2011年8月31日水曜日

プロジェクトマネージャ受験したものの…

毎度おなじみの年中行事になっている
情報処理技術者試験の春期受験は、
3月の東日本大震災の影響で2011年7月へと延期されましたが、
私はプロジェクトマネージャを受けました。

私の正確で行くと
人や金の管理なんぞくそっ食らえといいたいところですが、
世知辛い世の中、そうもいかないところもあって、
まあ受けてみようかと。

受験した感触では、
午前Iは免除で関係ないですし、
午後Iは多分できたような気はしましたし、
午後IIの論文は自分ではまあまあ書けたつもりで採点官次第かなと。
合格は五分五分ぐらいかなとは思っていました。

が、合格発表後、待てど暮らせど合格証書が届きません。
一応IPAのサイトで確認すると不合格であることがわかりました。
しかも、午前IIが合格点に届いていないというお粗末さ。
たしかに、購入したテキストで午後Iは重点的に学習し、
午後IIは過去問で数本論文を書く練習をしていたのですが、
午前IIでつまずいたため採点もされていないという悲しさ。

今まで高度試験でも午前IIの勉強って
ほとんどしたことがなかったのですが、
今後は心を入れ替えて望みたいと思っています。

早速この秋のITストラテジストの試験では
午後の参考書に加え午前の参考書を読破しようかと。
ただし、午前にかける時間はそんなにいので薄い本で。

2011年8月30日火曜日

香港旅行2011 後記 - その14 免税店

香港国際空港の出発ロビーは非常に広く、
免税店がたくさんあります。
ブランド物から酒やタバコまで免税店らしいものがたくさんあります。
私が行ったときはまだオープンしていませんでしたが、
フェラーリの公式グッズ店もできるようでした。
尖沙咀のDFS(Duty Free Shoppers)には化粧品と一緒に香水は売っていましたが、
酒はここでしか見ませんでした。
高級ブランデーなんかはここで買いましょう。
いかにもお土産物っぽいものもあるので、
ここで外貨を使い切ってしまうというのが旅行者の義務みたいな物ですね。
私も無理やり使ってきました。
ただ、HK$10の札はしおりとして使おうと結構持って帰ってきてしまいました。
香港政府が発行している赤くて真ん中が透明な新札(?)は、
見た目にもきれいなもので。

2011年8月26日金曜日

EZ WIN オプション解約

2011年7月からキャリア間ショートメール(auでいうCメール)が送受信可能となったので、
315円/月の節約のため"EZ WINオプション"を解約しました。
1年で4000円弱浮くことになるので、
独自ドメイン維持費にでもまわそうかと。
まあ、これでいわゆる携帯メールは使えなくなりましたが、
どうせスマートフォンとの2台持ちなのでメールやネットサーフィンはそちらで。

ところがひとつ困ったことが…
"EZ WINオプション"を切ったことにより、
それまで使っていた"@ezweb.ne.jp"のメールアドレスが無効になったのですが、
そのメールアドレスが自局情報に残ったままなんですよね。
消すことができません。
auやauショップで確認したところやっぱり消す方法はないとのことです。
これでは赤外線でメールアドレス交換なんてときに、
いちいちそのメールが無効であることを説明しなければなりません。

ただし消す方法はないことはありません。
このメールアドレスはSIMカードに書き込まれており、
SIMカードを再発行してもらえば結果的に消えてなくなります。
が、手数料2100円が必要です。
315円/月の節約のために2100円払うというのはどうもねぇ。

そういうことならいいタイミングでSoftbankにでもMNPしましょうか。
iPhone4の廉価版が出るというようなうわさもあるようですし。

2011年8月25日木曜日

個人用情報端末はどうなっていくのか

先週、Google+Motorola とか HP-PC-WebOS のニュースがありました。
そこで、スマートフォンやタブレットやPCのような
個人が使用する情報端末が今後どうなっていくのか
私なりに考察してみることにします。

半年前の投稿で将来的には
PCはIntel(AMD) CPUでWindows、MAC OS X、GoogleのLinux+Qtの、
タブレットとネットブックはARMでWindows、iOS、Androidの、
スマートフォンはARMでWindows Phone、iOS、Androidの三つ巴の争い、
と書きましたが今も基本的にはこの考えから変わっていません。

PCでは性能的にも互換性からいっても今後の進化の可能性から言ってもx86(x64)一択です。
NVIDIAがARMをパワーアップしてGPUを組み合わせるような話をしていますが、
PCに使う予定はないと明言していますし、
今のところはわざわざ使う意義もありません。
OSとしてはWindows、MAC OS X、Linux 以外の選択肢が
いまさらメジャーになるとは思えません。
もしGoogleがPC用に何かを担ぎ上げるとすれば
Linuxベースであることは確かで、
その上にプラットフォームとして実績のあるQtをかぶせるのではないかと。
MeeGoっぽくなってしまいますが。
もっと簡単なケースだとUbuntuを傘下におさめるなんてのもあるかもしれませんが、
HTML5なWebアプリだけで相当なことができるこのご時世、
Ubuntuほど大きくて複雑なシステムを搭載する必要はないと思います。
Webアプリでは足りない部分をQtで補うのがGoogleっぽいかな。
別にGoogleが担がなくてもLinuxは現状でかまわないと言う方も多いでしょうが、
開発用ホストという面でGoogleが提供して普及がかなう標準的な環境がほしかったりします。
サーバ用途にはGentooが好みですが、
デスクトップだとUbuntuでもCentOSでもそれぞれ長短所ありというかんじで。

