2016年8月31日水曜日

Android 7.0 Nougat

ついに正式版の配信が始まったAndroid 7.0 Nougat。
私の手元で唯一アップデートの可能性のあった
Nexus7(2013)は残念ながらサポート外となりました。
Android バージョン アップデートの提供保証期限が
2015年7月と発表のあったときから期待はしてなかったんですけどね。

それにしてもAndroid 7.0の一番の新機能はマルチウィンドウでしょう。
これは画面が広くないと使い勝手が悪くなります。
となるとタブレットこそが本命ということになりますが、
大画面スマートフォンisaiを使い初めてからというもの
タブレットを使うことがほとんどないんですよね。
Nexus7(2013)はほとんどカーナビ専用機と化しています。
以前自宅でのネットサーフィンにiPadを多用していた時期があるものの、
結局MacBook Proに回帰してきました。
作業するにはクラムシェル型のノートPCがやっぱり使いやすい。

Google自身が展開するAndroidタブレットは現在Nexus 9だけですし、
AppleはiPad Proのワークスペースとしての利用を
テレビCMで必死にアピールしています。
タブレットには各社苦戦しているように見えます。
価格対効果を考えると、
私自身今後タブレットを購入することはないと思いますし。
汎用のタブレットは下火になり、
業務用やFireタブレットのような特定用途向けのみが
生き残っていく気配が漂ってきました。

2016年8月30日火曜日

Windows10をMiracastレシーバに

Windows10 Anniversary Updateで
bashの次に注目していたのは Miracastレシーバ機能です。
スティックPCDiginnos Stick DG-STK1Bでこの機能を使えば
Miracastドングルの代わりになります。
まあ結果を言ってしまうと無理でしたが。

さて、WIndows10 RedStone1の[スタート]メニューには
[接続]アプリケーションが存在します。
これを立ち上げると
<コンピュータ名>
にワイヤレス接続する準備ができました。
と大きく表示されたウィンドウが現れます。
しかし多くのPCでは、すっと待っていると
このデバイスではMiracastがサポートされていないため、
ワイヤレスではプロジェクションを行うことはできません。
と表示されます。
つまりMiracastレシーバ機能を利用するには
それなりのハードウェアが必要ということです。
幸いにも私の持っている2つのタブレット
ONDA V820wMouseComputer WN801V2-Wでは利用できました。
AndroidスマートフォンのIDOL3のシステムバーから
[画面のキャスト]を開いて、表示されている[ホスト名]を選択すると
スマートフォンで表示されている画面がそのまま
Windows10 PCにウィンドウ表示されます。
2つの端末の向きによっては非常に小さく表示されるのが難点です。
なお映像だけでなく音声もWindows10側から出力されます。
スマートフォン側をミュートしていてもPC側から音が出ます。

ただこのように正常に動作はしていても、Windows10では
このデバイスでは、保護されたコンテンツを表示できません。
と表示されます。
Miracastでは著作権保護技術としてHDCP2.0/2.1を採用していますが、
これに対応できていないということでしょうね。
ハードによってはサポートできるのかもしれません。

また動作中に[接続]アプリケーションに触れると
ワイヤレスプロジェクションを実行しているデバイスで、
このレシーバーからのタッチ入力がサポートされていません。
と表示されます。MiracastはVNCとは違い、
単なる外部ディスプレイに過ぎないので当然なのです。
Windows 10 MobileのContinuumにしても、
ただの外部ディスプレイ扱いであると認識しているのですが、
今後のバージョンアップによってVNCの様に
PC側からスマートフォンをリモート操作
できるようになるのかもしれません。

ちなみにMacBook Proでも
[接続]アプリケーションは使えますが、
このデバイスでは、ハードウェアがワイヤレスプロジェクション用
として設計されていないため、コンテンツの表示に
問題が生じる可能性があります。
と最初から表示されています。
実際しばらく繋いでいると突然切れてしまいます。

ノートPCが外部ディスプレイになったり、
WindowsタブレットがVR用モニタに使えたりしたら
面白そうだと期待していたMiracastレシーバ機能ですが、
実際に使ってみて実用性は高くないような気がしてきました。
正直有線のHDMIに対応したモバイルモニタ(HDCP対応?)
DG-NP09Dのほうが実用的に思えます。
タイムラグが許せるような用途であれば、
WindowsタブレットやNexus7(2013)
HDMIキャプチャ機器のDN-913909を組み合わせて
外部モニタにしたりとか。

Miracastが登場してから早数年。
送信側はスマートフォンが対応しているので
普及しているように見えるものの、受信側はお寒い状況です。
Windows10の対応でも打破することは難しそうですね。

2016年8月29日月曜日

Windows10でbash

新しくWindows PCを使い始めるとまずCygwinのインストール。
もう十数年続いている私の習慣です。
もともとWindows NTは米国政府調達条件を満たすために
POSIX互換だったと記憶しており、
UNIXサブシステムが追加インストールできた時期もあり、
私も使っていたことがありましたが、
他ではあまり使われなかったのか結局廃止の憂き目に。

そんなUNIXサブシステムがUbuntuサブシステムという形で
Windows10 RedStone1にて復活しました。
当然bashが使えるようになったのですから
今後はCygwinも必要ないかもしれません。
私に取ってAnniversary Updateの一番のトピックはこれでした。

ということで早速使ってみることに。
[設定]アプリケーションを起動し、
メニューを[更新とセキュリティ]-[開発者向け]とたどって
[開発者モード]を選択します。
[設定]アプリケーションのトップに戻って
メニューを[システム]-[アプリと機能]とたどり、
[プログラムと機能]から
[Windowsの機能の有効化または無効化]を開きます。
表示されるリスト内にある
[Windows Subsystem for Linux (Beta)]にチェックを入れれば完了、
と言いたいところですがそんな項目はない…
でも別のPCで試すとその項目はある。なんで?
それらには32ビット版と64ビット版という違いがあるのでした。
そして調べてみるとbashが使えるのは64ビット版だけらしいorz
そんなこと前もって大々的に言っておいてほしかったです。
私の手元にある6台のうち、
64ビット版を入れているのはMacBook ProとタブレットONDA V820wの2台だけ。
他の4台のうち1台はハードウェア的にもライセンス的にも、
再インストールさえすれば64ビット版が利用可能というところですが、
それでも使えるのは半分です。
まあ2038年問題を抱える32ビット版はいずれ廃止になるでしょうから、
この措置もやむを得ないことではあります。

気を取り直して64ビット版で作業を続けます。
前述のとおり[Windows Subsystem for Linux (Beta)]を有効にした後、
[スタート]メニューから
[windowsシステムツール]下の[コマンドプロンプト]を起動します。
そして開いたコンソールウィンドウで"bash"を実行すると、
-- ベータ機能 --
これにより Windows に Ubuntu がインストールされます。
Ubuntu は Canonical によって配布される製品であり、
次のサイトに示される条件に基づいてライセンスされています。
https://aka.ms/uowterms

