2012年4月30日月曜日

Google Drive

数年前からうわさになっては消えを繰り返していた
GoogleのオンラインストレージサービスGoogle Driveがいよいよ公開されました。
昨月末に、今月第3週に発表があるらしいとのうわさがたっても
どうせガセだろと気にもしてなかったのですが、
対抗するDropboxが急にアップデートをやりだしたり、友達紹介キャンペーンの容量増量が2倍になったり、
SkyDriveがリニューアルしたりと周りがあわただしくなったので、
今回は本当かもと思えるようになっていました。
まあ発表は第4週でしたので、
その前の週末にはやっぱり単なるうわさに過ぎなかったんだとは思ってました。

このGoogle Drive、Google Appsの設定の
いままで"Docs"だったところが"Drive and Docs"に変わっていることから考えて、
"Docs"で保存できるファイルの種類が増えたという趣旨なのでしょう。
あとはDropboxのようにバージョン管理ができ、
Google Waveのように共同作業ができ、
共同作業の際にはチャットもでき、
他の多くのオンラインストレージのように共有ができ、
Googleらしく検索は強力でGmailやGoolge+との連携もできて、
ついでにファイルへのアプリケーションの関連付けも可能ということで、
これはオンラインストレージというよりもオンラインデスクトップなのかもしれません。
アプリケーションについてはデベロッパーをみると
ウェブアプリケーションとして実装すればいいようですので、
対応アプリケーションの種類が増えれば
ほとんどデスクトップのような感覚で使えるようになるわけです。
GoogleではChrome OSのマルチウィンドウ化が進んでいますが、
Chrome OSのための布石としてGoogle Driveがあるのだと予想しています。

もちろんGoogle Driveにはオンラインストレージの側面もあり、
ファイル転送専用アプリケーションの各種OS版が用意されています。
無料で5GBというとまあまあのサイズですので、
ファイル置き場として便利に活用できそうです。

それはいいとして、早速使ってみることにしました。
まずは通常のGmailアカウントからです。
ブラウザから普通にログインした状態でGoogle Driveを開くと
"まだ Google ドライブの準備が整っていません"の文字が…
しょうがないので使えるようになったらメールをもらうように[通知する]を押してあきらめました。
後日メールが届いたので再びアクセスして使えることが確認できました。
見たところまるっきりGoogle Docsですね。
というか、メニューのいままで”Documents”だったところが"Drive"に置き換わっています。
単なるオンラインストレージではないことが言いたいのかもしれません。

Windows用の専用クライアントも用意されていますが、
そういう使い方をするつもりもないので、
とりあえずGoogle Chrome上でどんなことができるか試してみることにしました。
PDFファイルをドラッグ&ドロップで放り込むとアップロードできて、
アップロードしたものを開くとChrome上でPDFが開けます。
Excelファイルも同様で旧Google Docs(今後なんて呼ぶんだろう?)で開けます。
JPEGファイルについては標準の"Google ドライブ ビューア"が開きますが、
Chrome ウェブストアのGoogle Drive対応アプリケーションのコーナーから
"PIXLR Editor"をインストールした上(一度ログオフ等が必要)でなら、
コンテキストメニューの2つ目の[開く]から[PIXLR Editor]を選択することで、
"PIXLR Editor"でそのJPEGファイルを開いて編集できます。
他の種類のファイルについても同様でしょう。
またDrive対応でかつファイルの新規作成が可能なアプリケーションなら
メニューの[作成]からファイルの生成ができるようです。
まだDrive対応アプリケーションは少ないですが、どんどん便利になりそうな予感がします。
なお、Google Driveからのダウンロードはドラッグ&ドロップでは無理で、
右クリックのコンテキストメニューから行います。

次にGoogle Appsのアカウントの方はというと…
"Google ドライブは***** ドメインで使用開始されていません"とか
"Google Drive is not yet enabled for the ***** domain."と表示されてまだ使えません。
Google Appsのウェブメールにログインしている状態で
[設定]アイコンの[Manage this domain]メニューを開き、
[Organization & Users]メニューの[Services]タブを見ると"Drive and Docs"はすでに有効なので、
あとはGoogleのがんばり次第でしょう。

と思ったら、なるべく早く使える方法を見つけました。
先のドメイン管理ページの[Domain Settings]メニューの[General]タブで、
[New User Features]を"Rapid Release"にしてから
Google Driveにアクセスすると通常Gmailアカウントと同じように
"まだ Google ドライブの準備が整っていません"と表示され、
[通知する]ボタンもあったので押しておくと
1日ほどで使えるようになりました。
めでたしめでたし。

