2007年8月31日金曜日

家庭内PBX level2 - その16 - jabber との相互接続

jabber というと私が個人的に支持している
オープンスタンダードなインスタントメッセージの規格です。
今は xmpp といったほうがいいでしょうか。

さて、その拡張規格 jingle (規格というよりライブラリの名称?)は
音声通話もサポートしており、
Asterisk でも実験的にサポートしています。

Adminsparadise 1.1 に含まれている Asterisk 1.4.4 は
残念ながら jabber,jingle 非サポートでビルドされているので
そのままでは使えませんが、
以前自力でビルドして試験したときのことを書き残しておきます。

Asterisk 1.4.0 では、それまでパッチ扱いだった jabber,jingle が
ビルドオプションで組み込まれるようになりましたが、
このときいろいろ設定ファイルをいじってトライしてみたところ、
シグナリングは通っているように見えました。
しばらく前のことではっきりと覚えていませんが、
jabberクライアントとSIPクライアントから互いのプレゼンス情報を確認でき、
発呼まではできました。
プロトコル的につながっているように見えたものの
音声はついに通すことができませんでした。
テキストメッセージについては覚えがありません。
試してなかったような気がします。

どちらにしても1.4.4の時点で実験的実装に過ぎません。
正式サポートされたあかつきにはまたトライしてみたいとは思っています。

ちなみに、Asterisk ではありませんが
SIPプロキシサーバのOpenSERではjabberに正式対応されているようですので、
時間があれば試してみたい、というかインストールはしています。
ところが、ドキュメントを読んでいて
テキストメッセージにしか対応していない(もしかして私の読み違い?)
ことに気づいてしまったため、
いまいちやる気になれずほったらかしです。

さて、長い間 Adminsparadise について書いてきましたが、
なかなかいい感じに利用できそうです。
とりあえず今回はこの辺にとどめておき、
また何か面白いことがあればここでも報告したいと思っています。

2007年8月30日木曜日

家庭内PBX level2 - その15 - URI指定で他のSIPサーバへの発信

その13でAsteriskから他のSIPサーバ宛にSIP URIでの発信ができないと書きましたが、
ソース(chan_sip.c)を眺めていて方法がわかりました。
設定ファイル /etc/asterisk/extensions.conf の [from-internal] セッションに
exten => _7.,1,Dial(SIP/${EXTEN:1}@${SIPDOMAIN})
exten => _7.,2,Macro(outisbusy,)
のような2行を追加するだけです。
これは、7発信(SIP URI の前に8をつける)でSIP URIを指定したとき
そのドメインのSIPサーバに接続することを意味し、
例えば、72000@sample.comをダイヤルすると
SIP URI で"2000@sample.com"に発呼することになります。
プリフィックスをつけなければならないのは非常に不細工ですが…

ただ、テンキーしかついていないハードフォンでSIP URIを入力するのは苦痛ですので、
緊急避難的な使い方にとどめたほうがいいような気がします。

なお、SIPDOMAIN変数にSIP URIのドメイン部が格納されていますので、
ここをうまくチェックするように extensions.conf を書けば、
プリフィックスなしでも発信可能になるような気がしています。
どなたか方法を編み出されましたら、ぜひ私にも教えてください。

