2008年8月29日金曜日

携帯電話乗り換えの考察 - その4 au端末

auでは「年割」の期間中(更新月以外)で機種変更しても
年割自体には影響を及ぼしません。
今後「シンプルコース」で機種変更しても、
「年割」を続ける限り今までと更新タイミングは変わりません。
今回初めて知ったのですが、
2004年4月以前に契約開始した「年割」には解除料は無料だそうです。
これはau携帯電話ではなく「年割」単体のことで、
今後「年割」から「誰でも割」に移行して、また「年割」に戻った場合には、
解除料が一律3000円かかるそうです。
というわけで、「シンプルコース」+「年割」+「家族割」で機種変更すれば、
いつでも気兼ねなくキャリア変更できます。
もちろん最低4万円はする端末がジャンクになってしまうわけですが。

ちなみに、「年割」の期間中でも「誰でも割」に無料で移行でき、
「誰でも割」の更新月なら解約料約10000円なしに「年割」に戻せます。
先ほども書きましたが、
この新たな「年割」の途中解約には、
解除料が一律3000円かかることになります。

また、忘れてならないのが「フルサポートコース」は
「誰でも割」等の割引と組み合わせなければ、
基本料金に隠れた端末代金後納部分で大損してしまいます。

それから店頭で知ったのですが、
「フルサポートコース」だと古めの機種について割と大きな割引があるようです。
どうしても「シンプルコース」で使いたい場合でも、
「フルサポートコース」で端末を割引価格で購入したあとに、
解除料20000円弱を支払って
「フルサポートコース」を解除した方が得になります。
まあ、「フルサポートコース」だと「誰でも割」の解除料がかからないので、
2年以内にauから離脱することを考慮に入れると、
総支払額の観点から「フルサポートコース」のままのほうがいいことになります。
「シンプルコース」に移行してしまうと
「フルサポートコース」と「誰でも割」の
両方の解除料を払う可能性がありますから。
問題は「フルサポートコース」の通常期限が切れる2年後です。
その時点で機種変更をするならともかく、
せずに「シンプルコース」に移行してしまうと
月額基本料割引維持のため「誰でも割」を継続する必要が出てきます。
そこでまた2年縛りにあってしまう。
「誰でも割」の解除には約10000円かかるので、
au離反時の検討課題が複雑になってしまいます。
多少損をすることを覚悟して「誰でも割」にせず、
「年割」+「家族割」にとどまるという選択肢もあります。
auを使い続けて今5年目(もうすぐ6年目)ですので2年後にはほぼ8年目となり、
「誰でも割」から「家族割+年割」に戻して1年縛り、
さらに解除料が3000円、月額基本料の3%分の割引を失うという
オプションもあります。

私の場合、「年割」+「家族割」より「誰でも割」の方が
来年度に関しては月額基本料金にして5%割引になるのですが、
これは「シンプルコース」の最安プランで100円程度、
「フルサポートコース」の最安プランで180円程度に換算され、
年を負う毎に20円程度、あるいは40円程度お得度が低くなっていきます。
今後auをずっと使い続けるなら、
5年間の総額で3500円程度、7000円程度の差となります。

これらを総合的に考えると、
「フルサポートコース」+「年割」+「家族割」で
店頭割引価格の大きな古めの機種(もちろん元の価格が安い)を
機種変更で購入し、
即日「フルサポートコース」解除料を支払って
「シンプルコース」に移行して、
いつでも好きなときにauから離脱できる体制を作っておくのがよさそうです。
早いうちに機種変更してしまったほうが得です。

契約プランについての検討はこのくらいにして
次に端末について考えてみましょう。

今使っているのは1年程度前のWIN端末でSIMカードを挿すタイプです。
つまり、機種変更してもSIMカードを差し替えることで
新旧2つの端末を使い分けることが出来ます。
もちろん同時利用はできず排他的利用にはなりますが。
正直、音声通話とEメール、Cメール、多少のウェブ閲覧が出来ればよく、
まあ、カメラが付いていればそれで十分という使い方しかしていません。
今のもワンセグTVやらお財布ケータイやら付いてますが
そんなの要らないですし、
着信音もブザー音(というかほぼいつでもマナーモード)しか使っていないので、
「簡単ケータイ」でも実際のところ困ることはないでしょう。
SIMを差し替えて次買う端末には眠ってもらってもいいですし。