2012年4月26日木曜日

DTV-X900の録画用HDDはBCASカードと紐付いてるっぽい

先日、DTV-X900の録画用HDDが認識できなくなった、
と書きましたが、多分原因がわかりました。
録画HDDは初期化するときにそのとき挿さっているBCASカードに紐付けているようで、
別のBCASカードに差し替えると録画HDD自体を認識できなくなるようです。
そんなときは元のBCASカードに戻すときちんと認識するようになります。
BS/CSの有料放送を契約していると時々BCASカードを入れ替えたい場面に遭遇しますし、
それ自体公式に認められているはずなんですけど、
何でこんな仕様にしちゃったんだろう。

2012年4月25日水曜日

nasne

DIGA BZT710を購入した直後にnasneが発表されました。
nasneについては2012年7月19日発売ということでまだ間がありますし、
私にとっては微妙な商品なので、もしBZT710を買ってなかったら買うかといわれると、
多分買わないだろうとは思いますが、タイミング的に何か悔しいので、
仕様を分析してnasneの利点や欠点を考えてみます。
いや、別にネガキャンするつもりではなく、客観的な分析です。

最初に明らかになっている仕様はだいたい以下のとおりです。
  • 大きさ : 幅43mm×奥行き189mm×高さ136mm
  • 形状:PS3のような形状
  • HDD : 内蔵500GB(外付けUSB-HDDを1台増設可能)
  • チューナ : 地上波/BS/110度CSデジタルTV放送を同時に1つ受信可能
  • 映像入出力端子 : なし
  • コントロール装置 : PS3/VAIO(一部?)/PS vita/xperia(一部?)/sony tablet(?)
  • 視聴機装置 : PS3/VAIO(一部?)/PS vita/xperia(一部?)/sony tablet(?)/汎用のDLNAクライアント(?)
  • 録画圧縮 : 等倍/3倍
  • メディアサーバ : DLNA 1.5(DTCP-IP)で同時送信2ストリーム(ライブ送信可能?)
  • LAN : 100BASE-TX/1000BASE-T
  • B-CASカード : 標準サイズ1枚
  • アンテナ入力端子 : 1端子(UHF/BS/CS混合)
  • アンテナ出力端子 : 1端子(アンテナ入力のパススルー)
  • 録画デバイス : 内蔵HDD/外付けUSB-HDD
  • 同時利用数 : PS3では4台(有線LANでの接続)
  • 同時録画番組 : 1台につき1番組(PS3+torne+nasne×4で地上波5番組同時録画可)
  • ムーブ : ダビング10(PS vita等への書き出しの扱いは不明)
  • 連動サイト : Gガイド.テレビ王国CHANTORU
  • 定価 : 16,980円
  • その他 : メディアストレージ(普通のNAS)として利用可

まずは利点について。
一般論で言って、すでにPS3を持っていて、テレビの録画がしたい、
あるいはBDレコーダや録画機能付きテレビは持っているけど、
裏番組録画がしたいというような方であれば、
17000円の投資は悪くない選択肢でしょうし、
ゲームで遊ぶのにPS3がほしく、かつテレビ録画用にBDレコーダを買うことを検討していて、
録画した番組をBDに残すなんて事は考えないという方にも、
42000円で環境がそろうことになります。
私のお勧めBDリモコンを買うともう少し高くなります。
これぐらいの価格なら新しく一人暮らしをはじめる大学生や社会人にはぴったりかもしれません。
まあ7月発売だと遅すぎるでしょうけど。
ただこの値段であればDIGA BZT710の価格レンジになるので、
ゲーム+αとBDへのコピー+トリプルチューナーを天秤にかけることになるでしょう。

それからtorneとの比較でいうと、
録画にPS3のパワーを一切使う必要がないため、
torneであった録画中はDVDが再生できないなどの制限事項が、
nasneではなくなっていると思われます。

私個人の話で言えば、
つい先日まで私がPS3+torne、DTV-X900、D-VHSを使っていて
D-VHSの調子が悪いことはすでに書いたことがありますが、
D-VHSを外して、17000円を投資することで、
PS3+torne、nasne×1、DTV-X900の体制に移行し、
現状よりちょっと便利にすることができます。
さらに34000円の投資で、PS3+torne、nasne×2にしてさらに便利にすることもできます。
これはこれで悪くはない選択肢だとは思います。

ではお待ちかねのネガキャン、ではなく欠点の分析に移りましょう。

nasneの大きさはWii(44×215.4×157)より少し小さいくらいで、
縦置きPS3(65×290×290)と並べると半分ぐらいの高さになります。
ちなみにDIGA BZT710の大きさが430x49x199で、
これはnasneを横に3つ並べたのとほぼ同等です。
PS3と組み合わせたとき4台まで使えるとのとこですが、
形状的に横置きで重ねることはできなさそうなので複数台置く場合は場所をとりそうです。
外付けのUSB-HDDを並べるとさらにかさばります。
ただし、ネットワーク接続してほおっておけばいいので必ずしもAVラックに置く必要はなく、
たんすの上とかテレビの裏とか天井裏とか物置とか、
どこにおいても大して問題はないはずです。
まあ電源ボタンの操作が必要になる事態に備えて、
あまり変なところには置かないほうがいいでしょうけど。
あっ、フォローしてしまいましたね。

