2007年3月30日金曜日

ハイパーオリンピック じゃなくて

皆さんは”ハイパーオリンピック”をご存知でしょうか?
1980年代にコナミから発売されたゲームです。
ボタンを連打するだけ等の簡単な操作でオリンピックの競技を再現したもので、
その後も続編が作られたようです。

任天堂のゲーム機 Wii が発売されたとき、
そのWiiリモコンの可能性から
Wii 向けの"ハイパーオリンピック"が発売されることを確信したのですが、
昨日違う形で現実になりました。
なんと任天堂とセガの共同開発でマリオとソニックの登場するオリンピック競技のゲームが
Wii と NintendoDS で発売されるそうです。詳しくはこちらを。
Wii 版は大勢で遊ぶと盛り上がりそうですが、"Wiiスポーツ"以上に疲れそうです。

雰囲気的にはセガ開発のようですが、日本だけ任天堂からの発売となるのは、
売れ行きを考えてのことでしょう。
何しろ、Wii にしても NintendoDS にしても任天堂のゲームは圧倒的に売れますからね。

2007年3月29日木曜日

ssh でポートフォワード

ssh でポートフォワードする方法についてメモしておきます。
ただし、サーバ側では OpenSSH が Linux 上ですでに動作していることとし、
クライアント側には WindowsXP + cygwin を用いるとします。

最初に cygwin のインストールです。
インストーラ をダウンロードして実行します。
デフォルトのセットアップでかまいませんが、
パッケージ選択画面でいらないものははずせます。
今回は net の openssh しか使わないので、
極端に言えばこれだけ入っていれば多分支障はないでしょう。
cygwin を立ち上げると bash が起動するので
$ whoami
を実行して、自分のユーザ名を確認しておきます。
cygwin をインストールしたディレクトリにある home ディレクトリに
そのユーザ名でディレクトリを作成します。
これがそのユーザのホームディレクトリとなります。
すでに作成されていれば作る必要はありません。

次に鍵を作ります。
ssh はよりセキュアな ver 2 を使うべきで、これには鍵の作成が必須です。
鍵はサーバ側でもクライアント側でもツールさえあれば作成可能ですが、
今回はサーバ上で作成します。
サーバに ssh を利用したいユーザでログインし、以下を実行します。
$ cd ~
$ mkdir .ssh
$ cd .ssh
その後
$ ssh-keygen -t rsa
を実行するといろいろ入力要求されますが、基本的にデフォルトでかまいません。
ただし、パスフレーズ(スペースの許されたパスワード)は任意のものを入力し、
覚えておく必要があります。
ここまでの操作で、秘密鍵 "id_rsa" と公開鍵 "id_rsa.pub" が作成されているはずです。
id_rsa は他の誰にも知られてはならないファイルなので慎重な取り扱いが必要です。
間違ってもメールに添付して送るなどというようなことはしないよう十分ご注意ください。
一人の不注意でサーバが脅威にさらされることになります。

さて、クライアントの設定に戻ります。
先ほど生成した id_rsa をクライアントにコピーします。
本当はFD等の物理メディアを介したほうが安全ですが、
同一LAN内でftpでファイル転送すればほぼ問題ないでしょう。
cygwin で bash を起動し、以下を実行します。
$ mkdir ~/.ssh
$ cd ~/.ssh
$ chmod 700 ~/.ssh
これで自分のホームディレクトリに .ssh ディレクトリができているはずなので、
ここに取得した id_rsa をおきます。
引き続き bash で以下を実行します。
$ cp id_rsa identity
$ chown <ユーザ名> id_rsa
$ chown <ユーザ名> identity
$ chmod 600 id_rsa
$ chmod 600 identity
これで準備完了です。

これで telnet,ftp の代わりに ssh,sftp を使ってセキュアなログインが可能となります。
cygwinのbashを起動し、
$ ssh <ログインユーザ名>@<sshサーバホスト名>
でターミナル接続が、
$ sftp <ログインユーザ名>@<sshサーバホスト名>
でftp接続が確立されます。
ログイン時に接続の確認を求められたり、パスフレーズの入力を求めらますが、
後の操作は telnet や ftp と変わりありません。

これでやっとポートフォワーディングの説明に入れます。
そもそもポートフォワーディングとはTCPの接続をsshに中継させるための技術で、
sshクライアントとsshサーバの間にセキュアなトンネルを作り
暗号化されていないTCP通信の安全な通り道を作ることです。
たとえば、インターネットとイントラネットの間にsshサーバを設置することで、
インターネットからイントラネット内のコンピュータに安全にアクセスできます。
ここで言うコンピュータは、メールサーバやウェブサーバなどTCP接続可能なものすべてをあらわし、
VNCで自分のデスクトップPCを遠隔操作することも含まれます。
以下、いくつか実践的な例を示します。