2007年8月29日水曜日

家庭内PBX level2 - その14 - 他のSIPサーバからの着信

では前回の発信側に続き、今回は着信側SIPサーバ(Asterisk)の
設定についてお話します。

と、その前にDNSサーバを設定しておかなければなりません。
たとえば、"1000@asterisk.sample.com" のように、
sample.comドメインのasteriskサーバを指定した上でSIPドメインを指定するなら、
sample.comのDNSサーバにasteriskのAレコードを登録するだけでいいでしょう。
しかし、一般には"1000@sample.com"のように
ホスト名なしのドメイン名だけで運用したい場合がほとんどでしょう。
この場合はSRVレコードの登録が必要になってきます。
DNSサーバにbindを利用しているならそのホスト設定ファイル
(例えば"/var/bind/named.hosts")に以下のようにレコードを追加します。
sample.com. IN NAPTR 0 0 "s" "SIP+D2U" "" _sip._udp.sample.com.
sample.com. IN NAPTR 0 0 "s" "SIP+D2T" "" _sip._tcp.sample.com.
sample.com. IN NAPTR 0 0 "s" "SIP+D2S" "" _sip._sctp.sample.com.
sample.com. IN NAPTR 0 0 "s" "SIPS+D2U" "" _sips._udp.sample.com.
sample.com. IN NAPTR 0 0 "s" "SIPS+D2T" "" _sips._tcp.sample.com.
sample.com. IN NAPTR 0 0 "s" "SIPS+D2S" "" _sips._sctp.sample.com.
_sip._udp.sample.com. IN SRV 0 0 5060 sip.sample.com.
_sip._tcp.sample.com. IN SRV 0 0 5060 sip.sample.com.
_sip._sctp.sample.com. IN SRV 0 0 5060 sip.sample.com.
_sips._udp.sample.com. IN SRV 0 0 6060 sips.sample.com.
_sips._tcp.sample.com. IN SRV 0 0 6060 sips.sample.com.
_sips._sctp.sample.com. IN SRV 0 0 6060 sips.sample.com.
sip.sample.com. IN CNAME asterisk.sample.com.
sips.sample.com. IN CNAME asterisk.sample.com.

では、Asteriskの設定です。
設定ファイル /etc/asterisk/extensions_additional.conf の [globals] セクションに
ALLOW_SIP_ANON = no
があるのでこれを
ALLOW_SIP_ANON = yes
に変更します。
このままでもSIPによる外線着信を受けられますが、
PSTN外線と同じ扱いになってしまい
せっかくの内線番号指定の意味がありません。
そこで、設定ファイル /etc/asterisk/extensions.conf の
[from-sip-external] セクションにある
exten => _.,1,NoOp(Received incoming SIP connection from unknown peer to ${EXTEN})
exten => _.,n,Set(DID=${IF($["${EXTEN:1:2}"=""]?s:${EXTEN})})
exten => _.,n,Goto(s,1)
の3行をコメントアウトし、代わりに
exten => _1XXX,1,Dial(SIP/${EXTEN})
exten => _1XXX,2,Hangup
exten => _2XXX,1,Dial(IAX2/${EXTEN})
exten => _2XXX,2,Hangup
のような番号計画に沿った転送先を指定します。
これで、ダイヤルインが可能となります。
まあ、このあたりは好みと運用方針次第で。

2007年8月28日火曜日

家庭内PBX level2 - その13 - 他のSIPサーバへの発信

世に多くのSIPサーバがあれども、
イントラネット内で閉じていたり
キャリアのネットワーク内で閉じていたりと、
横のつながりが皆無なんですよね、SIPって。
さらに技術的に痛いのは、NAT越えの難しさだったりします。
SIPが策定され始めたころは
電話網を置き換えるかとも思われましたが、
いろいろな思惑や内包された制限により、
それが単なる幻想であると思うようになりました。
これは私がSIPではなく、
jabberによる電話網の置き換えを支持する理由の1つです。

それでもSIPをなんとかしようと思っている方も結構いらっしゃって、
SIP IX のようなサーバ相互接続も盛んになっています。
本当はこんなことをしなくても DNS と SIP URI で
しっかり連携できるはずなんですけどねえ、理想的に言えば。

さて、Asterisk でもきっとできるはずと思い試行錯誤した結果、
しっかり動作しましたのでここに書き残しておきます。
なお、Adminsparadise 1.1 ベースのAsteriskサーバを2台と
DNSサーバを1台使って試験しました。
今回は発呼側の設定です。

設定ファイル /etc/asterisk/sip.conf の [general] セッションに
srvlookup=yes
を追加します。
これでSIP電話機(ソフトフォン)から"1000"のような内線番号ではなく、
"2000@sample.com" のような SIP URI で
相手先サーバへの発呼が可能となります。

と思ったのですが、Asterisk と電話機のどちらが悪いのかわかりませんが、
SIP URI では発呼できません。
しょうがないので番号計画に取り込んでしまいます。
設定ファイル /etc/asterisk/extensions.conf の [from-internal] セッションに
exten => _80001.,1,Dial(SIP/${EXTEN:5}@sample.com)
exten => _80001.,2,Macro(outisbusy,)
のような2行を追加します。
これは、8発信でサーバ局番0001を指定したとき
sample.com のSIPサーバに接続することを意味し、
例えば、"800012000"をダイヤルすると
SIP URI で"2000@sample.com"に発呼することになります。