次にアンテナ端子ですね。
入力とパススルー出力があるため、
nasneを複数台並べてもアンテナ線はデイジーチェーンすればよく、
分配器が必要ないところは好感が持てますが、
UHF/BS/CS混合しなければならないというのはいただけない。
これは視聴環境により状況が違ってはきますが、
少なくとも私の自宅ではUHFとBS/CSは独立した系になっているので、
nasneを使おうとすると混合器が必要になります。

そして一番の問題は複数のnasne運用時の有料BS/CS契約ですね。
有料のBS/CSを契約していると、その契約はBCASカード1枚に紐付けられるわけで、
上の体制だとBCASカードが別々になり、
契約したカードと契約しないカードを意識した運用が必要になります。
またWOWOWやスターチャンネルでは1契約で3番組見られるので、
見たい番組が重なったときにどれを見るか決断を強いられることになります。
そういうこともあり私は1枚のBCASカードでトリプルチューナーなBZT710を購入しました。
いや、まあnasneが発表される前に購入したんで
nasneについては検討もしていなかったんですけど。

2012年4月24日火曜日

skydriveのリニューアル

マイクロソフトのオンラインストレージskydriveがリニューアルしました。
いろいろ機能は増えていて、特にネイティブアプリができたのはいいのですが、
利用可能な容量が25GBから7GBに減るという改悪がされています。
ただし、今までskydriveを使っていたユーザに対しては救済措置があります。
skydriveにログインして[容量の管理]メニューをクリックすると、
25GBのプランが[SkyDrive 無料]と表示されているのでそれに申し込むだけです。
特に何も書いてありませんが、もしかすると期限があるかもしれないので、
今すぐ申し込んでおきましょう。

2012年4月23日月曜日

三毛猫ホームズ

この春から日本テレビ系で「三毛猫ホームズの推理」というタイトルのドラマが始まりました。
「三毛猫ホームズの推理」なので
「三毛猫ホームズの推理」を1クールやるのかなと思いながら観たところ、
第一話で「三毛猫ホームズの推理」の内容が完結していたので、
どうも「三毛猫ホームズ」シリーズを一話完結で10小説ほどやるんでしょう。

第一話の内容については、
オリジナルの「三毛猫ホームズの推理」から相当変わってましたし、
登場人物の設定もむちゃくちゃで、
一応第二話も観てはみたものの、
どうも「三毛猫ホームズの追跡」っぽい内容だったのですが、
つまらなかったので多分もう観ないかな。

さて、小説の「三毛猫ホームズ」シリーズはここ数年読んだ記憶がありません。
wikipediaで確認したところ、
長編でいうと「三毛猫ホームズの最後の審判」あたりまでは読んだような気もしますが、
内容については思い出せません。
こういうとき電子書籍で一冊100円とかで売ってあると、
昔のも含めて買っちゃうんでしょうけどね。
はやくメジャーで将来読めなくなる危険の少ない電子書籍が普及してくれるといいんですけど、
やっぱりamazonに期待でしょうか。

2012年4月19日木曜日

IIJmioの高速モバイル/Dにした

日本通信のSIMカードU300を使い始めて1年半。
いよいよ期限まで一ヶ月を切り、引き続き使うか、乗り換えるかの選択を迫られています。
今のところSIMカードのみの購入のみを検討しており、
機材はそのまま使いまわせることが条件です。

実は乗換えを意識し始めてからAndroidアプリの3G Watchdogで、
どれぐらいデータ通信しているかを把握するようにしています。
今まではどうせ使い放題なので気にもしなかったのですが、
これも時代の流れでしょうか。

その結果、ほぼネットを使っていない普段の日の平均通信料は1.2MB程度であることがわかりました。
また、いつも訪問するようなサイトを中心に1時間ネットサーフィンすると30MB程度なこともわかりました。
出先での3G経由な通信はほとんどしないとすると、30日でざっくり40MB程度の使用感になり、
ヘビーめな通信が月に2時間分とすれば合計で100MBになります。
当然これ以上の通信量が発生する月もあるでしょうが、
一応これを目安に次への検討を行うことにします。

月の通信料がそれほど多くはならないことが明らかになったため、
通信量制限のあるプランも検討してみることにします。
日本通信のFair 1GB(120日間)です。
月当たり250MBを2200円ほどで使えるので通常使用には十分そうです。
ですが、期限の120日目前あたりのケアと、緊急避難的にすごく通信したとき、
最悪まったく通信できなくなってしまうのは辛いものがあります。