メール受信は、
$ ssh <sshサーバ名> -N -L 110:<メール受信サーバ名>:110
を実行した上で、
メーラーの受信サーバを "localhost" に変更するだけです。

メール送信は、
$ ssh <sshサーバ名> -N -L 25:<メール送信サーバ名>:25
を実行した上で、
メーラーの送信サーバを "localhost" に変更するだけです。

ウェブサーバへのアクセスは、
$ ssh <sshサーバ名> -N -L 8080:<ウェブサーバ名>:80
を実行した上で、
ウェブブラウザのプロキシサーバを"localhost"、プロキシのポート番号を"8080"、
ローカルアドレスにもプロキシを使用するように変更して、
通常通りアクセスするだけです。

VNCでイントラネット内のPCにリモートログインするには
$ ssh <sshサーバ名> -N -L 5901:<VNCサーバ名>:5900
を実行した上で、
VNCクライアントからの接続先として "localhost:1" を指定するだけです。
なお、VNCのポート番号は5900からのオフセットです。

CVSサーバへのアクセスは、
$ ssh <sshサーバ名> -N -L 2401:<CVSサーバ名>:2401
を実行した上で、
CVSクライアントの接続先サーバ名を "localhost" にするだけです。

ftpサーバの場合は、データ転送用のポートが不定のためポートフォワードに向きません。
sshサーバにsshでログインして、
そこからイントラネット内のftpサーバからファイルをいったんsshサーバ本体に転送し、
その後でsftpで取得するのがよいでしょう。

これらを応用することでかなりいろいろなことができます。
その際たるものとして PPPoSSH で透過的にイントラネットに接続できます。
いわゆる VPN ですね。
ただ、これはサーバ側に準備が必要ですし、
いろいろと操作や管理がやりにくい面があり個人的にはあまりお勧めしません。
それなら PPTP を利用したほうがいいと思います。
ただしこちらもかなりハードルが高いです。
もしどうしても VPN したいのであれば、
素直に商用製品を購入することをお勧めします。

2007年3月28日水曜日

Apple TV 分解

つい先日日本でも発売開始された Apple TV ですが、早速分解されています。
詳しくはこちらを見ていただくとして、
特にひねりもないハード構成ですね。
いまどきのPCアーキテクチャ由来STBというところでしょうか。
CPUはDothanコアのPentiumMではないかとのことですが、
通常電圧版であれば動作クロックは1.5~2GHzですから
STBにしてはかなりハイスペックですね。
GPUも GeForce Go 7300 っぽいらしいので
H.264のデコード支援機能も入っていると思われ、
フルHDは無理でも1080i,720pなら余裕を持って処理できるのではないでしょうか。
この構成で3万円台半ばに持ってこられるのは Apple ならではでしょう。
でも、高いので私は買いません。たぶん使わないですし。

2007年3月22日木曜日

WINGROAD 一年点検

今日は愛車 WINGROAD の一年点検に行ってきました。
ついでにタイヤもスタッドレスから履き替えました。
それで初めてアルミホイールというものを使用することになりました。

車の購入時についていたのはスチールホイールでしたが、
昨年末にそれをスタッドレスタイヤと組み合わせて使い、
新たに買ったアルミホイールとノーマルタイヤを組み合わせて春まで保管していました。
別にアルミホイールがほしかったわけではありませんが、
最近はカー用品店ではスチールホイールをほとんど扱っていないそうで、
それならということでこのようにしました。

で、アルミホイールの感想ですが、走り心地はまだ分かりません。
しかし、見た目で言うとブレーキシステムが丸見えで怖いです。
なんだかいたずらされそうで被害妄想が膨らんでいきます。
ごみも入りやすそうですし。
まあ、燃費が改善すると聞きましたし我慢しましょう。

2007年3月20日火曜日

スーパーアグリ訴えられる?

