく、
前月までと同じ料金がまるごとかかってる…と思いきや、微妙に安い。
よくよく見るとユニバーサルサービス料が含まれていません。
なるほど、切り捨て処理になっているんですね。

さて、解約後のau IDについては以前紹介しましたが、
さすがにCメール受信による二重認証は要求されません。
もうCメールを受け取る手段がないので、
当たり前と言えば当たり前ですね。

で、この解約済みau IDでいつまでログインできるか
ときどき試しているのですが、
5ヶ月経った今でもログインは可能です。
ソフトバンクは2ヶ月ぐらいでログインできなくなった
記憶があるのですが、
果たしてauはいつまでログインできるのか。
まさか永久ということはないでしょうが。

2016年12月22日木曜日

電力施設の火事

去る2016年10月12日に埼玉県新座市の東京電力施設で火災が発生しました。
高圧送電線が燃え、広範囲で停電が起こったのは記憶に新しいことです。
原因等が公式発表されてから何か書こうと考えていましたが、
その後何の音沙汰もないので、
とりあえず書き残しておくことにしました。

今回の火災の原因は今のところ、
35年前に敷設された高圧送電線が劣化して火花が発生し、
ケーブル内の油に引火したと推測されているようです。
第三種電気主任技術者と第二種電気工事士の資格を
所有している私ではありますが、
実務経験も現場経験もないため
はっきりとした事は言えないものの、
昔読んだ参考書電験三種完全攻略をパラパラとめくると、
現在使用されているケーブルはOFケーブルとCVケーブルであり、
このうち絶縁のために油を使うのがOFケーブルなので、
おそらくこのOFケーブルの劣化が火災につながったのでしょう。
ところで最近、というかだいぶ前からケーブルの主流は
絶縁に固体の架橋ポリエチレンを用いているCVケーブルになっており、
50年ぐらい前、比較的低電圧な箇所から導入され、
現在ではかなりの高電圧でも使っているみたいです。

電力供給と一口に言っても発電・送電・配電と分野があり、
一番地味な送電にはきっと予算があまり配分されず、
設備更新が延び延びになっていたのでしょうね。
時間経過から考えると、古いOFケーブルは相当量残っていて、
劣化が進んでいることも十分考えられます。
今後は電気事業法が改正されて何か手が打たれるでしょうが、
そもそも大電力の送電が必要最小限となるような
発電の地理的分散や電気の地産地消について
もっと考える必要があるような気が個人的にはしています。
売電目的の太陽光発電ってなんか釈然としないんですよね。

2016年12月21日水曜日

見ながらコードタイピングのすすめ

大昔、書店ではゲームのソースコードが
印刷された本が売ってありました。
人々はそれら本を買ってきて、記載されたコードを
MSXやPC-88といったマイコン(My Computer)に
せっせと入力してゲームを楽しんでおりました。

私もその口でしたが、
その時の後遺症でキーボードのブラインドタッチはできません。
と言うのも、今どの行を入力しているかの目印として
本の上に置いた定規を左手で抑えつつ、同時に閉じようとする本を抑え、
タイピングは専ら右手だけで行う癖がついてしまいました。
で、[e]・[d]・[c]より左は左手で、
[r]・[f]・[v]・[t]・[g]・[b]のあたりはその時に応じてどちらかで、
あとは右手でタイプするような変則的な打ち方をしています。
ただし、打ち込む単語や作業によっては[y]・[h]・[n]や
もっと右にあるキーを左手で打つこともあるという、
変態的な打ち方もします。
さらに最近ではスマートフォンのタッチパネルのせいで
右手人差し指の指先が痛いので、それを避けるように打っています。
もうむちゃくちゃですが、
キーの位置はだいたい覚えているので
打ち込みはわりと高速なんですよね。

ともかく、かつての見ながらタイプによって、
他人の書いたプログラムを見ることで、
アルゴリズムやロジックについて学べた部分は多分にあり、
言語とか環境を問わずプログラミングは得意分野になっています。
野球で言う素振りやキャッチボール程度、
あるいは漢字の書き取りぐらいには
役に立っているのかもしれません。