もし、他のドメイン宛てについても登録したければ、
先の2行のサーバ局番とドメイン名を変更して追加すればよいでしょう。
ただこの方法ですと接続先の数だけ設定を追加する必要があり、
ローカルでしか意味を成さないサーバ局番をドメイン名と無関係に定義し、
エンドユーザにアナウンスする必要があります。
また、新たな接続先を登録するのもスマートとはいえません。
やはり、ここで示した方法を応用して SIP IX に
アドレス解決を振ったほうがいいのかもしれませんね。
今回はあくまでも実験ですのでここまでで修了とします。

2007年8月26日日曜日

家庭内PBX level2 - その12 - ENUM からの着信

Asterisk 等のPBXサーバを利用している場合、
e164.org から電話番号を払い下げてもらえます。
利用できるのは国番号882(国際網として定義)の電話番号です。
私の場合 、IXA2接続な
882-99-ABCDEF-0000 から
882-99-ABCDEF-9999 までの
一万個の電話番号がもらえました。
そんなにいらないんですけど…

さて、これら電話番号に発呼したときに、
適切なサーバを案内するのは e164.org の役割ですが、
その後どうするかはサーバ側の設定になります。
例えば、下四桁をそのまま内線番号にするなら、
設定ファイル "/etc/asterisk/extensions.conf" の最後に

[enum-in]
exten => _88299ABCDEFXXXX,1,Dial(SIP/${EXTEN:11})
exten => _88299ABCDEFXXXX,2,Hangup

を追加すればいいでしょう。
もしSIPではなくIAX2な電話機であれば
上のSIPをIAX2に変更すればいいですし、
2種類の電話機を混在させるなら、
それぞれの電話番号に対して正確に設定する必要があります。
あとは "/etc/asterisk/iax.conf" に

[guest]
type=user
context=enum-in

を追加して、外部からIAX2で着信できるようにすれば完了です。
 

2007年8月25日土曜日

ブドウ糖で発電?

SONYがブドウ糖から電力を発電しウォークマンを動作することに成功したそうです。

原理については発表されていないようですが、

まさか電解質と金属で作った化学電池ではないでしょう。

 

さて、最近はバイオマス発電やバイオエタノール燃料の活用がもてはやされていますが、

サトウキビから生成したエタノールを燃料に発電機を回すよりは

エネルギー効率がよさそうです。

というわけでSONYにはがんばってもらいましょう。

2007年8月24日金曜日

PS3 と PlayTV

何かと話題のPS3ですが、PlayTVなるものが正式発表されました。 

地上波デジタルTVチューナーモジュールを接続することでHDDレコーダになるといい、なかなか興味深いですね。

まあ、ヨーロッパの放送規格向けですので日本には全く関係ないですが。

さらに録画した番組をHDDから移す先がないので、Rec-POTのような使い方しかできないのも痛いです。

でも何が痛いって、これ目当てでPS3を買ったユーザがゲームを買ってくれないことです。

今後何年かはゲームが売れなければSONYは儲からないことになっていますので。

 

2007年8月23日木曜日

家庭内PBX level2 - その11 - ENUM への発信

ENUM ってご存知でしょうか?
簡単に言うと、電話番号からIPアドレスを検索して
インターネット経由で通信しましょうという野望です。

私は個人的に支持していました。
まあ、いろんな思惑の中で特に日本では埋没気味なのですけど…

さて、歩みののろい ENUM に対し、
e164.org というオーストラリアのボランティア団体(?)が
ENUM サービスを無料で提供してくれています。
ここのDNSサーバでIPアドレスと関連付けされている電話番号へなら、
インターネット経由で通話料無料のIP電話が楽しめるという寸法です。

Adminsparadise ではENUMが割と簡単に利用できます。
ウェブベースの設定ページから
[PBX Admin]の[Tools]にログインし、
[Basic]-[Trunks]メニューから[Add ENUM Trunk]をクリックします。
[General Settings]の[Outbound Caller ID]に
発信元電話番号として通知する電話番号
(とりあえずPSTNの番号を国番号から)、
[Maximum channels]に同時通話回線数を、
[Outgoing Dial Rules]の[Dial Rules]に"9|."を入力して、
[Submit Changes]をクリック後、[Apply Configuration Changes]で反映されます。

[Basic]-[Outbound Routes]メニューから
[Route Name]を"9_enum"、
[Dial Patterns]を"9."、
[Trunk Sequence]を"ENUM/"を入力して
[Submit Changes]をクリック後、[Apply Configuration Changes]で反映されます。


