2012年10月31日水曜日

Windows8のインストールDVDを手に入れる

先日Windows8をEeePC901X(WindowsXP)に入れましたが、
設定上の不満もあって再インストールしたいといろいろ探していたところ、
アップグレードアシスタントを使わなくても
プロダクトキーがあればダウンロード版のインストール出来ることがわかりました。
プロダクトキーのみでアップグレードするページから
[Windows 8 のインストール]をクリックしてダウンロードした"Windows8-Setup.exe"を実行する方法です。
これはアップグレードアシスタントの互換性チェックやライセンス購入の部分を省いたもので、
有効なプロダクトキーをすでに持っているならダウンロードとインストールをやってくれます。
つまりEeePC901Xをリカバリディスクで購入時の状態に戻し、
そこからセットアップすることで、Windows8の再インストールが可能と思われます。

ただ、自宅のADSLではダウンロードに時間がかかってしょうがないので、
なんとかインストールDVDを手に入れようとさらに調べてみました。

まず最初に思いつくのがWindows8 Pro 発売記念優待版を購入することです。
32ビット/64ビットの両インストールDVDが付いていますし、ライセンスも1つ付いてくるので、
もう1ライセンス買ってもいいかなと思っている私には候補になります。
ダウンロード版購入時に手に入れたプロダクトキーは
このインストールDVD使用時でも有効と思われるため一番確実そうです。

2番目はアップグレードアシスタントでダウンロード版購入時に
[Windows DVD]をチェックしてメディアを発送してもらうことです。
これの派生として、購入時に通知されるメールにある
[バックアップ DVD を今すぐ注文]リンクをクリックすると
Windows のご注文概要に行け、
ここからプロダクトキーの確認やバックアップメディアのご注文が出来ます。
ここで発注するDVDは32ビット用/64ビット用の2枚組のようです。

最後に私が行った手で、追加の費用をなしにしたいということでやったのが
Windows Vista/7で先に紹介したセットアップを実行する方法です。
XPだとないのですが、Vista/7だと実行途中で[メディアを作ってインストール]という選択肢が現れ、
DVDに焼く用にISOファイルを作ったり、USBメモリにセットアップことができます。
ただし、ダウンロードできるのは動作しているVista/7が32ビット版なら32ビット版のみ、
64ビット版なら64ビット版のみなので注意する必要があります。
Vista/7のPCが別にあることが条件にはなりますが、
このVista/7マシンを8にアップグレードするつもりはない場合でも
それように余分なライセンスを購入する必要もなくインストールDVDが入手できます。
もちろんインストールするためのプロダクトキーは事前に購入している必要があります。
こうして手に入れた32ビット版DVDでEeePC901XにWindows8を
クリーンインストールすることが出来ました。
やれやれだぜ。

2012年10月30日火曜日

OS管理外メモリを利用できるRAMDISK

プチフリバスターでお世話になっている電机本舗から
Windowsで使えるRAMDISK「RAMDA」が無償公開されています。
32ビット版Windowsでは4GBのメモリを入れても、そのうち500MBほどが使えず無駄になっており、
そのOS管理外メモリRAMDISKとして利用するソフトが一時期流行しました。
私も2種類ほど使ってみましたが、1つはなぜか使えず、
もうひとつは無償版だと容量制限があったので、有効活用はしていませんでした。
で、RAMDAは無償で容量制限もないということで、
ためしに4GBのWindows7(32bit)に入れてみました。

すでにBIOS的にもOS的にもPAEは有効なことは確認済みなので、
インストール後RANDCntlを起動して
[高度な設定]タブで[メモリ確保の仕方]を[OS管理外メモリ]にし、
[メモリの上限を検出]をチェック、
[OSに通知する(スタンバイは使わない)]を未チェック(これがポイント)、
[開始位置]を0MBにして[適用]をクリックしました。
また、[RAMディスク基本設定]タブでサイズを1024MB
(実際に割り当てられる上限はOS管理外メモリの実サイズなので大きめに設定しておけばいい)、
[ハードディスクとして認識]と[TEMPフォルダ作成]をチェックし[適用]をクリックしました。
ついでに[特別機能]ボタンをクリックして現れるウィンドウで[TEMPフォルダ]タブを開き、
2つのフレーム内にあるそれぞれの[RAM-DISKに変更]ボタンと[設定]ボタンを順に押し、
[閉じる]をクリックします。
[設定/終了]ボタンをクリックしてPCを再起動するとZドライブができています。

なお、[特別機能]ウィンドウの情報を元に、
Chromeを起動するショートカットを左クリックしての[プロパティ]を開き[リンク先]の最後に
--disk-cache-dir=Z:\TEMP
をつけるとChrome超速です。
ああ、早くやっておけばよかった。

2012年10月29日月曜日

Windows8が発売

2012年10月26日、ついにWindows8が発売されました。
とりあえず2013年1月31日まで3300円のキャンペーン価格で買える
Pro版アップグレード用のダウンロード版を購入しようとMicrosoftのサイトを探し回り、
やっとのことでここにたどり着きました。
もうちょっとわかりやすいところにおいてほしいものです。
って、わからなかったのは私だけ?