まあそう入ってもそれでは寂しいので
もうちょっと機能の高いものを選びたいとは思っています。
新旧2端末使い分けを考えたとき、
あるいは私自身尾使い方を考えたとき、
もっとも利用価値が高そうなのが海外でもそのまま使えるという
「グローバルパスポート」機能です。
これなら、普段は旧機種を運用し、
海外に行くときだけ新機種を利用してもいいですし、
旧機種が壊れたり電池へたりして使えなくなってから
新機種を使い始めてもかまいません。
トータルで手持ち端末が長持ちしてくれれば
次の機種変更まで経費節減になりますから。

で、「グローバルパスポート」機能ですが、
現在選択できるのは
グローバルパスポートGSMなW62Sと
グローバルパスポートCDMAなW63SAの2機種です。
後者はCDMA(CDMA2000)による国際ローミングのため
ヨーロッパでは使えませんし、そのほかにも使えない国がたくさんあります。
また、対応した国であっても地域によるサービスエリアが
2GなGSMにくらべ狭いのです。
GSMは事実上の世界標準規格であるため、
日本と韓国を除けば使えない国はないといっても過言ではありません。
じゃあ、前者をといいたいところですがここで大きな問題があります。
お隣の韓国で使えないのです。
韓国へ行くよりもその他の国に行くことが多いですし、
W62Sのほうが価格が安いのでこちらにしようかと思ってはいますが…
そんなことを考えるとドコモやソフトバンクへの乗り換えも
本気で考えてしまいます。

あとauに関しては
充電器等の備品がそろいまくっているので今後も流用が可能ですし、
国内に関しては私の通常行動範囲で圏外となることが極めて稀ですので、
その部分はとどまる理由にはなるでしょうか。

2008年8月28日木曜日

携帯電話乗り換えの考察 - その3 auから乗り換えるケース

その昔、海外でも使える携帯電話といえば
auのグローバルパスポート端末であったわけですが、
時を経るにつれ、
auの携帯電話が海外でもっともつながらないことになってしまいました。
ドコモもソフトバンクも基本的にそのまま海外でも使える端末ばかりで、
auのようにある特定の機種のみ海外対応ということはありません。
ドコモは905iシリーズ以降はすべてGSMにも対応していますし、
ソフトバンクのiPhoneにいたっては
同一仕様の端末が全世界で利用されていますし。

私はそれほど海外に行くわけではないのですで、
auの手数料525円+日額315円でグローバルパスポート機の
レンタルサービスを利用しても間に合いますが、
行ったときそのまま使えることに越したことはありません。
ドコモやソフトバンクは魅力的に映ります。

基本料についてはもっとも安いプランについては3社ともほとんど変わらず、
ソフトバンクの期間縛りなしの契約が一歩アドバンテージを持っています。
パケット定額制については
先日ドコモが改定を発表(iPhone販売への布石?)したことによって
3社ほぼ横並びになりましたし、
結局新規契約を考えるならどこを選んでも大して変わりません。

あとはサービスエリアと魅力的(低価格?)な端末が充実しているキャリアを
選択することになります。

次回はキャリア毎に端末についてに考察していきます。

2008年8月27日水曜日

携帯電話乗り換えの考察 - その2 auを使い続けるケース

前回の話の流れで検討していくうち、
auの携帯電話を安く使えるかも知れない裏技的な方法を思いついたので、
それが可能かどうかauショップに行って聞いてみました。

その方法とは、
auの現端末を解約し、白ROM状態になったその端末を持ってauショップに行き、
「シンプル980」で契約しなおすというものです。
電話番号とメールアドレスは変わりますが、
基本料金は安く済みます。

