2012年6月26日火曜日

スマートフォンとIPv6

IPv4のIPアドレスがほぼ枯渇状態の今、
スマートフォンに割り当てられるIPアドレスは大体プライベートアドレスになって、
バックでは透過型プロキシやキャリアグレードNATが動いている
めんどくさいネットワークに成り下がってしまいました。
昔は固定電話やPHSでダイアルアップすると確実にグローバルアドレスがもらえたものですが、
時代はすっかり変わってしまいました。

そこで一筋の光明があるとすればIPv6です。
こいつが普及してくれれば、スマートフォンを含めた外部から
家庭内の電子機器への直接通信のハードルがかなり下がるので、
昔から非常に期待していたのですが、
今私の手元で真のIPv6なのはServersMan@VPSで借りてる
クラウド上のサーバだけという寂しい状況です。

そんなこんななのですが、
最近ネットサーフィンをしていてこんなドコモの資料を見つけました。
これによると、ドコモ網でスマートフォンを使う場合、
ISPとして一般的なSPモードだとIPv4プライベートアドレスが割り当てられますが、
mopera U であればIPv4グローバルアドレスが払い出されるんだそうです。
しかも mopera U ではIPv6アドレスももらえてネイティブ(という言い方も変ですが)のIPv6網にもつながります。
いや、ドコモのスマートフォン使うならmopera Uの一択ですね。
iモードのメールアカウントなんかいらないし。

ただし、テザリング(ルータ専用機含む?)の場合残念なことになりそうです。
ドコモでスマートフォンを買うとSIMロックは2000円ぐらいで外してくれますが、
さらにAPNロックというものがあり、
テザリングを有効にすると自分で設定したAPN(データ通信の接続先)が無効となり、
SPモードに自動的に切り替わるようなのです。
とすると、mopera Uだけ契約してSPモードを契約してないと、
テザリングを有効にした時点でデータ通信ができなくなってしまうようなのです。
なんでこんなひどい仕様になったんだか。
もともとこの機能はAndroidに実装されている機能みたいなのですが、
Googleもエンドユーザじゃなくてキャリアを向いたことするものです。

本当はテザリング配下にあるPC等がIPv6を使えるのか、
使えるとすればスマートフォンでNATが挟まるのかということが知りたかったのですが、
それ以前の問題ということになります。
SIMロックフリーなiPhoneとか持ってると幸せになれるのかもしれません。

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