タブレットについては、正直AndroidとiOSは向いてないと思います。
ネットサーフィンしたり、簡単なゲームをしたりする分にはそれでも十分ですが、
それ以上のことをやりたくなるとできない、あるいは使いにくいですし、
できてもアプリ購入に結構なお金がかかります。
Windowsと違ってフリーソフトは出来がよくないんですよね。
もちろんタブレットは割り切って使うことが前提で、
私もそうしてiPadを使っていますが、
やはり完全にPCの代わりになればそのほうがうれしいですし、
Windows8+ARMが入手でき、.Net Framework 上でx86向けのソフトと互換性が取れるようなら
個人的にはこちらに流れるでしょう。
Visual StudioやCygwinがインストールできてセルフビルドできるようだとなおよいですね。
なんならQt Createrも動けば完璧です。
Windows8タブレットがこういう展開でくるなら非常にうれしいですね。
今後詳細が明らかになってくるはずですので注視するつもりです。
ちなみにそういう流れになって、
AppleがMac OS X をiPadに落とし込んでくるようなことがあれば、
それはそれで興味があります。

ちなみに、割り切ったタブレットという意味では
グローバルで対応すべきハードウェアの種類が少なく
アプリケーションの開発負担が小さいiOSは、
最適化されたアプリケーションが多く集まり使い勝手はいいと思います。
しかしAndroidは…
私としてはAndroidのスマートフォンとタブレットを、
Motorola Mobility(Google)が開発したものがAndroid、
その他メーカが作ったものはAndroid互換機として区別することを提案します。
かつてIBMのPC/ATに対して他社のものがAT互換機と呼ばれたように。
Androidという名称をそのように使うのに抵抗があるなら、
NexusとNexus互換機という呼び方でもいいかもしれません。
なんならMotorola Mobilityの社名を
Nexusに変更してもいいのではないでしょうか。
閑話休題、とにかく今のひどいフラグメンテーションを何とかするために
アプリケーションの開発ターゲットをAndroidだけに絞れるようなことを
考えたほうがいいと思っています。
icecream sandwich で何か対策をするようですが、
仕組みをどうにかするよりも、
デザインを最適化するほうがアプリケーションは使いやすくなるものなのです。

スマートフォンについては事実上iPhoneとAndroidの一騎打ちであることに
間違いはありませんでした。
そのなかでWindows Phoneがシェアを獲得するには
NokiaとTIのSoC部門を買収して完全垂直統合に持っていき
上から下までラインナップをそろえて世界的に販売するしかないと思っていたのですが、
GoogleのMotorola Mobility買収で状況が変わってきました。
NokiaはWindows Phoneの専業、
Motorola MobilityはAndroidの専業になるのでしょうが、
SamsungやHTCやSony Ericssonはどちらか一方に肩入れするのではなく、
AndroidとWindows Phoneの二面作戦をとってくると思います。
というか選択肢が少ない中そうぜざるを得ないのではないでしょうか。
MeeGoやWebOS、あるいはSimbianを買収なんていう
ウルトラCも考えられなくはありませんが…
個人的には3G(4G?)接続による常時接続が前提のスマートフォンなら、
何もかもウェブアプリになってもかまわないと思っています。
すなわちプラットフォームはなんでもかまわないと。
実はAppleもGoogleもMicrosoftも本音ではそうなのではないでしょうか。
3社ともすでにクラウドの側にいますし。

そんなことを考えていてふと思ったのは、
GoogleはAndroid部門を切り離してMotorola Mobilityとくっつけ、
組織的には完全に切り離してしまうのではないかと。
買収に要した金額が半端ではなく、売却とかMBOとかは厳しいので、
資本関係は保持したままとなるでしょうが。

2011年8月24日水曜日

2011年10月1日のBSデジタル再編

去る7月24日に停波したBSアナログ放送のWOWOWの跡地に、
新たにWOWOWのハイビジョンが2チャンネルが入り、
WOWOWは10月1日からハイビジョン3チャンネル体制へと移行します。
これにより月額料金はどうなるんだろうと疑問でしたが、
どうも価格は2415円/月で据え置きっぽいです。
それはうれしいことなのですが、ひとつ問題が…

WOWOWで見たい番組が重なったらどうするかということです。
WOWOWの契約はB-CASカードに紐付けされており、
DTV-X900で見る、あるいは録画しています。
同時にBSデジタルで観たい番組があるときは、
そちらはテレビでリアルタイムで観るか、
テレビのチューナとD-VHSデッキの組み合わせで録画します。
ちなみに、地デジはPS3+torneでの録画がプライマリーです。
10月1日にWOWOWが3チャンネル化しても現状では同時に1チャンネルしか観れません。
WOWOWシネマの映画に関しては見逃しても再放送があることも多そうですが、
WOWOWプライムのドラマなんかは再放送が相当先になることもあり、
さらにWOWOWライブのスポーツ中継など再放送されない番組も多々あるでしょう。