いい考えだと思ったのですがこれは出来ないそうです。残念。
この場合、今と同じプランでの契約になるそうです。

というわけで、この先ずっとauを使い続ける覚悟があるなら、
今すぐ、あるいは年割の区切りである11月までに
「シンプル980」で安めの機種に買い替え
(あるいは2年間「フルサポート」契約してその後「シンプル980」に変更)、
2年ごとに乗換えを検討するということになります。
「誰でも割」の替わりに「家族割+年割」で1年縛りとすることもできますが、
私は今5年目なので5%程度余分に払わなければならないので「誰でも割」を使うべきかと。
今使っている端末もSIMカードの入れ替えで使えるので
万一故障しても代替機が手元にあることになります。
もちろん、端末の購入代金は別途かかります。
一番安いものでも40000円程度するみたいです。
まあ、24ヶ月割賦で考えると月額1500円強ですので、
基本料とあわせれば現状となんら変わりません。
2年後から経費節減が出来ます。

そうではなくauを使い続ける気がないのであれば、
現端末を月額基本料2500円弱で使い続け、
年割の更新時期に合わせ1年に一度乗り換え検討することになります。
現状維持です。

もうauには愛想が尽きたのなら…
次回に検討することにします。

2008年8月26日火曜日

携帯電話乗り換えの考察 - その1 auの現状

現在私はauの携帯電話を契約しています。
割引制度(年割+家族割)や、
普通に考えて必須なEZweb利用料金を合わせて、
基本料金を毎月2500円程度支払っています。
もちろん無料通話分も含まれています。

最近この費用を圧縮できないかと画策しています。
そこで、CMでやっている「シンプル980」プランについて調べてみました。

このプラン正確には「新シンプルプラン」の中の「プランSSシンプル」を
「誰でも割」を適用した際の料金であり、
当然2年間の契約縛りがあります。
ソフトバンクのホワイトプラントが無条件であるのとは大違いです。
さらに、「シンプル980」が適用されるのが、
今販売している携帯電話のうちの最新機種を購入する場合に限って
適用されるようです。

「フルサポートコース」で購入した場合、
2年経つと「シンプルコース」に変更できますが、
私は、昨年7月に現在の使用中のものに機種変更しました。
この時期は「買い方セレクト」も始まっておらず、
私は現端末を使い続けると高いままの基本料金を払い続けることになります。

また、私の「年割」は12月が区切りになっているので、
来年8月から11月までは他ユーザより余計に基本料金を払うことになります。

最新の機種に搭載された機能には食あたり気味で、
電話とメールとちょっとだけウェブ閲覧が出来ればいいやと思っている私は、
この先しばらく(LTEが出るまで?)機種変更する気もありません。
これでは到底納得できません。

まあ、LTE端末がいつ出るのかもわかりませんし、
その前に、現端末が壊れる、電池がへたることも十分あるので、
本当に一切買い換えないかどうかはわかりませんが、
とにかくそういう心意気は持っています。

ではどうすれば私は賢い消費者となれるのでしょうか?
ということで次回に続きます。

2008年8月23日土曜日

EeePC 901 カーアダプタ

EeePC 901が自動車の中でも使え(充電でき)ればあんなこともこんなことも出来る…
というような邪な(?)考えから
車のシガレットソケットから直接電源を取れるケーブルを作ろうか、
両方12Vだし、などと暢気に考えていたのですが、
そっち方面に詳しいエンジニア仲間のS氏曰く、
「電圧不安定だしサージとか来るしやめたほうが…」
との助言をいただきました。
そういわれると発電機がつながったりしてますし、さもありなん。

もっともお気楽な解はDC-ACインバータでAC100Vを作ってしまえばよく、
すでに所有しているので特に問題はありません。
しかし、それでは面白くないんですよね。