さて、購入ページの[Pro を \3,300 でダウンロードする]ボタンをクリックすると
アップグレード アシスタントなるアプリケーションがダウンロードされます。
それの実行過程で購入手続きやライセンスの発行、OSのダウンロードが行われ、
ウェブサイト上でお手軽にクリックと言うわけには行かないようです。めんどくさい。

以下アップグレード アシスタントの実行時の様子をかいつまんで紹介します。
なお、インストール対象はまだまだ現役のEeePC901Xです。
CドライブとDドライブ共に大容量のSSDに換装しており、
CPUは64ビットモードをサポートしていないシングルコアAtomでメモリは2GBに増やしています。
OSはWindows XP Homeで
起動直後のロングフリーズ(換装したSSDのせい?)を我慢すれば、そこそこ使えます。

アップグレードアシスタントを起動すると最初に互換性チェックをしてくれます。
EeePC901XではLCDの解像度が小さいためModern UI(旧称Metro)が動かないと警告されますが、
なに、デスクトップが動けばいいのでそのままスルーします。
次に
引き継ぐ項目を選んでください
引き継ぐ項目を決めていただければ、お客様に最適な Windows 8 のエディションを選べます。 
と表示され、
  • 個人用ファイル
  • 何も引き継がない
の選択肢が提示されます。
EeePC901XではどちらでもWindows8のproエディションを提案されました。
というか他に選択肢はありませんでした。
が、同じエディションでもこの選択によりダウンロードされるイメージ(設定?)が変わるような気もします。

で、そのまま購入手続きとなります。
名前や住所やメールアドレスを入力し、クレジットカードやpaypalで支払いを済ませます。
プロダクトキーが発行されるので(表示とメール通知)なくさないようにしましょう。
[Windows DVD]をチェックしておくとインストールDVDが郵送されてくるみたいですが、
定額通信出来る環境にあれば余分に1500円払うこともなく
そのままダウンロードしてしまえばいいでしょう。私は後に後悔しますが。
まあ、サイズが2GBあるようなので従量課金や準定額回線で
料金がかさむようなら買ってもいいのではないでしょうか。
あと、途中Windows7購入者向け値引き用プロモーションコードの入力項目もありました。

ダウンロードが終了するといよいよWindows8のインストールです。
  • 今すぐインストール
  • 後でデスクトップからインストール
の選択肢が現れますが、後者を選んでもデスクトップ上の
アップグレードアシスタントのアイコンをダブルクリックすると、
またこの選択肢から再開されます。
ここの選択肢に[DVDに焼く]のような選択肢があることを期待していたのですがありませんでした。
再インストールするとき困りそうです。
こんなことならDVDも注文しておくんだったと少々後悔しました。

その後は実際のインストール作業です。
Cドライブに15GBの空き容量が必要とか言われ、
でかいアプリケーションを軒並みアンインストールして何とか確保しました。
これにかなりの時間と手間をかけてしまいました。
ただインストール(ファイルコピー?)が始まってしまえばほうっておけばよく、
勝手にやってくれました。
そしてWindows8がインストールできました。

EeePC901XではWindows8のModern UIは動かないので、
スタートページから即[デスクトップ]に行く他ないのですがやむを得ません。
しかし、ドライバの対応状況は良好で、ACPIらしきもののドライバがない以外は、
内蔵カメラも内蔵SDカードスロットもOS付属のドライバでそのまま使えました。
最初Bluetoothは使えませんでしたが、よく考えてみると無効にしており、
ON/OFF切り替えのユーティリティがないのでBIOSからEnableにしてやると、
それだけで使えるようになりました。
xpと比べるとロングフリーズが増えたような気もする(非純正SSDのせいかも?)のですが、
どうせブログを書くぐらいにしか使ってないですし、
絶えられないほどの重さでもないのでまあいいです。

ただし、なんだか知りませんがOSインストール時に挿していた
8GBのUSBメモリが壊れました。
他のPCに挿しても認識しませんし、メモリ本体のLEDも点きませんし、
大容量のUSBメモリはこれしかもってないので困ったものです。
また、SynapticsのタッチパッドのWindows8用ドライバが見つからなかったため、
2本指での横スクロールが出来ないのは結構痛いです。
縦スクロールは出来ます。

ChromeとかDropboxとかUltraVNCとかSlpashtopとかサクラエディタとか、
私にとっての定番アプリケーションを入れてみましたが、特に問題もなさそうです。
ただ何をするにも取っ掛かりがわからなく、
プチフリバスターでお世話になっている電机本舗から
Classic Shell を落としてきて、スタートボタンをつけWindows2000っぽく使っています。

問題点といえば、シャットダウンしても電源LEDが点きっぱなしで、
サスペンドっぽい状態でにとどまることでしょうか。
しょうがないのでその後電源ボタン長押しで強制的にOFFしています。
EeePC901Xって電源は言ってなくてもバッテリーが結構な速度で消費されているので、
使ってないときはバッテリーも外しているんですよね。
というわけで私の場合サスペンドは迷惑です。

あとあんまり一般的でない使い方なのですが、
OSのインストールの際にMicrosoftアカウント(Hotmail)でログインするようにしたところ、
ホームディレクトリ(/user/*)に漢字が入ってしまって、
コマンドプロンプトを使うときに非常に迷惑です。
cygwinなんかで困ってしまいます。
[コントロールパネル]の[ユーザー アカウント]メニューから
[PC設定でアカウントを変更]をクリックし
[ローカルアカウントへの切り替え]を実行して英数半角文字のユーザー名に直してみましたが、
環境変数USERNAMEには反映されるものの
ホームディレクトリ(/user/*)は漢字が入ったまま変わりません。
コマンドプロンプトを多用するユーザは最初からローカルアカウントを使ったほうがよさそうです。

昔のXPのファイルが残ってSSDを圧迫していますし、
早くも再インストールしたくなってきましたが、
インストールDVDもないしどうしたらいいんだか。
今年中にVistaのデスクトップPCをアップグレードすることを検討しているので、
そのときにDVDを入手したほうがよさそうです。
それより発売記念優待版を買ったほうが32/64bit版両方入っていて確実な気もしますし、どうしよ。

