任天堂の岩田前社長が急逝されてから早2ヶ月。
たまたま任天堂のIRページを見ていて、
新社長が決まったことに気づきました。
君島達己氏が代表取締役社長として経営トップに立ちます。
まあ以前私が予想した範囲内ではあります。
驚いたのは私の提案どおり宮本氏(と竹田)がフェローとなったことです。
まあ依然として代表権を持つ専務取締役に留まるので、
引き続いてトロイカ体制となるのでしょう。
しかし、その旧職である統合開発本部長と情報開発本部長の後任が不明なので、
名ばかりフェローの可能性はあります。
あるいは岩田氏が以前、開発本部の一体化的な発言をしていた気もするので、
これを機会に大幅な組織変更が行われる可能性もあります。
しかし君島社長は銀行出身ということもあり、
経営はともかく、方針の決断には不安を禁じ得ません。
基本的には岩田前社長が蒔いた種を育てる役回りとなるでしょうが、
次期社長の人選については今から考えておく必要があるでしょう。
現在の任天堂は大きくなり過ぎ、
必ずしも任天堂にとっていい人材が集まっているとは言えず、
岩田氏のような特異な人物が上がってこれるような土壌とは思えない面もあります。
また竹田氏や宮本氏がふたをする恰好で、
開発系の有望な人物が上がってこれていません。
これは取締役の面子を見ても明かです。
高橋伸也氏は企画開発本部担当の取締役ではありますが、
本丸の統合・情報開発本部ではありません。
やはり任天堂の社長には恐ろしいほどのセンスと先を見通せる眼、
そしてできれば技術を持った方にやってほしいです。
そのために今回フェロー職が新設され、出る杭を伸ばしたいのかもしれません。
だとすると次の開発系トップには注目です。
おそらく来年の株主総会でその方が取締役に就任という運びでしょう。
もし社長を外部から招聘ということになれば、
関連会社の株式会社ポケモンの石原恒和社長が目につきます。
系統的には宮本氏っぽく、アート系の人間であることにちょっと抵抗はありますが、
ポケモンビジネスを統括してきた実績は、
任天堂のキャラクター群の展開を任せるに十分かもしれません。
あとは山内家への大政奉還…もうそんな時代でもないでしょう。
とにかく、任天堂は今大きな変革を迎えようとしています。
少なくとも今見えているものについては、
宣言したことをきっちりと、そして任天堂らしく実現することを望み、
その後は、さすが任天堂と言わせることを希望します。
まずはNX(仮称)ですね。
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