そうするとどうするかです。
単純にスパイクキラーやバリスタとポリスイッチ、
あるいはパワーサーミスタなんかを組み合わせればいいのかしら。
それでいいような気もしますが、
何か不安なのでレギュレータで安定させたい自分がいます。
とすると 12V-12V の DC-DC コンバータが必要ということになります。
しかも3A引けないと。

降圧のレギュレータだと出力電圧が下がりすぎてしまうので、
微妙に昇圧されせばいいかと思うのですが、
インターネット通販で探しても見当たらないんですよね…ちょうどいい石が。
まあ、コイルやら何やらでICの周辺部品をそろえるのも面倒だし、
などと自分を納得させる言い訳を考えながら
インバータで我慢する方向に傾きつつあるときです。
サードパーティー製のカーチャージャー for Eee PC 901-Xを見つけてしまいました。
お値段もまあ許せるレベル、買おうかどうしようか…
いやちょっと待った、そもそも車のなかでPC使うってレアケースか?


2008年8月22日金曜日

EeePCにACアダプタを

私はEeePC 901をほぼモバイル用途向けに購入しました。
付属のACアダプタはサイズは 85mm× 35mm× 26mmとかなりと小さく、重量も200g強しかありません。
それでもアダプタを常に持ち歩くのはあまりいい考えとは思えません。
私の普段の行動範囲内でPCを開くのは自宅と仕事場です。
この2箇所にアダプタを置いておけば、
他のほとんどの場所はバッテリ駆動で間に合います。
遠出するときなど、通常ではない場面ではアダプタを持ち歩けばいいことですから。

で、調べていると互換アダプタを発見しました。
しかし、私の中ではACアダプタといえば秋月電子通商なわけで、
12V3A品を物色すると約半額で購入できます。
ただし、DC側プラグの交換が必要ですので堅気な方は素直に互換アダプタを使いましょう。

さて、いつも思うのですが、秋月電子ではインターネット通販の支払い方法が代引きしか選択できません。
FAX注文については銀行振込みも対応していますが、いまさらFAXといわれても…
送料も500円必要ですので、安い部品を頼んだ日には送料のほうが高くつきます。
というような事情もあって、
秋月電子で買い物するときは使わないかもしれないものも買ってしまうので
かなりの無駄使いになることが往々にしてあります。
今回もそんなこんなでいろいろ買ってしまいそうな…
素直に互換アダプタにしておこうかな。


2008年8月21日木曜日

IPアドレスの求め方

Linuxのプログラム内で自IPアドレスを知りたいとき、
シェルスクリプトだとifconfigの結果をsedで加工して取り出したりします。
まあ、
ifconfig eth0 | grep 'inet addr' | sed -e 's/.*inet addr:\([^ ]*\) .*/\1/'

な感じでしょうか。
もしまじめ(?)に取得するなら以下のようにします。
#include <stdio.h>
#include <sys/types.h>
#include <sys/socket.h>
#include <netinet/in.h>
#include <ifaddrs.h>

int main(void)
{
struct ifaddrs *a,*b;
char ip[INET6_ADDRSTRLEN];

if(getifaddrs(&a)!=0)
return;
for(b=a;b!=NULL;b=b->ifa_next){
if(b->ifa_addr->sa_family==AF_INET6){
inet_ntop(AF_INET6,&(((struct sockaddr_in6*)(b->ifa_addr))->sin6_addr),ip,sizeof(ip));
printf("%s\t%s\n",b->ifa_name,ip);
}
else if(b->ifa_addr->sa_family==AF_INET){
inet_ntop(AF_INET,&(((struct sockaddr_in*)(b->ifa_addr))->sin_addr),ip,sizeof(ip));
printf("%s\t%s\n",b->ifa_name,ip);
}
}
freeifaddrs(a);
}

