Microsoftの公式だか非公式だかよく分からない発表によると、
名前からして最初から徒花っぽかったWindows RTは、どうやら完全収束のようです。
2012年の発表当初からその用途に疑問を持っていましたが、
やはり世の中の多くの方は私と同意見だったということでしょう。
RTが生まれたその当時は、
いろいろな意味でiPadやAndroidに対抗できる得るタブレットには
ARM CPUを採用せざるを得なかったのは事実ですが、
過去のWindowsアプリケーションが動かないという時点で
Windowsである意義がなかったというのが実状でしょう。
x86系がタブレットにも載せられる方向で進化していくことは確実だったので、
Microsoft自身も短命に終わることは覚悟の上だったのかもしれません。
今秋登場すると思われるWindows10はARMにも対応し、
スマートフォンはARM版になると思いますが、
技術的には可能であってもARM版をタブレットに持ってきても
x86用デスクトップアプリケーションが動かなければ、
例えARM版が廉価に売れるとしても、
消費者に対してx86版との違いの説明が難しく、
マーケティング的に売りにくいのではないでしょうか。
ですが、ARM版Windows10にはIoTという新市場が待っています。
先日Raspberry Pi 2へのWindows10供給の発表もありましたし、
もしかするとMicrosoftはスマートフォンよりこちらに力を入れてくる可能性があります。
長く組み込み機器のエンジニアをしている私は10年ぐらい前から
人ではなく物がコミュニケーションをする時代になるんだと豪語したことがあります
(だれからも賛同が得られなかったし、
自分自身もキラーアプリケーションがなんなのかは分からなかった)が、
Androidが発表されたときこれこそが物のコミュニケーションに
使えるのではないかとも思ったものですが、
Androidは当初の予想とはかけ離れた方向に走り出してしまいました。
もしWindows10がそこにきてくれるのなら私は大歓迎です。
Windowsのアプリケーションを作ることがなくなって久しいのですが、
Visual Studioが無料で使えるようになったことですし、
何か作ってみるのもいいかなと。
ということで今狙っているのは長野県飯山市へのふるさと納税でもらえる
Windows8.1搭載タブレットWN801V2-BKです。
これがWindows10にアップグレードできることが確認できたら寄付しようかと。
ただ、薄給で住民税も少ない私では寄付の上限金額を越えてしまい
実質2000円で入手はできないので、その辺り見極めながら決断するつもりではいます。
ついでですが、Raspberry Pi 2は対応するWindows10が出てから買えばいいかなと。
なにしろ初代Raspberry Piがいい使い道がなく埃をかぶっていますから。
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