以前vpsのウェブサーバをSPDYに対応させていたので、
最近再インストールしたvpsの環境でもSPDY対応させようと思っていたら、
開発元のGoogleがSPDYのサポートを終了するとの発表をしてきました。
Chromeブラウザは2016年初頭にはSPDY非対応となるそうです。
ということで、vpsでのSPDY対応も止めることにしました。
ところでなぜSPDYを止めてしまうのかというと、もうすぐHTTP/2が登場するからです。
Chromeブラウザではver40以降で徐々に対応させていくのだそうです。
HTTP/2については3案出ていて、結局SPDYに近い規格に落ち着いたようですが、
近いうちにRFCが発行され、Apache等のウェブサーバが軒並み対応していくことでしょう。
vpsの環境はそれからアップデートすればいいでしょう。あせる必要はありません。
関連して、HTTPSからSPDYへのプロトコル切り替えにに利用されていたNPNが、
ALPNに移行することになるようです。
大きな違いは、NPNではサーバがサポートプロトコル一覧を送って
クライアントが選んでいたところを、
ALPNではクライアントがサポートプロトコル一覧を送ってサーバが選ぶという
逆の方式に改められていることです。
実はこのALPNはOpenSSL 1.0.2からサポートしているはずで、
1.0.2は先月出たばかりということで、
Googleの発表はこれを踏まえてのことなのでしょう。
OpenSSLも慌ててアップデートする必要もないので、
来るべき時までお預けということで。
ところでHTTP/2ではTLSが必須のはずなので
サーバ証明書の需要が増すかもしれません。
で、思い出したのはLet’s Encrypt。
今年夏から無料サーバ証明書の発行サービスを開始するそうですが、
HTTP/2導入のタイミングに合わせてということですね。なるほど。
ちなみに私がお世話になっているのはStartSSLです。
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