それを解決する手段としては契約を追加して
WOWOWの観られるB-CASカードを増やすというのも手です。
幸い追加契約は945円で済みます。
これまた幸いLT-H91DTVも持っていますし。
まあ、1年で1万円、5年で5万円経費が増えることになりますが。

ところが本日新情報が。
10月1日に放送開始する"BSスカパー!"がなんと1年間無料で見られると発表がありました。
最初の10日間はノンスクランブル放送で、
その後はスクランブルがかかりはしますが
B-CASカードを登録することで解除できるようになるようです。
もちろん1年間は料金は発生しません。

今のところその他の有料な新BSチャンネルの無料での放送は公になってはいませんが、
私の環境では10月からの1年間、
少なくとも4チャンネルをB-CASカードに紐つけることになりそうです。
"BSスカパー!"はありったけのB-CASカードを登録できるかもしれませんが、さすがにねぇ。

そんなことを考えているとダブル(トリプル)チューナー搭載のBDレコーダーに
投資するという選択肢も俄然現実味があります。
価格的に許せるのはDIGA DMR-BWT500REGZA RD-BZ710ぐらいでしょうか。
とりあえず10月になってから考えようかと。

2011年8月23日火曜日

香港旅行2011 後記 - その13 交通機関とオクトパス

非接触型の切符というとsuicaを思い出しますが、
その搭乗よりも前からあったのがオクトパス(Octopus)です。
オクトパスは日本でいうまさにsuicaで、
MTR、バス、トラム(ピークトラムは除く)の乗り物系はもちろん
セブンイレブンなどでも使える非接触式プリペイドカードです。
大人の場合HK$150支払ってHK$100分チャージしてもらえます。
小銭を気にしなくてもよく便利なので空港到着時に買ってしまいましょう。
残りのHK$50はデポジットで、suicaで取られる500円の保証金と同種のものです。
オクトパスを返すときにもどってきますが、
うまく使って残金を低くし、旅の思い出にとって置くのもいいですね。

2011年8月19日金曜日

XS35GTでWindowsXPとUbuntu

高機能ルータっぽいネットワーク機器というか、
バックエンドのサーバのような使い方がしたいなと思ってXS35GTを買ってしまいました。
これに手持ちの2.5インチ SATA HDDとDDR2-667のSO-DIMMを組み込んでとりあえず動いております。
EeePC 901X に最初から刺さっていた1GBのメモリを使うつもりでしたが、
XS35GTがメモリを認識できないっぽく、リブートを繰り返して全く立ち上がらなかったので、
EeePC 901X に挿していた2GBのDDR2メモリをXS35GTにつけてEeePC 901X は標準の1GBに戻ってしまいました。
ちょっと誤算です。
ちなみに高機能ルータのような使い方ならXS35のほうが
安いし必要十分じゃないかとつっこまれそうですが、
私はHDMIが好きなんです。
ただそれだけの理由でXS35GTを選択しました。

さて、これにWindowsを入れる気はさらさらないのですが、
万一に備えて私の好きなWindowsXPがちゃんと動くかどうか見てみようと思い、
WindowsXP(x86)とUbuntu10.10(x64)のデュアルブート環境を構成してみました。
ただし、XPのライセンスのあまりはないので
インストール後に削除しています。
そのときのことを以下に書き残しておきます。

最初にWindowsXP(x86)をインストールします。
BIOSでSATAをIDEモードにし、
USB接続のDVDドライブを接続してWindowsXPのCDからブートして、
HDDの先頭に適当なサイズのパーティションをきって
特に何も考えずにインストールします。
続けてSP2をCDからインストールします。
次に本体付属のドライバDVDから[Auto Install Driver/Utility]と[Install Nvidia VGA Driver]を実行し、
各種ドライバをインストールして有線LANが動作するようにし、
Windows Update でSP3やら何やらをインストールして
とりあえず問題なく動作するようにはなります。

このままでもいいのですが、
せっかくなのでSATAをAHCIモードで動作するようにします。
http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?agr=Y&DwnldID=18859&lang=jpn から
iata96cd.exe をダウンロードして実行すると多分エラーが出るので、
c:\windows\temp にできているIIF2ディレクトリをどこかにコピーしてから、
iata96cd.exe を終了します。
次にデバイスマネージャの
[IDE ATA/ATAPI コントローラ]-[Intel(R) N10/ICH7 Family Serial ATA Storage Controller -27C0]
のコンテキストメニューから[ドライバ更新]を選び、
各状況で、"いいえ、今回は接続しません"、
"一覧または特定の場所からインストールする"、
"検索しないで、インストールするドライバを選択する"を選択して進んでいく。
[互換性のあるハードウェアを表示]のチェックを外して
[ディスク使用]をクリックし、
[製造元のファイルコピー元]に先にコピーした"IIF2\Drivers\x32"を指定して
"Intel(R) ICH7R/DH SATA AHCI Controller"を選択すします。
ドライバの更新警告ダイアログが出てもそのまま突き進みます。
再起動してBIOS設定でSATAを[AHCI]に変更すればこれで完了です。