こうすることで、9発信でENUMで発呼できます。

と思ったらデフォルト設定にバグがありました。
"/etc/asterisk/extensions.conf" に
exten => s,n,Set(ENUMCOUNT=${ENUMLOOKUP(${DIAL_NUMBER},all,c,${ENUMNET})})
の行があるので、
exten => s,n,Set(ENUMCOUNT=${ENUMLOOKUP(${DIAL_NUMBER},all,c,,${ENUMNET})})
に修正し、さらに
exten => s,n,Set(ENUM=${ENUMLOOKUP(${DIAL_NUMBER},all,${ENUMPTR},${ENUMNET})})
の行を
exten => s,n,Set(ENUM=${ENUMLOOKUP(${DIAL_NUMBER},all,,${ENUMPTR},${ENUMNET})})
に変更する必要があります。

2007年8月22日水曜日

家庭内PBX level2 - その10 - FAX受信をメールで通知

Asteriskでは留守録メッセージを保存したことをメールで知らせてくれますが、
Hylafaxも同様の機能があります。
FAX受信時に設定ファイル "/etc/hylafax/etc/FaxDispatch" の
SENDTO で示されるメールアドレスに通知してくれるかと思いきや、
まったくしてくれません。
これにもかなり悩みましたが、
偶然にも "/var/spool/hylafax/bin/faxrcvd" を見てびっくり。
なんと "/var/www/html/avantfax/includes/faxrcvd.php" への
シンボリックリンクになっています。
Avantfax によって上書きされたんですね。

というわけで、"/var/www/html/avantfax/includes/faxrcvd.php" の中の
tiff2pdf()でPDFを生成する直後に
mail("<メールアドレス>","<メールの件名>","<メール本文>");
を追加して解決しました。
今回は単なる受信通知ですが、
生成されたPDFファイルをBase64でエンコードして
メールに添付することもできるでしょう。
それについては必要になったときに考えることにします。

2007年8月21日火曜日

家庭内PBX level2 - その9 - FAX受信に成功

ログ等見ながらがんばってみたところ、
FAXの受信に成功しました。
ポイントは、アナログモデム X100P のからの着信時の設定で
[FAX Handling] の [Fax Detection Type] を "Zaptel" にしておくことと、
設定ファイル "/etc/asterisk/extensions.conf" の
[ext-fax] セクションにある
exten => in_fax,1,StopPlayTones
exten => in_fax,2,GotoIf($["${FAX_RX}" = "system"]?3:analog_fax,1)
exten => in_fax,3,Macro(faxreceive)
の3行を削除して、代わりに
exten => in_fax,1,Dial(IAX2/1100)
を追加しておくことです。
これで、FAXを自動検出して受信してくれます。

ただし、特定のFAXからの受信に失敗します。
私の推測ですが、
どうも、これは送信元FAXから送られてくる
CNG信号を検出することで切り替えているようで、
CNG信号を発信していないFAXからは受信できないようです。

ですので、正式に運用するならFAX受信専用に
外線を一本用意したほうがいいような気がします。
 

2007年8月17日金曜日

WILLCOM がんばってる!

先日 So-net の bitwarp PDA で高速通信対応のモデムカードを入手しました。

このサービスのインフラは WILLCOM の PHS なわけで、

このPHSの基地局の位置は結構公開されています。

自宅の500m圏内には4つの基地局がありますが、

これらが 高速通信可能な W-OAM 対応かどうか調べてみました。

といっても、基地局のすぐ近くまで赴きスループットを調べてみただけですが。

 

結果は、なんと4つとも100kbps以上の速度が確保されていました。

どうやらすべて対応しているようです。

実は2ヶ月ほど前にWILLCOMに問い合わせて確認したときは

W-OAMに対応した基地局はどうやら1つしかなかったようで、

一応対応希望は出しておいたのですが、

うれしいことに2ヶ月で何とかしてくださいました。

この調子で私の行動範囲のすべてが置き換わってくれるとうれしいですね。

 