2012年10月25日木曜日

Kindleアプリで読書

2012年10月24日(昨日)、ついに日本上陸となったKindle Fire HD
購入できるようになるのはもうしばらく先ですし、
そもそも購入すると決めたわけでもないのですが、
Kindle Fire HD の発表をしたのなら
Kindle Storeで電子書籍が買えるようになったかもしれないということで、
その日のうち(夜の11時半ごろ)にiPadやAndroidの
Kindleアプリが使えるかどうか試してみたところ、
以前と同様にamazon.co.jpのアカウントではログイン出来ませんでした。
ところが翌日(今日)の朝にはアプリケーションをアップデートすることで
ログインできるではありませんか。
ということで早速無料本を購入してみました。

Android版のKindleアプリでは[ストア]メニューから
読みたい本を選んで購入手続きをすると、
Amazonの自分のアカウントの注文履歴にその電子書籍が載り、
注文確認のメールが届きました。
初めての電子書籍ということで、夏目漱石の坊っちゃんをチョイスしてみました。
そのメールの内容を確認すると、
「Kindle またはご指定の端末に自動配信されます。」
の文字が。
そういえば購入時に購読用の端末を指定させられました。
といっても指定した端末でしか読めないわけではなく、
同期さえすればどれでも読めます。
で、自動配信されるのを待っていたのですがぜんぜん来ません。
ためしに電源を入れなおしてみるとしっかり届いていました。そして読めました。
なおiOS(iPad/iPhone)版には購入機能はなく、
ウェブブラウザからamazon.co.jpにアクセスして購入する必要があります。
大人の事情なのでしょうがありません。
ただし、iOSの方は同期すればすぐに購入した本が現れます。

最近の電子書籍ストアの状況をきちんと把握できてはいないのですが、
Kindle Storeのオープン時のラインナップは洋書を外すと6万冊ほどになり、
競合他社とそれほど変わらないようです。
今後もどんどん増えていくでしょうし、増えていってほしいものです。

使い心地についてはデバイス(大きさ、重さ、表示デバイス、処理能力、OS、操作系等)により
かなりの差があるとは思いますが、
まあ一般的なタブレットであれば我慢できないレベルにはならないのではないでしょうか。
古いiPad、iPhone4Sについては大きな不満はありません。
もちろん紙の本にも利点はあり、すぐに全廃されることはないでしょうが、
超保守的な教育現場でさえ辞書が電子化されたぐらいですから、
電子書籍が受け入れられていくスピードは案外速いのかもしれません。
本屋とガソリンスタンド、先に滅びるのははたしてどちらでしょうか。

2012年10月24日水曜日

iPad mini と Kindle Fire HD

ついにiPad miniが発表されました。
そして、やっとKindle Fireが日本上陸となりました。

iPad miniの画面サイズは7.9インチで解像度は古いiPadと同じ1024×768でした。
最安は内部ストレージ16GBのWi-Fiモデルで28800円です。

そしてKindle Fire HD の画面サイズは7インチで解像度は1280×800、
最安は内部ストレージ16GBモデルで15800円です。
旧機種Kindle Fireはなんと12800円です。

私の中ではアップルのプレミア分は最大で1万円としているので、
iPad miniの価格は受け入れられないものではありませんが、
Kindleの破壊力はかなりのものです。

さて、私は古いiPadを使っていますが殆ど持ち歩くことはありません。
というのも大きすぎるからです。
常に持ち歩くとなると面積的に厳しく、
クリエイティブな作業をする目的には性能的、操作性的に辛いので、
私にとってはいささか中途半端な製品に見えてしまいます。
実際、私がiPadを購入した直接の目的は香港で地図アプリを見ながら歩き回ることだったのですが、
大きすぎてあまりにも辛いので現地で安いスマートフォンを買ってしまったぐらいですから。

ただし、家でネットサーフィン+αで使う分にはiPadはちょうどいいです。
iPadを立ち上げっぱなしにしておけば、
持ち歩き用のスマートフォン(データ通信専用)の電源を切っていても、
PCの電源を入れていなくても、
メールが来ればiPadが知らせてくれますし、
iPadはバッテリー持ちがいいのでしょっちゅう充電しなくてもよく、
ものぐさな私にはぴったりです。

私の理想的な持ち歩き機器は、
小さめの携帯電話(ガラケー)1台(通話+SMS)は常に持ち、
小さめのスマートフォン(データ通信+テザリング)、
中くらいのタブレット(Wi-Fiのみ)を必要に応じて加え、
クリエイティブな作業が発生する場合はノートPCも、という体制でしょうか。
この中くらいのタブレットというところで、
iPad mini、Nexus7、Kindle Fire HDのどれか1つがほしいところですが、
購入するのはまだしばらく先になりそうです。

先立つものがないというのもありますが、
それよりも電子書籍の成り行きを見守っているというのが大きいんですよね。
電子書籍は10インチ級タブレットだと携帯性に乏しく、
5インチ級タブレット(スマートフォン)だと文庫本以下の大きさになり読みにくく、
マルチデバイスを考えなければ7インチ級タブレットが理想的だと考えています。
つまり、これから購入するだろうiPad mini、Nexus7、Kindle Fire HDには
電子ブックリーダーとしての重責を担ってもらう必要があります。
しかし日本の電子書籍はユーザーそっちのけで
ステークホルダーが主導権争いをしているお寒い状況で、
これに決着がつかなければ安心して電子書籍のデータもデバイスも買えません。
できれば1年以内に明らかな勝者が現れてほしいものです。

2012年10月23日火曜日

iPhone4Sのホワイトプランが無料になってない

ソフトバンクモバイルのiPhone4Sを3ヶ月ほど前に購入しました。
その際、[のりかえ割り]と[iPhoneかえとくキャンペーン]で、
ホワイトプラン(基本料)が無料になるということだったのですが、
My SoftBankから請求書をみて
ぜんぜん割り引かれていないことに気が付きました。
どういうことかと思い、そのまま[お客さま窓口]-[お問い合わせ]のフォームから質問したところ、
5日後に返事があり、iPhoneから申請する方法と電話で申し込む方法の
2通りを教えてもらいました。
自分で申請しないといけなかったのね…