HDMIからオーディオ出力させるには
[コントロールパネル]の[サウンドとオーディオデバイス]で
[オーディオ]タブの[音の再生]の[既存のデバイス]を
"NVIDIA High Definition Audio"に設定し、
同じく[音声]タブの[音声再生]の[既存のデバイス]を
"NVIDIA High Definition Audio"に設定します。

無線LANについては[ControlAP]ユーティリティを実行して[Wireless]をクリックし、
[デバイスマネージャ]で"Realtek RTL8191SE Wireless LAN 802.11n PCI-E NIC"のドライバをインストールすれば使えるようになります。
なおこのドライバはWindows Updateから入手できました。

今度はUbuntuをインストールします。
http://www.ftp.ne.jp/Linux/packages/ubuntu/releases-cd/10.10/ のあたりから
ubuntu-10.10-desktop-amd64.iso ぐらいをダウンロードしてDVDに焼き、
このDVDからブートします。
あとは流れに沿ってインストールしていけばいいのですが、
HDDの第二パーティション(/dev/sda2)を基本パーティションで128MBのext2として
/bootにマウントするようにし、
あとは2GBのスワップ領域と適当なサイズのext4な/を論理パーティションとして作成するようにします。
OSのインストールが終われば、
WindowsXPとのデュアルブート環境が出来上がっています。
なお、Ubuntuから内蔵無線LANを利用することは出来ていません。
ただし私は有線LANしかつかわないので関係ありません。
ついでにHDMIからの音声出力にも成功していません。
これについてもSSHやVNCでログインすることがメインですので
私にとってはたいしたことではありません。

ここまでの作業でも特に問題ないのですが、
grubからWindowsを動かすのはいやだというなら、
私も愛用しているマルチ・ブート・マネージャを使ってみるのはいかがでしょうか。
これをインストールする前に
Ubuntuを立ち上げて

$ sudo su -
# grub-install --force /dev/sda2

を実行しておかないと不幸になります。
さて、私はver 0.38をCDブートできるようにしたものを自作していますが、
本家には最新版のCDブートイメージも配布されていますね。
まあとにかくそのCDでブートしてメニューからインストールを選び、
HDDから再起動してわかりやすいようにメニューを編集すれば完了です。

うーん、簡単ですね。
くれぐれもライセンス違反にならないようにお気をつけください。

2011年8月18日木曜日

Google の Motorola mobility 買収に思うこと

Googleのお買い物です。
Motorolaの携帯電話事業Motorola mobilityを買っちゃいました。
日本円で一兆円ぐらいでしょか。
いくらなんでも高すぎるような気もしますが、
金持ちGoogleには許容範囲ということなのでしょうか。
Google的には特許紛争の武器のためと公言しているようですが、
資産だけのNortelの件と違って事業会社ですから、
売り上げと利益を稼がなければならず、
しかもGoogleの事業では異質の製造業、
さらにはすっかり不調に見えるMotorolaの携帯電話事業ということで、
前途多難のように感じているのは私だけなのでしょうか。
Motorolaの携帯電話をなんとかするために
Androidを無理やり進化させるというような事態もいかにもありそうです。
いろんな意味でSony Ericsson買った方がよかったような。

この一年、IS01とかGalaxy miniとかiPadとか使ったり、
いろいろ見たりして感じるのは、
AndroidはPC-ATになってほしいということです。
日本で販売されているような変なAndroidスマートフォンではなく、
何の変哲もないグローバル端末に、
そしてノートPCのように画一的になってほしいものです。
メーカーの色はまったく出してほしくありません。
プロセッサ、アーキテクチャも含めてハードウェア的にも標準化して、
各端末メーカが独自に提供するのはデバイスドライバのみとしてほしいですね。

そこで私が提案するのはGoogleのQualcomm買収です。
4GがLTEで決した今、Qualcommはチップメーカの色合いがますます強くなっていますし、
それによってGoogleのスマートフォンの垂直統合が達成されます。
時代はウェブシステムを使ったクラウドにシフトしていますし、
他メーカーのことなど考えずに買っちゃうのもまたいいのかもしれません。

2011年8月16日火曜日

飲み会の日程調整をGoogle Docsで

非常に久々に飲み会の幹事をすることになって、
日程調整しなければならなくなったのですが、
返信メールがたくさんくると面倒なので
ウェブアプリ、というかGoogleDocsで済ませてしまうことにしました。

これ結構簡単にできて、GMailにログインして[Documents]をクリックし、
[Create New]から[Spreadsheet]を選択して、
[Share]をクリックしてタイトルを決めればサイトの完成です。
もう一度[Share]をクリックして
"Private - Only the people listed below can access"となっているのを
[Change]で[Anyone with the link]を選択すれば、
URLを知らせた人からアクセスできるようになります。
なお通知するのは[Link to share]にあるURLです。
まあここは幹事が見れればいいページなのですが。

