2024年2月29日木曜日

SUPERBOWL LVIII レビュー

サンフランシスコ・49ersとカンザスシティー・チーフスが対戦した
SUPERBOWL LVIIIは、OT(オーバータイム)を含めた死闘の末、
22-25でチーフスが勝利し、昨シーズンに続いての2連覇を果たしました。
49ersを応援していた私にとっては残念な結果です。
チーフスは近年ずっと強く、チーフスキングダムなんて言われ方もしていますが、
今シーズン見ていて、やりようによっては十分に勝てる相手だと感じましたし、
きっと来シーズンはどこかがボコボコにしてくれることでしょう。
49ersが倒すとなるとまたSUPERBOWLでということになるので、
できればAFCのチームに頑張ってもらいたいところです。
多分ビルズでは無理なので、ベンガルズとか?
あるいはジェッツがQBロジャースで、何ていうのは皮算用に過ぎないか。

ちなみにMVPはチーフスのQBマホームズ。
他に目立った選手が居なかったので、消去法的にそうなるのは仕方ないかなと。
でも勝ったのはD#のおかげでしょうし、
決め手になったのはスペシャルチームだとは思っています。

まあそれは置いといてOTのルールについて。
その昔のOTといえば、先攻で40y程ドライブしてFGを決めて勝利、
というのが鉄板でしたが、
流石に後攻が不利すぎということで、
いつの頃からか先攻がFGで得点した場合は、
後攻にも1度だけ攻撃のチャンスが与えられるようになりました。
ところが、何年か前のプレイオフでビルズとチーフスが対決した際の出来事から、
先攻がFGのみならずTDで得点した場合でも、
後攻にも1度だけ攻撃のチャンスが与えられるようになりました。
ということで、現在はOTでは後攻のほうが優位ということらしいのです。
もちろん先攻O#が得点した場合、後攻O#にかかるプレッシャーは大きいのですが、
後攻O#は4thDownでもパントの選択肢はないため、毎回4thDownギャンブル、
つまり4回の攻撃で1stDownを更新すればいいことになり、
戦術の選択肢が広がります。
他にも先攻O#をD#が3凡で抑えきったケースでは、
パントで陣地回復するにしても限界があり、
後攻O#は有利な位置から攻撃開始でき、
わりと簡単にFGまで持っていけるかもしれません。
いろいろなケースを想定してどっちが有利か考えてみると、
全体的に後攻の方が有利な気がしてきます。
そして今回49ersが選んだのが先攻。
そういうところまで考察や指示ができていなかったんでしょうか。
ちょっと悔やまれます。
こういうところが49ersのHCシャナハンが
SUPERBOWLで勝てていない要因になっているのかもしれません。
まあチーフスのHCリードにしても
QBマホームズに出会うまではシャナハンと大して変わらないので、
それは瑣末なものでしょう。

ともかく、SUPERBOWLは持ってるやつが勝つのです。
かつて持っていたのはブレーディで、
今持っているのがマホームズなんでしょうね。羨ましい。

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