続行するには、”y”を入力してください:
と尋ねられます。”y”で先に進むと
Windosストアからのダウンロードが始まりますが、
これには結構な時間がかかります。
UNIX一般ユーザの作成とログインパスワードの設定も行います。
完了すると[スタート]メニューに
[Bash on Ubuntu on Windows]が追加され、
今後はここからbashを立ち上げることができます。
Ubuntuをインストールした後にやることと言えば、
スーパーユーザのパスワード設定です。
$ sudo su -
# passwd
で可能です。

さて、bash上で"uname -a"してみると、
Linux DESKTOP-4EJK7OH 3.4.0+ #1 PREEMPT Thu Aug 1 17:06:05 CST 2013 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
と出力されます。カーネルバージョンは"3.4.0+"のようです。
ルートファイルシステムには/dev、/proc、/sysもちゃんとあって、
ネイティブLinuxとの互換性もある程度取れてそうです。
WindowsのCドライブは/mnt/cにマウントされており、
その中のファイル等の所有者/所有グループは
すべてroot/rootに設定されているようです。
当然ディレクトリの区切りには'/'が使われます。
残念ながらCドライブ以外のマウントのさせ方はわかりません。
なおこのルートファイルシステムはWindowsでは
"C:¥Users¥<ユーザ名>¥AppData¥Local¥lxss"ディレクトリにあり、
単一のディスクイメージになっているわけではなく、
"rootfs"ディレクトリ下に個別にファイルやディレクトリが
ばらばらとそのまま置かれています。
一般ユーザのホームディレクトリはルートファイルシステムとは別に、
"lxss"ディレクトリ下に"home/<ユーザ名>"として置かれています。
これらはエクスプローラーでは一見見えませんが、
保護されたオペレーティングシステムファイルを表示するようにしたり、
アドレスバーに直接タイプすることで見えるようになります。
もちろんこのあたりのUbuntu on Windows用実行ファイルを
エクスプローラーでダブルクリックしても実行されません。

それからUbuntu on Windows上で作業してみることに。
とりあえず、"tree"、"git"、"svn"、"gcc"コマンドが使えるように
# apt-get install tree
# apt-get install git
# apt-get install subversion
# apt-get install gcc
を実行したところ、各コマンドは普通に動作します。
試しにOpenSSLのシェアードオブジェクトを参照する
C言語で書いたプログラムをネイティブのUbuntu 14.04(x64)でビルドし、
バイナリファイルをUbuntu on Windowsに持ってきて実行すると、
きちんと動作します。
Ubuntuとのバイナリー互換があることが確かめられました。
一応"file"コマンドで確認すると、
"/bin"ディレクトリにあるようなコマンドは
/bin/**: ELF 64-bit LSB  executable, x86-64, version 1 (SYSV), dynamically linked (uses shared libs), for GNU/Linux 2.6.24, BuildID[sha1]=****************************************, stripped
のように表示されます。
ネイティブUbuntuと同じです。
ちなみにWindowsの実行可能ファイル([メモ帳]など)では
********.exe: PE32+ executable (GUI) x86-64, for MS Windows
となります。

欠点ももちろんあります。
Cygwinではbash上でDOSのコマンドも実行可能ですし、
WindowsのGUIアプリケーションも実行可能です。
例えばbashで
$ notepad 1.txt
を実行すると、[メモ帳]のウィンドウが開いて
カレントディレクトリ上のテキストファイル"1.txt"が編集できます。
Ubuntu on Windowsではこれはできません。
CygwinはWindowsとの混合環境で、
Ubuntu on WindowsはWindowsとは分断されているということです。

あと[Tab]キーで補完するとき音が鳴ってうるさい…
これはタスクトレイの[スピーカー]アイコンのコンテキストメニューから
[音量ミキサーを開く]を選択して[音声ミキサー]ウィンドウを開いておき、
bash上で[Tab]キーを押して音を出すと、
[音声ミキサー]に[Console Window Host]項目が現れるので、
それのみをミュートすれば解決できます。

すったもんだありつつも体験できた[Bash on Ubuntu on Windows]。
日本語の表示時におかしなことになったりするのは
Beta版のご愛嬌としても、なかなかに使えそうな印象を受けました。
もうCygwinは必要ないかもしれませんね。

2016年8月25日木曜日

BONDICの一般販売開始

私もクラウドファウンディングで支援していた
紫外線硬化接着剤BONDIC
この8月1日から一般販売が開始されたようです。

現在手元にあるものを使いきると入手が面倒だったため、
これまでは節約して使っていましたが、これでドバドバ使えます。

ただ問題があって、遅れて販売開始となる
交換用リフィルカートリッジの価格が
スターターキットと大して変わらない。
支援時の情報によれば、
交換用リフィルの価格は2000円ほどということだったのに…orz
今後安くなることを望みますが、とりあえず前言撤回。
今後もセコく使うことにします。

2016年8月24日水曜日

Windows 10 Anniversary Update のさわり心地

いろいろあったものの、
手元にあるすべてのWindows10マシンに
Anniversary Updateを適用することができました。
ということで、とりあえず触ってみた感想でも。

[スタート]メニューはまた変わっています。
ささいなことですが"エクスプローラー"や"設定"のラベルがなくなって
アイコンのみになっていて、ぱっと見使いにくいです。
まあ慣れの問題でしょうが。
あとは別口であった[すべてのアプリ]メニューが消えて、
WindowsXPの時のようにすべてのアプリケーションを
ベタに並べるようになっています。
私としてはこっちのスタイルの方が好きかも。
その他もざっと触って見ましたが、そんなに変わってないですね。

ところで先日、Windows Insider チームから
タイトルが「Windows 10 Anniversary Update が登場。」なるメールが届き、
それによるとAnniversary Updateによる主な新機能は
  • 新しい Windows Ink ペン認識ソフトウェア
  • 生産性がさらに向上した Cortana デジタル アシスタント
  • 速度、使いやすさ、エネルギー効率がアップした Microsoft Edge ブラウザー
  • 消費者向けおよび企業向けの高度なセキュリティ機能
  • 魅力的な新しい Xbox ゲーム環境
なんだそうです。
他に私が知っているのはWindows Hello、Mirror notification、
それにBash on Ubuntu on Windows、Miracastレシーバーぐらいでしょうか。
最後の2つについては別の機会に取り上げるとして、
その他の興味がある機能をつまみ食いしてみます。

まずログイン操作やらの認証が楽になるWindows Helloについては、
やや期待していたのですが、よくよく調べてみると、
指紋センサーや深度認識できるカメラなど、
それなりのハードウェアが必要なようで、
残念ながら確認することはできませんでした。