他にもこんな方法もあります。
#include <stdio.h>
#include <string.h>
#include <sys/ioctl.h>
#include <netinet/in.h>
#include <net/if.h>

int main(void)
{
int s;
struct ifreq ifr;
char ip[INET_ADDRSTRLEN];

s=socket(AF_INET,SOCK_DGRAM,0);
ifr.ifr_addr.sa_family=AF_INET;
strncpy(ifr.ifr_name,"eth0",IFNAMSIZ-1);
ioctl(s,SIOCGIFADDR,&ifr);
inet_ntop(AF_INET,&(((struct sockaddr_in*)&ifr.ifr_addr)->sin_addr),ip,sizeof(ip));
printf("%s\t%s\n",ifr.ifr_name,ip);
close(s);
}


ところで、VxWorks 6.x ではこんな感じですね。
#include <net/ifaddrs.h>
#include <netinet/in.h>
#include <arpa/inet.h>
void main(void)
{
struct ifaddrs *a,*b;
char ip[INET6_ADDRSTRLEN];

if(getifaddrs(&a)!=0)
return;
for(b=a;b!=NULL;b=b->ifa_next){
if(((struct sockaddr_in6*)(b->ifa_addr))->sin6_family==AF_INET6){
inet_ntop(AF_INET6,&(((struct sockaddr_in6*)(b->ifa_addr))->sin6_addr),ip,sizeof(ip));
printf("%s\t%s\n",b->ifa_name,ip);
}
else if(((struct sockaddr_in*)(b->ifa_addr))->sin_family==AF_INET){
inet_ntop(AF_INET,&(((struct sockaddr_in*)(b->ifa_addr))->sin_addr),ip,sizeof(ip));
printf("%s\t%s\n",b->ifa_name,ip);
}
}
freeifaddrs(a);
}

2008年8月20日水曜日

YoStore

EeePC 901には無料で利用できる20GBのオンラインストレージ"YoStore"が用意されています。
ただし利用する権利は登録から3年間だけのようです。
ここから専用クライアントをインストール必要があるのですが、
WindowsXPのエクスプローラからシームレスに使用できますし、
EeePCからだけではなく他のPCからでもアクセス可能ですのでわりと便利そうです。

ところで、利用を開始する際に少々迷いました。
EeePCにあらかじめインストールされていたYoStoreクライアントを立ち上げ
有効化にかかった際、
ウェブブラウザでアクティベーションのページが開かれたのですが、
アクティベーションコードの入力を求められ悩んでしまいました。
購入パッケージに含まれていると書かれていますが見つかりません。
ググッてようやく分かったのですが、
ユーザリファレンスの表紙にシールで貼り付けてありました。
全く、もっと分かりやすくしてほしいところです。


2008年8月19日火曜日

EeePC 901

EeePC 901買っちゃいました。
まだそれほど使ってはいませんが、なかなかよいですね。
少しばかり安くなっている EeePC 4G-X とどちらにするか迷いましたが、
本体サイズとLCDのサイズを鑑みて901を選択しました。
自宅ではバッテリ駆動時間がすっかり短くなったDELLの Inspiron 700m がありますので
901はほぼモバイル専用ですが、
SSDにより起動時間が早いのと片手で支えられるので活用範囲は広そうです。

それでは一応感想を。

画面は決して広くはありませんがわりと見やすいです。
バーチャルデスクトップユーティリティで4画面利用すれば十分なワークスペースを確保できます。
縦幅が600ドットしかない関係で固定サイズなダイアログボックスが扱いにくい場面もあるものの、
縦スクロール付き768ドット縦幅の解像度も選択できるのでカバーはできます。

CPUは Hyper Threading なAtomですが、Celeron M 1.3GHz を常用している私には過ぎた性能です。

キーボードは最初から期待はしていませんでしたから問題ないといえばそうなのですが、
カーソルキーの小ささと漢字キーの配置はつらいものがあります。
まあ慣れればいいことです。
タッチパッドはサイズは十分ですが2本指のスクロールがやりにくく
クリック感もいまいちです。
マウスはついていますが持ち歩くのも邪魔になりますし、
まあ我慢すればいいのです。

