2019年2月27日水曜日

SUPER BOWL LIII Q4

3-3の同点でラストQを迎えたSUPER BOWL LIII。
Q3に続いてのレポートです。

Q4はペイトリオッツのQ#、敵陣44y、3&4から開始。
ノーバックのショットガン。
右サイドでレシーバーをクロスさせピックプレーだが、
ピックしたレシーバーへのパスは失敗。
そもそもレシーバーにギリギリ届かず、
ピックされなかったD#にカバーされ、むしろそちらが触っていた。
クロスして外に行ったレシーバーが空いていたし、
左サイドから中央に入ってきたWRも空いていた。
決め打ちのプレーにしてもQBブレイディ、いまいち見えてない。
4&4でパント、バックスピンでエンドゾーン手前で止まる。

残り14:47、ラムズO#は自陣7yから。
ドロップバックしてプレイアクション、
しかしターゲット見つからずセイフティバルブのRBへパス。
ランアフターキャッチで9yゲイン。
2&1、何か仕掛けようとしているのがQBゴフの動きが変、
フォルススタート。
2&6、2TEでランが見え見えのところに、
そのままドロップバックしてハンドオフしRBラン。
しかしハンブル。ボールはサイドラインを割って事なきを得る。
3&2、すごいクラウドノイズの中ショットガンから
QBが動いてショートパス成功。
自陣23y、1&10、ショットガンからセイフティバルブへのパスでロス。
2&11、ショットガン、D#がメンバーを入れ替えまくり、
うまく行かなかったのかD#がタイムアウト。
怪我で戦列をはなれたSSチャンが腕を吊ってベンチへ。
仲間を鼓舞してる。
2&11、ショットガン、クラウドノイズとプレッシャーの中
TEはパス取れず。
3&11、ショットガン、お約束のブリッツが入って投げ捨て。
しかしD#ホールディングで救われる。
自陣27y、1&10、ドロップバックからプレイアクション、
ミドルパス成功。
自陣43y、1&10、2TEでドロップバックからハンドオフして
RBラン、1stDown獲得と思いきやO#ホールディングで無効。
1&20、ショットガン、パスラッシュから逃げるQBを
D#が2人がかりで追いかける。
QBは外へ出る直前にスクリメージライン手前で
前から突っかんできたDBジョーンズに押し出される。ファールはなし。
2&22、ショットガン、D#は引いて守る。ロングパスは長過ぎ。
3&22、ここは諦めたのかランプレー。
ドロップバックからRBへハンドオフ。しかしロスタックルを食らう。
4&23でパント、ワンバウンドして外へ。

残り9:49、ペイトリオッツO#は自陣31yから。
ドロップバックからプレイアクションでTEへのパスは成功。
パワフルなランアフターキャッチで1stDown更新。
ランブロックと見せかけたTEは1ヒット後にパスコースへ。
いよいよTEグロンコウスキーをターゲットに。
ここは是が非でも取りに行くシリーズ。
自陣49y、1&10、ここで場内ブレイディコール。ここはホームか。
ノーバックでTEが大外のレシーバとしてセットしショットガン、
完全に本気モード。
ここは中央のWRエデルマンへパスヒットで14yゲイン。
敵陣42y、1&10、ノーバックのショットガンから
左にいたRBバークヘッドへショートパス成功。
2&3、ノーバックのショットガンからロングパス。
エンドゾーンへ走り込むTEグロンコウスキーはダブルカバー、
1人にベタベタにマークされているも飛びつきながらキャッチ。
ここまでWRエデルマン以外のレシーバーが活躍できていなかったが、
ついに頼りになる男がやってのけた。
敵陣2y、1&GOAL、この試合両チーム通じて初のレッドゾーンO#。
残り時間からしてこういうチャンスがもう一度くる可能性は低く、
数々のSUPERBOWLレコードを持つQBブレイディとしては、
TDパスを決めたい感情もあったとは思うものの、
この日の調子とチームの状況を考えれば選択肢は1つ。
OL+TE+FBの全力ブロックを前にRBミシェルへハンドオフ、
そのままエンドゾーンに突っ込んでTD。
その後キック決まって得点は10-3へ。