音声アシスタントのCortanaについては、
基本的にはSiriやGoogleのサービスと似たようなものです。
マイクとインターネット接続があれば使えます。
さらっと使った印象に過ぎませんが、
他社サービスに比べて著しく劣っているということはないように思えます。
鬱陶しいのはブラウザとして必ずEdgeが立ち上がることでしょうか。
ChromeをデフォルトのブラウザにしていてもEdgeが立ち上がります。

Mirror Notificationはスマートフォン等で
Windows10の通知を受け取る機能です。
同じMicrosoftアカウント(Hotmeil等)でログインしている
デバイス間でクラウドを経由してデータ送信しているようです。
多分、Windows10で[設定]アプリケーションを開いて、
[個人用設定]-[ロック画面]-[Cortanaのロック画面の設定]とメニューをたどり、
[デバイスに通知を送信]をオンにすればいいんでしょう。
すぐ下に[電話にCortanaモバイルアプリを入手する]リンクがあり、
そこには
Cortonaはお住いの地域のAndroidではご利用いただけません。
とか書かれています。
実際PCのブラウザからGoogle Playで[Cortana]アプリケーションを検索すると、
私の持っているAndroid端末で対応できるものはありません。
iPhone4S(iOS8以降)の[Cortana]アプリケーションはダウンロードできましたが、
PCの通知がiPhone4Sにくることは今のところ確認できていません。
本当にこれでいいのかよくわかりません。

Windows Inkについてはタブレットでさえ起動できなかったので、
デジタイザがなければ使えないのかと勘違いしていましたが、
実際にはタッチパネルでもマウスでも使えます。
ただ有効になっていないだけでした。
で、有効にするには[設定]アプリケーションの[個人用設定]メニューから
[タスクバー]-[システムアイコンのオン/オフの切り替え]とたどり、
[Windows Inkワークスペース]をオンにします。
これでタスクトレイにWindows Inkのアイコンが出現します。
ここから[付箋]、[スケッチパッド]、[画面スケッチ]のアプリケーションが利用できます。
ストアから購入すれば他のアプリケーションもここに加わるのかもしれません。
このうち[画面スケッチ]は画面キャプチャしてメモ書きするようなもので、
Windowsの操作説明を作る方は重宝しそうですが、
一般的にはそんなに利用されることはないでしょう。
[付箋]はMacBook Proではキーボードからの文字入力しかできませんし、
タブレットのWN801V2-WV820wではそもそも付箋が表示されません。
なんだか役に立ちません。

役に立ちそうなのは[スケッチパッド]ぐらいでしょうか。
ただのお絵描きツールであるのは確かですが、定規が使えるのが新しい。
定規はドラッグで移動でき、タッチパネル機なら2本指タッチの回転で、
マウスやタッチパッドならスクロール操作で角度が調整できます。
定規に沿って線を描こうとすると直線が引けます。
ただ操作がまどろっこしくって面倒です。
タッチパネル操作だとうまくしないとすぐに線がとぎれてしまいますし。
物理的な定規を使った方が複雑な図も素早く綺麗に描けそうで、
アイディア倒れのような気も。
フリーハンドで描く分には補間が効いているようで見た目は綺麗です。
またデータはベクター形式で格納しているようです。
でもUndo機能がなんかいまいち。
複数の指で同時にお絵描きできるわけでもないですし。
Windows Inkがデフォルトでオンになっていないのは、
現状でネガティブなイメージを多数の人に持たれないように
隠すためだったりして。

これまでのところAnniversary Updateは
私に取ってそんなに有用でもなさそうです。
まあBash on Ubuntu on Windowsと
Miracastレシーバーが本命なのでそれで構いません。
後日これらについて書くことにします。

2016年8月23日火曜日

NFL 2016シーズンもうすぐ開幕

世界に感動を巻き起こしたリオオリンピックが閉幕しました。
といっても私はオリンピックには微塵も興味がなく、
ニュースでチラ見した以外何がどうなったのかはよく知りません。

私がテレビ中継で見るスポーツはというとF1とNFLです。
しかしF1の中継を視なくなった今年、
唯一視ることになりそうなのがNFLです。

しかしそのNFLに異変が。
CS放送のGAORAは今年はNFL中継できないそうです。
日テレG+のためだけにCSに加入するのはためらわれます。

テレビは諦めて、
Game Passでネット視聴したいところですが、
1シーズンで27644円はあまりに高価。
こうなるともうNFLなんかどうでもよくなってきます。

F1にしてもNFLにしても、
今後日本国内では縮小のスパイラルを描いていくのでしょうね。
マイナースポーツの悲哀を感じずにはいられません。

2016年8月22日月曜日

GoogleのDuo

Google I/O 2016で突如発表されたAlloとDuo。
その片割れDuoがサービス開始となりました。
で、Duoって何かというと、ただのテレビ電話です。
Googleらしいところと言えば、同社押しまくりの
WebRTC/QUICを利用していることぐらいでしょうか。

利用するにはAndroid/iOSで[Duo]アプリケーションを
ダウンロードし実行します。
私はAndroid 4.4のisai LGL22
Android 6.0のIDOL3でセットアップしてみました。

ここでAndroid 6.0で導入されたApp Permissions
本格体験することになりました。
4.4ではインストール時に要求されたすべての権限を許容する必要がありましたが、
6.0では[Duo]アプリケーションを初めて起動したときに、
権限を与えるかどうかを各権限ごとに指定できます。
私はとりあえず全部不許可としてみました。
その後アプリケーションのセットアップを続けていると、
どうしても必要な権限について与えるよう要求してきます。
とりあえず[カメラ]と[連絡先]の許可だけで初期処理は突破できます。
これらは[設定]アプリケーションの[アプリ]-[Duo]-[許可]メニューで
各権限を個別にONすることで実現します。

さて、GoogleのサービスといえばGoogleアカウント(Gmail/Google Apps)で
個人識別するのがお約束ですが、Duoではそれらは利用されません。
携帯電話の電話番号で端末識別します。
したがってWi-Fiしか通信手段のないNexus7(2013)のようなタブレットでは
Duoをインストールすることすらできません。
Google自身がこれまでの[Hangouts]と共存すると言っている意味が分かります。

セットアップの途中で自分の携帯電話の電話番号を入力し、
その番号宛に届くSMSの中に書いてある認証番号を入力して、
その電話番号と端末を紐つけてDuoが利用可能となります。
また、どういう条件かは分かりませんが、
実行中のスマートフォンから自動的に電話番号をとってきて、
その番号を利用することを承認すると、
受け取ったSMSを解析して勝手に端末認証してしまいます。
送られてくるSMSの内容が人間向きじゃないのですが、
これで合点がいきます。
なお電話番号を入力する際、
先頭の'0'はつけてもつけなくてもどちらでもいいようです。
またそのスマートフォンに入れているSIMカードのものとは別の
電話番号を設定しても問題ありません。
とにかくSMSが受け取れさえすれば認証可能です。
実際、私は通話とSMSのみ契約しているガラケーの
電話番号をIDOL3に入力しました。

