まあAIRはFlashプログラムを独立したアプリケーションとして動かすだけなので、
そんなには変わりません。
FlashDevelopを立ち上げ、[Project]-[New Project]メニューで開くダイアログボックスで、
[ActionScript 3]-[AIR AS3 Projector]を選んで[Name]テキストボックスに
プロジェクトの名前を適当に入力し[OK]をクリックします。ここでは名前を"movie"にすることにします。
必要なら[Create dirctory for project]のチェックを入れておきます。
[Project]ペインに作成したプロジェクトの構成要素が表示されるはずです。
"AIR_readme.txt"は一読したほうがいいでしょう。
"src/Main.as"がメインのソースコードとなるのでこれを開きます。
元の内容は
package { import flash.display.Sprite; /** * ... * @author --------- */ public class Main extends Sprite { public function Main():void { } } }なかんじのはずなので、ちょっと追加して以下のようにします。
package { import flash.display.Sprite; import flash.events.*; import flash.media.Video; import flash.net.NetConnection; import flash.net.NetStream; /** * ... * @author --------- */ public class Main extends Sprite { private var videoURL:String = "movie.flv"; private var netConnection:NetConnection; private var stream:NetStream; public function Main():void { netConnection = new NetConnection(); netConnection.addEventListener(NetStatusEvent.NET_STATUS, netStatusHandler); netConnection.addEventListener(SecurityErrorEvent.SECURITY_ERROR, securityErrorHandler); netConnection.connect(null); } private function netStatusHandler(event:NetStatusEvent):void { switch (event.info.code) { case "NetConnection.Connect.Success": connectStream(); break; case "NetStream.Play.StreamNotFound": trace("Unable to locate video: " + videoURL); break; case "NetStream.Play.Stop": stream.play(videoURL); break; } } private function connectStream():void { stream = new NetStream(netConnection); stream.addEventListener(NetStatusEvent.NET_STATUS, netStatusHandler); stream.addEventListener(AsyncErrorEvent.ASYNC_ERROR, asyncErrorHandler); var video:Video = new Video(); video.attachNetStream(stream); stream.play(videoURL); addChild(video); } private function securityErrorHandler(event:SecurityErrorEvent):void { trace("securityErrorHandler: " + event); } private function asyncErrorHandler(event:AsyncErrorEvent):void { } } }これで[Project]-[Build Project]メニューを実行すれば、
"bin/movie.swf"ができているはずです。
動画ファイル"movie.flv"を"bin"("movie.swf"と同じ)ディレクトリにコピーし、
"Run.bat"を実行すればデバッガが立ち上がって動画再生が始まります。
もっとも動画ファイルのありかはソースコード中の
private var videoURL:String = "movie.flv";で指定していて、相対パスや絶対パスで指定できます。
ただし、相対パスで親ディレクトリを示す".."が使えないようで、
ディレクトリツリーをさかのぼる指定はできません。
どうしても必要なら絶対パスで指定することになります。
ディレクトリの区切りは"\"(円マーク、またはバックスラッシュ)ではなく"/"を使う必要がありますが、
Windowsのドライブ指定は通常通り"c:"の形式で指定できます。
もちろんどこかにコンテンツサーバを立ててそこに置きたければ、
private var videoURL:String = "http://<サーバ名>/<ディレクトリ名>/movie.flv";のようにURLとして指定してビルドしなおせば実現できます。
デバッガではなく単独で動作させたい場合は、
あらかじめ一度だけ"bat/CreateCertificate.bat"を実行しておいてから
"PackageApp.bat"を実行して"air/movie.air"を作成します。
ただし、これは実行可能ファイルではなくインストーラのデータに過ぎません。
AIRのランタイムをインストールしていると
関連付けされてこのairファイルが実行できるようになるので実行するとインストールでき、
無事単独アプリケーションとして実行できるようになります。
アンインストールするには通常のWindowsアプリケーションと同様に
[コントロールパネル]の[プログラムの追加と削除]や[プログラムと機能]から行います。
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