2007年8月14日火曜日

一周年

ここのスペースに書き始めてからちょうど1年たちました。

別にめでたくもなんともありませんが、とりあえずの節目ということで。

マッドエンジニアと自称しながら、それらしさを出せていないのは気にしないでください。

もっとディープなテーマも扱っていくつもりですので、

今後ともよろしくお願いします。 

2007年8月11日土曜日

WiMAX 周波数争奪戦

来月WiMAX用の周波数の取得申請受付が行われるようです。

最大2社への割り当てが行われることになっており、

総務省の意向で携帯電話キャリア3社は単独での申請は不可能となりましたが、

KDDIは京セラと組むそうです。

この2社はWILLCOMの株主なので、WILLCOM経由で参入すれば丸く収まるような気もするのですが、

どうしてもイニシアチブが取りたいんでしょうね。

とりあえず安くサービスが受けられるようにしてほしいですね。

2007年8月10日金曜日

携帯電話 機種変更

先日携帯電話の機種変更をしました。

前のは2年半近く使っていて、

小さくて軽くて特に不満はなかったのですが、

いろいろと事情があり最新のものに買い換えました。

最近のはみんなごつくて重くて機能多すぎで。

とりあえず通話とメールができれば問題ないんですよね。

自慢じゃありませんが着メロもダウンロードしたことないですし。

 

そんな中でちょっと使ってみたいと思っていたのが、

ワンセグとお財布ケータイです。

ですが、ワンセグはちょっと動かすと電波が受信できず画面がとまったりしますし、

電話機の形状からして見にくいですし、

大きな音にするとサチるし、イヤホン端子がステレオミニジャックじゃないし、

買ったその機種がどうというより、根本的に使いにくいですね。

画面もせめて Nintendo DS くらいのサイズはほしいです。

といっても、DS+プレイやんで録画したテレビ番組をみるのも結構つらいんで、

そもそもモバイルTVというのは使わないのではなどと思ったりします。

そこまでして見たい番組がないというのもありますが。

まあ、BGM代わりには使うかもしれません。

 

もうひとつのお財布ケータイですが、

Edyなどの私の使う決済のアプリがプリインストールされていません。

もちろんダウンロードすれば使えるのですが、

リアルお財布の都合でパケット定額を契約していない私にとっては恐ろしく敷居が高く、

すでに使う気がなくなりました。

もうちょっと考えたほうがいいんじゃないの、Edyさん。

 

2007年8月9日木曜日

W-OAMなPHSデータ通信

So-net の bitWarp のキャンペーンで

W-OAM 対応のPHSデータ通信CFカード "MC-C550" を入手しました。

とりあえず自宅で試してみると、どうやら最も近い基地局が W-OAM に対応済のようで、

最高で 100kbsp を超える通信速度が確保できました。

実効速度がほぼ2倍になりました。

めでたしめでたし。

早くすべての基地局がW-OAM対応になってほしいですね。

 

もうひとつ MC-C550 になってよかったのがアンテナです。

収納しやすく、壊れにくくなりました。

これまで使っていた MC-C450 のアンテナはひ弱だったので。

 

2007年8月8日水曜日

家庭内PBX level2 - その8 - FAX受信設定

残りのPSTN経由FAX受信についてです。

"/etc/asterisk/extensions.conf"の[from-zaptel]セクションで、
exten => s,n,Goto(from-pstn,${DID},1)

exten => s,n,Dial(IAX2/1100)
に変更すると普通にFAXが受信できることを確認しました。
が、これではこのPSTNで音声通話の受信ができません。
このあたりの処理内容をみると、
どうやら受話時にFAX通信を検出して自動的にFAX受信モードに入るようですが、
ログで確認すると、この検出がうまくできていないようです。
うーん、なんなんだろ。

 

2007年8月7日火曜日

総務省の地デジ対策

 「地上デジタル放送の利活用の在り方と普及に向けて行政の果たすべき役割」
第4次中間答申が総務省より8月2日付けで公表されました。
いよいよ猶予が4年を切ったわけですが、
果たして何と書いてあるのか見てみました。
たいしたことは書いてありませんが、
私の興味のある部分についてコメントでもしておきます。
ただし、私の一視聴者としての個人的な意見です。

IP同時再送信については何も考えずとにかくやってほしいですね。
できれば放送波に乗っているのと同じMPEG2TSストリームを
そのままRTPにパックしてマルチキャスト(要FEC?)してほしいですね。
さらに同時にトランスコードした低解像度バージョンを
VODできるようにしてもらえるとなおうれしいです。