Duoを導入したisaiとIDOL3で、
200kbpsの速度制限をかけた上でテレビ通話してみましたが、
音声通話については特に問題なく使えています。
音声遅延については体感で0.5秒ほどで、
あまりにも酷い遅延のIP電話も見かけるなか実用に値します。
映像の方の遅延はまあそれなりです。とりあえず見えればいいので。
当然Duoを立ち上げていなくても、また端末ロック中でも着信できるので、
まさに電話のように使えます。
あとでデータ通信量を確認してみても、
驚くほどかかっているというようなことはないようです。
今後音声のみの通話もサポートするようなので
普通の通信手段として育って欲しいものです。

ただそこには大きな壁があります。
通話先指定に電話番号を使うといっても、
通常の音声通話網に乗り入れているわけではなく、
Duoユーザー同士でなければDuoで通話できないということです。
連絡先のリストで、Duoのサーバに登録されていない電話番号には
[招待する]ボタンが付いているだけで通話はできません。
ゼロベースからの普及はさすがのGoogleでも簡単ではなさそうです。
ですがGoogleの思惑も少し見えたような気がします。

現在の携帯電話ネットワークは事実上3G/LTEの2段構成で、
音声通話は3Gが多くを捌いています。
電波効率の悪い3Gは早急にお払い箱としたいところですが
それにはLTEで音声通話を実現するVoLTEの普及が欠かせません。
しかしVoLTEは互換性に問題があるのが現実です。
テレビ電話についても同様です。
日本国内の三大キャリア間で何とかするのならともかく、
全世界で使うことを考えると悲観的な将来しか見えません。
Googleはこの状況を嘆いており、
音声通話という基本機能を既存のキャリアから奪い取るための道具として
超シンプルなDuoを開発したのではないでしょうか。
そしていずれはAndroidの[電話]アプリケーションと統合し、
Google Voiceを出口として公衆回線とも通話できるようにし、
電話ネットワークの乗っ取りを企んでいるような気がしてきました。

はてさて、乗っ取りの件は私の妄想なのか、
Googleが水面下で探る野望なのか。
その答えはAndroid 8ぐらいで見えてくるのかもしれません。

2016年8月18日木曜日

IDOL3がAndroid 6.0に

スマートフォンALCATEL ONETOUCH IDOL3
Android 5.0からAndroid 6.0へのアップデートが降ってきました。
今夏提供の予告をきっちり守っての配信です。
メジャーアップデートどころかセキュリティアップデートでさえ
出てこないAndroid端末が多い中、
きちんとアップデートしてくれるのは本当にありがたいですね。
Google純正のNexus以外での
アップデートの期待などまったくしていなかったのですが。

ということで早速アップデートです。
[設定]アプリケーションの[端末情報]-[システムアップデート]メニューから
アップデートを実行します。
ダウンロードするデータサイズが1282.5MBもあるので
システムバーのアイコンでWi-Fi通信されていることを確認しつつ進めましょう。
3G/LTEでダウンロードした日にはひどいことになります。

アップデート後の端末の状態は、
[設定]アプリケーションの[端末情報]を見ると、
モデル番号6045F
Androidバージョン6.0.1
ベースバンドバージョンM8939AAAAANLYD202532B.1.56633.1.57861.1
カーネルバージョン3.10.49-g9c3oof5
ビルド番号02
となっていました。
[設定]アプリケーションの[端末情報]-[システムアップデート]メニューには
ファームウェアバージョンのバージョンが"6.0.1-010 04"とあります。
[AnTuTu Benchmark v6.2.0]で性能を測ってみると、
以前の30448から34919にスコアアップしています。
15%の性能アップですね。
なお、アップデート前についてはこちらをご覧ください。

さて、Android 6についてはタブレットではありますが、
すでにNexus7(2013)体験しているので特に珍しくもありません。
5との差で気付くのはドロワー(アプリケーション一覧表示)が、
ページ表示ではなく縦スクロースになっていることぐらいですが、
ここはランチャーアプリケーションの担当部分ですから
OSの違いではなく端末メーカーの裁量の範疇ですね。

6ならではということで言えばパーミッションのオンデマンド要求を体験できました。
Pokémon GOを立ち上げると、
Pokémon GOに端末の写真、メディア、ファイルにアクセスを許可しますか?
とメッセージが出ます。
試しに[許可しない]を選んでもアプリケーションは普通に動きました。
この選択は起動の度にさせられますが、
[許可]を選ぶともう2度と尋ねてくることはありません。

6にアップデートしていいことといえば、
電源OFF時にバッテリー残量がパーセント表示されるようになったことです。
これまではなんとなく残量がわかるアイコンだけでしたから。

逆に悪いことは、バックライトの輝度を自動調整が
センシティブ過ぎて使い心地がイマイチになることでしょうか。
まあこれは手動に設定しておけばいいだけですが。

それより酷いのはよく3G/LTEが接続できなくなることです。
6にアップデートすると[APN設定]がアップデート前から変わっていて
自分で正しいものに設定する必要がありました。
それはまだいいのですが、普通に使っていると通信が切れまくりです。
アンテナピクトがLTE表示からH表示(W-CDMAのハイスピード)に
なることも頻繁にあります。
こんなこと5の時は全くなかったのですが。
特にWi-Fi接続している時にこの傾向が強い気がしますが、
そうでなくてもしょっちゅう通信不能に陥ります。
かなりひどいので、これが修正されるまで6へのアップデートは
やめた方がいいかもしれません。
それとも私の環境のせいとか?

2016年8月17日水曜日

海外プリペイドカードGAICA

先日海外プリペイドカードなるものの存在を知りました。
これは最近よく見かけるau Walletのような
クレジットカードブランドによるプリペイドサービスの一種で、
外貨決済専用版みたいです。
前もって日本円でチャージしておく事で、
外貨建ての支払いや現金引出しができるそうです。
まあ円建て決済ができないため国内では基本使えないようです。

その種のサービスの中にGAICAというアプラス提供のカードがあって、
これには新生銀行の外貨普通預金口座から外貨のままチャージし、
使いきれなかったチャージ分をまたもとの外貨預金に戻すことができる
オプションがあるという、なんだかよさそうなカードです。
固定費は無料ですし。

しかしそこには落とし穴が。
チャージした日本円を内部的に外貨に両替する際に手数料が4%かかるのは、
クレジットカード等でも同様なので仕方ないのですが、
外貨預金から外貨のままチャージする際に手数料が3.5%かかるって、
外貨預金の意味が薄すぎるでしょ。
新生銀行の口座にある外貨を積極的に使いたいのなら別ですが。
やはりこの手のサービスで最強なのは
Sony Bank WALLETのように思えます。

2016年8月16日火曜日

Windows 10 Anniversary Update インストールトラブル - MacBook Pro編

すでにWindows 10 Anniversary Updateについての
トラブルについて書いていますが、
MacBook Proでは相当酷いことになりました。
Anniversary Update以前の問題ではあるのです…