Windows XP Home は軽くて快適で、メモリは標準の1GBで問題ありません。
ストレージの12GBは構成と容量に難があるといえばありますが、
そこは割り切って使えば言い訳ですし、多分十分足ります。
まあ、データ置き場として購入してからずっと使っていなかった玄箱(NAS)を使うことにし、
live.comのskydriveやasus純正オンラインストレージYoStoreなどもあわせて活用するつもりです。
本体内蔵ストレージが足らなくなっても、
SDカードやUSBメモリ、最悪2.5インチの外付けHDDもありますし、
サードパーティー製の換装用SSDドライブも販売されそうですので
保証範囲内で何とでもなるでしょう。
ちなみに保証期間が過ぎたあかつきには、
USBメモリ内蔵化の改造はすることでしょう。
いや、それまで待てないかも…

バッテリーはスペックでは8時間程度は持ちそうで十分ですが、
バッテリーパックの出っ張りはやや気になります。
ACアダプタはわりと小さく、ACケーブルもその辺で手に入るめがね型のソケットが流用できますし、
出力が12V3Aなので、車では直に電源が取れそうですし、
予備アダプタも調達できそうです。

Bluetoothが内蔵されているので
ヘッドセットの使ってみましたが、
音が鳴っていないときは接続が切れてしまうようです。
電池節約にはなりますが、
ヘッドセットが接続と切断のたびに通知音を鳴らすのでかなりウザイです。
これは何とかならないのでしょうかね。

これから使い込んでいきますので
いろいろ不満点が出てくるかもしれませんが、
今のところ好印象です。
時が来れば改造ネタをここで披露することもあるかもしれません。
期待せずに待っていてください。


2008年8月10日日曜日

dhcpサーバのコントロール

linuxで動いているdhcpサーバのオプション設定等を簡単に変更したい要求があり、
いろいろと探しましたがそんなのもはなさそうなので自分で作りました。
何かの参考になれば幸いです。
なお、もう数年安定動作をしている
Turbolinux 8.0
で動作確認をしています。
他のディストリビューションを利用されている場合は
ディレクトリ名等を適宜読み替えてください。

まずはdhcpd-webint.tar.gzをダウンロードして、
dhcpdの動いているサーバの /tmp
にでも放り込んで、
ルート権限で以下を実行します。
# cd /var/www/html
# tar zxf /tmp/dhcpd-webint.tar.gz
# chown -R nobody:nobody dhcpd
# chmod -R 644 dhcpd
# cd /etc
# chmod 666 dhcpd.conf
# chmod 640 sudoers
# echo "nobody ALL=NOPASSWD:/etc/init.d/dhcpd" >> sudoers
# chmod 440 sudoers

この後、webブラウザでこのマシンのdhcpdディレクトリを見ます。
"/etc/dhcpd.conf"の編集と"dhcpd"のコントロールが出来るはずです。
動かなければ自分でデバッグしてください。

なお、IPアドレスのリース状況を見たいなら
dhcpstatus_0.60.tar.gz があります。
私は長年これとは別の dhcpdlog.cgi
を使っているのですが、
どこから落としてきたのかわからないのです…

2008年8月9日土曜日

Zaurus ダイアルアップbluetoothルータ

出先等でよく
    PHS + Zaurus -> USB
    PHS + Zaurus + USB-LANアダプタ ->
LAN
    PHS + Zaurus + USB-LANアダプタ + WLANアクセスポイント ->
WLAN
のようにルータを構成して
PC(Windows)をインターネットにつないだりしていますが、
どれも一長一短なんですよね。
Windows
Vista
で使えないとか、
ケーブルでつながってるとか、
機器がたくさんいるとか、
外部電源が必要だとか。
いろんな意味で何とかしたいと思っていましたが、
最近新しいノートPCを物色中で、
    PHS
+ Zaurus + USB-bluetoothアダプタ ->
bluetooth
で接続できるようにしてみようと思い立ちました。
なぜかUSB-bluetoothアダプタが3つも手元にあり、
しかも最近使っていないので
こいつらを有効に使おうという趣旨でもあります。

