2015年7月6日月曜日

第二種電気工事士技能試験を受けようと

一昨年、試験に合格して第三種電気主任技術者の資格を取得しました。
昨年は第二種電気主任技術者を受験して二次試験で不合格となってしまったのですが、
第二種電気工事士は資格取得に実務経験が必要なく、
電気主任技術者なら筆記試験免除が免除されるため、
こちらも受けようかと思っていました。
しかし技能試験を練習できたり、指導を受けられる環境にないため、
合格は難しいだろうと諦めていました。

ところが、昨年の第二種電気主任技術者試験の受験直後、
大阪の日本橋をうろうろしていて、
第二種電気工事士の技能試験の練習セットが販売されているのを見つけ、
さらに技能試験の合格率が近年70%程度であることも知り、
これならできるかも、ということで今年受験してみることにしました。

受験は電気技術者試験センターでネット申し込みできましたが、
筆記試験免除のために電気主任技術者の免状のコピーを別途郵送する必要がありました。
その送り方が非常に分かりにく、PDFの試験案内から宛先を探しだし、
途中でなくなるとまずいので簡易書留を利用しました。

技能試験に必要な工具はバラで調達できますし、ペンチなどは既に持っているものも使えますが、
こちら素人、無難なセットを持っておくのがよかろうと、
安めのHOZAN 電気工事士技能試験セット S18を購入しました。

そして練習セットは良し悪しの基準もよくわからないので
準備万端(1回練習分) 平成27年度 第二種電気工事士技能試験練習用材料 「全13問分の器具・電線セット」
をとりあえず購入しました。
結果的にはいい選択だったと思っています。

で、早速練習です。
まず何の予備知識もなしに技能試験の候補問題のNo.1を見てみると、
どうやら機器の設置位置を示す問題に描かれた単線図から、
実際の電気回路としての複線図を起こす必要がありそうです。
初めて見る記号や、意味不明な言葉もありましたが、
施行条件やセット内の材料を見ながら勘を働かせて何とか解釈できました。
とりあえず全13問分複線図を描いてみると何となくコツがつかめてきました。
ちなみに描いた複線図で間違っていたのは同時点滅のパイロットランプを
スイッチと直列に接続したところぐらいです。
これだと分圧してしまいまずいです。
やってみた感じでは試験本番に妙な施行条件が与えられても大丈夫そうです。

次に行ったのは練習セットに入っていたDVD等を観ることです。
基本的に同梱のメディア内のPDFのドキュメントさえ見ておけば、
材料と工具の使い方や候補問題の仮の解答も分かるのですが、動画ならわかりやすい。
ということで、材料と工具の使い方を説明したDVD(1時間弱)を二枚と、
候補問題No.1の作業内容(1時間弱)を観てみました。
ワイヤーストリッパーや圧着工具の使い方はこれで理解できました。

そして実際に候補問題No.1を作業してみました。
試験時間は40分ですが、本番時には試験時間の前に支給材料を確認するようで、
施行条件を確認しながら複線図を書くのに10分必要として、
工作に使えるのは30分間です。
配線材料を使うのも、ワイヤーストリッパーや圧着工具の使用も初体験という状況で、
輪作りが小さすぎてネジが穴を通ならかったり、
配線長やリングスリーブの◯/小/中刻印を過剰に確認したりしながら、
約1時間かけて完成しました。予定の倍です。

候補問題No.2もやってみたところ、45分に短縮できました。
しかしそれでも予定の1.5倍かかっています。
続いてNo.3~5を工作してみるも、40分弱はかかります。
全体的に作業を速くする必要はありますが、
特にランプレセプタクルに時間がかかっています。
その後、No.6~7では時間内にできる目処が立つようになり、
No.8~9では複線図を描くところから始めて30分で完成できるようになりました。
これなら10分余裕があるので確認や万が一の修正にも充分です。
ただ余裕がありすぎると細かいところが気になり、
直したくってしょうがなくなることもあり、良し悪しではあります。

試験本番も何とかなりそうな予感がしています。
本番までの期間はそうありませんが、残り3問で経験を積んでいくことにします。
まあこの3問はいずれも管のオプションがあるので、体験しておくことに意義がありそうです。

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