ここ何ヶ月かでMac上のWindows7を10にアップグレードし、
YosemiteをEl Capitanにアップグレードしていたのですが、
いさAnniversary Updateを適用するためWindows10を立ち上げようとするも
立ち上がらない…orz

[option]キーを押しながらMacの電源を入れてもWindowsの起動ディスクは現れません。
Ubuntuとのトリプルブートのために入れている
ブートローダrEFIndはOS Xのアップデートのたびに消えるので、
再インストールしてリブートし、Windowsを起動しようとするも
No bootable device -- insert boot disk and press any key
の表示が。
Ubuntuは正常起動するのになぜ?
冤罪かもしれませんが、OS Xのアップデートのせいのような気がします。

気を取り直しEl Capitanを起動して[ディスクユーティリティ]で
[Windows]ボリュームのコンテキストメニューから
[Finderに表示]を実行すると、ボリュームの中身が見られます。
どうやらWindwsは起動できなくなっただけのようです。
そこでWindows10のインストールDVDで修復してみることに。
[option]キーを押しながら電源を入れて、
[Windows]と名前の付いたDVDのアイコンを選んで起動します。
Windows起動後、[コンピュータを修復する]をクリックし、
[トラブルシューティング]-[詳細オプション]-[個人用ファイルを保持する]
とメニューを辿るも
Windowsがインストールされているドライブがロックされています。
ドライブのロックを解除してやり直してください。
とのメッセージが。
調べてみるとストレージ暗号化のBitLockerが有効なために出るエラーのようです。
って、そんな機能使ってないって。
試しに起動メニューで[EFI Boot]のDVDのアイコンを選んでみると、
なぜか前述のエラーが出ず先に進めたので
[スタートアップ修復]を実行することができました。

しかし悲劇は起こりました。
Windows修復後に起動できたのはYosemiteの修復のみ。
そこから[ディスクユーティリティ]でなんとかしようとするも全くダメ。
テスト用のEl Capitan入りのUSB接続HDDから起動して試すもこちらもダメ。
内蔵HDDは初期化するしかなく結局空に。
幸い超大事なデータはクラウド上にも置いてあるので被害は最小限ですが、
失ったものは決して小さくありません。

もう過ぎたことは忘れて昔のようにパーティションを切り
El Capitanをセットアップします。
その後El Capitanを起動して[Finder]で
[アプリケーション]の[ユーティリティ]を開いて
[Boot Camp アシスタント]を起動し、
[最新のWindowsサポートソフトフェアをAppleからダウンロード]のみチェックして
USBメモリにデバイスドライバをセットアップします。
今度はWindows10の最新版RedStone1のインストールDVDから起動して
Windows10をインストールし、
その後先のUSBメモリを挿してデバイスドライバをインストールします。
これでOS X、Windows共に最新の環境が復元できました。

それにしても酷い目に遭ったものです。
今回の教訓は、OS Xのアップデートなんてするもんじゃないことと、
Time Machineできちんとバックアップしておくことでしょうか。

2016年8月15日月曜日

Windows 10 Anniversary Update インストールトラブル - ストレージ空き容量足りず編

待ちに待ったWindows 10 Anniversary Updateの公開。
普段OSの更新などなかなかしない私ですが、
今回はぜひ使ってみたい機能があったため速攻でアップデートです。

私の手元にあるWindows10搭載機は6台で、メインのMacBook Proに、
ほぼ使っていないバックアップ用の古いデスクトップPC SOTEC PX9515P、
ほとんどジャンクのネットブックEeePC 901、
プリインストールがWindows8.1(32bit)だった
タブレットMouseComputer WN801V2-W最近購入したWindows10(64bit)タブレットONDA V820w
同時に購入したWindows10(32bit)スティックPC Diginnos Stick DG-STK1Bです。

このうち素直にアップデートできたのはPX9515PとDG-STK1Bです。
下り速度数MbpsのADSL環境でたっぷり数時間はかかりましたが。
もちろん1台につきです。
EeePC 901ではダウンロード途中に電源が落ちてしょうがないので、
改めてISOイメージをダウンロードして
作ったインストールDVDからクリーンインストールしました。
まあ電源管理関係に問題があるのか、アップデート後も電源が突然落ちますし、
処理が遅くて常用するのは難しそうですが。
そして2台のタブレットについては共通したトラブルが発生したのです。

最初にV820wのアップデートにかかりました。
Windows Updateで提示された更新をすべてインストールした上で、
以前紹介した"Windows10Upgrade28084.exe"を実行すると、
ディスク領域:PCの空きディスク容量を増やしてください(必要な領域は20GB)。
と出て先に進めません。
[空き容量を増やす]リンクをクリックすると
[ディスククリーンアップツール]アプリケーションが立ち上がったのですが
無駄な努力です。なぜって購入時に13GBしか空いてなかったのですから。
とりあえず保留です。

次にWN801V2-Wです。
こちらはWindows10(初期版)へのアップデート直後に
ストレージの空き容量が15GBありましたが、
Windows Updateによって昨秋公開のThreshold2になり、
結果空きは7GBに減ってしまいました。
その状況で"Windows10Upgrade28084.exe"を実行すると
ディスク領域:PCの空きディスク容量を増やしてください(必要な領域は16GB)。
でストップ。
古いOSへのロールバックデータが大きいので、
[ディスククリーンアップツール]で何とかなるかもしれませんが、
頑張ってギリギリ足りなかったりすると精神的ダメージが大きいので
とりあえず後回しにします。

さて困りました。
それでもなんとかならないものかとネットをあさっていると
少ない空き領域のハード ディスク/ストレージ のパソコンやタブレットを Windows 10 にアップグレードする方法
を見つけました。
このページの項目6が助けになるかも。
要は外部ストレージをつなげということです。
USBメモリUSB HDDを挿しておけばそちらを使って
うまいことアップデートしてくれるようです。しかし問題点も。
外部ストレージはNTFSでフォーマットしておく方が無難なようです。
これだと汎用的に使いまわせません。
しかも、その外部ストレージには以前のWindowsに戻すために
必要なファイルの一部または全部が保存されるそうで、
となるとその外部ストレージはもはやそのマシン専用となってしまいます。
まあ様々なリスクを許容するのなら話は別ですが。

となれば機器にすっぽり収まって邪魔にならない
SDカード(microSDカード)が最適です。
ということで、32GBのmicroSDHCカードを2枚、
新たに購入するはめになりました。
痛い出費ですが、Microsoft税だと思って諦めることにします。
まあ最終的には使いまわしできるので幾分か気分が落ち着きます。

ともかく、microSDカードを挿して
[エクスプローラー]を開き、[PC]をタップし、
SDカードのドライブ(典型的にはDドライブ)のロングタップから
[フォーマット]メニューをタップし、
[ファイルシステム]に[NTFS]を選択して[開始]します。

