一応一言で説明しておくと、
Raspberry piとはARMアーキテクチャのCPUを搭載したLinuxの動作する電子基板
ということになるでしょうか。
で、とりあえず動かしてみました。
ダウンロードサイトから、
- Raspbian “wheezy” (2012-07-15-wheezy-raspbian.zip)
- Arch Linux ARM (archlinuxarm-13-06-2012.zip)
- QtonPi (qtonpi-0.2.tar.bz2)
現れた拡張子imgのディスクイメージファイルをSDカード(2GB以上)に書き込みます。
書き込みはdd、またはWin32DiskImagerで行います。
間違ってもFAT32のSDカードにコピーとかしないでください。
書き込むとそのSDカードはWindowsから認識できなくなります(QtonPiを除く)。
詳しくは後述しますが、まずはRaspbian wheezy を動かすことをお勧めします。
Raspberry pi に作成した起動用SDカードを挿し、
テレビとHDMIケーブルで接続し、
USBキーボードとUSBマウスを接続し、
インターネットにつながるようにLANケーブルを挿して、
最後にACアダプタを差し込みます。
ACアダプタのRaspberry pi側はマイクロUSBなので
適当なスマートフォン用のUSBケーブルを挿し、
iPhone4S用等のACアダプタ(必要なのは5V、700mA)につなぐと、
即Linuxが立ち上がり始めます。
Raspbian wheezyならGUIが起動できウェブブラウザも付いているので、
とりあえず簡易的なネット端末ぐらいには使えそうです。
Raspbian wheezyの場合、
初めて起動するとraspi-configなる設定ソフトが自動的に立ち上がるので、
とりあえず以下を設定しておきましょう。
[Configure keyboard]で[Generic 105-key(Intl) PC]を選び、
[Other]、[Japanese]、[Japanese]、[The default for the keyboard layout]、
[No compose key]、
[change_locale]では[en_GB.UTF-8 UTF-8]と[ja_JP.UTF-8 UTF-8]をチェックして、
デフォルトは[en_GB.UTF-8]にしておきます。
というのも日本語フォント入ってないですから。
[change_timezone]は[Asia]-[Tokyo]にします。
[ssh]は
最後に
その後はアカウント名"pi"、パスワード"raspberry"でログインできます。
rootユーザはパスワードなしで入れます。
中を見るとgcc等の入っているのでセルフコンパイルできそうですし、
startxを実行するとX-Windowが立ち上がって、
ウェブブラウザmidoriでネットサーフィンもできます。
ただし、日本語は表示されないのであしからず。
ストレージは2GBの内300MBぐらいは空いているので、
apt-getとかでカスタマイズしていけばいいでしょう。
Arch Linux ARMはGUIも入っておらず使用ストレージ量も小さいので、
目的に合わせてカスタマイズするベースぐらいにはよさそうです。
ログインはrootに対しパスワード"root"で可能です。
味も素っ気もないので、まあ玄人用というところでしょうか。
QtonPiは上記2つと毛色が違います。
ダウンロードしたファイルを展開して、
sdcard-imgの下にある圧縮ファイルを展開したものが
SDカードに書くファームウェアとなりますが、
app-sdkの下のファイルをホストマシン(Linux PC)にインストールし、
そのツールで開発したQtソフトをターゲットで実行する格好となります。
まさに組み込み機器の開発になります。
が、趣味の個人ユーザにはあまり使いやすいとは言えません。
まあ、rpmやyumで好みの環境にはできそうですが。
なお、ログインはrootに対しパスワード"rootme"で可能です。
とりあえず動かしてみましたが、
さて、今後どうしようか思案中です。
モニタつないでPCの代わりというようなことはあまり考えておらず、
今の所日本語化とはするつもりはありませんので、
そっち方面は期待しないでください。
ネットワークにつながる機器として、
LinuxなArudinoっぽい雰囲気で使ってみようかと考えていてます。
その手のことを回路図と搭載するSoCのBCM2835のデータシートをみながら練ろうかなと。
いくつか面白いかもしれないことは思いついていますが、
いつものごとく構想倒れになりそうな予感はしています。
0 件のコメント:
コメントを投稿