プログラミングの学習については、
近い将来小学校でも必修化するというような話があるそうで、
論理的に考える力をつける意味でも大いに結構です。
ただ、UIデザインのみならずロジックまでも視覚化した
電子回路図CADのようなソフトウェアの開発環境を
教材にするのはどうかと。
私もVisual Basic 2.0を始めて見たとき度肝を抜かれましたが、
結局一番使いやすく生産性が高いのは汎用テキストエディタと
コマンドライン開発ツールの組み合わせだと感じています。
幼い時だからこそキーボードでのプログラミングに
触れておくのは重要なことだと考えています。

そんな教育用途によさそうなのはやっぱりBASICで、
WiiU用に登場した[プチコンBIG]はなかなかです。
Nintendo3DS用の[プチコン3号 SmileBASIC]からの 派生ではありますが、
WiiUに接続したUSBキーボードが使用可能ということで、
コード入力がずいぶんと楽になることでしょう。
まあWiiUは既に生産終了となっているので、
ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータファミリーベーシック版でも
出てきてほしいところです。

是非たくさんの方に見ながらタイプでも十分なので、
プログラミングに親しんでもらいたいですね。

そういえばIchigoJam放置したままになっています。
そろそろ何とかしないと。

2016年12月20日火曜日

NOTE e-POWER

先日、日産自動車の商用車"AD"と"ADエキスパート"の
マイナーチェンジが発表されました。
10年ぶりのことだそうで、
ということは、これらの親戚筋にあたるWINGROADも
まだまだモデルチェンジしないということなんでしょうね。
まあ私のWINGROADはまだまだ衰え知らずで、
目前にせまる11年目の車検も受ける気満々です。

さて、その車検のスケジューリングのため、
2年ぶりに行きつけの日産販売店を訪れたときのことです。
販売好調のNOTE e-POWERが置いてありました。
話題のシリーズ方式ハイブリッド車です。

シリーズ方式というとGM社のVOLTが思い浮かびますが、
世の中的には少数派のシステムです。
ですが、私個人としてはかなり期待している技術です。

もともと電気系の人間なので電気自動車は支持していますが、
現行の電気自動車が今後普及するとは考えていません。
航空機はペイロード(乗客・荷物)以上の重量の燃料を
積んで離陸すると聞いたことがありますが、
価格に対する電気自動車とバッテリーの関係にも
似たようなことが言えます。
では燃料電池で電力を得ればいいのかというと、
燃料となる水素の生成や輸送も含めて、
果たして現状よりエコで環境にやさしいのか疑問があります。
バイオマス発電でカーボンオフセットゼロとか言いつつ、
その燃料を石油由来燃料で輸送するとすればなんのこっちゃです。
それなら自動車の燃料としてガソリンを積極的に利用し、
かつ電気自動車から派生するシリーズ方式HVこそが、
未来の自動車であろうと考えています。

もちろん石油については枯渇問題や
地政学上のリスクを孕んではいるのは確かですが、
人工光合成や大量生産した藻から
油を抽出する技術が研究されており、
内燃機関での発電は将来も十分有望かもしれません。

では私がNOTE e-POWERを購入するかと言われれば答えは否です。
私の愛車WINGROADはもともとはNOTEベースなので、
NOTE e-POWERのステーションワゴン版が出る可能性はありますが、
そうでなければ食指が動くことはないでしょう。
それに現状インホイールまでは期待しないものの、
やはり電気自動車は駆動輪別にモーターを持つべきと考えています。
シリーズ方式HVによってこれまで絶対に必要であった
トランスミッションが排除できましたが、
駆動輪別モーターならデファレンシャルギアもなくせます。
各モーターを小型化することもできます。
是非これを早期に実現して欲しいですね。

