2011年8月19日金曜日

XS35GTでWindowsXPとUbuntu

高機能ルータっぽいネットワーク機器というか、
バックエンドのサーバのような使い方がしたいなと思ってXS35GTを買ってしまいました。
これに手持ちの2.5インチ SATA HDDとDDR2-667のSO-DIMMを組み込んでとりあえず動いております。
EeePC 901X に最初から刺さっていた1GBのメモリを使うつもりでしたが、
XS35GTがメモリを認識できないっぽく、リブートを繰り返して全く立ち上がらなかったので、
EeePC 901X に挿していた2GBのDDR2メモリをXS35GTにつけてEeePC 901X は標準の1GBに戻ってしまいました。
ちょっと誤算です。
ちなみに高機能ルータのような使い方ならXS35のほうが
安いし必要十分じゃないかとつっこまれそうですが、
私はHDMIが好きなんです。
ただそれだけの理由でXS35GTを選択しました。

さて、これにWindowsを入れる気はさらさらないのですが、
万一に備えて私の好きなWindowsXPがちゃんと動くかどうか見てみようと思い、
WindowsXP(x86)とUbuntu10.10(x64)のデュアルブート環境を構成してみました。
ただし、XPのライセンスのあまりはないので
インストール後に削除しています。
そのときのことを以下に書き残しておきます。

最初にWindowsXP(x86)をインストールします。
BIOSでSATAをIDEモードにし、
USB接続のDVDドライブを接続してWindowsXPのCDからブートして、
HDDの先頭に適当なサイズのパーティションをきって
特に何も考えずにインストールします。
続けてSP2をCDからインストールします。
次に本体付属のドライバDVDから[Auto Install Driver/Utility]と[Install Nvidia VGA Driver]を実行し、
各種ドライバをインストールして有線LANが動作するようにし、
Windows Update でSP3やら何やらをインストールして
とりあえず問題なく動作するようにはなります。

このままでもいいのですが、
せっかくなのでSATAをAHCIモードで動作するようにします。
http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?agr=Y&DwnldID=18859&lang=jpn から
iata96cd.exe をダウンロードして実行すると多分エラーが出るので、
c:\windows\temp にできているIIF2ディレクトリをどこかにコピーしてから、
iata96cd.exe を終了します。
次にデバイスマネージャの
[IDE ATA/ATAPI コントローラ]-[Intel(R) N10/ICH7 Family Serial ATA Storage Controller -27C0]
のコンテキストメニューから[ドライバ更新]を選び、
各状況で、"いいえ、今回は接続しません"、
"一覧または特定の場所からインストールする"、
"検索しないで、インストールするドライバを選択する"を選択して進んでいく。
[互換性のあるハードウェアを表示]のチェックを外して
[ディスク使用]をクリックし、
[製造元のファイルコピー元]に先にコピーした"IIF2\Drivers\x32"を指定して
"Intel(R) ICH7R/DH SATA AHCI Controller"を選択すします。
ドライバの更新警告ダイアログが出てもそのまま突き進みます。
再起動してBIOS設定でSATAを[AHCI]に変更すればこれで完了です。

HDMIからオーディオ出力させるには
[コントロールパネル]の[サウンドとオーディオデバイス]で
[オーディオ]タブの[音の再生]の[既存のデバイス]を
"NVIDIA High Definition Audio"に設定し、
同じく[音声]タブの[音声再生]の[既存のデバイス]を
"NVIDIA High Definition Audio"に設定します。

無線LANについては[ControlAP]ユーティリティを実行して[Wireless]をクリックし、
[デバイスマネージャ]で"Realtek RTL8191SE Wireless LAN 802.11n PCI-E NIC"のドライバをインストールすれば使えるようになります。
なおこのドライバはWindows Updateから入手できました。

今度はUbuntuをインストールします。
http://www.ftp.ne.jp/Linux/packages/ubuntu/releases-cd/10.10/ のあたりから
ubuntu-10.10-desktop-amd64.iso ぐらいをダウンロードしてDVDに焼き、
このDVDからブートします。
あとは流れに沿ってインストールしていけばいいのですが、
HDDの第二パーティション(/dev/sda2)を基本パーティションで128MBのext2として
/bootにマウントするようにし、
あとは2GBのスワップ領域と適当なサイズのext4な/を論理パーティションとして作成するようにします。
OSのインストールが終われば、
WindowsXPとのデュアルブート環境が出来上がっています。
なお、Ubuntuから内蔵無線LANを利用することは出来ていません。
ただし私は有線LANしかつかわないので関係ありません。
ついでにHDMIからの音声出力にも成功していません。
これについてもSSHやVNCでログインすることがメインですので
私にとってはたいしたことではありません。

ここまでの作業でも特に問題ないのですが、
grubからWindowsを動かすのはいやだというなら、
私も愛用しているマルチ・ブート・マネージャを使ってみるのはいかがでしょうか。
これをインストールする前に
Ubuntuを立ち上げて

$ sudo su -
# grub-install --force /dev/sda2

を実行しておかないと不幸になります。
さて、私はver 0.38をCDブートできるようにしたものを自作していますが、
本家には最新版のCDブートイメージも配布されていますね。
まあとにかくそのCDでブートしてメニューからインストールを選び、
HDDから再起動してわかりやすいようにメニューを編集すれば完了です。

うーん、簡単ですね。
くれぐれもライセンス違反にならないようにお気をつけください。

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