昨日も話題にしたF1で、思ったよりいい走りをしたスーパーアグリですが、
昨年のホンダのマシンそっくりじゃないかということで、
スパイカーチームが訴えると言っています。
詳細についてはよく分かりませんが、
車体は各チームのオリジナルでなければならなかったと思いますので、
レギュレーション違反になる可能性は十分あるのではないでしょうか。
開発費を抑えるために
車体を他チームから購入できるようにすることも提案されているようですが、
まだ検討している段階だったと記憶しています。

それはさておき開幕戦から分かることは、
ホンダは去年の方が速かった、ということでしょうか。

2007年3月19日月曜日

F1 2007 オーストラリアGP 決勝

うーん、生中継ではなかったんですね。
しかも、番組の雰囲気が変わってしまいました。
私の好みではないですね。

レース結果は…まあ順当ですね。
相変わらずコース上でのオーバーテイクが少なく、
もう少し何とかならないものかとも思いますが、
今年もまたレギュレーションが変わり、
ますますレースが面白くなくなったような気がします。

今回フェラーリの F.マッサ が最後尾スタートし、
最終的に6位まであがったわけですが、いまひとつ迫力に欠けました。
このような状況におかれたときの
昨年までの M.シューマッハ や 往年の A.セナ の迫力たるや、
まさに鬼神のごとくでしたから。
まだ若いフェリペに多くを望むのは酷でしょうか。

2007年3月18日日曜日

F1 2007 オーストラリアGP 予選

やっと今年も開幕を迎えるF1グランプリですが、大事件です。
なんと、スーパーアグリの2台のマシンが決勝のグリッドの10,11番目をゲットしました。
すばらしい大躍進で、昨年我慢した佐藤琢磨にはうれしい結果となったことでしょう。
各チームの戦略が不明な現状ですので決勝がどうなるのか不安はありますが、
ぜひともがんばってもらいところです。
それに引き換えHONDAワークスは散々な予選結果で、
今年も先が思いやられます。
チームのシニアテクニカルディレクターの中本修平氏は前向きな発言をしておられますが、































































































































冬のテストでもあまりいい結果が得られていないのは間違いなく、
カラーリングがアースカラーとなり目立ってしょうがないマシンで
成績が伴わないと物悲しいことになります。

まあ結果はどうなるにしても明日は衛星生中継ですので、
PCでオフィシャルのラップタイム生更新サイトを観ながらTV観戦するつもりです。

2007年3月14日水曜日

タイヤがでない!!

本日午前、高知空港でプロペラ機の胴体着陸劇があり、
TV各局が生中継していたそうです。
私は無事着陸後の昼過ぎにニュースサイトで知りました。
夜のニュースでいきさつや着陸の様子を見ましたが、
的確な判断力と、確かな腕を持った機長には敬意を表します。
すばらしい着陸でした。

飛行機もののパニック映画が割と好きで結構観ているのですが、
現実に起こりうることですから怖いですね。
飛行機はよく乗りますし、特に来月頭には海外に行きますので、
航空会社には万全な整備をすることを希望します。

2007年3月13日火曜日

Zaurus でDHCPサーバ

この先日、Windows Vista とPDAの Zaurus SL-C1000































































の接続性に問題があることを書きましたが、
それを改善する手段を実現してみましたので記録に残しておきます。
実は以前 SL-C1000































































にUSB接続の有線LANアダプタ Laneed LD-USB/TX を利用する方法を紹介しており、
このなかで SL-C1000































































をLANに接続したときにうまく動作する方法に言及していました。

































































もちろんDHCPサーバのある環境では自動的にIPアドレス等の取得が可能です。
ただDHCPサーバのない環境では手動でネットワーク設定しなければならないのは面倒です。
また、いろいろな場面でクローズなネットワーク環境を用意することがありますが、
こういうときDHCPサーバがあるといろいろと楽ができます。
玄人志向の玄箱を使うのもお手軽ですが、
出先で常時携帯している































































SL-C1000 がその役割を担ってくれるととても便利です。
まあ、他にも目的があったりするのですが、
SL-C1000































































でDHCPサーバを動作させてみます。
と言っても、PCとのUSB接続時に利用するためdhcpdはデフォルトで導入されていますので、
以下の操作で起動スクリプトと設定ファイルを作成するだけです。
ターミナルで以下を実行します。

$































































su -
# bash
# touch /var/state/dhcp/dhcpd.eth0.leases
# cd































































/home/QtPalmtop/bin
# touch dhcpserver
# chmod 777 dhcpserver
# chown































































root:qpe dhcpserver
# vi dhcpserver
#!/bin/bash
.































































/etc/hotplug/hotplug.functions
. /etc/rc.d/init.d/functions
ifconfig eth0































































down
sleep 5
killproc dhcpcd
ifconfig eth0 192.168.1.254 netmask































































255.255.255.0 up
dhcpd -cf /home/QtPalmtop/bin/dhcpd.conf -lf
































































/var/state/dhcp/dhcpd.eth0.leases eth0

# touch dhcpd.eth0.conf
#































































chmod 777 dhcpd.eth0.conf
# chown root:qpe dhcpd.eth0.conf
# vi































































dhcpd.eth0.conf
default-lease-time 172800;
max-lease-time































































604800;
option domain-name-servers 192.168.1.254;

subnet 192.168.1.0































































netmask 255.255.255.0{
range 192.168.1.100 192.168.1.199;
































































option subnet-mask 255.255.255.0;
option broadcast-address































































192.168.1.255;
option routers 192.168.1.254;
}

# touch































































dhcpserver
# chmod 777 dhcpserver.off
# chown root:qpe dhcpserver.off
#































































vi dhcpserver.off
#!/bin/bash
. /etc/hotplug/hotplug.functions
.































