次に[Tools]-[Form]-[create a form]で
フォームを開いて、テキストボックスやチャックボックスを配置して、
回答者が簡単に入力できるようにし、
[Require ****** sign-in to view this form.]のチェックを外せば完了です。
ここでの入力結果がスプレッドシートに追加され、
幹事の手間がひとつ省けてとっても便利です。
[You can view the published form here:]にあるURLを教えて、
みんなに入力してもらいましょう。

ところでこの入力ページはPCだけでなく携帯電話からもアクセスできます。
ただし例外があって、
auのezwebブラウザからは証明書の関係でアクセスできないんですよね。
そういうときはPCサイトブラウザを使ってもらいましょう。

2011年8月15日月曜日

香港旅行2011 後記 - その12 ビクトリアピーク

香港の夜景は今はどうかわかりませんが、
かつては100万ドルの夜景と呼ばれており、
その100万ドルとは一晩の電気料金だったと聞いたような気がします。

それは置いておいて、写真や絵葉書でも定番なのは、
尖沙咀から香港島、特に中環方面を見たところと、
香港島のビクトリアピークからの眺めで決まりです。
ということでビクトリアピークに登ってきました。

MTRの中環駅の中国銀行方面の出口(はっきり覚えていませんがJ2かJ3)から
地上に出るとちょっとした庭園みたいになっていて、
"PEAK"と書かれた目立たない看板があるので、
その方向に歩いていきます。
途中看板があるのでとにかくそれにしたがって20分ぐらい歩いていくと
ピークトラム(ケーブルカー)の駅があるので、それで山頂まで登ります。
往復運賃+スカイテラスの入場料でHK$70ぐらい取られます。
ちなみに交通機関はトラム以外にもバスやタクシーが使えますが、
折角なので往復で切符を買いましょう。
それから、20年前は遊歩道から夜景を眺めるようになっていましたが、
現在は立派な建物ができて、その屋上がスカイテラスになっているので、
ここから眺めましょう。

さて、私が登ったときは季節柄多少ガスっていましたが、
冬に来ると空気が澄んでいてきれいな夜景が見られると思います。
写真を撮る際は三脚か手すりで固定して長時間露光するか、
明るいレンズが必要です。
それから、夏でも思うより寒いので、
長時間過ごすならそれなりの格好をしていきましょう。
スカイデッキのある建物にはべたなお土産が結構あるので、
そういうものはここで調達するのがいいかもしれません。
建物でもうひとつあげるとなぞの「すいかレストラン」があります。
多分「すかいレストラン」と書きたかったのでしょうが…

トラムで下るとバス停があるのでこれで中環のスターフェリー乗り場までいけます。
私が乗ったのは偶然にもオープントップな2階建てバスでした。
ビジネス街なのでよくテレビで見る彌敦道のような迫力はありませんし、
夜景もたいしたことはないですが、
観光客向けに走っているのでしょう。
やっぱり夜景は遠くから見るに限ります。

2011年8月12日金曜日

App Store の値下げで iTeleport Jaadu VNC を購入

少し前にAppleのApp Storeの価格改定が行われ、
アプリケーションが随分安くなりました。
多分円高差益還元ということでしょう。

ということで、ちょっと高いので躊躇していた
"iTeleport Jaadu VNC"を購入してみました。

"iTeleport Jaadu VNC"ではWindowsとMacに関しては
支援ユーティリティがあり、
Googleアカウントを使って自動的に接続先が一覧できますが、
[Manual]メニューから[+]をタップすることで、
VNCサーバを手動で登録することもできます。
使い勝手については、特にマウス操作でiOSぽくなく癖があります。
設定でiOSぽくもできますが、
よくよく使ってみるとデフォルトの方が操作しやすかったりします。
右クリックやドラッグもでき、機能的な不足はなさそうです。
さすが高いだけありますね。
現在VNCクライアントは"iTeleport Jaadu VNC"と"iSSH"を購入しましたが、
どちらも結構使えてお勧めです。
まあ、VNCクライアントに重点をおけば"iTeleport Jaadu VNC"、
sshクライアントに重点をおくなら"iSSH"ですね。
今後はこれに加えて無料の"Mocha VNC Lite"と
"Wyse PocketCloud"を使い分けていこうかと。

2011年8月11日木曜日

au IS01 購入から1年

au IS01 を購入してから1年経ったので
電池パックを1つもらって、
「安心ケータイサポート」をきりました。
これで1年後の解約、
あるいはMNPまでユニバーサルサービス料のみの支払いとなります。

もともと、PDAのZaurusの後釜に、
NetWalkerの代わりにIS01を選んだことから出発したのですが、
使い勝手の悪さから半年ほど前からほとんど使っていません。
iPadやGalaxy miniを手に入れてからはますます使う場面がなく、
家に置いたままにしています。

