2018年12月27日木曜日

ERXV

医者はドSじゃないと勤まらない、
というのが私の昔からの持論です。
私にはとてもじゃないけど無理。
それに医者になって開業でもしようものなら、
もし自分に何かあると雇っている人が路頭に迷うことになる、
という責任の重さもあって、大学進学時医学部は排除していました。
実際若くして大病を患い、長期に渡り入院したこともあり、
後の人生もリスクを抱える事になったため、
その判断は間違ってなかったのかもしれません。
まあ成績の面で問題がなかったとは言いませんが。
そもそも生物系(学問のことではなく)があまり好みでなく、
機械や電気・電子系の方が好きだったということもあり、
早くから医学でも農学でもなく、
理学・工学を進路として考えていました。

そんな調子で大学の工学部へと進学した後、
在学中(院の時)に住んでいたアパートが、
新しくできた高層ビルのテレビ電波的な影になるという話で
無償でケーブルテレビを引いてもらえました。ラッキー。
このケーブルテレビでいろいろ海外ドラマを視ていて
引き込まれたのが病院の救急救命室を舞台にした
ER緊急救命室」です。
的確な判断と素早い処置はまるでアクション映画のようでした。
これを高校時代に視ていたら医学を志したかもしれませんね。
まあ成績は置いといて。

ただこのER、最終となるシーズン15まですべて視てはいません。
というのもシーズン10あたりで嫌な奴の代表格であるロマノが
ヘリコプターの墜落に巻き込まれてしまいました。
いくらなんでもそれはないだろとの思いから
視るのをやめてしまっていたのです。

シーズン15の初放送からもう10年になりますが、
今年後半WOWOWで再放送をやっていたので、
これを機会と視てみることにしました。
5シーズン分のギャップがあるため、
登場人物に知った顔はあまりなかったのですが、
最終シーズンということもあり
初期メンバー含めた旧レギュラーが多数出演し、
まさにオールスターキャスト。
カーター、ベントン、ハサウェイ、そしてグリーンの忘れ形見。
そしてロス(ジョージ・クルーニー)もほんのちょっと。
まるで旧友に会ったのような感動を頻繁に味わっておりました。
そして年末の最終回。今となっては手垢のついた終わり方も、
このERが最初だったのかもしれません。感極まってしまいました。
まだ視ていないシーズンも機会があれば視たいですね。

ところで、まだERが放送を続けていた当時、
仕事でシカゴを訪れる機会があり、在住者にERの舞台である
「カウンティー総合病院」ってどこにあるのか訊いたところ、
ERを視てなくてピンとこなかったようです。
高視聴率とはいえ視てない方もたくさんいるということですね。
なお調べるとこれは「クック郡病院」がモデルらしいものの、
架空の病院ということになっています。
そのクック郡病院はJohn H. Stroger, Jr. Hospital of Cook County
のことのようですが、ERの出入り口付近の様子は明らかに違います。
最終回最終シーンで映る病院全景は
ここの古い建物に似ている様な気はしますが。
もしまたシカゴに行く機会があれば、シアースタワーではなく
こちらを観光したいところですが、
もう2度と行くことはないでしょう、多分。

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