後で調べたところによると、iPhone4Sを契約したあとに、
キャンペーンの申し込み案内のメールがiPhone4S自身に届き、
翌々月末までに申請しないといけなかったようです。
私の場合、この期限をオーバーしていましたが、何とか対応してもらえました。
しかし、SIMカードは抜いてるわ、メールが独自ドメインのものしか使ってないわの
私のようなユーザの場合、そんなメールに気付けるわけもなく、
せめて店頭の対面販売時にあらかじめ言ってほしかったなと思っているところです。

2012年10月22日月曜日

社長が訊く Wii U GamePad編

任天堂の「社長が訊く」でWii UGamePad編が公開されたのですが、記述の端々に興味深いことがあってのでいろいろ書いてみたいと思います。
なお、今回は分解写真はありません。

Wii U GamePadの特筆すべきとことというとやはり画面がついていることなわけですが、
本体からの画像転送は既存のWHDI等をカスタマイズしているのではなく、
Wii Uのために編み出された方法であることがはっきりしました。
私の体験済みのWHDIはアクションゲームができるほどレイテンシがほぼないため、技術的にはこれの延長線かとも思っていましたが、
WHDIが非圧縮であるのに対し、Wii U GamePadは圧縮ありと言うことです。
もともとWHDIは1080pの画像が送れる技術なのでそこまでの性能は必要なかったのは明らかですが、
わざわざ圧縮することにしたのは電波の使用帯域の節約が頭にあったのでしょう。

圧縮(伸張)の処理時間が加算されるとリアルタイム性の確保が大変なのですが、
画像処理の単位を小さく(1/16^2画面?)したり、
送信トリガをデータサイズとしたりすることで、
開発パートナーのメガチップスの協力のもと何とかしたようです。
まあVoIPやMPEG2TSやパイプラインの発想を取り入れたに過ぎないという見方もでき、
画期的というほどではありませんが、
開発にあたった技術陣は大変な苦労をしたことでしょう。

Wii U GamaPad の開発に2年を費やしたような記述がありますし、
iPadの登場より前にコントローラ側に画面をつけることの検討を開始したことが
Wii Uの発表時に示唆されているので、
画像伝送については3年以上前にスタートしたと思われ、
WHDIやWirelessHDMIよりも先行していた可能性さえあります。
となると利用している電波は日本で昨年使用可能になった60GHzを使っているとは思えず、
込み合っている2.4GHzを使っているとも思えないですし、
チップはブロードコムが作ったようですので、
周波数的には5GHz帯で物理層やデータリンク層には無線LANの802.11aを使っていると推測できます。
これなら双方向なのでカメラやボタンからのデータの送信も容易ですし、
パケット単位でのデータの混合も問題はないでしょう。
最大伝送距離が数mで壁越しでも大丈夫な場合があるということなので、
同じ5GHzを使うWHDIと感覚的には似たようなものです。

Wii U GamePadのLCDの解像度は800×480のようですので、
表示能力を24ビット色、映像を30fps(プログレッシブ)とすると、
無圧縮なら約300Mbpsの転送能力が必要となります。
802.11aだと高々54Mbpsなので、実効速度やカメラ等のデータが割り込むことを考えると、
好条件下でも10分の1程度にしなければ話にもなりません。
幸いにして映像の圧縮については標準的にMPEG2で1/25、
H.264で1/100ぐらいにはできるので実際には難しくありません。
IC化や開発コスト、実績等を考えると、
任天堂が独自のコーデックを作り出すとは思えないので、
枯れたMPEG2かH.264のハードウェアコーデックを
パイプライン的に使えるようにカスタマイズしたものだとは思います。
Wii U本体側のエンコーダは電力的にもGPUの処理能力的にも融通が利くと思いますが、
いろいろと制限のきついGamePad側への実装やリアルタイム性を追求すると、
私としてはMPEG2に一票入れたいと思います。
カメラデータ圧縮用のMPEG2エンコーダとか、
コンテンツ保護のための暗号化ハードウェアエンジンとか、
GamePadにはBroadcomのBCM11211のカスタム版ぐらい入っているかもしれません。

最後に、Wii U GamePadを動かす事によるドップラー効果について考えてみたいと思います。
無線通信でドップラー効果の影響を受けるケースというのは聞いたことがなく、
対人工衛星ぐらいでなければ通常ないと思うのですが、まあそれは置いておいて。
片方向の周波数シフト量は(Wii U GamePadの移動速度)が(光速)より十分小さいので
(Wii U GamePadの移動速度)×(搬送波周波数)÷(光速)
で近似でき、5GHzで時速100kmで動かしたとしてシフト量は500Hzぐらいになります。
5GHzに対する500Hzは0.1ppmであり、これが悪影響を及ぼすとは思えません。
802.11aは48本のサブキャリア(52本中4本はパイロット信号用)と
64QAM(1データ単位あたり6ビット)で54Mbpsを実現しているので、
1つの搬送波で1秒間に約200000(≒54Mbps/48本/6ビット)個のデータを扱うことになります。
乱暴に言って200kHzに対する500Hzとなると2.5%の影響があるので、
Wii U GamePadを激しく動かすとドップラー効果が影響する可能性も理論上あるかもしれない、
と言えるかもしれません。
われながらひどいこじつけです。

