2012年4月25日水曜日

nasne

DIGA BZT710を購入した直後にnasneが発表されました。
nasneについては2012年7月19日発売ということでまだ間がありますし、
私にとっては微妙な商品なので、もしBZT710を買ってなかったら買うかといわれると、
多分買わないだろうとは思いますが、タイミング的に何か悔しいので、
仕様を分析してnasneの利点や欠点を考えてみます。
いや、別にネガキャンするつもりではなく、客観的な分析です。

最初に明らかになっている仕様はだいたい以下のとおりです。
  • 大きさ : 幅43mm×奥行き189mm×高さ136mm
  • 形状:PS3のような形状
  • HDD : 内蔵500GB(外付けUSB-HDDを1台増設可能)
  • チューナ : 地上波/BS/110度CSデジタルTV放送を同時に1つ受信可能
  • 映像入出力端子 : なし
  • コントロール装置 : PS3/VAIO(一部?)/PS vita/xperia(一部?)/sony tablet(?)
  • 視聴機装置 : PS3/VAIO(一部?)/PS vita/xperia(一部?)/sony tablet(?)/汎用のDLNAクライアント(?)
  • 録画圧縮 : 等倍/3倍
  • メディアサーバ : DLNA 1.5(DTCP-IP)で同時送信2ストリーム(ライブ送信可能?)
  • LAN : 100BASE-TX/1000BASE-T
  • B-CASカード : 標準サイズ1枚
  • アンテナ入力端子 : 1端子(UHF/BS/CS混合)
  • アンテナ出力端子 : 1端子(アンテナ入力のパススルー)
  • 録画デバイス : 内蔵HDD/外付けUSB-HDD
  • 同時利用数 : PS3では4台(有線LANでの接続)
  • 同時録画番組 : 1台につき1番組(PS3+torne+nasne×4で地上波5番組同時録画可)
  • ムーブ : ダビング10(PS vita等への書き出しの扱いは不明)
  • 連動サイト : Gガイド.テレビ王国CHANTORU
  • 定価 : 16,980円
  • その他 : メディアストレージ(普通のNAS)として利用可

まずは利点について。
一般論で言って、すでにPS3を持っていて、テレビの録画がしたい、
あるいはBDレコーダや録画機能付きテレビは持っているけど、
裏番組録画がしたいというような方であれば、
17000円の投資は悪くない選択肢でしょうし、
ゲームで遊ぶのにPS3がほしく、かつテレビ録画用にBDレコーダを買うことを検討していて、
録画した番組をBDに残すなんて事は考えないという方にも、
42000円で環境がそろうことになります。
私のお勧めBDリモコンを買うともう少し高くなります。
これぐらいの価格なら新しく一人暮らしをはじめる大学生や社会人にはぴったりかもしれません。
まあ7月発売だと遅すぎるでしょうけど。
ただこの値段であればDIGA BZT710の価格レンジになるので、
ゲーム+αとBDへのコピー+トリプルチューナーを天秤にかけることになるでしょう。

それからtorneとの比較でいうと、
録画にPS3のパワーを一切使う必要がないため、
torneであった録画中はDVDが再生できないなどの制限事項が、
nasneではなくなっていると思われます。

私個人の話で言えば、
つい先日まで私がPS3+torne、DTV-X900、D-VHSを使っていて
D-VHSの調子が悪いことはすでに書いたことがありますが、
D-VHSを外して、17000円を投資することで、
PS3+torne、nasne×1、DTV-X900の体制に移行し、
現状よりちょっと便利にすることができます。
さらに34000円の投資で、PS3+torne、nasne×2にしてさらに便利にすることもできます。
これはこれで悪くはない選択肢だとは思います。

ではお待ちかねのネガキャン、ではなく欠点の分析に移りましょう。

nasneの大きさはWii(44×215.4×157)より少し小さいくらいで、
縦置きPS3(65×290×290)と並べると半分ぐらいの高さになります。
ちなみにDIGA BZT710の大きさが430x49x199で、
これはnasneを横に3つ並べたのとほぼ同等です。
PS3と組み合わせたとき4台まで使えるとのとこですが、
形状的に横置きで重ねることはできなさそうなので複数台置く場合は場所をとりそうです。
外付けのUSB-HDDを並べるとさらにかさばります。
ただし、ネットワーク接続してほおっておけばいいので必ずしもAVラックに置く必要はなく、
たんすの上とかテレビの裏とか天井裏とか物置とか、
どこにおいても大して問題はないはずです。
まあ電源ボタンの操作が必要になる事態に備えて、
あまり変なところには置かないほうがいいでしょうけど。
あっ、フォローしてしまいましたね。

次にアンテナ端子ですね。
入力とパススルー出力があるため、
nasneを複数台並べてもアンテナ線はデイジーチェーンすればよく、
分配器が必要ないところは好感が持てますが、
UHF/BS/CS混合しなければならないというのはいただけない。
これは視聴環境により状況が違ってはきますが、
少なくとも私の自宅ではUHFとBS/CSは独立した系になっているので、
nasneを使おうとすると混合器が必要になります。

そして一番の問題は複数のnasne運用時の有料BS/CS契約ですね。
有料のBS/CSを契約していると、その契約はBCASカード1枚に紐付けられるわけで、
上の体制だとBCASカードが別々になり、
契約したカードと契約しないカードを意識した運用が必要になります。
またWOWOWやスターチャンネルでは1契約で3番組見られるので、
見たい番組が重なったときにどれを見るか決断を強いられることになります。
そういうこともあり私は1枚のBCASカードでトリプルチューナーなBZT710を購入しました。
いや、まあnasneが発表される前に購入したんで
nasneについては検討もしていなかったんですけど。

0 件のコメント:

コメントを投稿