で、久しぶりにIS01についてネットサーフィンしていると…
仙石浩明の日記でカーネルの入れ替えが紹介されているのを発見しました。
今度やってみよっと。

2011年8月10日水曜日

Google Voice で電話をかけてみる

Google Voice によりPCのウェブブラウザから
日本の固定電話・携帯電話に電話がかけられるようになりました。
いわばSkype outのGoogle版ということになります。
価格は完全従量制で、日本の固定電話あてだとUS$0.02/分、
日本の携帯電話あてだとUS$0.11/分と、結構な安さです。
ちなみに料金はプリペイド方式です。
ただし、Google Voice Numberには未対応で、
Google Voiceでの着信はできず、
Androidスマートフォンでの発着信もできません。
とりあえず一歩前進ということで勘弁しておきましょう。

さて、私が行った設定方法についてご紹介しましょう。
なお、私の環境は Windows XP 32bit (SP3) で
ウェブブラウザに Google Chrome (ver13) を利用し、
Google Apps のアカウントを言語設定"英語(US)"で使っています。
もちろんGoogle Appsの管理権限は持っています。

まずGoogle Appsの設定を行います。
Google AppsのアカウントでGmailにログインして
[Manage this domain]をクリックし、
管理者として管理ページにログインします。
続いて[Organization & users]をクリックして
配下のドメインのどれかを選択して[Services]をクリックします。
"Filter services"と表示されたテキストボックスに"voice"と入力すると
[Google Voice]の設定項目が表示されるので
[ON]に切り替えて[Save changes]をクリックすれば完了です。

ついで各アカウントにて料金をチャージします。
Google AppsのアカウントでGmailにログインして
[Call phone]をクリックすると
ブラウザ内に[Call]ポップアップウィンドウが表示されます。
もしここで

Please [download the voice plugin] to make a call.

のような表示がされていたら、
クリックしてプラグインをインストールしましょう。
そして金額が表示されているところをクリックして
現れるメニューの[Add credit]をクリックすると
別ページが開き、ここからプリペイドの料金をチャージできます、
[Add credit]をクリックしてクレジットカードから
US$10チャージしましょう。
これで準備完了です。

Google AppsのアカウントでGmailにログインして
[Call phone]をクリックし、
ポップアップウィンドウのダイヤルキーで
電話番号を入れて[Call]をクリックすると発信できます。
手持ちのau携帯電話にかけてみると、
発信元が"通知不可能"と表示されてちょっと気持ち悪いですが実害はありません。
Google Voice側をADSL(実行速度は下り2Mbps、上り1Mbps)回線で試してみて、
どちらの方向でも約1秒の遅延がありましたが、
国際電話ぐらいに考えれば我慢はできます。
また、WAN回線をb-mobile SIM U300にして試してみましたが、
これはまったく使い物になりません。
というわけでブロードバンドにはGoogle Voiceはお勧めなサービスです。

ところでGoogle Voiceが真価を発揮するのは
日本でも Google Voice Number に対応できたときでしょう。
はやくそういう時代が来ないかな。

2011年8月9日火曜日

香港旅行2011 後記 - その11 北角・日本人学校中学部

今回の香港旅行での目玉の一つ、香港日本人学校のあたりに行ってみました。
かつて通っていた中学部です。
私が在学していた頃は「中等部」だったような記憶もあるのですが、
現在は「中学部」と名称が変わっているようです。
ちなみに当時小学部は香港島に1つあったのみでしたが、
現在は新界の大埔にも1つあるようです。

別に敷地に入ろうと思って行ったわけではないのですが、
中学部の門は堅く閉ざされていました。
当時はあけっぱなしだったような気もします。
周りの環境が激変していて中国系の学校が1つ増えてますし、
裏のほうには大学が1つ建っていました。
芝の生えたこのあたりの学校の共用っぽい運動場も隣にできていて
教育環境はよくなったのかもしれません。
当の中等部の校舎は20年前から全く変わっている様子がありません。
ホームページを見ると1982年からここに建っているそうなので
築30年ぐらいということになります。
在校生数を見ても当時とたいして変わってないので、
この規模でも十分ということなのでしょう。
ちなみにMTRの北角駅付近の大通りでタクシーを捕まえていったのですが、
「ポーマーサンドー ヤップンヤンンホウハウ」と言ったら
一発でちゃんと理解してもらえました。
学校にタクシーで行くことなんてほとんどありませんでしたが、
これは通じなかったことがないんですよね。
予断ですが自宅に帰るときの「コンポードー」は通じたことがありません。
いつも「廣播道」と書いた紙を見せていました。

さて、ついでですので先に出た北角について。
実はここにもほとんど行ったことがなかったのですが、
トラムの停車場あたりには昔の香港らしい市場が健在でした。
とりあえず束になったライチを購入しました。
ホテルに帰って食べたのですが、日本に来るのは冷凍物みたいなので、
生(だよな?)はやっぱりおいしいいですね。
ちなみに店員さんに聞いたところ台湾産だということでした。
いや、店の人には英語は全く通じなかったのですが、
見かねた英語の話せる広東人のお客さんが通訳してくれました。
多謝。

