2016年8月24日水曜日

Windows 10 Anniversary Update のさわり心地

いろいろあったものの、
手元にあるすべてのWindows10マシンに
Anniversary Updateを適用することができました。
ということで、とりあえず触ってみた感想でも。

[スタート]メニューはまた変わっています。
ささいなことですが"エクスプローラー"や"設定"のラベルがなくなって
アイコンのみになっていて、ぱっと見使いにくいです。
まあ慣れの問題でしょうが。
あとは別口であった[すべてのアプリ]メニューが消えて、
WindowsXPの時のようにすべてのアプリケーションを
ベタに並べるようになっています。
私としてはこっちのスタイルの方が好きかも。
その他もざっと触って見ましたが、そんなに変わってないですね。

ところで先日、Windows Insider チームから
タイトルが「Windows 10 Anniversary Update が登場。」なるメールが届き、
それによるとAnniversary Updateによる主な新機能は
  • 新しい Windows Ink ペン認識ソフトウェア
  • 生産性がさらに向上した Cortana デジタル アシスタント
  • 速度、使いやすさ、エネルギー効率がアップした Microsoft Edge ブラウザー
  • 消費者向けおよび企業向けの高度なセキュリティ機能
  • 魅力的な新しい Xbox ゲーム環境
なんだそうです。
他に私が知っているのはWindows Hello、Mirror notification、
それにBash on Ubuntu on Windows、Miracastレシーバーぐらいでしょうか。
最後の2つについては別の機会に取り上げるとして、
その他の興味がある機能をつまみ食いしてみます。

まずログイン操作やらの認証が楽になるWindows Helloについては、
やや期待していたのですが、よくよく調べてみると、
指紋センサーや深度認識できるカメラなど、
それなりのハードウェアが必要なようで、
残念ながら確認することはできませんでした。

音声アシスタントのCortanaについては、
基本的にはSiriやGoogleのサービスと似たようなものです。
マイクとインターネット接続があれば使えます。
さらっと使った印象に過ぎませんが、
他社サービスに比べて著しく劣っているということはないように思えます。
鬱陶しいのはブラウザとして必ずEdgeが立ち上がることでしょうか。
ChromeをデフォルトのブラウザにしていてもEdgeが立ち上がります。

Mirror Notificationはスマートフォン等で
Windows10の通知を受け取る機能です。
同じMicrosoftアカウント(Hotmeil等)でログインしている
デバイス間でクラウドを経由してデータ送信しているようです。
多分、Windows10で[設定]アプリケーションを開いて、
[個人用設定]-[ロック画面]-[Cortanaのロック画面の設定]とメニューをたどり、
[デバイスに通知を送信]をオンにすればいいんでしょう。
すぐ下に[電話にCortanaモバイルアプリを入手する]リンクがあり、
そこには
Cortonaはお住いの地域のAndroidではご利用いただけません。
とか書かれています。
実際PCのブラウザからGoogle Playで[Cortana]アプリケーションを検索すると、
私の持っているAndroid端末で対応できるものはありません。
iPhone4S(iOS8以降)の[Cortana]アプリケーションはダウンロードできましたが、
PCの通知がiPhone4Sにくることは今のところ確認できていません。
本当にこれでいいのかよくわかりません。

Windows Inkについてはタブレットでさえ起動できなかったので、
デジタイザがなければ使えないのかと勘違いしていましたが、
実際にはタッチパネルでもマウスでも使えます。
ただ有効になっていないだけでした。
で、有効にするには[設定]アプリケーションの[個人用設定]メニューから
[タスクバー]-[システムアイコンのオン/オフの切り替え]とたどり、
[Windows Inkワークスペース]をオンにします。
これでタスクトレイにWindows Inkのアイコンが出現します。
ここから[付箋]、[スケッチパッド]、[画面スケッチ]のアプリケーションが利用できます。
ストアから購入すれば他のアプリケーションもここに加わるのかもしれません。
このうち[画面スケッチ]は画面キャプチャしてメモ書きするようなもので、
Windowsの操作説明を作る方は重宝しそうですが、
一般的にはそんなに利用されることはないでしょう。
[付箋]はMacBook Proではキーボードからの文字入力しかできませんし、
タブレットのWN801V2-WV820wではそもそも付箋が表示されません。
なんだか役に立ちません。

役に立ちそうなのは[スケッチパッド]ぐらいでしょうか。
ただのお絵描きツールであるのは確かですが、定規が使えるのが新しい。
定規はドラッグで移動でき、タッチパネル機なら2本指タッチの回転で、
マウスやタッチパッドならスクロール操作で角度が調整できます。
定規に沿って線を描こうとすると直線が引けます。
ただ操作がまどろっこしくって面倒です。
タッチパネル操作だとうまくしないとすぐに線がとぎれてしまいますし。
物理的な定規を使った方が複雑な図も素早く綺麗に描けそうで、
アイディア倒れのような気も。
フリーハンドで描く分には補間が効いているようで見た目は綺麗です。
またデータはベクター形式で格納しているようです。
でもUndo機能がなんかいまいち。
複数の指で同時にお絵描きできるわけでもないですし。
Windows Inkがデフォルトでオンになっていないのは、
現状でネガティブなイメージを多数の人に持たれないように
隠すためだったりして。

これまでのところAnniversary Updateは
私に取ってそんなに有用でもなさそうです。
まあBash on Ubuntu on Windowsと
Miracastレシーバーが本命なのでそれで構いません。
後日これらについて書くことにします。

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