2011年11月3日木曜日

Windows7 と VMware Player 3

私は仮想マシン環境として WMware workstation の古いバージョンを
随分前から愛用していました。
ライセンスをちゃんと持っていたもので。

今回 Windows7 PCを手に入れたのですが、
お金を払ってバージョンアップするのも面倒なので、
思い切って無料の VMware Player に乗り換えることにしました。
無料といっても最新のバージョン3はこれといって制限事項もないようですし。
ちなみにホストOSが32ビットでも
BIOSでVTを有効にすれば64ビットのゲストOSが動きます。

で、普通にインストールしたのですが、
ネットワークが仮想マシンからNATで外に出てゆけません。
ブリッジなら接続可能なのに。

調べてみるとWindows7でNATするにはちょっと操作が必要だったのです。
デスクトップの[ネットワーク]アイコンのコンテキストメニューから
[プロパティ]をクリックすると
[コントロールパネル]-[ネットワークとインターネット]-[ネットワークと共有センター]
が開くので、[アダプターの設定の変更]をクリックし、
NATを構成する際のWAN側に相当するアダプタの
[プロパティ]ダイアログを表示して[共有]タブを開きます。
[ネットワークのほかのユーザに、
このコンピュータのインターネット接続をとおしての接続を許可する]
チェックボックスにチェックを入れて、
[ホームネットワーク接続]で
"VMware Network Adapter VMnet8"を設定すれば完了です。

ただし、Windows7ではNATのLAN側ネットワークの
IPアドレスが"192.168.137.*"に固定されているようで、
VMware Player がDHCPで配布するIPアドレスをこれにあわせる必要があります。
この設定の変更には"vmnetcfg.exe"が必要なんですが、
標準ではインストールされていません。
VMware Player 3 のインストーラ "VMware-player-3.1.4-385536.exe" を

VMware-player-3.1.4-385536.exe /e .\extract

のように実行して、
その中の"network.cab"をlhaplusのようなアーカイバーソフトで展開し、
その中の"vmnetcfg.exe"だけを
VMware Player 3 をインストールしたフォルダにコピーすれば実行できます。

で、"vmnetcfg.exe"を起動して[VMnet8]の設定を行います。
[サブネットIP]を"192.168.137.0"に、
[サブネットマスク]を"255.255.2550"にします。
[NAT設定]をクリックして[ゲートウェイIP]を"192.168.137.1"にします。
[DHCP設定]をクリックして[開始IPアドレス]と[終了IPアドレス]を
"192.168.137.128"と"192.168.137.254"ぐらいにします。

これで仮想マシンもNAT経由でネットワークにつながります。
NATにするかブリッジにするかは
環境に応じて決めることになるでしょう。
個人的にはローカルを使う場面に出会ったことはないですけどね。

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