ところがいざデスクトップ上の[Windows10アップグレードアシスタント]を実行すると、
先の記事の通りになりません。
で、よくよく読んでみると、この記事はWindows7/Windows8.1からの
アップデートに関するもののようです。
ちゃんと読んでからSDカード買えばよかった…orz

ところで、先に示したWindows10のISOイメージダウンロードサイトですが、
それはMacやUbuntuからアクセスした時の話で、
Windowsからのアクセスだと別のページが表示されることに気付きました。
そのページで[ツールを今すぐダウンロード]をクリックして
ダウンロードした“MediaCreationTool.exe”を実行し、
[このPCを今すぐアップグレードする]を選択すると
“8GBの空きディスク容量が必要”と言われます。
[ディスククリーンアップツール]でなんとかスペースを空け先に進むと、
長時間かけてダウンロードが完了した後、またも空き容量が不足と…
しかし今度は
アップグレード用に、ドライブC:¥に4.85GBの空き容量が必要です。
アップグレードのために使用できる領域を空けるには、
必要がなくなったファイルやアプリを削除するか、
次のいずれかのオプションを試してください:
ディスククリーンアップを使って空き容量を増やす
10.0GBの空き容量がある別のドライブを選ぶか、外部ドライブを接続してください
とのことで救済措置があります。
早まって購入した32GBのmicroSDHCカードがここで役立ちます。
そのままアップデートが完走しました。

いろいろありましたが投資の甲斐あり、
2台のタブレットはAnniversary Updateの適用に成功したのでした。

ところで残ったMacBook Proはどうかというと…
別のトラブルの発生です。
それについてはまた別の機会に。

2016年8月11日木曜日

Windowsタブレットはサーバにもってこい

Intel社のAtomプロセッサ廃止のニュースを聞いて慌てて購入した
Diginnos Stick DG-STK1B。スティックPCです。
実は廉価なWindowsタブレットもいずれ消えゆくだろうということで、
Windows10タブレットONDA V820wも買ってしまいました。
特に使い道も考えてなかったのですが。

ところでV820wを買うときにもう一つ候補としていたのが
Shop-Riez Ployerです。
しかし実にタイミングよく、
今夏のWindows10アニバーサリーアップデートにより
メインメモリの最低必要量が1GBから2GBに上がるという
ニュースがあり前者を選びました。
後者は1GBだったんですよね。

ちなみに搭載しているWindows10は64ビット版です。
私の認識では、この手の製品は未だ32ビット版の方が多数派で、
これって結構珍しいような気がします。

それにしてもこのような小さいWindowsタブレットは、
microUSB変換アダプターUSBハブ経由で
キーボードマウスを外付けしないと
Windowsデスクトップの操作が困難で、
頼みのWindowsストアアプリも品揃えは完璧とは言い難く、
不遇なのも仕方ない状況ではあります。

しかしふといい使い道を思いつきました。
ちょっとしたサーバにはぴったりです。
例えばプリントサーバなどいかがでしょう。
激安インクジェットプリンタを接続して共有すれば
立派なネットワークプリンタになります。
まあ最近はネイティブのネットワークプリンタも安く買え、
プリントサーバにするだけでは高コストになりがちですが、
他の役割も持たせればコスト感が薄くなります。

その候補としてネットワークドライブとして使うのはどうでしょう。
内蔵ストレージはSSDで、空き容量は初期時に13GBほどなので、
これを共有するのは厳しいかもしれませんが、
外付けHDDをつないで共有ドライブとするのはありでしょう。

またスピーカーつないでジュークボックスにするとか、
ハンドセットつないでSkypeアプリケーション立ち上げて
電話の代わりにしてしまうとか、
多機能を複合的かつ同時に使うことができます。
なにしろ腐ってもWindowsです。かなりのことができます。
しかも設定変更やメンテナンス時に
ネットワーク経由でログインなんてしなくても、
Windowsタブレットを直接操作できて手軽です。

廉価なWindowsタブレット、今のうちに確保しておくと
後々幸せになれるかもしれません。
単なる無駄使いに終わる可能性も孕んでますが。

2016年8月10日水曜日

すれちがいMii広場のあそびの割引

個人的にはNintendo3DS
最大のキラーコンテンツと考える[すれちがいMii広場]。
ゲーム機を持って歩く意義を生み出したことを大いに評価しています。
歩きスマホで話題の[Ingress]や[ポケモンGo]よりも
ずっと筋がいいと思っているのは私だけではないはず。

そんな[すれちがいMii広場]ではありますが、
Nintendo3DSの発売から5年を過ぎ、すれちがう頻度の低下は否めません。
先日任天堂の株主総会参加のため、
ほぼ丸一日京都に滞在していましたが、それでもすれちがったのが51人でした。
株主総会会場でも目につくのはスマートフォンを手に持つ方ばかりで、
Nintendo3DSを開いている方は少数派です。

そんな今日この頃ではありますが、
[すれちがいMii広場]の6つの有料(買い切り)なあそびが
8月17日まで割引販売されています。
これを機にまた多くの方とすれちがえるようになれば
私としても任天堂としても喜ばしいですね。
今なら全部購入しても2000円弱ですので、
ぜひ遊んでみることをお勧めします。

ちなみに6つともお勧めですが、
私の好みで順番をつけるとすれば
[すれちがいシューティング](第1弾:縦横スクロールの古典シューティング)
[すれちがい迷宮](第1弾:パズル要素付き探査型RPG風)
[すれちがいゾンビ](第2弾:平面移動武器選択アクション)
[すれちがいガ〜デン](第1弾:交配要素付き花集め)
[すれちがいフィッシング](第2弾:タイミング型魚釣り)
[すれちがい合戦](第1弾:兵数勝負じゃんけん)
でしょうか。

ところで私のすれちがい状況はというと、
今年4月に[すれちがいゾンビ]をコイン全取得して全クリアとなり、
現在は[すれちがい合戦]と[すれちがいフィッシング]を
ちまちまやっているだけです。
前者は"別世界の国王と300回勝負した"を達成まで
あと29回と迫っていますが、
後者は既にクリアしたものの、最近のすれちがいの少なさから
全魚コンプリート・全釣り場銅メダルまではまったく先が見えません。
UFOのつりざおをあと3回強化するとやることがなくなりそうです。
なお全釣り場金銀メダルなんて最初から目指してませんので。
まあそういうわけで、私としては[すれちがい合戦]と
[すれちがいフィッシング]の人口が増えると助かります。

その他については、お祝いリストは達成数65、
[すれちがいマップ]は国内43都道府県のままで、
海外はアメリカ(3州)、カナダ、フランス、ドイツ、
オーストラリア、ベルギー、ニュージーランドになりました。
[すれちがい誕生日]は275日でまだ埋まった月はありません。
すれちがい回数は2729回で
すれちがった回数が多いMiiは107回が1人です。
基本的には半年前から変わりばえしません。