閑話休題。
ディーラーに行ったついでに、冷やかしとの念を押した上で
NOTE e-POWERに試乗させてもらいました。
普通のと上級グレードのメダリスト、試乗車として両方ありましたが、
貧乏性なので普通のにしておきました。
そして乗ってみてビックリ。かなり気に入ってしまいました。
まず、トルクコンバーターもロックアップ機構もないので、
始動直後からアクセルを踏んでガンガン加速できるのがいい。
しかもとってもリニア。ショックも皆無です。
まあトランスミッションやクラッチが介在してませんから。
ただし街中・郊外の試乗なので速度は70km/hぐらいまで。
ディーラーさんの話では100km/hの高速走行でも快適とのことです。
車重に対しモーターの出力が大きいのもあるのでしょうが、
非常にパワフルでアクセル操作に素直でラグもありません。
アクセルを離したときの転がり感もMT車のようで私好みです。
途中からSモードでも走ってみましたが、これもなかなかいい。
アクセルを完全に離しかけるとエンジンブレーキよろしく
かなりきつい回生ブレーキがかかり、せっせと電力回収してくれます。
この回生ブレーキはそのまま放っておいても車がほぼ完全停止し、
ブレーキを使う必要がほとんどありません。
なお、同乗の営業担当者によると、回生ブレーキ発動中も
後ろのブレーキランプがついているそうです。
今回の試乗時は普段どおり運転してアクセルをよく離していたので、
後続車はそのブレーキパターンを妙に思ったかもしれません。
乗っている方もガクガクして乗り心地が悪かったですが、
これは慣れの問題で、アクセルを常に踏んで微調整するような
ドライビングスタイルにすると快適になりそうです。
30分弱走って累積の燃費は25km/L程と出てました。
個人的には十分過ぎです。
ついでに言うと、乗ってていつエンジンがかかっているのか
よく分からないほど静かです。外からは分かるそうですが。

基本ベタ惚れですが、ちょっと不満も。
シフトレバーが非常に小さくて使い辛そうです。
普段乗る分には特に不便はないでしょうが、
ひどい雪道でゼロ発進するときに困りそうです。
タイヤが雪にハマりがちの時シフトノブを頻繁に操作し、
前進後退を繰り替えして振り子のように勢いをつけ、
盛り上がった雪を一気に乗り越えるなんてことがありますが、
それが如何にもやりにくそうです。
またモード切り替えが非常に押し辛い位置にあります。
走行中に切り替えにくいようわざとなんでしょう、きっと。
それから全体的に乗り心地が安っぽい印象を受けます。
サスペンションとかボディー剛性の影響なのかな?
まあ高級車ではなくコンパクトカーですから。

NOTE e-POWER。試乗するとそのよさが分かります。
試乗して即買ってしまう方がいるとか、
この11月の国内販売台数で1位を取ったとか、十分納得できます。
2年後にくる13年目の車検時、WINGROAD e-POWERが出てたら
高確率で乗り換えてしまいそうです。あとは値段次第。

2016年12月19日月曜日

Linuxで画像編集

大きな画像ファイルの一部を切り出して、
別の小さな画像ファイルを作りたいことってときどきあります。
Windowsだと標準でついてる[ペイント]を立ち上げて 作業するのが簡単です。
なにしろこのアプリケーションはOSのバージョンアップに伴って
扱える画像形式が増える等大幅に機能アップされ、
来春のWindows10のCreators Updateでは立体のオブジェクトが扱える
[Paint 3D]にパワーアップ(別途追加?)されるとのことで
本当に大したものです。

ところがLinuxで同様の作業をしようとするとちょっと困ってしまいます。
まあ画像編集なら[GIMP]アプリケーションが事実上のLinux標準になります。
ただちょっと高機能過ぎて扱い辛いのが玉に瑕です。
ということで前述の作業をUbuntu 14.04上で行うにあたり、
まず[GIMP]のインストールから始めます。

インストールには以下を実行します。
# apt-get update
# apt-get install gimp
その後
$ gimp
を実行すればGUIのアプリケーションが立ち上がります。

画像編集は、[GIMP (GNU Image Manipulation Program)]ウィンドウ
(以下[作業]ウィンドウと呼ぶ)に[ファイル]アプリケーション等から
jpeg形式等の画像ファイルをドラッグ&ドロップし、
[ツールボックス]ウィンドウの[矩形選択]ツールを選択して、
[作業]ウィンドウでマウスをドラッグしながら切り取る矩形を選択し、
[Ctrl]+[c]キーを押下して対象矩形をクリップボードにコピーします。
次いでメニューの[ファイル]-[画像の生成]-[クリップボードから]を実行すると
希望の画像が表示された新たな[作業]ウィンドウが現れるので、
それにフォーカスを当てて
メニューの[ファイル]-[名前を付けてエクスポート]を実行し、
現れるファイルダイアログで生成先ファイル名と形式を指定して
[エクスポート]ボタンをクリックします。これで完了です。

でもやっぱりWindowsの[ペイント]の方が楽です。
何だかんだ言ってもWindowsは偉大です。困ったらWindowsです。
プライベートでは普段はMacBook Pro使いの私も
Windows10はデュアルブートでしっかり入れていて、
いざというときはWindowsを利用します。
今年も年賀状の時期となり、その後はe-Taxも待ってます。
Windows大活躍のシーズン到来です。