その点IIJmioの高速モバイル/Dは、
最低でも低速128Kbpsの通信が一ヶ月間は保障されており安心感があります。
また、必要に応じて500円でクーポンを買うことで100MB分の高速通信が可能になります。
月額基本料約1000円、初期費用約3000円を1年間使うことで12等分とすると、
月当たりのコストはクーポンを1枚/月としても2000円弱となります。
クーポン2枚/月なら日本通信のFair 1GB(120日間)と通信料、通信速度、コストも同等となります。
クーポンの有効期限は3ヶ月後の末日なので、期間的にも似たようなもので、
しかも五月雨的に使えます。
動作確認済み端末一覧
所有しているb-mobileWiFi BM-MF30もありますし、
悪くない選択肢だと考えています。

Fair 1GB と IIJmio/D を比べると後者に心惹かれます。
ただ、この2つはもらえるのがIPv4のプライベートアドレスのみということで、
グローバルIPアドレスな日本通信のU300にはやはり魅力があります。
U300の場合月のコストが2000円強になるためFair 1GBなどとも同等で、
さらに、いくら使っても300Kbpsで通信できます。
経験上300Kbpsでも十分使えることがわかっていますし。

つまり、コスト重視でIIJmio/Dにするか、
グローバルIPアドレスと経験からくる安心感のU300かの2択に絞られてきます。
ちなみに日本通信のカメレオンSIMは、
都度選択できる3つのプランが微妙すぎて…今回は選択から外しました。
もっととんがったプランを用意してくれればよかったんですけどねぇ。

で、長らく書いてきましたが私が選択したのはIIJmioの高速モバイル/Dです。
基本クーポンを買わずに運用してみようと考えています。
プライベートアドレスであることに不安はありますが、
SSHができればVPS経由でトンネル張って大体のことはできるでしょうし。
レビューについてはまた書くつもりです。

ということでポチッとな。

2012年4月18日水曜日

Windows 8 (仮称じゃなくて)

Windows 7 の次のバージョンとして開発されてきた Windows 8 (仮称)について、
発表当初からマイクロソフトは「Windows 8 はプロジェクト名」的なことをときどき言っていましたが、
最近はまったくそんな気配がなかったので、もしやとは思っていましたが、
やっぱり"Windows 8"はなし崩し的に正式名称になってしまいました。
そもそもWindowsの開発コードは、
昔からMenphisとかCairoとかLonghornとかの地名と相場は決まっていたのに、
"Windows 8"自体がコード名というのがよくわかりませんでした。

それはともかく、ようやく命名された"Windows 8"の詳細が少しだけもれ聞こえてきました。
エディション数がマイクロソフトにしては絞り込んでいて、コンシューマ向けについては
  • Windows 8
  • Windows 8 Pro
  • Windows RT
の3種類っぽいですが、RTはARM版タブレット向けでプリインストールのみということで、
古いWindowsからのアップグレードに使えるのは無印とProの2択となります。
まあ、私的にはARM版Windowsはいらない、
というかWindows 8のタブレット買う場合でも今ならx64版を選択する可能性が高いので、
WindowsPCを新調するときにも無印とProの2択となります。
まあ、次にPCを買うときはMacにすると心に決めている(?)のですが。

で、無印とProの違いで私が興味があるものを順にあげると
  • VHD仮想ストレージファイルからの起動
  • Hyper-V 3.0 仮想マシン
  • ストレージ(デバイス/パーティション)単位での暗号化
  • リモートデスクトップ(サーバー機能)
ぐらいになるでしょうか。
リモートデスクトップについてはVNCとか代わりのものはいくらでもあるので
どうでもいいといえばいいのですが、
OS標準のものがあると救われることもありますし。
ストレージの暗号化は諸刃の剣的なところがあるので、
暗号化することで最終的に自分が困ることもありえますが、
運用について十分考慮すればモバイルPCに対して有効です。
Hyper-V 3.0については、仮想マシン大好きの私としてはうれしいのですが、
USBのパススルーがないと思われるので、
Windows 7 のXPモードのような使い方はできません。
ただ、パフォーマンスに目をつぶればVMware等で代替できるのでそんなに気にしていません。
最後にVHDブート。Windows 7に搭載時から使いたい機能だったので、これはほしいですね。

というわけで、まだ見ぬ価格次第ではありますが、
第一選択肢はProとしたいと思っているところです。
目安としてProが単体売りで15000円を超えてくるようなら無印ですねぇ。
ちなみに今のところMac miniMacBook Airでデュアルブートするのを前提としています。

2012年4月17日火曜日

DIGA BZT710

テレビ番組の録画に関しては、地デジ用にPS3+torne
地デジの2番組目とBS用にDTV-X900
それでも足りなければ液晶TVのチューナ+D-VHSを使っています。
ところが最近事件がありまして…

液晶TVとD-VHSはi.Linkで接続しているのですが、
最近調子が悪くてリンクがよく切れます。
録画していると最初の2,30分は録れているのに、
その後が真っ黒なんてことを立て続けに経験しました。
また、DTV-X900については不具合を承知の上で運用でカバーしていたのですが、
最近になって予約録画失敗率があがって、
さらに海外ドラマの第一音声が番組途中から無音になる
というようなことが連続で起こり、
いきおい、Pagnasonic DIGA DMR-BZT710 を購入してしまいました。
まあほぼ底値のようですし。

