私はオリンピックにもなでしこJAPANにもほぼ興味がなく、
テレビで見るスポーツといえばF1とNFLだけです。
この次期のNFLプレイオフは週4試合もあり見るのも大変ですが、
面白い試合も多く1.5倍再生ではなく通常速度で見ています。
さて、判官贔屓の私はNFLの試合を見るとき近年弱いチームか
フランチャイズがより地方のチームを応援することが多いのですが、
好きなチームがないわけではなく、
それはサンフランシスコ49ers、ダラスカウボーイズ、
ラムズ、デンバーブロンコスです。
最初の2つのチームはかつて強い次期があったものの
今は弱いというのが応援する理由だったりするのですが、
ラムズは羊のぐるぐるした角をデザインしたヘルメットがお気に入りだという
非常につまらない理由なんですよね。
ブロンコスについてはフランチャイズが
中西部の山岳地帯にぽつんとあるチームということで
なんだか昔から結構好きでした。
一時期お世話になった英会話の先生が
デンバー近郊のloveland出身だったというのも
理由のひとつではあります。
ちなみにアメリカに行ったときブロンコスのキャップを買ってきていて
今も大切にたんすの肥やし(?)にしています。
さて、近年のブロンコスですがプレイオフに出ることもなく
弱いためレギュラーシーズンの試合でも
日本で放送されることがなくさみしい思いをしていたのですが、
今シーズン突如として全米注目の的となってしまいました。
シーズン途中から先発となったQB Tim Tebowによる大躍進です。
走るQBって私だけじゃなくみんな好きなんですねきっと。
今フィラデルフィアイーグルスにいる Michael Vickが
アトランタファルコンズで出てきたときも衝撃を受けましたが、
Tebowはなかなか勝てなかったチームをプレイオフまで導いた
という点でインパクトがあります。
今シーズンも残念ながらブロンコスのレギュラーシーズンの試合は
日本ではほとんど放送されておらず、
私が見たのはインターセプト連発で
ペイトリオッツとの負けゲームだけでしたし、
プレイオフでもそんなに走らなかったので、
彼のすごさはうわさレベルでしか知りませんが、
きっと来シーズンは放送回数も増えると期待しておきます。
プロボールには選出されませんでしたが、
Tom Bradyがスーパーボウルに行き、
Ben Roethlisbergerが怪我のため辞退ということになれば出てくるようです。
まあプロボールでは彼のよさが出にくい気もしますが。
今シーズンのブロンコスはレギュラーシーズン終盤3連敗で、
プレイオフ緒戦がピッツバーグスティーラーズと、
多分負けるだろうなと思っていたのですが、
Tebowのランを警戒して引き気味に守った
スティーラーズディフェンスのおかげもあって
パスプロテクションがかなりもち、
要所でロングパスを決めることができ、
極めつけはOT最初の80ヤードタッチダウンパスと劇的な勝利を飾りました。
が、次の対戦相手ペイトリオッツはそのことを反面教師とし、
Tebowへプレッシャーをかけ続けTebow自身のランとロングパスを封じ、
しかもCB Champ Baileyとの対決を避けるように
メインのパスターゲットはTEのGronkowskiとHernandezし、
しかもRBの位置にTEのHernandezを入れる奇策も準備にするという念の入れよう。
それに引き換えブロンコスはオーソドックスで序盤Tebowも走らず、
中盤以降は走ろうにも走れずと、いいとこなしに追い込まれてしまいました。
本来ならもっと奇策を連発してもよかったと思うのですが、
全戦スティーラーズにはわりとガチでいって勝ったという
成功体験も災いしたのかもしれません。
Tebowがらみの奇策といえば、
フリーフリッカーからのQBランとか、
ワイルドキャットからリバースっぽくQBランとか、
素人の私でも結構思いつくのですが…
成功しなくてもこういうのを定期的に繰り出すと
ディフェンスは混乱するでしょうから勝機もあったとは思うんですけどぇ。
まあ正攻法で考えても
Tebowがサイドライン付近へのスクリーンパスをもう少し投げるだけで、
ブリッツ軽減の効果はあったんじゃないかと。
というわけでスーパーボウル制覇というTebow Magicは実現しませんでしたが、
今回はプレイオフ1勝でも十分Magicだったと思います。
来年に期待しましょう。
でももう少しパスを何とかしないと
来シーズンは緒戦からボコられるかもしれません。
余計なお世話かもしれませんが、
オフの補強にはレシーバータイプのTEがいいのではないでしょうか。
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