2011年8月5日金曜日

選択と集中、そして統合

今回は多少政治的なことも書きますが、
あくまでも私意見であるということをあらかじめ断っておきます。

昨日、日立がテレビの生産から撤退することが明らかになりました。
また東芝が携帯電話から手を引くことも明らかになりました。
そして今日のニュースによれば日立と三菱重工は経営統合するとかしないとか。
企業が、そして日本が世界からみて意義のある存在であり続けるために
いろいろなことが動き出しました。
いや、政治は動いていないか。

結局儲からないことは切り捨てて、
儲かりそうなところに投資をするという
至極真っ当な状況になりつつあります。
そして儲からないことの筆頭が
コンシューマ向けの完成品事業ということなのでしょう。

電機系でみるとコンシューマ向け完成品事業を大黒柱としている
ソニーやパナソニックは今後どんな手が打てるのでしょうか。
6重苦の真っ只中、選択肢はあまりないように思えます。

その中で政府が今打てるのがTPPへの加盟だと私は考えます。
国内の農業が打撃を受けるのは覚悟の上で。

日本に限らず世界的にみても昔は家庭、
あるいは集落単位で自給自足が実現していました。
その単位がだんだん大きくなり、
今や世界規模でしか自給自足できなくなっています。
いや、化石燃料という過去の貯蓄分を食いつぶしている現状を見るに
すでに自給自足も成立していないのかもしれません。

そして日本も自給自足には程遠く、
世界から見て特化した国にならなければ、
つまり企業がしているように選択と集中を考えなければ、
この先どうにもならなくなるように感じます。
TPPに加盟することによって
太平洋地域の中の日本として生き残るのは現実的な選択肢だと。

日本の貿易を考えたとき、
今の生活を維持するためには発電するためのエネルギー資源や
自動車を動かすための石油を輸入せざるを得ません。
もちろん、江戸時代のような生活をすれば輸入しなくてもすみますが、
それができない以上、石油の輸入が出発点だと考えます。
では石油と交換できる何かを輸出しないといけないわけですが、
それが自動車だったり社会インフラだったりするわけです。
といっても日本の場合その原材料も輸入しなくてはならないため、
輸出品により付加価値をつけて対応するしかありません。
それを言い換えれば技術や知識ということになるでしょう。

日本政府がやらなければならないのは、
今後も技術や知識で貿易収支を黒字にもっていけるような試作と、
農業の保護のようなリスクヘッジだと私は考えています。
しかし現政府は何か行動を起こしているようには見えません。
このまま選択と集中ができなければ、
その先に待っているのは統合というより国家更生(?)。
アメリカの51番目州になれるならまだマシですが、
支援してくれるところがないかもしれません。

2011年8月4日木曜日

GPU統合CPU

いろいろけちもついていましたが、
今年初め、時を同じくしてIntelからsandy brigde、AMDからFusionの製品が発表され、
各メーカーから製品が続々と登場してこなれてきた感があります。
ターゲットはやや異なりますがどちらもGPUを統合したCPUです。

購入してから7年経った DELL Inspiron 700m のLCDが壊れてしまいましたし、
購入後3年経過したEeePC 901Xもいまいち役不足感がありますし、
iPadがあっても小さくて軽いWindowsなノートPCはやっぱり持っていたいので、
激安であればAMD C-50搭載の11インチLCDで厚さ2cm、
重さ1KgのノートPCがほしいと思っていることろです。

ところで、Intelのsandy brigdeでは
HDなMPEG2のH.246へのトランスコードがGPU使って超高速らしいので
結構そそられます。

iPad向けアプリケーションの開発環境もなんとなくほしいですし、
新機種も出たことですし、sandy brigdeベースのMacbookがほしい気分ですが、
なんと、無印のMacbookが廃止されたっぽく、
そうなるとMacbook Air はSSDで低容量だし、Macbook Pro は価格が高いし…
まあ1年後ぐらいを目処に購入検討でもしようかと。

2011年8月3日水曜日

香港旅行2011 後記 - その10 灣仔・銅鑼湾

中環から灣仔方面へ行ってみました。
灣仔にはほとんどきたことはなかったのですので、
特に予定もなくぶらぶらしただけです。
途中粥の店に入って食べてみましたが…
あげパンはおいしかったです。

それからトラムの二階の先頭座席に乗って銅鑼湾に行きました。
20年前は大丸があって、日本の食料品だとか本屋がありよく来たものですが、
大丸は1990年代に撤退してしまい、残っている日系小売店はSOGOだけのようです。
ここのSOGOにはいわゆるデパ地下があって、日本の食品も置いてありましたが、
SOGO自身は完全な現地の方向けのようでした。
昔はSOGOの上層階に現地の日本人コミュニティーのような
日本人倶楽部なるものがありましたが、今でもあるんでしょうかね。
そういえばSOGOは尖沙咀にもありました。

この街は本当に大変わりで、当時の面影など微塵も感じられませんでした。
もともとは商業街であり現地の方の買い物の街であって、
観光客が来るようなところではなかったような気もしますが、
店の種類も高級品にシフトしているようで、
比較的新しいTimes Squareもちょっと見た感じでは
ブランドショップばかりのようでした。
尖沙咀もそうでしたが、それだけ需要があるんでしょうかね。