機種選定に関しては以下のように考えました。
地方に住んでいると地上波の民放の数が少ないので、
地デジ1週間全部録画みたいな機種はオーバースペックですし、
そもそもそこまでして観たい番組もありません。
どちらかといえばBSのほうが観たいんです。
また、どうせゲームをしてないので、
この際PS3+torneについては手放すことを考え、
今の最大3番組(BSは最大2番組)同時録画の体制も維持したいと考え、
3波チューナートリプル搭載機に絞りました。
そして値段を考慮して、BZT710とBZT600の2択までは簡単に絞れました。
より新しいBZT710のアドバンテージは、
無線LAN対応、外付けUSB-HDDへの録画、DLNA配信強化ぐらいのようですが、
私にとっては瑣末なことです。
それ以外は機能的にも、今となっては価格的にもそんなには変わりません。
だたし旧機種のBZT600には明らかな利点があって、
D端子にAACSの制限がかかってなくHD解像度での出力が可能なことです。
この点非常に惹かれるのですが、
よくよく考えるともはやD端子は滅びようとしていて
私がD端子を使っているのはすでにWiiだけですし、
コンポーネントのキャプチャカードももってないくて、これから買う気もないですし。
ということでBZT710に落ち着きました。

しばらく使ってみて感想等書いてみたいと思います。

2012年4月16日月曜日

Huluが安くなった


北米ですっかり普及した感のあるVODサービスNetflixやHuluについて興味を持って見ていましたが、
Huluが昨年秋に日本でのサービスを開始し、
この4月から980円/月に値下げとなり私にとっても悪くない選択肢となりました。
見放題でこの値段なら、あとはコンテンツしだいということになります。

日本で見られるコンテンツで私が見たいのは欧米のドラマだったりします。
24 -TWENTY FOUR-を24時間ぶっ続けで見たりとか、
CSIなんかは最初の頃はまだ観てないですし、
アリー my Love とかもう一回観たいものもありますし、
スパイ大作戦(トム・クルーズのじゃなくて)みたいな古典(?)もいいですね。

ただし難点もあって、
欧米ドラマにしても映画にしても過去WOWOWで観たことあるものが殆どなんですよね…
しかも、シリーズものに関しては若干古く、最新シーズンはまだ見られないっぽいですし、
字幕読むと疲れるので吹き替えの方がありがたいのですが、その辺も期待薄そうです。
また、自宅はADSLで下りが2,3Mbps程度しか出ないので、
HD画質で楽しむというのは帯域的に辛く、
画質を落とすか、より解像度の低いタブレットなどで視聴ということになります。
ということで、私の場合はWOWOWからHuluへ移行というよりHuluの追加というのが現実的ですね。
が、追加で1000円/月というのも考えものです。
日本のテレビ局ではテレビ東京がコンテンツ提供しているので、
「エヴァンゲリオン」とか見られるようになったら契約してもいいかな。
とりあえず2週間の無料トライアルが可能なので、
ゴールデンウィーク中にでも
どんな感じなのかいろいろ体験してみようと思っているところです。

ところで、今回Huluからは値下げと同時に年内にWiiへ対応することも発表しました。
アメリカではすでに対応しているのでそれほど時間はかからないでしょう。
任天堂としては、VODサービスを独自にやるより、
Huluのような大手の既存事業者と組んだほうがシステム構築もコンテンツ集めの手間もなく楽ですし、
ビデオ、音楽、書籍のようなコンテンツは、
変に囲い込むと結果がついてこないというのは歴史が物語っていますので、
よりオープンなHuluを迎え入れるというのはいい選択肢だと思います。
任天堂が自前の「Wiiの間」のサービスを終了しようとしているのは、
競合をなくすことでHuluに好きなようにやってもらうという意思なのかも知れませんね。

2012年4月12日木曜日

YAMAHA RTX1100 バージョンアップ

昨日に続きYAMAHAのネットワークルータRTX1100についてもうひとつ。
2011年4月11日に大きな脆弱性があることが公表されていました。
詳細はIPAのサイトをご覧ください。
幸いRTX1100はファームウェアを更新することで対処できることがわかりました。
YAMAHAのサイトで"JVN#55714408"を確認すると、
RTX1100はRev.8.03.87以降なら対応できているということで、
ダウンロードサイトから最新版をダウンロードしてきました。

実際のバージョンアップはRTX1100にtelnetでログインして
> administrator
# tftp host any
を実行し、
適当なlinuxから以下を実行してファームウェアファイルrtx1100.binを送り込みます。
$ tftp <RTX1100のIPアドレス>
tftp> binary
tftp> put rtx1100.bin exec
tftp> quit
その後自動的にリセットがかかり、
新ファームウェアで起動してくるはずです。
ところが、tftpで送信するとRTX1100のコンソールに
Update exec file receiving...Fail data transfer
と表示されアップデートに失敗します。
FAQによると、"restart"コマンドで再起動してから、
あるいは"clear log"コマンドでログを消してから、
もう一度やってみるといいらしいのですが…
それでもだめなのであきらめました。
ちなみに、ファームウェアのバージョンは
telnetでログインしたときのバナー内に表示されているので
更新されたことを確認できます。