衛星によるセーフティネットは緊急避難処置といわず
恒久的にやってほしいです。
今のBSデジタルは見たい番組がないので、
在京キー局の放送でいいのでそのまま乗せてほしいです。

安価なチューナーについては、
2年以内に5000円程度を想定しているようですが、
おそらくアナログ波停止寸前(2011年4月以降?)、
あるいはテレビが映らなくなってから買う人が大多数な気がします。
アナログ放送で十分と考えている人たちは
前もってチューナを準備しようなんて思わないでしょう。
連動データにも対応するような高機能なチューナなら
もう少し前からでも需要があるかも知れませんが、
結局は値段次第、新品のTVとの価格差次第でしょうから、
それほど数は出ないでしょうね。
ただ、2台目以降のTVに対する格安チューナー需要は確実にあるはずなので、
2011年上期の売り上げのためだけに
開発してくるメーカーもあるかもしれませんね。

2007年8月3日金曜日

HD を DVD に

HD DVD のことではありません。DVDです。

先月開催された DVDフォーラムでのことですが、
地デジで放送されているようなHDコンテンツを
現世代のDVDに保存できるようにする規格について語られました。
現世代DVDでは容量が足りないから次世代DVDが規格化されたわけで、
機器メーカーやコンテンツ保有者からすれば
次世代が売れたほうが儲かるはずで、
今さらな気もしますが、
それだけ次世代の普及が滞っているということでしょう。
エンドユーザから見ればありがたい機能です。

そもそも、更なる高圧縮化が可能な H.264 や VC-1 は
次世代DVDの規格化の時点で十分使えることがわかっていたので、
次世代DVDとは違うアプローチとして、
これをDVDに適応させてHDコンテンツの録画に使うという規格自身は
もっと早くに定義されるべきだったと思っています。
その当時からすればもちろん問題もあって、
民生機の価格帯でHD画質を H.264 でリアルタイムエンコードできるのが
いつになるかということですが、
ハイビジョンデジタルビデオカメラという形で実現され始めました。
規格制定のタイミングとしては最後のチャンスということだったのでしょう。

さて、なぜ先月の話題をここで触れるかといいますと、
書こうと思ってすっかり忘れていただけです。
本日 H.246 HD対応のデジタルビデオカメラが発表されたのを見て思い出しました。
 

2007年8月2日木曜日

bitwarp PDA キャンペーン

so-net の bitwarp PDA って、まだキャンペーンやってます。

確か今年4月から始まったのだと思いますが、

あんまり新規加入者いないんでしょうね。

私は今 MC-450 のCFカードで利用してますが、

MC-550 になると速度が2倍になるので入りなおそうか迷っていました。

ただし、基地局が W-OAM に対応していないと意味がないんですけどね。

 

実は先月 bitwarp の通信網の卸売りもとの WILLCOM に問い合わせてみたところ、

私の住んでいる地域の基地局のうち1つが W-OAM 対応と教えてもらえました。

さらに他の基地局も順次 W-OAM 化していくとの心強いお言葉をいただきました。

いつまで割引キャンペーンが続くかも分かりませんので、

この際高速通信環境を手に入れて見ることにしました。

新しい通信カードが届いたらPDAを持って散歩でもしてみようと思っています。

 

2007年8月1日水曜日

家庭内PBX level2 - その7 - WindowsからFAX送信

Windowsアプリケーションから直接FAXできるように設定しましょう。
Microsoft Word からプリンタに印刷するようにPDFを作成するツールがありますが、
まったく同様にFAXを送信することができます。
Adminsparadiseのダウンロードページから WinprintHylafax.EXE をダウンロード、インストールします。

普通に[プリンタの追加]を実行して、
"このコンピュータに接続されているローカルプリンタ"と
[新しいポートの作成]で"WinPrint Hylafax"を選択し、
プリンタドライバとして Apple の LaserWriter 12/640 PS
(PSプリンタなら何でもよさそう)を指定します。
作成されたプリンタのプロパティから[ポート]の[ポート構成]を開き、
[Hylafax Server Address]にAdminsparadiseサーバのIPアドレス、
[Username]、[Password]にあらかじめ設定してたログイン情報、
[Default Notify]に連絡用メールアドレス、
[Address Book Directory]に適当なディレクトリを設定しておきます。

あとは印刷するときに相手先のFAX番号を聞かれるので入力するだけで
お気軽にFAX送信ができます。