このドップラー効果の理論を筆頭に、
ここに書いたことは私の個人的推論が多分に含まれているので、
あんまり信用しないようにしてくださいね。

2012年10月18日木曜日

Windows RT版 Surface

個人的に期待しているMicrosoft純正Windows RTタブレット"Surface"の価格が明らかにされました。
まあ米国での話ですけど。

32GBが$499、32GB+TOUCH COVER(黒)(タッチ型キーボード&カバー)が$599、
64GB+TOUCH COVER(黒)が$699で、
別売りのTOUCH COVERが$119.99で5色展開(黒/白/赤/ピンク/青)。
TYPE COVER(黒)(タイプ型キーボード)が$129.99だそうです。
もうちょっと安いことを期待していましたが、
直接の競合となるiPadと同等ということで予想の範囲内と言うところでしょうか。

ただし、私が本命視するのはWindows8版の"Surface"の方で、
この調子で行くと、最安モデルでも$800はいきそうです。
いろいろと割り切ったタブレットがどんどん廉価になる中、
ちょっと高いと感じざるを得ません。
クリエイティブなツールとしてWindows8を選ぶなら、
なんだかんだ言っても MacBook Pro+Windows8 ProのProProコンビがよさそうな気がしてきます。
Windows8版の"Surface"の価格が正式に出てくるまでにはまだ時間がかかると思いますが、
私がMacBook Proの購入をためらっていた理由がひとつ消えそうです。

2012年10月17日水曜日

トランジスタ技術と付録のARM

最近本屋に行くことなく、いや行く必要もなく、
情報はネットで、出版物はamazonで、な感じなのですが、
先日久しぶりに行きました。
で、コンピュータ系の雑誌のところでトランジスタ技術(2012年10月号)を見つけました。
私がよく知るトラ技に比べるとかなりやせ細っているのですが、
付録がそれをカバーしています。
で、その付録に目が留まりました。
なんとARM Coretex-M0なDIPタイプのLSIが付いてくるのです。
思わず買ってしまったのですが、あけてびっくり、
開発環境(ソフト)を収めたDVDが1枚とLSIが1個入っているだけです。
つまりこれだけでは実質何もできないということです。
まためんどくさいものを買ってしまったとやや後悔してしまいました。
11月号で関連部品の通信販売をやってるようですが、
手持ちのもので使える範囲で遊んでみようとは思っています。

さて、ARM Coretex-M0 はARM7TDMIの直系子孫とも言えるチップで、
ARM7TDMIは私の得意分野です。
何しろ、アセンブラもガシガシ書けますし、
とある有名組み込みOSをARM7TDMIを搭載したマイナーチップにポーティングして
BSPを起こしたこともあるくらいですから。

このチップのアセンブラを書いていて感心するのが条件実行命令です。
アセンブラはZ80から入った口(年がばれる!!)で、
それまでx86系しか使ったことがなかったところに
組み込みに特化したARMの思想はなかなか刺激的でした。
ただ、次世代で導入されるARMの64ビットアーキテクチャではこれがなくなることになっており、
アウトオブオーダーの関係とは聞いていますが、私としては寂しい限りです。

アセンブラは他にもMIPSとかSH系もちょびっとだけかじったことがありますが、
遅延分岐の考え方自体が好きではなく、
やっぱりCPUはARMだよな、と長く思っており、
そうこうしているといつの間にかx86とARM以外はCPUにあらず的な雰囲気になってきました。
それは言いすぎだとしても、CPUの世界は多様性を失っており、
その上層のチップで多様性が開花するにいたっています。
しかしそれもいつまで続くのか。何しろ最終製品の画一化が進んでいますからね。

2012年10月16日火曜日

Windows8

発売日である10月26日が目の前に迫ってきたWindows8ですが、
やっとダウンロード版の価格が判明しました。
Proエディションのアップグレード版が3300円だそうです。
多分Microsoft Storeで購入できるでしょう。
パッケージ版はWindows 8 Pro 発売記念優待版が購入できますが、
もうメディアはいらないという方も多いのかもしれません。かく言う私もそうです。
あと、今回は新規インストール用のDSP版も単体で購入可能との事ですが、
Proエディションに関してはWindows7 DSP版を購入して
Windows 8優待購入プログラムでアップグレードしたほうが安くつきます。
MacBook Airを買ってWindowsとのデュアルブートにしようなどと思っている方は早く動いたほうがいいかもしれません。

さて、Windows8 Pro アップグレード版に関して、
海外では早い時期からダウンロード版がキャンペーン価格で30ドル程度と言われていたものの、
日本がどうなるのかなかなか情報が出てきませんでしたが、
世界並みの安さになるということで安心しました。
この値段なら5年ほど使ってまだまだ現役のEeePC901X(勝手にパワーアップ済み)に入れようという気になります。
どうせChrome(ウェブブラウザ)しか使っていないのでxpとの互換性は大して気にしませんし、
パフォーマンス的にはきっと問題ないと信じています。

2012年10月15日月曜日

社長が訊く Wii U 本体編

Wii Uの日本での発売日2012年12月8日まで2ヶ月を切りました。
私は現時点で発売日の購入を決めたわけではありませんが、
3DSのときと同様アンバサダーにはなる気がしています。

さて、任天堂としては恒例の「社長が訊く」でいよいよWii Uについての連載が始まりました。
おそらく発売までの2ヶ月、いろいろな話が出てくるでしょうから、
ものづくりに携わる人間としてちょっと楽しみにしています。
その第一回は本体編です。
内容は直接確認いただければいいのですが、
この中でチップメーカーの社名も登場したりしているだけでなく、
なんとメインボード等中身をさらしています。
発売してしまえばどうせ分解されてネットでいろいろ書かれることは目に見えていますし、
公然の秘密は自ら公開してしまえということでしょうか。
そういうの結構好きです。
Wiiや3DSのときはこんなことありませんでした。