2012年4月11日水曜日

RTX1100のフィルタ設定ではまる

仕事場でもうずいぶん長くYAMAHAのネットワークルータRTX1100を使っています。
玄人好みのルータで当時出たてで価格もそれなりにしましたが、
無理を言って購入しました。もちろん職場の設備としてです。
グローバルな固定IPを16個使える環境で外部に対してサーバを公開しています。
この度事情があってこのルータにフィルタを設定しました。
大して難しくないだろうと思ってコマンドリファレンスを見ながら
設定を開始したのですが見事にはまりました。
まあわかってみれば簡単なことなのですが、
フィルタを1つでも設定するとそれに当てはまらない通信は拒否、
つまりデフォルトがすべて拒否状態になるのに気づくのに結構かかりました。
いやこちらも結構試行錯誤していたもので。

ちなみに、PPPoEで10.0.0.0から10.0.0.16(本当はグローバルIPアドレス)を使って
インターネットに接続している場合に
外部からのsshサーバとtelnetサーバへの接続を防ぐものの、
メンテナンス用に10.10.10.10からだけはアクセスできるようにするには
以下のように設定します。
> administrator
# ip filter 1 pass * * * * *
# ip filter 2 reject * 10.0.0.0/28 tcp * 22,23
# ip filter 3 pass 10.10.10.10 10.0.0.0/28 tcp * 22
# pp select 1
# ip pp secure filter in 3 2 1
# save
なお、
# show config
で適用内容が確認できます。

2012年4月10日火曜日

オリンパスのコンバージョンレンズ

昨日LUMIXのコンバージョンレンズについて書いたので、
一時期本当に買おうかと思っていたオリンパスのコンバージョンレンズについても復習です。
M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 IIを母レンズとするコンバージョンレンズには
ワイドコンバーターフィッシュアイコンバーターマクロコンバーター
それにそれらの3点セットがあります。
私がほしいと思っているのは魚眼と広角です。
広角についてはコンバージョンではない
本物のレンズM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6のほうが本当はほしいのですが、
価格との兼ね合いもありますし。

なお母レンズ単体で買うより本体とのセットのほうがお得です。
以下のキットについています。

2012年4月9日月曜日

LUMIXのコンバージョンレンズ

以前PEN用のコンバージョンレンズが魅力的だなとか書いていましたが、
LUMIXからも以下の4つのマイクロフォーサーズ用コンバージョンレンズが発表されました。
海外ではかなり前に発表されていましたが、国内でもようやくです。
  • ワイドコンバージョンレンズDMW-GWC1
  • テレコンバージョンレンズDMW-GTC1
  • マクロコンバージョンレンズDMW-GMC1
  • フィッシュアイコンバージョンレンズDMW-GFC1
これらの母レンズとなるのは
の2つですが、テレコンバージョンレンズに関してはH-H014の単焦点レンズは未対応となります。
残念ながら私はどちらも所有しておりません。
なおH-PS14042は
とのセット品が存在し、H-H014は
とのセット品が存在します。
ついでですが、H-PS14042はフィルター径φ37mm、
H-H014はφ46mmなので上海問屋の安いフィルターに合うのがありません。

さてそれぞれのコンバージョンレンズについて確認してみましょう。
ワイドコンバージョンレンズについては焦点距離が0.79倍となるので、
ワイド端の14mmは約11mmとなり、
これはM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II+WCON-P01と同等です。
テレコンバージョンレンズはolympusのラインナップにはありません。
焦点距離が2倍となるので、28mm-82mmの望遠になります。

マクロコンバージョンレンズは14~18cmぐらいの接写が可能になります。
これはM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II+MCON-P01の13cmと遜色ありません。
フィッシュアイコンバージョンレンズは対角120度で焦点距離は10.5mmになります。
これもM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II+FCON-P01と同等です。

以上のように製品的にはolympusのものに近いようなので、
あとはどの母レンズがほしいかということになります。
うーんやっぱり電動ズームの"LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm"かな。

ちなみに非純正でよければ
LUMIXパンケーキレンズ用ワイドコンバージョンレンズなんてのもあります。

2012年4月5日木曜日

Serversman@VPS(debian:32bit)でGo言語


2,3年前のGoogle DevFestかなんかだったと記憶していますが、
Googleが開発しているGo言語が紹介され、
帰ってからHello Worldプログラムを作ってビルドした思い出があります。
当時はまだ実用性に乏しかったのでそれだけで終わりましたが、
先日バージョン1のリリースに伴いGoogle App Engineの開発言語として採用されたようです。
Google App EngineについてはPythonで何か実用的なものをつくろうかなー
と思ってからすでに何年か経ってますけど、
この機会にGoも勉強してみようかという気になりました。

