2018年12月17日月曜日

ドライブレコーダーを購入す

昨今車の運転に関して問題行動を起こす方が少なからずいるようで、
その防衛のためにドライブレコーダーをつけている方も多いようです。
私自身はそれほど必要性は感じていなかったのですが、
最近クローズドサーキットをマイカーで走るイベントに参加できることになり、
だったらその走行時の一人称視点動画でも撮ろうと思いつき
急遽ドライブレコーダーを買ってしまいました。
選んだのはSemiro社製品のAneroです。

この製品、コンパクトデジカメ風の本体で前方を撮影しつつ、
長いケーブルを介して接続できる小型の後方用カメラもあり、
同時録画はもちろん、本体のLCD画面に両方を
同時に映すことができるなかなかの優れものです。
2映像の表示方法は[UP]キー切り替えられ、
リアカメラから伸びている赤い電線を
電源(+12V)に接触させると強制的にリアが拡大表示されます。
ついでにリアカメラ内蔵の白色LEDが強烈に光り後ろを照らします。
電源端子はUSBミニで同梱のシガレットアダプタ電源を用いますが、
端子に汎用性があるため車内だけでなく家の中でも、
モバイルバッテリーでも利用も可能です。

車への設置も難しくありません。
後方カメラは金属製の固定具を曲げていい角度にし、
リアウインドウ越しに後方が映るよう丈夫な両面テープで貼り付けます。
本体は天面に切られたネジ穴に同梱の固定具
(2つあるが私は大きい方を使用)をねじ込んで、
フロントガラスの中央上方に吸盤で吊るすように貼り付けます。
設置角度は基本ボールジョイントで調整しますが、
これがいまいち締まらなくって…まあ仕方ありません。
ボールジョイントの調整のしにくさとカメラと表示画面が
一体というところから本体の角度の都度調整が難しく
状況によっては画面に外光が反射して見え辛くなることも。
ちなみに偏光サングラスを通してどの角度で見ても、
画面が見えなくなることはもちろん、暗くもなりません。
電源と後方カメラ用の端子は本体天面の運転席側(右ハンドル車ね)にあるので、
ゲーブルがいろいろ邪魔にならないよううまいこと取り回す必要があります。
カメラ感度的には夜の視界もそれなりに確保できていますし、
フロントなら内蔵の赤外LEDを光らせることで暗視も可能みたいです。
まあヘッドライトのあかりだけで十分と感じます。

記憶媒体となるmicroSDカードは本体底面の運転席側にスロットがあり、
SDカードのラベル面を手前にして差し込むのですが、
これが奥まってて非常に入れにくい。爪の先で無理やり押し込みます。
抜くときはさらに大変です。
一旦押し込んでバネの力で戻ってくる方式ですが、
下手をするとバネでSDカードが飛んでいくので最新の注意を払わねばなりません。
なおSDカードを入れたままで電源を入れれば自動的に撮影が始まります。
電源を入れてからSDカードを入れた場合は手動での録画開始が必要です。

車のエンジンをかけると1秒ほどで起動完了。すぐに録画します。
小さなバッテリーを内蔵しているようで、エンジンを切っても
ほんの少しは動作しますが、終了処理くらいが関の山です。
画角は十分広く、フロントは少し前方の隣の車線が丸々映ってます。
リアはそれほどでもなく、普通のルームミラーの視界よりちょっと広い程度です。

特に設定を変更しなくても買ったときのままで何となく使えますが、
動画のタイムスタンプになるので、最低限[Menu]キーからメニューを開いて
日付と時刻を調整しておくのがよいでしょう。
あとメニューの日本語表記は意味が分からないので
[言語設定]を英語に変更することをお勧めします。
ちなみに特定の場面で音声案内してくれますが、
[日本語]に設定していてもそれは中国語に聞こえます。

撮影した動画はデジカメライクにSDカードの
"DCIM"ディレクトリに置かれます。
その"1"ディレクトリにフロントの映像が"VID_<3桁の数字>.MOV"で、
"2"ディレクトリにリアの映像が"VID_<3桁の数字>.AVI"で保存されます。
3桁の数字はファイルの新規作成時にカウントアップされていきます。
それにしても前後で形式が違うのはなぜなんでしょうね。
ともかくそれぞれのファイルは1分分で、
1分毎に新しいファイルが作られていきます。
SDカードはFAT32でフォーマットされているので
普通のPCで読み取れますし、
WindowsでもMacでもLinuxでも動画の再生は可能です。

フロントのMOVファイルはQuickTime動画で
サイズは132000000byte(約126MB)。
解像度は1920×1080でフレームレートは25fps。
ビットレートは16307kbpsです。
音声もついていてモノラルの8kHzサンプリングで128kbps。
リアのAVIファイルのサイズは66000000byte(約63MB)で
解像度は640×480でフレームレートは25fps。
ビットレートは8672kbpsです。音声はフロントと同様です。
合計すると1分で200MB程度。
同梱の32GBのSDカードなら2時間半程でいっぱいになります。
容量が足らなくなれば自動的に古いファイルを削除するので
まめなメンテナンスが必要になるわけではありませんが、
残しておきたい動画があるなら早めに退避しないと消えてしまいます。

ただ映像を残すとなるとちょっと問題が…
音声は本体内蔵のマイクで録音されるのはいいのですが、
車内での会話や自分の独り言がまるまる記録されてしまいます。
録音された自分の声を聞くのって何だか気持ち悪くて嫌ですし、
客観的に聞く運転中の独り言はかなりガラが悪い。
またかけている音楽が録音されてしまうと、
動画をネットサービスにアップする際に著作権的にまずいことになります。
マイクは[Down]キーでオフにはできますが、
それだと無音で臨場感が乏しくなってしまいます。
ということでまったく喋らないで運転するよう心がけてはいるのですが…無理!!

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