せっかくなので、今回さらされた情報でわかったこと、推測できることを書いておきます。
ただし、誤っているかもしれないのでそのつもりで見てください。
  • CPU+GPUのMCMの大きさは4cm角ぐらい
  • CPUのチップ面積は30~40mm^2ぐらいに見える。XBOX360のトリプルコアが32nmプロセスで40mm^2ぐらいっぽいので、コア数はやぱり3なのかも。その後のアーキテクチャの進化や高クロック化でどれだけ性能を稼いでいるかということが焦点になりそうです。
  • GPUのチップ面積はCPUの8倍くらいでちょっと大きすぎる印象。GPU偏重なのかも。
  • GPUのチップ面積は200mm^2超のように見える。28nmプロセスで300mm^2を超えるGPUは存在するが、任天堂の思想っぽくないのでDRAM混載でサイズが肥大しているとも考えられる。またメモリ階層の件があるがGPU(GP-GPU)について言っているのかも。
  • AMD設計のGPUの製造はルネサス?
  • CPU+GPUの発熱量はWiiの3倍で冷却用ヒートシンクとファンは大型化。発熱量増加分の大部分はGPUの増分なのではないか。Wii Uの性能はGPUのGP-GPU的利用にかかっているような気もする。
  • 本体正面に標準サイズのSD(SDHC)カードスロット1つ
  • 本体正面に標準サイズのUSBタイプAメス(ホスト)コネクタが横並びで2ポート
  • 本体背面に標準サイズのUSBタイプAメス(ホスト)コネクタが縦に重ねて2ポート
  • 本体背面に標準サイズのHDMI端子が1つ
  • メイン基板表面にDRAMっぽい石が4つある。16Gb(2GB)搭載しているので2Gb品×4つ、あるいは裏面にさらに4つあって1Gb品×8つの可能性もないことはない。2GBのうち1GBはシステム用ということだが、その1GBにGPUとの共有メモリ分が勘定されているかも。
  • HDMI端子付近にSiliconImage社のHDMIトランスミッターっぽい石がある
  • 本体背面にWii互換のセンサーバー接続用端子がある
  • 本体背面にWii互換のAV端子がある
  • 本体背面にACアダプタ接続用端子はWiiのものと同じように見える
  • メイン基板の本体正面左側に前面パネル(電源ボタン等)との接続用と見られるフレキシブルケーブルのコネクタがある
  • メイン基板の本体背面左側に冷却ファン用と見られるコネクタがある
  • メイン基板の本体正面右側にBDドライブ接続用と見られるフレキシブルケーブルのコネクタがある。ただしシリアルATAの信号線にしてはピン数が多い(コネクタ幅が広い)ようにも見え、他に内部結線用のコネクタも見当たらないし、駆動用電源もフレキで供給してるよう。
  • CPU+GPUのEMI対策シールドはヒートシンクごと覆っている
  • 無線系(無線LAN、Bluetooth、ゲームパッドへの画像転送)はメイン基板表面にはなさそうなので、裏面についてる?

2012年10月11日木曜日

iPS細胞

iPS細胞を開発された京大の山中教授がノーベル医学生理学賞受賞を受賞されました。
受賞することは確実としても正直もっと後だろうと思っていたので、
えらく早いなというのが私の感想です。
まあ私ごときが言うのもなんですが、一応言っておきましょう。
おめでとうございます。

さて、一時期分子生物学にはまって入門書など読んでいましたが、
私的にはかなり興味のある学問です。
昔から電子系の人間で、医学にはほぼ興味がなかった、
というか外科とか絶対無理というタイプで、
ゾンビ系のホラー映画とかも大嫌い(これは関係ないか)な人間なので、
そもそも選択肢になかったのですが、
高校の頃にこういう学問があることを知っていれば、
もしかしたら医学を志していたかもしれません。
まあ、大人になってから医学とか法律とか勉強するようになったのは、
仕事にしている電子系に飽きているというのがあるのかも。
宝くじで5億円当たったらどこか入れてくれる医学部でも探そうかしら。

2012年10月10日水曜日

今のF1の変えてほしいところ

昨日のついでに今のF1について何とかしてほしいところを書いてみたいと思います。
今年からTV放送がBS/CSのみになり、
すっかりマイナースポーツになっているF1ですが、
多分観ていて面白くないというのが視聴率低下の原因だと思っています。

まず第一にタイヤがワンメイクになり、使えるタイヤが制限されたり、
レース中のタイヤ使用義務ができてから面白くありません。
決勝にタイヤを残すために予選で温存して下位に甘んじたり、
決勝でのタイヤの選択権を得るためタイムを出さないとか、正直興ざめです。
決勝でもタイヤを温存して後ろを数珠つなぎにするとか、
それが原因で上位と下位が大きく離れるとかレース展開がぶち壊しです。
昔は最後尾から追い上げて表彰台に飛び込む鬼神の走りなんてのも見られましたが、
近年はそんな記憶もありません。
やはり、予選ではコースレコードを狙って妥協なく速さを見せつけてほしいですし、
決勝ではファイナルラップまで抜きつ抜かれつしながら、
ファステストラップを更新するような走りを見せてほしいですよね。
そのために、タイヤのレギュレーションがもう少し何とかなりませんかね。

次に技術開発についてです。
せめてエンジンの継続的な開発は認めてほしいです。
最近は開発競争といえばエアロ関連ばかりで。
ダブルDRSみたいな面白いアイディアはわかりやすくていいのですが、
フロントウィングとか細かく複雑になりすぎで、
もっと根本的なところに力をかけてほしいんですよね。
やはり車はエンジンで動いているのですから、
その源泉の進化を止めるようなことはしてほしくないです。
エンジン+KERSという形でもまあいいです。

DRSは私としては期待はずれです。
オーバーテイクがおきやすくなるということでしたが、
遅い車を抜けない車が数珠繋ぎになって、
その先頭以外がDRSを使っても抜けないという状況を目にしていますし、
コース上ではなくピット戦略で抜くというようなことが多いですよね。