キックオフはタッチバックとなり、
残り7:00、ラムズO#は自陣25yから。
クラウドノイズの中ドロップバックし、
ジェットスイープフェイクとハンドオフフェイクしてプレイアクション。
スクリーンパスからのランアフターキャッチで19yゲイン。
自陣44y、1&10、ドロップバックからハンドオフし
RBガーリーに走らせるもゲインは1y。
プレーオフからだがガーリーは精彩を欠いている。
2&9、バンチのショットガンからパスミス。QBはヒットされる。
3&9、毎度おなじみの場面。クラウドノイズの中ショットガン。
パスラッシュが届く前にショートパスヒット、
ランアフターキャッチで1stDown獲得。
敵陣44y、1&10、ショットガンからミドルパス成功。
FGも可能な敵陣27y、1&10、バンチのショットガンから
エンドゾーンへ走り込むWRクックスへのロングパスは胸から溢れる。
D#が好タックル。
2&10、ショットガン、D#は7人でパスラッシュ。
1人がQBに届きかけたときエンドゾーン手前のレシーバーへロングパス。
しかしボールが浮いてショート。よく見ていたCBギルモアが
イージーにキャッチしてインターセプト、ターンオーバー。

残り4:17、ペイトリオッツO#は自陣4yから。
ドロップバックしてRBにハンドオフしラン。
2&9、ドロップバックしてハンドオフしRBラン。
OLのプルアウトが効いてランが抜けた。
自陣31y、1&10、ドロップバックしてハンドオフしRBラン。
ここでD#のイリーガルユースオブハンド。
自陣38y、1&10、ドロップバックしてハンドオフしRBラン。
ラムズはタイムアウトで時計を止める。
2&7、ドロップバックしてハンドオフしRBラン。
今度はFBのブロックが効いてランが抜け1stDown獲得。
ラムズは最後のタイムアウトをコール。残り時間は2:30。
敵陣33y、1&10、ドロップバックしてハンドオフしRBラン。
O#の反則2つ発生。ホールディングをディクラインし、
イリーガルユースオブハンドを取って1&20かと思いきや
時間が惜しいラムズはこちらもディクラインして2&6。
残り時間2:25、敵陣29y、2&6、
ドロップバックからピッチしてRBラン。
ここで2ミニッツワーニング。
このときペイトリオッツのHCベリチックが審判にクレーム。
先のファールのディクライン時に
時計が止まっていたことに対してと思われる。

残り時間2:00、敵陣24y、3&1、
ドロップバックしてハンドオフしRBラン。これは止められる。
4&INCHES、FGで2ポゼッション差にするのが定石だろうが、
ギャンブル成功なら後はニーダウンすればよく勝利確定。
時間を最大限使ってペイトリオッツがタイムアウト。
この日のKゴストコウスキーはFGを1本外し、
決めた1本もコースがわりとギリギリ。調子はかなり悪い。
とはいえQBも調子はよくない。
これまでのQBブレイディならショートヤードをスニークで取るのは
日常茶飯事だったが、プレーオフ以降まったく見せなかった。
何か不安があって避けていたのかも。歳か?
実は後日放送の[NFLウィークリー]でこの場面が放映されており、
最初にQBブレイディがFGをHCに進言したらしく、
ブレイディはギャンブルにあまり自信がなかったと推察。
残り時間1:16で41yのFGアテンプト。
キックは決まるがやはりギリギリ。ともかく結果オーライ。
得点は13-3。

キックオフはタッチバックとなり、
残り1:12、ラムズO#は自陣25yから。
この時間で2ポゼッション差をヒックリ返すとなると、
時間をかけずにFGを決めてオンサイドキックがセオリー。
1&10、ショットガンからミドルパスは高過ぎ。
しかもO#ホールディングと泣きっ面に蜂。
1&20、ショットガンからショートパス成功。
2&10、ショットガンからショートパス成功、
そしてランアフターキャッチ。
残り時間はすでに30秒を切っており、
自陣49y、1&10、ショットガンからパスミス。
残り21秒、2&10、ショットガンからミドルパス成功、
すぐにスパイクして時計を止める。
残り8秒、敵陣30y、2&10、ここでFGを決めれば
オンサイドキック+ヘイルメイリーパスへの希望がつながる。
しかしキックは左にそれてノーグッド。終わった。

残り5秒、ペイトリオッツはビクトリーフォーメーションから
ニーダウンして時間を流し試合終了。
13-3でペイトリオッツの勝利。2年ぶり6度目のSUPERBOWL制覇。
なんともしびれるD#戦でした。
総評はまた後日書きます。

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