2017年10月5日木曜日

歯科用CT

病院でCTを撮影するとき、部屋の気温が低かったもので、
思わず「寒」とか声が出てしまったことがあり、
それを聞いた放射線技師さんが気を利かせて
一時的にクーラーを切ってくれたのですが、
その方曰く、CT装置はすごい熱を放つので
クーラー切ったらすぐ暑くなるのだそうです。

そんな人間の体を仮想的に輪切りにして診断できるCT。
昔は大病院にしかありませんでしたが
最近は個人経営の開業医でも置いているところがあります。
もとをとるためにじゃんじゃん撮影して診療報酬を稼ぐ、
なんてことはやってないと思いますが、
稼働率が低いと経営に響くかもしれません。
まあ余計なお世話か。

さて、最近行きつけの歯科医院に行ったときのこと。
診察台各々に薄型PCが新設されていました。
訊くと口腔内用カメラや歯科用CTを導入したとのこと。
PCはその画像を見るためのものでした。

口腔内用カメラは電動歯ブラシのような形状・サイズで、
PCとは無線接続です。Bluetoothなのか?
治療前後の様子を記録するのも目的のようですが、
光の加減で写りがいまいちなことと、
撮影・保存に少なからず時間がかかり、
治療時間が長くなるのはいただけません。
まさか料金も高くなってるのか?
まあインフォームド・コンセントのためには必要かもしれません。
ただ口の中を大きな画面に大写しされ、
それが後ろからでも丸見えなのは抵抗があります。
プライバシーフィルターでもつけてもらいたいところです。

ところで通りがかりにこれまでレントゲン装置があった部屋を
チラ見すると、CTと思しき装置が鎮座してました。
残念ながら、というか幸いにも私はまだ利用していないので
詳しいことは分かりませんが、
体用のCTを縦らかしたような、座ったままで撮影できる代物のようです。
頭部のまわりを線源とセンサーが水平面上でぐるぐる回るのでしょうが、
高速で回るとちょっと怖いかも。
歯科衛生士さんに訊いてみたところ、
そんなに速くは回らないとのことですが。

帰りにその歯科医院の看板をみると
でかでかと[歯科用CT設置]の文字が追加されていました。
きっと差別化しているんですね。
歯科医院の生存競争はなかなか熾烈なようです。

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