2009年3月6日金曜日

LinuxでIPv6ルータ


前回IPv6の話がでたので、ついでにLinuxをIPv6ルータにする方法について書いてみます。
ただし、ディストリビューションは Gentoo 2007.0 で、
IPv6サポート有効でビルドされており、
IPv6ネットワークはクローズドで
ルータのIPv6アドレスは手動でふるとします。
まずは以下を実行します。


# ACCEPT_KEYWORDS="~x86" emerge -pv net-misc/radvd
# ACCEPT_KEYWORDS="~x86" emerge net-misc/radvd

IPアドレスにはユニークローカルIPv6ユニキャストアドレスを用いることにし、
サブネットを"fd00::/64"、ルータのアドレスを"fd00::1"とします。
以下を実行します。

# ifconfig eth0 inet6 add fd00::1/64

マシン起動時に自動設定するには設定ファイル"/etc/conf.d/net"のconfig_eth0に

"fd00::1/64"

を追加します。すなわち以下のようになります。

config_eth0=(
"192.168.0.1 netmask 255.255.255.0 brd 192.168.1.255"
"fd00::1/64"
)

ルータとしてRAを送信するために設定ファイル"/etc/radvd.conf"を以下のように作成します。

interface eth0
{
AdvSendAdvert on;
AdvLinkMTU 1280;
MinRtrAdvInterval 3;
MaxRtrAdvInterval 300;
prefix 2001:0200:1:1::/64
{
AdvOnLink on;
AdvAutonomous on;
};
};

その後RA送信デーモンを起動します。

# /etc/init.d/radvd start

マシン起動時に自動起動されるには

# rc-update add radvd default

を実行しておけばよいでしょう。


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