2011年8月2日火曜日

価格改定かよ…Nintendo3DS

7月28日の夜、Nintendo3DSの価格改定が突如発表されました。
日本では8月11日より25000円から15000円への1万円値引きが実施されます。
私のように高い価格で買ったユーザには、
任天堂側でチョイスしたソフト20本を
無料でダウンロードして遊べるようにしてくれるとのことですが、
任天堂としては今までのユーザも大切にしたいし、
新規ユーザの獲得も必要だしという難しい舵取りを迫られているようです。
私としてはダウンロードソフトより値下げのほうがうれしいのですが、
本体値下げによりユーザが増えて、より楽しいゲームが出てくれるなら
涙を呑んで納得することにしましょう。

任天堂発表の平成24年3月期 第1四半期決算短信によると、
3DS本体の販売数は6月末時点で日本国内で127万台、
全世界で432万台とかなり少なく、
4月から6月の3ヶ月間に関してはなんと日本国内で21万台、
全世界で71万台しか売れていないというかなりお寒い状況になっています。
最近3DS用ゲームの開発中止が結構発表されていますが、
この原因はひとえにこれでしょう。
このまま普及台数が伸び悩めば、
売り上げを見込めないサードパーティなソフト会社が撤退し、
Nintendo64やGAMECUBEのときのような
任天堂製のゲームしかないというようなことになりかねません。
最悪の場合任天堂自身があきらめて、
今開発中のゲームを出し切ったら
ゲームソフトの売り上げ規模の見込めるDSiをメインとして再度持ち上げ、
その間に系統の違う新機種を準備なんてことにもなりかねません。
なんとかそういう方向には行かないようにしてほしいものです。
そのための究極の方法として本体の大幅な値下げを選択するのは
やむをえないことだとは思います。

ただし今後問題になってくるのはゲームソフトのラインナップです。
私はたまたま予約できたので3DS本体を発売日に購入しましたが、
予約できなかったら今でも買ってなかったかもしれません。
というのも、本体同時発売のソフトにほしいものがなかったんです。
一応、Nintendogs+catsパイロットウイングスリゾート
ゼルダの伝説 時のオカリナ 3Dの3本は購入しましたが、
実際問題この3本のなかで本体に投資してでも
遊びたいと思うこれはという1本はないんですよね。
まあ、3本まとまったら、
あるいはこれから購入しようかなと思っているStartfox64 3Dや
11月発売のマリオの完全新作、12月の3DS用マリオカートをまとめれば、
本体の購入動機に十分なるんですけど。

私と同様に考えている方は少なくないと思っており、
今回任天堂が初めから強力なゲームを矢継ぎ早に出せなかったことが、
3DS低迷の原因だと推しています。
となると、値下げでの販売力回復は限定的でしかないのかもしれません。
残念ながら3DSは年末のマリオカートまでは苦戦するような気がしています。
いったんゲームがそろえば、ロングテールで売れ続ける可能性があるため、
来年以降は少しは持ち直すでしょうが、
それも、この夏と秋の普及の加速に失敗すれば回復不能になるでしょう。
とにかく任天堂は持っている手札をすべてオープンにして、
出し惜しみせず市場投入することが重要だと思います。

3DS版のバーチャルコンソールに、
ファミコンとスーパーファミコンとNintendo64のゲームを大量に送り込むとか、
DS版のポケモン(ダイヤモンド/パール)ぐらいを少し手直しして立体視対応にし、
安価にダウンロード販売するとか、
3DS以外の通信端末とも接続できるビデオチャットソフトを出すとか、
GoogleやFacebookのクラウドとの連携を図るとか、
ポケモンタイピングで作ったキーボードを入力機器として使えるようにするとか、
無線LANで画面データをWiiに飛ばして大きなテレビで画面が見れるようにするとか、
3DSのカメラのライブ映像をクラウンドにアップできるようにするとか、
まだいろいろな手が打てると思います。
今はとにかく3DSの販売台数を稼ぐために、
できることはすべて、とにかくスピード勝負で展開してほしいものです。

ついでなので、3DSの価格について検討してみたいと思います。
IEEEの機関紙SPECTRUMの6月11日号ではNintendo3DSの原価がUS$103.25と推定されており、
これが正しくかつUS$1=80円と仮定すれば、8280円に相当します。
実際にはロイヤリティやライセンスフィーなんかも加わるので、
1台あたりの売上原価は9000円ぐらいと考えても大きく外してはないでしょう。
Nintendo3DSの定価が25000円で消費税分を抜くと23800円、
卸値が9掛けとするなら21420円となり、
売上原価との差は12500円程となります。
1万円値下げとなれば売上原価は変わらず卸値は12900円となるので、
売上原価との差は3900円まで縮小します。
つまり任天堂の売上利益は3DS1台あたり3900円に減ります。
販売費や開発費、あるいは人件費なんかを差っぴけば、
岩田社長の言うように赤字化するのは本当なのでしょう。

何はともあれ、今回の施策で3DSが息を吹き返すことを願ってやみません。