GoやGoogle App Engineに関してはまたの機会に譲るとして、
今回はServersman@VPS(debian:32bit)にGoのビルド環境を作ってみようと思います。
大昔にredhatだかgentooだかで作った記憶を基にやってみようとしましたが、
The Go Programming LanguageGetting Startedでしっかりまとまっており、
ダウンロードページにはWindows版もあったりします。
Windows(x86:32bit)版は"go.go1.windows-386.msi"をインストールし、
リブートすれば準備完了です。
Serversman@VPS(debian:32bit)なら以下を実行します。
$ su -
# cd /usr/local
# wget http://go.googlecode.com/files/go.go1.linux-386.tar.gz
# tar zxf go.go1.linux-386.tar.gz
# exit
$ export PATH=$PATH:/usr/local/go/bin
あとはWindowsでもLinuxでも同じで
$ go run test.go
のようにすれば"test.go"が実行できます。
また、
$ go build test.go
とすれば実行可能ファイル"test"が生成されます。
この実行可能ファイルが異常にでかいのは気になりますが、
きっとバージョン2になる頃には改善されているでしょう。

ところで"test.go"は例えば
package main

import "fmt"

func main() {
    fmt.Printf("hello, world\n")
}
のようなコードとなります。
サンプルコードもいろいろあるのでまずは全体把握ですね。

2012年4月4日水曜日

Serversman@VPS(debian:32bit)でSPDY


httpがとろいので改良すべくGoogleが生み出したSPDY(スピーディー)が、
このところの次世代httpに関する議論のなかで話題に上っています。
調べてみると発表は2010年だったようで、結構時間が経っています。
発表当時私も興味を持ってドキュメントなど読んでみましたが、
単なる読み物程度で終わっていました。
そのとき仕入れて今でも覚えてるのは
  • アドレスを"spdy://"とかするわけではなく、httpのバージョン打刻がspdyになってるっぽい。
  • TCP複数張らなくても1本で複数の論理セッションを張るかんじ。
程度のことです。

ところで、google chromeはSPDYに早くから対応していることは知っていましたが、
実際に使われていると聞いて驚きました。
というわけで確認です。
chromeで"chrome://net-internals/#spdy"を開くと
SPDYでの接続状況が見られます。
gmail (google apps アカウント含む)で同時に3つログインしていると
"mail.google.com:443"に対するストリーム数が3となっています。
普通のプロキシサーバ経由でもちゃんと使えています。
SPDYの場合、サーバ側から単体でレスポンス投げてプッシュっぽくすることができるそうですが、
gmailをchromeで開いているときに新着メールがすぐ反映されるのは
もしかするとそういうことかもしれません。

こうなってくると私もSPDYに対応したくなってきました。
Serversman@VPS(debian:32bit)で設定してみることにします。
SPDYサーバについては選択肢がいろいろあるようですが、
すでに動作しているApache 2.2 があるので、
これにmod-spdyを加えるのがいいでしょう。
このあたりを参考にしながら進めます。
以下を実行します。
$ cd ~/
$ mkdir depot_tools
$ cd depot_tools
$ svn co http://src.chromium.org/svn/trunk/tools/depot_tools
$ cd ..
$ mkdir mod_spdy
$ cd mod_spdy
$ export PATH="$PATH":~/depot_tools/depot_tools
$ gclient config "http://mod-spdy.googlecode.com/svn/trunk/src"
ところが
Your python version 2.5 is unsupported, please upgrade.
なるエラーが出ます。
"~/depot_tools/depot_tools/gclient.py"を調べてみて
pythonのバージョンは2.6以上が必要ということがわかりました。
一応
$ su -
# apt-get update
# apt-get upgrade python
# exit
を実行してみましたが2.5.2までしかあがらなかったので、
バージョン2系列の最新版をソースから入れて対応することにしました。
以下を実行しました。
$ su -
# cd /usr/local/src
# wget http://www.python.org/ftp/python/2.7.2/Python-2.7.2.tar.bz2
# tar jxf Python-2.7.2.tar.bz2
# cd Python-2.7.2
# ./configure
# make
# exit
$ cd ~/mod_spdy
$ export PATH=/usr/local/src/Python-2.7.2:"$PATH":~/depot_tools/depot_tools
$ gclient config "http://mod-spdy.googlecode.com/svn/trunk/src"
$ gclient sync --force
$ cd src
$ ./build_modssl_with_npn.sh
$ cp mod_ssl.so /tmp/mod_ssl.so
$ su -
# cd /usr/lib/apache2/modules
# cp mod_ssl.so mod_ssl.so.org
# cp /tmp/mod_ssl.so ./
# a2enmod ssl
# /etc/init.d/apache2 restart
# exit
$ make BUILDTYPE=Release
$ su
# cp out/Release/libmod_spdy.so /usr/lib/apache2/modules/mod_spdy.so
# echo "LoadModule spdy_module /usr/lib/apache2/modules/mod_spdy.so" > /etc/apache2/mods-available/spdy.load
# echo "SpdyEnabled on" > /etc/apache2/mods-available/spdy.conf
# a2enmod spdy
# /etc/init.d/apache2 restart
# exit
これで、chromeから設定したサーバにSSLで接続すればSPDYが利用されているはずです。
アクセスした状態でchromeの別のページで"chrome://net-internals/#spdy"を開くと
sessionのHOSTにそのサーバの名前が表示されています。
そのIDをクリックすると詳細も見られます。

