2008年10月10日金曜日

どこでもWi-Fi

東京ゲームショウ2008にあわせた発表ですが、
ウィルコム、バッファロー、三洋電機から共同で「どこでもWi-Fi」が発表されました。
一言でいうと「PHSをWAN回線とするルータ機能付きの無線LANアクセスポイント」ということになるでしょう。
機器の開発主体はバッファローのようですが、
三洋電機はPHSを含めた無線通信機器事業を今春京セラに売却したので
そういう絡みもあるのかもしれません。

すでに個人的に
PDA
Zaurus SL-C1000 + So-net bitWarp(W) + USB接続LANアダプタ
+ モバイル無線LANアクセスポイント +
eneloop
単四×4本
で同等な環境を作っているので今更感のある商品ではありますが、
機器代金5000円、月額基本料2000円であれば即契約ということになりそうです。
ちなみにこの環境でもPCでのブラウジングや
NintendoDSのマリオカートDSでの対戦も問題なく楽しめます。
もちろんPHSの電波状況によりますが。

さて、今回発表された「どこでもWi-Fi」ですが、
明らかにeneloopを使うことに必然性がないです。
単四電池4本はかなりヘビーですし嵩張りますから
普通に考えると専用のリチウムイオンバッテリーパックを用意する方がいいですし、
PCのUSBポートからも電源を取れるようにしておけば、
汎用のUSB出力ACアダプタも、
乾電池4本で電源供給できる簡易型電池パックも利用可能なわけで、
PHSの省電力さをアピールするためだとしても
この仕様は疑問を抱かざるを得ません。
しかもeneloopの充電機能を持っていないようですので、
今まで持ち歩いていた充電器の替わりに使うのではなく、
持ち物が1つ増えるだけとなってしまいます。

あとは、USBホスト機能をつけてモデム(携帯電話含む)経由でのWAN接続が出来たり、
イーサネットポートをつけて普通の無線LANアクセスポイントになったりすれば
いろいろなものの置き換えにあるのですが、
ウィルコムが売る以上それは無理な相談でしょう。

そして将来展開として期待するのは、
W-SIMカードを入れ替えて、
次世代PHS
Willcom CORE に対応することでしょうか。
どうなるにしても価格次第であることは間違いないでしょう。

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