最近のドライバーはよくマシンを壊しますが、
これにも対策が必要と考えています。
特にフロントウィングを壊して交換するマシンの多いこと。
なんなら予選始まってからはタイヤ以外のパーツは交換不可能にしてはどうかと。
そうすれば無茶なドライブは減って、よりフェアなレースになると思います。

あとはポイント制度でしょうか。
入賞は6位まででいいと思いますし、
ポイントもコンストラクターズチャンピオンシップのためのもので、
ドライバーズチャンピオンシップについては
1位に一番多くなったドライバーがチャンピオンでいいのではないでしょうか。
たいして優勝できなかったドライバーがチャンピオンなんて事態は
ぜひとも避けねばなりませんし、
シリーズ終盤戦でポイント重視の戦略をされても、
あくまで単レースごとに観ているこちらとしてはいまいち面白くありません。

多分この状況は2013年シーズンも同様でしょう。
2014年シーズンからはいろいろと大きな変更が加わりますが、
これでレースが面白くなるのを祈るのみです。
さもないとテレビで観るの本当にやめるかもしれません。
今でも早送り気味なんで。

2012年10月9日火曜日

M.シューマッハの永遠の引退

先週末行われたF1の日本GPは、
鈴鹿サーキットの50周年に小林可夢偉の初表彰台と、
なんだかできすぎた話になってしまいました。
私は基本的に誰かドライバーを応援しながら観戦(TV観戦)することはないので、
特に感動したとかそういうことはないのですが、
今年の彼は十分速かったのでこの結果に何ら不思議はなく、
まずはおめでとうと言いたいところです。
ただ、ちょっと気になったのは表彰台で観客席から「可夢偉」コールがあったことです。
状況が状況だけに批判する気もないのですが、
優勝したベッテルや2位のマッサに対していささか礼を逸した行動に見えます。
これが直接的な原因ではないとは思いますが、
ベッテルは小林に妙に気を使ったかのようなコメントを発していますし、
マッサは自身2年ぶりの表彰台であったにもかかわらず、
やや居心地が悪そうに見えたのは私だけでしょうか。

さて、今回の日本GP、私の個人的興味は
ミハエル・シューマッハの2度目の引退の発表があったことです。
事前にいろいろとうわさがあり、その可能性は感じてはいましたが、
公式発表されると寂しいものがあります。

私がF1に興味を持つようになって長い時間がたちますが、
その間にデビューから引退までずっと注目していたのは
M.シューマッハただ一人だけです。
91年のベルギーGP(多分その当時のビデオテープがまだ残っている)でジョーダンからデビューした彼は
私に「何じゃこいつは」と思わせ、
フェラーリの常勝時代には「強すぎて面白くない」から嫌いとも思わせ、
アロンソに負ける形で引退した彼がメルセデスで復帰したときは、
「もしかしたら何か起こしてくれそう」とも思ったものですが、
本人の衰えは否めず、マシンも強くしていけず、
事実上引退に追い込まれたようにも見え、少々悲しくも思えます。
真偽のほどはわかりませんが、
かつてTOYOTAの撤退に伴ってチームの移籍をめざした弟のラルフに、
遅いマシンででは経歴に傷をつけるからやめるようアドバイスした
というような話を聞いたこともありますが、
今回は同じ事を自分に言い聞かせたのかもしれません。

さて、M.シューマッハの残り5戦、
優勝でなくても表彰台になんとかあがって勇姿を見せてほしいものです。
今年のメルセデスのマシンはタイヤに厳しく、
速さも他のマシンに比べるべくもないのですが、雨が降れば話は別です。
ということで雨乞いでもしたいところですが、
アブダビとかテキサスで雨が降るとも思えません。
となると今週末の韓国GPあたりはどうかということになりますが…どうも天気はよさそうです。

2012年10月8日月曜日

かばんの持ち手を修理

10年ぐらい使っている普段持ちの革のかばんの持ち手がぼろぼろになってしまいました。
いや、正確に言うと数年前から接着剤等で修理を繰り返していて、
半年前についにこんな状態になりました。
それでも革は結構強くて、使えなくもなかったのですが、
さすがにみすぼらしいのでなんとかしようとネットサーフィンしていて見つけたのが、
手芸関係のネット通販シュゲールです。
ここで、革などを買い込み自力で修理してみました。
って、材料の購入からやる気になるまで半年かかったんですけど。

まず元のぼろぼろな持ち手を切り取って針金で芯を作り、
それをプラスチックの板の芯材で挟んで形を作り、
それを革でうまく覆って中に毛糸を押し込んで整形し完成です。
革は細長く切って長辺端っこに菱目打を木槌で打って穴を2列にあけ、
革の端を織り込むような格好で針と糸で縫いこんでいきます。

構想は立てつつもほぼノープランの試行錯誤しながらの6時間に及ぶ大作業で、
売り物になるほどの出来ではありませんが、
素人にしてはなかなかいけてる感じには仕上がりました。
革はあと3回修理できるくらい残っているので、
このかばんあと20年くらいは使えるかな。

2012年10月4日木曜日

Raspberry pi (Raspbian “wheezy”) のSDカードの容量不足

2GBのSDカードにRaspbian “wheezy”をインストールしてRaspberry pi で使っていると、
いろいろなソフトのインストールにより残り容量が目減りしてしまいます。
そんなときは、4GB以上のSD(SDHC)カードインストール
(または動作している2GBのSDカードから4GB以上のSDHDカードにLinuxのddコマンドでディスクイメージを丸ごとコピー)して、
そのカードでRaspberry piを起動し、
自動的に立ち上がる設定ソフト(または"raspi-config"コマンドを自動実行)で
[expand_rootfs]メニューを実行するだけでOKです。
これでSDカードの容量いっぱいまで利用可能になります。