私一押しの[すれちがいMii広場]。
時間の経過とともに過疎ることは仕方ありませんが、
それにささやかなれども抵抗すべく、
未だ電源を入れたまま3DSを持ち歩く私なのでした。
今回のセールですれちがい人口が増えることを密かに期待しています。

2016年8月9日火曜日

blog10周年

分からないことがあればインターネットで調べればいい。
しかしそんなインターネットを支えているのは多数の個人の知です。
そんな集合知に参加することで
自分が助かった分誰かを助けられたらいいな、
という思いから書き出したこのブログも10年の節目を向かえました。
感慨深いですね。

その10年間にはホスティング先の移転を余儀なくされたり、
長期入院により完全休止していたりと
さまざまなことがありましたが、
技術系の話題を中心に、自分で経験すること、
独自の視点であることを心がけつつ、
反省点は多々あるものの、なんとか書き続けてきました。
人様のお役に立ったかどうかはともかく、
少なくとも自分自身の備忘録としては役に立っているので、
まあよしとしましょう。

今後いつまで続けていくのかはまったくの未定ですが、
これまで同様に末永く書き綴っていこうと考えております。

2016年8月8日月曜日

Atom廃止される

しばらく前の話です。
Intel社のAtomが廃止されることが明らかになりました。
Atomと言えば絶対性能はそれほど高くないものの、
低価格で電力効率が高いx86系CPUで、
古くはNetBookに採用されていました。
私もかつてAtom搭載のEeePC 901-Xをメインで使ってました。

さて、Atomは代を改めるごとに高性能化し、
安価な製品を中心によく見かけますが、
本来の目的だったスマートフォンへの搭載は思うように行かず、
IntelはAtom自体を諦めることにしたようです。

この煽りはいろいろなところが被ることになり、
私個人としては格安Windowsタブレットやスティック型PC、
変わったところでiPadをモニタにできるKangarooなどが消えるのは忍びないなと。

ということでこれまで買いあぐねていたAtom搭載スティック型PCの
安価なものを1つ購入してみることに。
選んだのはDiginnos Stick DG-STK1Bです。
理由は…安かったからです。

DG-STK1BはMiracastレシーバ
Chromecastを大きくした様な形状であり、
その使い方も似ていてテレビのHDMI端子に直接挿します。
USBハブ経由でマウスキーボードを接続しておいて、
電源をつないで本体にある小さく分かりにくい電源ボタンを押すと起動します。
初回だと定番のWindows10のセットアップが走るのですが、ここで問題発生。
通常使っている無線LANのアクセスポイントにつながりません。
SSIDは見えてるのですがそれを指定しても接続に失敗してしまうのです。
Nintendo3DSNexus7(2013)は普通につながるのに。

ところが日を改めてチャレンジしてみると問題なく接続できました。
ダメな時はご近所のアクセスポイントも見えていたので、
DG-STK1Bの内蔵Wi-Fiは電波干渉に弱いのかもしれません。
とりあえずセットアップが終了できたのでいいとしても、
根本解決できていない可能性もあり、
別途Wi-Fi USBアダプタでも挿して使うのがよさそうです。

さて、DG-STK1Bの使い心地ですが、悪くありません。
大きなテレビでYouTubeなど再生できて、
メディアプレーヤ的な使い方でも問題ありません。
なにより汎用のWindowsであることの強みは
筆舌に尽くしがたいものがあります。
重い作業をさせるのでなければ処理能力的に不満はありません。
メインメモリが2GBで今時としては少ないくらいですが、
過大な要求をしなければ十分なサイズと言えそうです。
なお搭載するWindows10は32ビット版で、
メモリは拡張できないことを考えると不満となることはなさそうです。
ストレージの空き容量は初期状態で20GBほどあるので、
結構なアプリケーションがインストールでき十分に実用的です。

他にもサブPCとしても役立ちそうです。
ビジネスでもプレゼンテーション時の予備機として
持っているといいかもしれません。
唯一気になるのはDG-STK1B本体の発熱でしょうか。
使っていると持てないほど熱くなります。
風通しのいいところで使わないと危険ですね。
あー、だからテレビと接続するための本体側の
HDMI端子はオスになっているんですね。
メスだと長いHDMIケーブルで取り回しがよくなって
本体を狭いところに押し込まれる可能性が高くなりますから。
こんなに大きくて重い本体にHDMIオス端子がついているのは
不合理だと感じていたんですが、そういうことなら分かります。
まあ私の考えすぎでしょうが。

2016年8月4日木曜日

Windows 10 Anniversary Update

米国時間8月2日。
待ちに待ったWindows 10 Anniversary Updateが提供開始となりました。
ダウンロードサイトから入手できるISOイメージもしれっと
32ビット版が"Win10_1607_Japanese_x32.iso"(ファイルサイズ3.3GB)、
64ビット版が"Win10_1607_Japanese_x64.iso"(同4.3GB)に差し替えられています。

Windows10を立ち上げてアップデートのお知らせが来ていればいいのですが、
そうでなくてもWindows 10 の更新履歴ページで
[Anniversary Updateを入手する]ボタンをクリックしてダウンロードできる
"Windows10Upgrade28084.exe"(ファイルサイズ数MB)を実行すれば
手動でアップデートできます。
OTAできるようになるまでひたすら待たねばならない
AndroidのNexusに比べるととっても親切です。

ということでアップデートしてみました。
と言いたいところですがいろいろと問題続出で…しばらくおあずけです。
詳しいことは改めて書くことにします。

2016年8月3日水曜日

5拍子

もう十分昔の大学生の時、教養で音楽の授業をとっていました。
といっても合唱したり楽器を演奏したりするのではなく、
音楽の歴史や体系についての講義でした。言わば音学ですね。

で、その授業で5拍子の曲は2曲しかないなんて話があったのですが、
じつは超メジャーな曲に5拍子があるんですよね。
いわゆるクラシックのジャンルではないのですが、
映画ミッション:インポッシブルのテーマ曲です。
劇中などでは4拍子にアレンジされたりもしていますが、
オープニングはだいたい5拍子です。
もちろんテレビドラマのスパイ大作戦の頃から5拍子です。

今後もし観る機会があれば、注意して聴いてみると面白いかもしれません。

2016年8月2日火曜日

5枚刃

もはや古代の話ですが、
私が高校生のときの物理の先生はヒゲが濃く、
「Schickの2枚刃」で剃るというのが口癖でした。

あれからどれくらい経ったか、
私が現在使っているのはGilletteの5枚刃です。
数年前までは電気シェーバーを使っていましたが、
ある時から替刃カミソリを使うようになりました。
こちらの方が産毛や首の固いヒゲも剃れていいんですよね。