さて、まずは以下のファイルをネットで探してインストールしましょう。
    bluez-libs_2.23_arm.ipk
    bluez-utils_2.23_arm.ipk
    hci-usb-2.4.20.tar.gz
    bluez_zaurus_2.12_2.4.20_alpha4_arm.ipk
私はこの順にインストールしました。
*.ipkは普通にインストールすればいいですが、
最後のファイルはインストール時にファイル名について怒られるので、
指示に従ってファイル名を変更して再度インストールを試みます。
また、*.tar.gz
なファイルはPCで展開して
そのディレクトリ構成になるようにファイルをコピーします。
多分、ルートディレクトリで"tar
zxf"すれば問題ないと思います。

次にUSB-bluetoothアダプタを挿してみましょう。
私はISSCの型番不明品を使っています。
もちろんZaurusに接続する場合は専用のUSBホストケーブルが必要です。
以前自作方法についてここに投稿していたような気もします。

最後に論理的につなぐ方法ですが、
bluetoothのPAN(パーソナルエリア)を利用します。
あらかじめZaurus側で細工をしておく必要があります。
コンソールを開いて以下を実行します。
    su
-
    bash
    /etc/rc.d/init.d/bluetooth start
    sdptool add GN
    pand --listen
-s
接続はPC側からペアリングをかけ、PANで接続します。
そのときのPIN(セキュリティーコード)はデフォルトで"1234"になっています。
接続が完了すると、
PCのbluetoothネットワークインターフェイスがIPアドレス取得にかかるので
確定するまでしばらく待ちます。
DHCPサーバがない状態なのでclass
G("クラス
ゲイツ"らしい)な
169.254.*.*が割り当てられるのを待ちます。
今度はZaurusの操作です。
bluetoothによるPAN接続が確立していると
ネットワークインターフェイス"bnep0"が現れているはずなので、
    ifconfig
bnep0 169.254.1.1
up
などと実行し、PCと同一サブネットになるようにIPアドレスを設定します。
これで、PC-Zaurus間でのネットワークが確立できます。

ただし、この時点ではピアツーピアの接続でしかありません。
Zaurusをルータとしてして活用したいならさらに以下の操作が必要になります。
Zaurus側ではWAN接続を確立し、ルーティング出来るように各種設定を実行します。
このあたりは以前投稿した記憶がありますので、
過去記事でも見てください。
PC側では、DNSサーバのアドレスをして実在するもの手動設定し、
さらにデフォルトゲートウェイをZaurus(先の例なら"169.254.1.1")に
設定する必要があります。
前者はコントロールパネルの[ネットワーク接続]から
あらかじめ設定しておくことが出来ますが、
後者に関しては毎接続後に
    route
add 0.0.0.0 mask 0.0.0.0
169.254.1.1
のようなコマンドを実行しなければなりません。
本当は、ZaurusでDHCPサーバを立ち上げて、
PC側の操作の自動化をしようと思ったのですが、
"bnep0"インターフェイスの出現のタイミングがよくないのと、
PCのIPアドレスを固定にするとなぜか調子が悪くなるので、
それはあきらめ、
試行錯誤の結果この手順に落ち着きました。

さあ、これで準備は整いましたが、
新しいPCは何を買おうかな。
DELL
XPS M1330, EeePC 4G-X, EeePC 901 と悩んでいましたが、
最近は DELL E
の発表待ちになっています。

ところで、今回の手順は私の環境のみでしか試していません。
何の保証もしませんので、あらゆるリスクは各自で負ってください。

2008年8月8日金曜日

トランジスタ技術2008年8月号

少し前に本屋さんで トランジスタ技術 の 2008年8月号 を購入してしまいました。
別に買う気もなかったのですが、
例によっておまけの電子基板を見て思わず…
NECエレクトロニクスのμPD78F0730の開発ボードです。
正直この手の物は用途が見つからず、
結局一度も火を入れずにほったらかしということがほとんどです。
しかし、今回は用途が見つかるかもしれません。
今、EeePC 901 を買おうかどうか迷っているのですが、
入手した場合の改造ネタにできそうなんですよね。
内部に埋め込んで、他の埋め込んだUSB接続機器の電源管理や、
照明用にLEDをつけてその制御に利用したりしようかと思っています。
ただし、EeePCの購入はまだ決定していませんので。