まあ私の個人のサイトごときがSPDYに対応したところで大した効果はないのですが、
一ソフトウェアエンジニアとしてこれぐらいの貢献はしとかないとと思うのでした。
あとSSLだとセッションの都合上バーチャルホストが使えないので、
SSL必須なSPDYが標準になってしまうとちょっと困ったことになります。
できればSSLがなくても動作するような規格にはなってほしいですね。
そういう意味ではマイクロソフトの意見に一部賛同します。

2012年4月3日火曜日

複数のJPEGファイルから動画を作成

ちょっと用があって、
複数のJPEGファイルをスライドショーのような形で動画にできないかと思い調べてみました。
結論、ffmpegでMotionJPEGを生成できます。
このffmpeg、正式にはソースでしか配布していませんが、
有志がビルドしたものもそこここにあるので適当に探してください。
とりあえずtirnanog.fate.jpにありますね。

私はWindowsXPに新し目のcygwin(makeのバージョンが3.81)をフルインストールし
$ svn checkout svn://svn.ffmpeg.org/ffmpeg/trunk ffmpeg
$ cd ffmpeg
$ ./configure
$ make
$ make install
でビルドしました。
適当なディレクトリを作って
"01.jpg","02.jpg","03.jpg"のように表示したい順にJPEGファイルをリネームして
$ ffmpeg -r 0.2 -i %02d.jpg -vcodec mjpeg -s 800x600 1.avi
を実行して出来上がった"1.avi"がSVGAサイズの動画ファイルとなります。
オプションはいろいろ指定できるので詳細は
$ ffmpeg --help
で探してください。

と、ここまで書いておいてなんなのですが、
WindowsXPに標準で入っている「Windows ムービー メーカー」が
便利で十分使えます。
こちらの利用をお勧めします。

2012年4月2日月曜日

Splashtop Remote Desktop


最近iPadでソフトを買ったので紹介します。
今、家で私が使っているPC(Windows、GUI付きLinux)では、
例外なくVNCサーバーが動作しており、
iPadやネットブックにインストールしたVNCクライアントからアクセスしています。
Windowsからだとほぼフル機能使えますし、
iPadだとキーボードとか日本語入力とかいろいろと面倒なことがあるのですが
まあ大した用途に使っているわけではないので、
特に問題もなく結構間に合ってます。

ところでシーズンの始まったF1の情報を見ようと
f1.comの live timing を見たところ、
これはJavaで動いており、iPadのsafariでは見られません。
そこでiPadで専用アプリをダウンロードしようかなと思ったのですが、
ありえないぐらい値段が高い。
ということでPCを立ち上げてiPadからVNC越しに見るのがよいという結論に達しました。

それをきっかけに、何でもPCでやらせてiPadをモニタ代わりにする
AppleTVを実現してみようと思い立ち、
VNCであきらめていた動画対応ができる類似ソフトがないかなと探してみると…
ありました、Splashtop Remote Desktop です。
有料ですが十分安い。
独自方式で汎用性はないかと思いきや、
Windows版、Mac版のサーバ/クライアントソフトはそろっています。
サーバソフトはここからダウンロードできます。
Linuxには一切対応していませんが、まあ仕方がありません。
従来どおりのVNCを使えばいいことですし、
そもそもLinuxで動画を見ようとも思いませんし。

使ってみた感想ですが、
iPadでMPEG2HDやWMVのビデオも観られますし、
VNCのような画面表示の引っかかり感がなくて快適です。
PCの解像度をiPadの解像度にあわせて自動的に変更できるので、表示もきれいで見やすいです。
ただし、接続してからiPadで画面が表示されるまで1分ぐらい待たされるのは気になります。

またiPad側から音も出ます。
ただ、PC側の音量を変える(ミュート含めて)とiPad側も音量が変わります。
本当はPCをミュートしてiPadからだけ音を出すようにできればよかったのですが、
どうもできないみたいです。

全体的にかなりよくできたアプリケーションで、
出先からSSHトンネル張ってVNCというような用途については
引き続きiSSHやiTeleportを使うとしても、
自宅内で作業するのには最適ですね。
かなりのお勧めです。