2009年3月27日金曜日

LT-H90DTV 買っちゃった - その6 - 録画データ


LT-H90DTVは地上波デジタル放送を録画することができます。
その録画データがどのようになっているのか、ほんの少し見てみました。


録画用HDDには"/LT-H90DTV/info"ディレクトリが作成され、
その下にすべての録画データが置かれます。
"device.inf"にはLT-H90DTV自体のMACアドレスが格納されています。
"rec.db"はSQLiteのデータベースファイルで、
録画した番組の情報(タイトルや時刻)を管理しています。
各番組は複数のファイルに分けられていて、
FAT32の制限に引っかからないよう各ファイルは900MB以下になっています。
各番組は主キー番号を名前、拡張子を"ts"とするファイル名を始めとし、
続くファイルはさらに2以上3桁の通し番号を拡張子として付加して、
さらに"nav"ファイルが追加されています。
要するに"1.ts","1.ts.002","1.ts.003",...,"1.ts.nav"のようなファイル群で構成されます。
最初の"1.st"の先頭64バイトはヘッダに見えますし、
拡張子からしてMPEG2TS形式で地デジの放送データを暗号化しているのでしょう。
各データファイルは64で割り切れる大きさになっていますが、
188オクテットのTSパケットを64×3バイトで保存しているのではないでしょうか。
もっと正確に言えば16バイト×12ブロックかな?
おそらくAES128で暗号化しているのでしょう。
ところで、"nav"ファイルは番組の時間に比例した大きさになっているようで、
32バイトの構造体の配列を保存しているように見えます。
再生やトリックプレー時の位置特定用のデータかもしれません。
または番組途中でも暗号鍵の変更があって、その一部を保存しているのかもしれません。
まあ何にしろ、B-CASカードが付属しているということは
異常な運用ができないようにしてあり、
コンテンツの暗号化もそれなりの強度持っているということでしょう。
私としてはこれ以上解析するつもりはありません。


ちなみに録画時に挿していたのと異なるB-CASカードを挿して再生してみると
ちゃんとできました。
ということは暗号鍵はMACアドレスを種に生成してるんでしょうね。

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