2008年8月6日水曜日

iPhone 安くなったけど…

本日発表がありましたが、
ソフトバンクモバイルの提供するiPhone向けのプランが見かけ上安くなり、
より契約しやすくなりました。
定額データ通信のシステムが、他キャリアが提供するような二段階制になったためで、
ベビーユーザには全く関係ないけれど、
ライトユーザや無線LAN経由でしか使わないというような方にとってはお得になります。
きっと思ったほど売れてないのでてこ入れした、
とうのはうがった見方なのでしょうか。

このニュースを見て一瞬ほしくなりましたが、冷静に考えて却下です。
iPhoneはある意味便利なのですが、ぜんぜん自由じゃないんですよね。

Blutoothはついていますがサポートしているのはハンドセットプロファイルのみ、
アプリケーションを開発できますが、Intel MAC + Leopard 必須、
予備電池への交換不可、
携帯電話の癖にPCに接続してモデムとして使えない、
NetShareでW-CDMAの回線を無線LAN経由で他機器からネット接続できるもののhttp(https)通信のみ、
擬似マルチタスクでもないシングルタスク、
タッチパネルを使ったUIは使い易そうですが各アプリの機能の不足、
日本語入力のやりにくさ、
結局できるのはネットサーフィン等のありきたりなことだけですし。

まあ、私にとってはということなので反論はしないでください。

2008年8月1日金曜日

地デジフルセグチューナーハックの行き先

昨日触れた地デジフルセグチューナーについてですが、
大きな影響が出ているのでもう一度触れておきましょう。

これは SKNET の Monster TV HDUS (SK-MTVHDUS) という
USB接続タイプのPC向け地デジフルセグTVチューナで、
改変されたドライバを導入することで、
暗号化を解いた映像データを保存できるというハックです。
保存したデータはもちろんコピーし放題です。
つまり、これにより不正流通が可能になるということです。

ただし、不正コピーを可能にする事象はこれがはじめてではありません。
しかし今回問題が大きいのは、非常に簡単に行えるということです。
今までであれば、ある特定の機材や複数の機材の組み合わせが必要であったり、
ハードウェア的な改造を施すことで何とかしたり、
復号化の肝であるB-CASカードを別途準備しなければならないなど、
普通の人にとって比較的高いハードルがあったのですが、
ドライバの改造用パッチを入手するだけで済んでしまうお手軽さがあります。
結果、問題のチューナは販売停止となってしまいました。
株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズからの明示的な、
あるいは無言のプレッシャーがあったのかもしれません。
一応、一時的ということにはなっていますが、
少なくともファームウェアの改変と書き換え、対応するドライバの作成が必要で、
おそらく型番変更や、B-CASカードを供給してもらうための審査も必要でしょうから、
相当の時間がかかるのではないでしょうか。

この騒動で心配になるのは今後の展開です。
そもそもPC用の地デジチューナの単体販売はつい3ヶ月ほど前に解禁になったばかりで、
コンテンツ保護のためにかなり厳しい技術的条件が課されているようです。
今週、あるいは年末に向けて次の世代の製品開発が進んでいるものと思われますし、
ダビング10に関連して編集についても可能になると聞いたような気もします。
それらに対して水を差すようなことになるかもしれませんし、
それでなくても販売成績がよくないらしいので、
製品カテゴリ自体が縮小していくことも考えられます。
B-CASカード添付のための審査がより困難になったり、
現在検討されているカードいらずなソフトCASの実現が見送られる可能性もあるかもしれません。
なんだか、よりめんどくさい将来が待っているような…

ところで、件のチューナが売れに売れている(売れていた?)ようです。
素朴な疑問ですが、
みなさんそこまでしてコピーフリーで残したい地デジの番組ってあるのでしょうかね。