2016年12月15日木曜日

Windowsセットアップ時にコマンドプロンプト

最近脆弱性がらみのニュースで知ったのですが、
WindowsではXPの時代から、
インストールやアップグレード中の[Shift]+[F10]キーの押下により、
管理者権限でコマンドプロンプトを開くことができるそうです。
現在手元に試せる環境がないので自分で確かめてはいませんが、
もし知ってたら楽になったかもということが思い浮かんだりします。
機会があれば今度押してみよ。

この機能、便利な半面、セキュリティ上の脅威になり得るので、
今後のWindowsでは塞がれる可能性があります。
そういえば来春提供予定のCreators Updateでは
ターミナルがコマンドプロンプトから
PowerShellになるとかいう話で、
これは.NET Frameworkベースなので、
少なくともインストール時から使える様な代物ではないと思われます。
また、機能は多くなるので個人的に構いはしないのですが、
高機能ゆえに余計に脅威になる可能性もあるので、
もしかするともともと塞がれるプランだったかもしれません。

話はものすごく変わりますが、
"Creators Update"の"creator"という単語。
定冠詞"the"をつけて単数で大文字開始してしまうと確実に"創造主"、
つまりキリスト教でいうところの"神"と同意語になってしまいます。
日本人はとかく宗教の観念に対する扱いが雑で、
キリスト教に登場する概念"三位一体"を
いろんな場面で連発するので、
キリスト教徒が気を悪くしないかと心配になることがあります。
こういうことって非常にセンシティブなので、
あまりいい諺ではありませんが「触らぬ神に祟りなし」ということになります。
驚いたときに英語の言い回しで"Oh my God"なんてのがありますが、
これもあまり使うべきではありません。

あと他に個人的に気をつけているのは
"祈る"という言葉は使わないようにしていることでしょうか。
代わりに"願う"を使っています。
それから"死にそうになる"と言う表現も避けてます。
これは私が実際死にそうになった経験があることが影響しています。

言葉や表現が、あまりに窮屈になるのは問題ですが、
他人を不快にするような表現は避けるべきかと。
って、今日は何の話をしていたんでしたっけ?

2016年12月14日水曜日

スマートフォンで暖を取る

大昔にeneloopを電源とする
充電式カイロを購入した事があります。
硬くて厚くて使い心地が悪いので
すぐに使わなくなってしまいましたが。

時は経って現在。
もっといいものを見つけました。
スマートフォンです。
負荷の高いアプリケーション(Pokemon GOなど)を
立ち上げっぱなしにしていると結構な熱を持ち、
さらに都合がいいことに最近のスマートフォンは薄くて広いので、
硬さに目をつぶればカイロとして十分使えます。
専用の[カイロ]アプリケーションとか作ってみたりして。
ただしバッテリーの減りや劣化には諦めが必要です。

って、あんまり本気にしないでくださいね。
皮肉を込めた心裡留保ですから。

2016年12月13日火曜日

ヘアドライヤーの電気コードが短くなっていく

先日国民生活センターから
ヘアドライヤーについての注意喚起がありました。
曰く、「発火、火花の発生によるやけどや、
髪の毛が吸い込まれて抜けなくなる」とのことで、
実はしばらく前に火花を実体験したところです。

そもそもヘアドライヤーは動かしながら使うものなので、
電気コードの本体側の根元はぐにゃぐにゃされる運命にあります。
で、髪を乾かしているときに突然断線して火花が飛びました。
幸いドライヤーが壊れた以外に被害はありませんでした。
もう何年も使い続けていて、コードの劣化には気づいていたんですけどね。

さて、その壊れたヘアドライヤーよりももっと前に
使っていたドライヤーは完全に設計がおかしくて、
電気コードと固定部というか保護チューブ(?)が一体になっておらず、
使っているうちにコードとチューブの接触部が擦れて
コードの被覆が削れていってました。
大体1年ぐらいで削れすぎてヤバい状態になっていたので、
本体を分解して電源コードのヤバい部分を切って直して使っていました。
数年使い続けていたのですが、
年毎にコードがだんだん短くなっていて…
多分コストダウンの末の設計だったんでしょうが、
今考えても商品としておかしいだろと思うのでした。

ちなみに現在はDysonの羽なしドライヤーを使っているとか 言いたいところですが、
数年前に激安に引かれつい買ってしまったのを使ってます。
これがまた音がうるさいんだな。