/etc/rc.d/init.d/functions
ifconfig eth0 down
sleep 5
killproc































































dhcpd

# echo 'killproc dhcpd' >> /etc/hotplug/usb/pegasus.off
#































































more /etc/hotplug/usb/pegasus.off
#!/bin/bash
.































































/etc/hotplug/hotplug.functions
. /etc/rc.d/init.d/functions
ifconfig eth0































































down
sleep 5
killproc dhcpcd
killproc dhcpd


さて利用方法を説明しますと、
LANアダプタ挿入時は従来どおりのDHCPクライアントとしての動作をさせます。
ユーザ自身の判断で、DHCPサーバとして動作させたいときは































































dhcpserver を実行し、
終了するときは dhcpserver.off を実行するだけです。
ともにルート権限でなければなりません。

2007年3月8日木曜日

消えたお気に入りとオンラインサービス

本日朝職場に行き自分のPCの電源をつけたところなんだか調子が悪い…
よくよくみると、メールやアドレス帳やお気に入りなどが消えて…

一応昨年末にバックアップをとっていましたし、
メールについてはここ数年はサーバ側で管理しているので、
大きな被害はありませんでした。
ただ、お気に入りの追加分を失ったのは痛いですね。
というわけでお気に入りのオンラインサービスの利用を本気で考えてみることにします。
ここのサービスとも関連ありますが、
とりあえず Windows Live Favorites を試用してみました。
いくつかURLを登録してみましたが、Web2.0はやはりレスポンスがいまいちです。
ただ、フォルダでの分類に加えて、GMail ライクにタグがつけられるのは便利です。
まあ、しばらく使ってみます。

2007年3月6日火曜日

モバイル無線LANアクセスポイント

別に何に使うというわけではありませんが、































































































































常時接続依存症(?)な私としては、
Planexのモバイル無線LANアクセスポイント GW-MF54G を購入する機会を伺っておりました。
出張等で有線のインターネット対応ホテルに宿泊した際に利用すれば、
無線LANでインターネットできますし、NintendoDS もネットにつなげられます。
って、使わね…

昨年海外出張するときにNintendoDSをネットにつなげるために、
Wi-Fi USBコネクタをわざわざ購入しましたが結局使わずじまいでしたし、
最近久しぶりにノートPCに挿してみると見事に使えませんでした。
役に立たない…

というわけで、ソフトアクセスポイントにはうんざりだったということもあり、
なんとなくほしいと思っていたモバイル無線LANアクセスポイントですが、
最近もっといい感じの別の製品を見つけました。
Logitecの LAN-PWG/APR です。
値段が少々高くなるのが難点ですが、それ以外はよさそうです。

特に急いで手に入れようとは考えていなかったのですが、
今日たまたまネット通販で安くで売っているのを見つけてしまいました。
しかもよく見ると数量限定のラスト1つということで、
気がつくとクリックしていました。
うーん、まあいいや。LANコンバータとしても使えるし、
と自分を納得させておきましょう。

2007年3月3日土曜日

のだめカンタービレ

最近、「のだめカンタービレ」がお気に入りです。
昨年第4四半期にフジテレビの月9でドラマ放送していたのをずっと見ていましたが、
かなり面白く、コミックも読んでみたいと思っているところです。
さてそんな「のだめ」ですが、めでたく NintendoDS にてゲーム化の運びとなりました。
しかも鍵盤ポーチが特典としてついてくる限定パッケージもあるそうです。
というわけで早速予約です。
皆さんはこちらからどうぞ。

2007年3月1日木曜日

Zaurus と Vista

私の愛機 Zaurus SL-C1000
最近発売された Windows Vista の組み合わせに大きな問題があることがわかりました。
SHARPのサポートページに書いてあります。
全く接続できないわけではありませんが、
私の用途では訳あってネットワーク方式でのPC連携が必須で、
これが完全にサポート外になってしまっています。
そして、現在の Linux Zaurus のおかれている環境を考えるに、
対応の改善は期待薄です。
ということで、今のノートPCの買い替えと同時にZaurusは第一線から退くことになりそうです。
多分2年は先でしょうが。