2012年10月3日水曜日

ジョジョの奇妙な冒険

いや、まさか今になって「ジョジョの奇妙な冒険」の
テレビアニメを視られるとは思いもしませんでした。
しかも私がお気に入りの第1章です。

歳がばれそうですが、週刊少年ジャンプでリアルタイムに読んでいたのは
第3章から第4章にかけてぐらいで、
第1章と第2章は当時友人に借りた単行本で読んだ記憶がありますが、
第4章が私にとってはいまいち(個人的な感想です)だったので途中で読まなくなり、
その後どうなっているのかまったく知りませんでした。
最近になってJoJoスマホとか出てきてどういうことかと思っていたところに
このテレビアニメ化ですから驚きです。

さて、初回放送ですが以下のとおりらしいので、
興味のある方はお忘れなきように。
多分全国で視聴可能なBS11がビットレートが高くていいのではないでしょうか?
TOKYO MX10月5日(金)24:30
毎日放送10月6日(土)25:58
RKB毎日放送10月8日(月)26:25
東北放送10月9日(火)25:30
中部日本放送10月10日(水)26:30
BS1110月12日(金)24:00

2012年10月2日火曜日

ソフトバンクモバイルがイーアクセス買収

ソフトバンクモバイルがイーアクセス買収というウルトラCに出ました。
その手があったかと感心しているところですが、
経営的・財務的にはどうなんでしょうねぇ。

まあそれは置いておいて、以前書きましたが、
ソフトバンクが販売しているiPhone5のモデルはA1429(GSM)と思われ、
これはLTEのバンド1/3/5をサポートしています。
このうちソフトバンクが使っているのはバンド1となります。
バンド1は2GHz帯で、これはソフトバンクの3Gの周波数帯と丸被りしており、
場所によってはLTEのエリア展開に深刻な影響が出ている模様です。
iPhone5を何とかするために打てる手としては、
3Gを900MHz帯へ収容して2GHz帯をひねり出しLTEに振り分けることになるでしょうが、
900MHz対応の基地局の整備には時間と費用がかかり、短期間での対応は困難でしょう。
しかもauにあわせてiPhone5でのテザリングを有効にするといってしまったものだから、
ますます帯域が厳しくなる。
それならば、バンド3でLTEを展開していて3Gの関係でiPhoneを売れないイーアクセスを
丸ごと手に入れてしまえというわけですね。
iPhone5発売時にあれだけ書いておいて
このオプションに気付かなかった私はおろかです。

さて、ソフトバンクのiPhone5の環境はこの買収によっていい方向になるとは思いますが、
逆に悪いことが起こる可能性もあります。
まず、LTEのバンド3を使えることで2GHz帯を3Gに残すことが可能となり、
900MHz帯への投資がスピードダウンする可能性があります。
そしてその投資分をイーアクセスのLTEに向ける可能性があります。
iPhoneの場合1年に一度新モデルが出ることでユーザの目はそちらを向き、
旧機種の収束が速いと推定しています。
となると、なんだかんだ言いつつ現在の2GHz帯は3Gをそのまま運用して、
LTEはイーアクセスのバンド3で展開、
2年ほどお茶を濁して900MHzもLTEにということになりそうな気がしています。
3GとLTEを隣接周波数で運用するのは干渉が厳しそうですし、
3Gのプラチナバンドは必要なところにピンポイントで置いていき、
ある日突然LTEに転換というのはありえない話ではありません。
幸いにも2GHz帯の3GとLTEのバンド3は国際的に見てもメジャーな存在で、
国際ローミングや端末調達の面ではプラスに働くでしょうし。

こうなるとWireless City Planning(旧Willcom)から
3分の1引き継いだAXGP(TDD-LTE)の必要性は薄れます。
これの使用周波数帯は2.5GHzなので、
もし転用可能ならLTEのバンド7にしてしまうかもしれません。
幸いにもiPhone5の北米モデルA1428ではLTEのバンド4/7をサポートしており、
次期iPhoneでバンド1/3/4/5/7の単一モデルでの対応がなった暁には、
ありえない話ではありません。
ソフトバンクはAXGPを積極活用しているようには見えませんが、
もしかするとそのことを見越しながらユーザ数があまり増えないよう
注視しているのかもしれませんね。

2012年10月1日月曜日

WordpressからBloggerに移行しようと思ってたけど

個人のblogのホスティング先をWordpress.comからBloggerの二重管理にしてから半年経ちました。
Googleのサービスの1つであるBloggerはGoogle+やGoogle検索との親和性もよいような気がして、
いずれWordpress.comをやめてBloggerに完全移行しようかと当時は考えていたのですが、
BloggerのこのサイトよりWordpress.comの方が訪問者が恐ろしく多く
その傾向は半年後の今もまったく変わらないこと、
ソーシャルなサービスとしてGoogle+よりはFacebook/Twitterのほうが普及していることから、
一本化を断念しこれからも2サイト併用で運用していくことを決心しました。
それに伴い、日本人としてはかなり早い時期にアカウントを作りつつも、
ほぼ休眠状態だったFacebook/TwitterをWordpress.comと連動させることにしました。
最初は厳格に適用していた個人を特定できるような記事をかかないというポリシーも
守るのがめんどくさくなってきましたし、
今後は機会があれば私の居住地方がわかるようなネタにも触れていこうかと。
まあ相変わらず電子/情報系の技術的なつまらない駄文がメインですけど。
なお、連携のさせ方ですが、
wordpress.comの自分のblogの管理用URL(ディレクトリ名"wp-admin")にログインし、
[設定]-[共有]から連携したいサービスを選んで指示に従い設定するだけです。