2016年12月12日月曜日

HDMI分配器の変わった使い方

しばらく前にテレビが壊れ
映像が補色表示されるようになったため、
現在はずいぶん前に購入したHDMI入力付きの
PCモニタでテレビを視聴しております。
このPCモニタはスピーカもついていて、
ブルーレイレコーダーをつなぐことでテレビ視聴は可能なのですが、
如何せん音量調節がメニューの奥底にあるため
面倒臭くって仕方ありません。
そんな時見つけたのがHDMI分配器です。

つまり、ブルーレイレコーダーのHDMI出力を分配器で2出力として
1つを映像を視るためにPCモニタへ接続し、
もう一つは音声を聴くために壊れたテレビに接続します。
壊れたテレビも音声系統は無事でリモコンで音量を変えられます。
もちろんPCモニタのスピーカーはミュートしておきます。
壊れたテレビに白い模造紙を3枚ほど重ねて幕として掛け
映像が目に入らないようにすれば完璧です。

ただ少々問題があり、AUKEY社のHDMI分配器HA-H01は、
バスパワー対応を謳っているにもかかわらず、
私の環境では別途ミニUSB端子から電力供給してやる必要があり、
かつ、ソースとなるHDMI出力機器によっては信号を
送信開始してくれませんでした。
3入力1出力のHDMIセレクターの出力を、
分配器の入力に接続していると、
ソースをブルーレイレコーダDIGA BZT710にしていると、
これの電源を入れても映像は出力されません。
PS3だと期待通りの動作をするんですけど。
まあPS3の画面が表示された後で
セレクタを切り替えればBZT710でも表示できるんですけどね。
相性が悪いと諦め、運用でカバーするしかなさそうです。

それにしても、こんなことしている間に、
早くテレビ買え、とか言われそうですが、まったくその通りです。
でも、これだという機種がないんですよね。
もうしばらく物色することにします。

2016年12月8日木曜日

低抵抗なUSBケーブル

先日高抵抗なUSBケーブルによる
充電トラブルについて書きましたが、
それを解決すべくAukeyのUSBケーブルCB-D17を購入しました。
約30cm×2本+約100cm×2本+約200cm×1本+約280cm×1本と
長短織り交ぜての6本セットということで、
いろんな場面で最適なものが使えます。
ケーブルの太さや硬さからすれば携帯するのに
向いているとは思えませんが、両端電気抵抗を計ってみると、
一番短いものはもちろん、一番長い物でも0.0Ω
(0.1Ω未満で計測不能)と極めて低抵抗なことが確認できました。

で、実際にスマートフォンの充電に使ってみることに。
100円ショップで買ったリトラクタブルタイプ(抵抗値:0.1Ω)の
ケーブルと比較すると充電効率が10%以上いいですね。
きちんと測定したわけではありませんが、
途中経過では最大20%程度の向上にもなってました。
まだ試していませんがこれをモバイルバッテリーとの接続に使えば、
長時間化が期待できそうです。なかなかの効果です。

スマートフォンの充電時間や
モバイルバッテリーの駆動時間に不満のある方は、
USBケーブルを見直してみるのも手かもしれませんよ。

2016年12月7日水曜日

ふるさと納税とマイナンバー

個人的にふるさと納税制度には
さまざまな問題があるように感じていますが、悪法も法なり。
そして同じあるなら踊りゃな損々。
まあ激しく踊っているのは自治体側のような気もしますが、
私もまた踊ってみます。
ということで今年もまたふるさと納税しました。

ふるさと納税では昨年に引き続きワンストップ特例があり、
確定申告しなくても損しない方向にはなっていますが、
今年と昨年とでは決定的に違うことがあります。
今年はマイナンバー制度の運用が開始されてしまっているのです。

ということで、ワンストップ特例の申請時には、
マイナンバーの記入が必要となります。
もしかすると自治体によって対応が違うかもしれませんが、
私の寄付先ではマイナンバーが正しいことが確認できる書類と
個人認証のための書類も添付が必要で、
すなわちマイナンバーカードの表と裏をコピーして
送付することになります。
なおマイナンバーカードの発行を受けていない場合は
別の書類が必要になります。

