仮想デスクトップ環境を作ってみようということで、
ServersMan@VPS(debian-32bit)に
デスクトップ環境(xfce)とVNCサーバを入れることにしました。
以下を実行します。エラーや警告は無視して突き進みます。
# apt-get install xfce4
# apt-get install vnc4server
# apt-get install xfonts-intl-japanese
# apt-get install ttf-kochi-gothic
それからVNCを利用する各ユーザにて以下を実行しておくことをお勧めします。
$ cd ~/.vnc/
$ mv xstartup xstartup.org
$ ln -s /etc/X11/Xsession xstartup
アプリケーションが何もないのは寂しいので以下を実行してウェブブラウザを入れます。
# apt-get install iceweasel
また、ログインするためのパスワードを設定しておきます。
$ vnc4passwd
実際にVNCサーバを立ち上げるには以下を実行します。
$ vnc4server :1
ここでは引数でいろいろ指定できます。
例えば、"-geometry 1024x700" をつけると解像度1024×700になります。
また":1"としているのはディスプレイ番号で、
複数同時に立ち上げることが可能です。
なお、使用するTCPポート番号は5900にディスプレイ番号を加えたもので、
この場合は5901となります。
VNCサーバが立ち上がっているときに適当なVNCクライアントからログインすると、
ターミナルが立ち上がっているはずなので、
$ firefox &
を実行するとネットサーフィンが楽しめます。
ところで、この状態だとセキュリティ的に問題があるので、
通信を暗号化するためにsshでトンネリングした方が無難です。
クライアント側(Windowsならcygwinが便利)で
ssh -L 5901:localhost:5901 <VNCサーバのホスト名>
を実行した上で
VNCクライアントで"localhost:1"へ接続すればいいだけです。
最後にVNCサーバを停止するには以下を実行します。
$ vnc4server -kill :1
なお、vncサーバを立ち上げっぱなしにして何日かほったらかしにしていると、
メモリ残量が劇的に少なくなっていました。
vncを落としても復活しなかったので結局リブートしました。
swapは効きませんし、普段使わないものは落としておいたほうがよさそうです。
ちなみに、日本語入力は
# apt-get install scim
# apt-get install scim-anthy
# apt-get install im-switch
を実行後、
# im-switch -c
を実行し"/etc/X11/xinit/xinput.d/scim"を選択しておけば可能になります。
vncサーバを起動してvncクライアントから接続しfirefox等を起動して
テキストボックスにフォーカスをあわせれば
[ctrl]+[space]で日本語入力モードに切り替えできます。
ただし、デスクトップのscimアイコンで
"Japanese -Anthy" が選択されている必要があります。
ここまで環境が出来れば、十分リモートデスクトップとして利用できます。
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