ある意味レガシーなこのカミソリは、
私が使い始めてからも刻々と進化していて、
新製品が出るとついつい買ってしまいます。
つい先日購入したのはプログライド フレックスボール パワーホルダーです。

過去、刃の枚数はだんだん増えてきていますが、
現在は5枚刃です。割合としては10年に1枚増えるぐらいでしょうか。
まあ行き着くところに着いたような気はします。
優しく剃れます。
ホテルのサニタリーグッズで置いてある2枚刃のカミソリなんか、
肌に厳しすぎて使えません。

先に5枚刃と書きましたがが、実は先端にもう一枚ついています。
持ち手が邪魔で通常の使用方法では刃が当たりにくい部分を剃るのに
便利ということのようですが、私はあまり使いません。

先代モデルフュージョン プログライド パワーホルダーから加わった、
内蔵モーターで震える機能は私のお気に入りです。
購入時は半信半疑でしたが、
使ってみると肌との摩擦が減って非常に優しく剃れます。

そして首が振れる最新モデル、フレックスボールです。
振れ幅はそんなに大きくなく、
普通に使ってもはっきり効果が感じられはしませんが、
実験的にわざと本体を斜めに進ませても、
刃が進行方向と垂直に近づくように首が少しだけ傾くので、
きっとよりよい感じに剃れるんでしょう。

さて、そんな替刃カミソリの欠点は替刃が高価なことです。
そしてその替刃の寿命が短いことです。
まあメーカーは本体ではなく替刃で儲けるので仕方ありません。
詰め替えインクで儲けるインクジェットプリンタや、
ゲームソフトで儲けるゲーム機と仕組みは一緒です。

その替刃の寿命については諸説あるようですが、
私は毎日で2ヶ月以上使っているような気がします。
使い続けると切れ味が悪くなってきますが、
太いヒゲは割といつまでも剃れるんですよね。
プログライドの替刃の緑のクッションみたいなのが真っ白になっても
まだまだ使っているイメージです。
むしろ産毛を剃りたいタイミングに取り替えることが多いですね。
ちなみに私はシェービングクリームには
メンズビオレ 泡タイプ洗顔をもう長いこと使ってます。

ところで、Gilletteの替刃には結構な種類が出回っており、
ちょっとした違いで値段が違いますが、
プログライドシリーズならどれでも互換性があります。
私はいつも気にせず適当に買うものの、
今まで取り付けられなかったためしはありません。
ただし保証はしませんので購入する時は自己責任でお願いします。

2016年8月1日月曜日

ダヴィンチ3Dペン

何となく使ってみたいけど、諸事情あって手を出せない3Dプリンタ
そんな私でも購入できるダヴィンチ3Dペンが登場しました。
グルーガンのような感じで、専用フィラメントを溶かしたものを
手動で積層してものを作ることができます。
とりあえず購入して使ってみました。

本体はペン型でペン先から温まったプラスチックが出てきます。
電源の供給は専用ACアダプタにより、
そのコネクタはペンの尻(ペン先と逆の端面)部分にあります。
また超長いフィラメントの供給口も尻部分にあり、
電源ケーブルとフィラメントが干渉するため
縦横無尽にペンを動かすというわけにはいきません。
動きにはある程度の制約がかかります。
まあ、おとなしく製作活動する分にはそんなに影響はないでしょう。

さて、ペン本体にACアダプタを接続するとすぐに電源が入ります。
超長いそうめん状のフィラメントは収納のため
比較的大きな径でコイル状に巻かれていますが、
丸まり方がきついと本体へ挿入時に途中で引っかかるので、
先をある程度まっすぐなるように手でくせ付けしておきます。
先さえまっすぐなら、あとは吸い込まれるときに矯正されるので
神経質になる必要はありません。
フィラメントを供給口から奥まで差し込んで
[送り]ボタン(2つあるボタンのうちペン先側にある方)を2回押すことで
自動で引き込まれていきます。
ただその速度が秒速1mm程度と非常に遅く、
凝視しないと動いているのかどうか分かりません。
もし止まっているようなら引っかかっている可能性があり、
本体のカバーを外して確認できます。
本体のボタンがない側がカバーで、
尻側にスライドすることで外すことができます。
ちょっと外れやす過ぎるのは難点ですが。

動作開始から1分程すると溶けた、
というより柔らかいプラスチックがペン先から出てきます。
あらかじめ紙に作成予定物の底面の断面図を実物大で書いておき、
秒速2~5mmぐらいで一筆書きするようにペン先を動かします。
先に出たプラスチックの上をなぞるように
溶けたプラスチックをのせていくことで高さ(厚み)を出せます。
のせるプラスチックを微妙にずらせば斜めの面も作れます。

[送り]ボタンを一回押して一旦出力を止めれば、
[送り]ボタンを押している間だけプラスチックが出るようになるので、
2回押しのオートモードと場面に応じて使い分ければいいでしょう。
作業が完了したらもう1つの[戻す]ボタンを押して
フィラメントを逆走させ本体から排出させます。
供給口から出てきたフィラメントの先は変形しているので、
ニッパ等で切って捨てます。
変形したフィラメントの再利用はトラブルのもとです。

出力を止めた状態で放置するとわりとすぐにスリープモードに落ちます。
[送り]ボタンを押して1分ほどすれば復帰します。
基本的にLEDが緑の点灯なら出力可能、
その他(赤の点滅等)なら出力不可状態です。

ペン先から出たプラスチックはすぐに冷え始め、
数秒しないうちに固まります。
出た直後に触っても大して熱くはありません。
一本線でもかなりの強度がありますが、
必要に応じて何往復かして束状にすれば強固になりますし、
面状にしなければある程度の弾力性も得られます。

ということで、私がまず作ってみたのは、
以前BONDIC修理したことのある
BluetoothヘッドセットBT-A1SSのひ弱な耳掛け部分です。
強度もしなりも適度にあって十分使えます。見た目に目をつぶればですが。
絵心がどうとか言う前に、3Dペンだとどうしても前衛的になってしまいます。
ロボットやスタープラチナ(?)の正確な動きで形作り、
紙ヤスリで削って仕上げるぐらいでないと
人様に見せられるクオリティーにはならない気が…
3Dペンは決して3Dプリンタの代わりになるものではありません。

といいつつも、フリーハンドでプラスチック製の何かを作れることには
個人的に価値を見出せます。
これまででも平面的なものならプラ板から切り出せましたが、
立体となればこの3Dペンの威力はなかなか強力です。
今後有効活用していくつもりです。
とりあえず次はスマートフォンのIDOL3
ハードケースから万に一つでも外れないようなストッパーと、
最近ペラペラめくれるようになったソフトケースから
isaiが落ちないようなストッパーを手作りしてみようかと。
何かに取り付けるようなものを作る場合、
自在定規柔らかそうな針金で底面部分を型取りし、
それをに置いて鉛筆でなぞり、
その線をガイドに3Dペンを動かすのがいいでしょう。