しかしこれら書類には機密にすべき個人情報が含まれます。
普通郵便で送るのは気が引けます。
インターネット上で個人情報が盗まれる事件は
定期的にニュースとなっていますが、
普通郵便の脆弱性は、こと秘匿性の面では悲惨な状況です。
実際寄付先自治体からの案内でも
簡易書留で送る方法が提案されていましたが、
料金受取人払郵便で送料無料なのに、
簡易書留分310円は自己負担になってしまいますし、
受け取る自治体側も手数がかかって面倒でしょう。
こんなふうだとふるさと納税だけのためでも
確定申告したほうがいいような気もします。
電子政府も道半ばなので仕方がない面はあるにしろ、
すべてオンライン申請できるようなオプションはほしいものです。

まあでもふるさと納税時にマイナンバーの入力が必要ないことが
現時点ではまだマシと言えるかもしれません。
いずれは納税時の入力が必須となり、
申請がなくても勝手に合算処理されるようになるんでしょうね。
そうなれば便利にはなるでしょうが、
規模の小さい自治体のサイトを狙ったマイナンバー漏れ
なんて事態も起きそうで、ちょっと怖い気もします。
あっそうか!
そのための情報処理安全確保支援士か!?

2016年12月6日火曜日

Ingress Damage Reports Mapのコピーサイト

先日紹介したIngress Damage Reports Map。 ソースコードを取ってきて自前でコピーサイトを作りました。
"README.md"ファイルの[For Developers]節にごく簡単に書いてありますが、
これで突き放すとは開発者はドSなのかもしれません。
まあ以下も私にとっての備忘録に過ぎないので
いろいろと隠れた前提条件があったりしますが、
これ読んで分からないのなら素直に
サンプルサイトを利用することをお勧めします。
なおコピーサイトは一般公開しませんのであしからず。

最初にGoogleサービスを利用するために開発者環境での設定です。
Damage ReportsではGoogleのメールと地図サービスを
利用させてもらうので必須です。
関連していることを昔書いたことがありますが、
だいぶ時間が経っているので改めて書いておくことにします。

まずはGoogleアカウントにログインし開発者コンソールを開きます。
[プロジェクトを作成]をクリックして新規プロジェクトを作成し、
[Project]ドロップダウンリストでそのプロジェクトを選択します。
[ライブラリ]メニューから[Google Apps API]の[Gmail API]を有効にし、
また[Google Maps API]の[Google Maps JavaScript API]も有効にします。
[認証情報]メニューで[認証情報]タブを開き、
[認証情報を作成]をクリックして[API キー]を取得します。
[OAuth クライアントID]も[ウェブ アプリケーション]用で入手します。
これらは後で利用するのでメモしておきます。
そして[OAuth同意画面]タブで必須事項を入力します。

次いで[ドメインの確認]タブの[ドメインを追加]をクリックします。
コピーサイトを作るウェブサーバのホスト名(独自ドメイン)を入力すると
ドメインの所有確認をやらされます。
DNSサーバにtxtレコードを追記しての認証をしたのですが
数時間経っても認証に失敗してイライラが募ります。
結局しょうがないので放置し、3日後に試してみたらいけました。
まあDNSなんてそんなものです。
なお、セキュリティ面を考慮するともう少しやっておくべきこともありますが、
面倒なのでここでは省略します。

今度はウェブサーバ側の準備です。
Ingress Damage Reports Mapのサイトから
"ingressmap.html"、"ingressmap.js"、"ingressmap.css"の
3ファイルを取ってきてウェブサーバ上に置きます。
そして"ingressmap.html"の33行目の
key引数を先ほど取得した自分の[API キー]に置き換えます。
また"ingressmap.js"の24行目の
clientId変数を先ほど取得した自分の[OAuth クライアントID]に置き換えます。

ただこれだけでは不十分で、"ingressmap.html"の33行目の末尾あたりの
&sensor=true
は削除しないとエラーが出ます。
また40行目の"jquery.min.js"に対する記述は37行目と38行目の間に移動します。
つまり、scriptの読み込みは一番最初が"jquery.min.js"である必要があります。
さもないと
Uncaught ReferenceError: $ is not defined
なるエラーが出ます。
ちなみにエラーはChromeブラウザなら[:]メニューの
[その他のツール]-[デベロッパー ツール]メニューを開いて
[Console]タブから見られます。

さらに"ingressmap.js"の28行目の
var q = 'subject:"Ingress Damage Report: Entities attacked by" from:ingress-support@google.com';
var q = 'subject:"Ingress Damage Report: Entities attacked by" from:"ingress-support"';
に変更する必要があります。
これはNiantec社がGoogleから分社されたのを機に、
日本時間の2015年10月9日送信分ぐらいから
送り元メールアドレスが変更されたことへの対応です。

これで、ウェブブラウザから"ingressmap.html"を開けば
自前のウェブサーバでIngress Damage Reports Mapが運用できます。
もし興味あるならチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
いろいろトラブルに見舞われるかもしれませんが。
かく言う私も途中で諦めかけました。

2016年12月5日月曜日

Ingressでハック済みのポータルは?

未だに毎日立ち上げてハックだけはしているIngress。
Nintendo3DSものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング
4年越えてもまだ毎日やってることに比べればまだまだです。
我ながらしつこいというか、執念深い正確してます。
まあだいぶ前から漢字書取しかしてませんが。

さて、Ingressでハックする以外は
スポーツジムでエアロバイク漕ぎながら
敵ポータルを攻撃するぐらいが定例で、
あとは気が向いた時やちょっと遠出したときに遊ぶ程度です。
Pokemon Goに引きずられて一時期よりは遊んでいますが。
しかしそんなプレーではメダル集めはなかなか進展がなく、
金メダルが1つ足りなくて次のレベル12はまだまだ遠いのです。
UPV(Unique Portal Visited)が現在1800ぐらいなので
一番近いのはExplorerの金メダルということにはなるのですが、
これまでの経験だと数ヶ所の未踏の地に旅行でもしないと
達成は難しいでしょうね。

で、もしかして近場で未ハックのポータルがあるかも、
と思っても行って既にハック済みだと精神的にきついですし、
そもそも面倒なので特に何もしないことにしています。
しかし以前からこのあたりで何かいい方法がないのかと、
ポータルキーを保持し続けて既ハックであることを
確認できるようにしてはみるものの、
拾い物も含めてポータルキーは1750個を越えており、
残りの250個ほどのアイテムでは積極的プレーはもう無理で、
ゲームとして破綻気味です。

そんな時Ingress Damage Reports Mapなるものの存在を知りました。
レゾネーターを挿しているポータルが攻撃されると
メールでお知らせが届きますが、
これを利用して過去のポータルの所有情報を
地図上に表示するという斬新なアイディアです。開発者は天才ですな。
残念なのはUPVではなくUPC(Unique Portal Caputured)、
すなわちPioneerメダルに関わることしか分かりませんし、
そもそも完全に正確とも言えないものの、目安にはなります。
常日頃鬱陶しいなあと思いつつも、
レゾネーターを挿していなければ何にも来ないので
通知メールは受け取る設定のままにしており、
さらにメールを消してもいないため、
幸いにも私は利用可能です。

さて、使い方はというと、
通知メールを受け取っているGmail
またはG Suite(旧Google Apps)アカウントにログインし、
サンプルサイトにアクセスして
メールへのアクセス許可を与えるだけです。
ダメージを受けたことのあるポータルが地図上に青丸で表示され、
そのうち自分がオーナーだったことのあるポータルが赤丸となります。
これは便利です。

しかし私の場合、これを見てPioneerの金メダル取得が
絶望的であることを確認し、やる気を完全に失ったのでした。
もともと大してなかったんですけど。

なお与えたメールへのアクセス権限は
許可一覧から取り消すことができます。

ところで、私はサンプルサイトは利用していません。
クライアントサイドのJavaScriptでGoogleのサービスを
呼び出してデータ処理しているので、
ウェブサーバ側でプライベートなデータが
どうのこうのということはないとは思いますが、
ソースが公開されていることですし、
より安全に使おうと自前ウェブサーバにコピーを作りました。
それについてはまた後日にでも。

2016年12月1日木曜日

マスキングテープが流行ってる

先日ついでがあって大手生活雑貨店を訪れたときのことです。
広いフロアの一角がとてもカラフル。
なんと柄付きマスキングテープが大量に販売されていました。

最近マスキングテープが流行ってると聞いて
みんな何を塗装しているんだろうと思ったものですが、
どうやらそうではなく、剥がしやすいという特性を利用して、
いろいろな物に貼って飾るようです。
退去時に綺麗に剥がせばいいので、
賃貸物件の壁に貼り付けて飾ったりもするんだそうです。
なるほど、そういう使い方もあるんですね。
まあ私は買わないですけど。