2011年2月10日木曜日

Fit Shuttle

先週の金曜日、帰宅してネットサーフィンしていて驚きました。
HondaからFitのステーションワゴン派生車"Fit Shuttle"の情報が公式公開されていました。
当然Hybrid仕様も準備されています。
ステーションワゴン好きの私としては非常に興味があります。
ということで翌日の土曜日にHonda Carsに行って小一時間ほど話し込んできました。

一番気になっていたのがラゲッジスペースのサイズで、
私的には後部座席を前に倒した状態で180cm×90cmのコンパネが
平積みできることを目安にしているのですが、
営業担当者が奥から持ってきてくれた機密(?)資料によると、この点合格のようです。
もちろんFit張りのシートアレンジは健在で、
今乗っている日産Wingroadにはできないトールモードにもしっかり対応しています。

駆動系は1.5l+CVT+FF、1.5l+5AT+4WD、1.3l+IMA+CVT+FFの3種類がありますが、
1.5l+CVT+FFと1.3l+IMA+CVT+FFの車両価格差は20万円程度で、
減税と免税の差、あるいは燃費20km/lと30km/lの差を鑑みると
私が興味あるのは1.3l+IMA+CVT+FFのHybrid仕様車ということになります。
まあ、1.5l+CVT+FFだと5年目の日産Wingroadから乗り換える理由に乏しいということもあります。

さて、購入検討のためいろいろとシミュレーションしてみました。

まず、Wingroadのこれまでのコスト算出です。
登録時に180万円、3年目の車検で10万円、スタッドレスタイヤ(ホイール込み)で5万円程度は払っているはずですし、
だいたい2万5千km走っているので、実燃費10km/l、ガソリンの平均単価130円ガソリンとすると、
燃料代は32万円ということになります。
これを日産の下取りシミュレーションの情報から下取り価格を40万円として
今までの5年間の1年あたりのコストは37万円ということになります。
ただし、自動車税や定期点検費用等は考慮に入れていません。

ではこのまま後6年間このまま、トータルで11年間Wingroadに乗って廃車にする場合を考えます。
車検費用が5年目、7年目、9年目でそれぞれ10万円、
タイヤを1組とスタッドレスタイヤを2組購入するとして5万円、
ガソリンを前5年と同様に計算して38万円とすれば
11年間の1年あたりのコストは27万円と算出できます。
ちなみに、3年で乗り換えるなら48万円、7年間乗ると34万円、
9年間だと29万円、13年で25万円、15年で23万円と推定できるので、
コスト面で乗り換えるのにいいタイミングは5年目か、
9年目以降に車がへたってきたと感じた車検時ということになります。
最近の自動車なら走行距離次第で
15年後でもメンテナンス料はたいしたことないかもしれませんが、
10年も経てば技術の進歩で燃費は上がるでしょうから、
総合的に見て乗り換えは5年目か11年目ぐらいが妥当と判断しておきます。

次に今Fit Shuttle Hybridを購入して5年間乗る場合を考えます。
選択するオプションにもよりますがとりあえず登録時の費用を200万円とすると、
3年目の車検で10万円、スタッドレスタイヤ(ホイール込み)で5万円程度は必要です。
1年目の自動車税で-2万円の減税が受けられるとし、
燃費を1.5倍良化するとガソリン代は21万円と計算できます。
5年落ちでの下取り価格を50万円と見積もると、
5年間の1年あたりのコストは37万円ということになります。
実際には自動車保険の新車割引分でもう少し負担は軽くなると思います。

今度はFit Shuttle Hybridを購入して11年間乗る場合はどうでしょうか。
追加の費用として車検費用が5年目、7年目、9年目でそれぞれ10万円、
タイヤを1組とスタッドレスタイヤを2組購入するとして5万円、
ガソリンを前5年と同様に計算して25万円とすれば、
11年間の1年あたりのコストは27万円となります。
ちなみに、3年で乗り換えるなら52万円、7年間乗ると32万円、
9年間だと30万円、13年で25万円、15年で23万円と推定できます。

以上より、WingroadとFit Shuttle Hybridのコスト感はほぼ同等と考えることができます。
"Wingroad 5年 + Fit Shuttle Hybrid 5年"の高コストパターンで、
"Wingroad 10年"の低コストパターンと比べて+10万円/年ということになります。
ただし、今後年間走行距離が長くなったり、ガソリン代が高騰するなら
低燃費性が発揮されるFit Shuttle Hybridのほうがお得感が高くなります。
例えば、今後ガソリン単価が想定の130円から150円に上がると
Wingroadで+1万円/年、Fit Shuttle Hybridで+0.6万円/年となり、
"Wingroad 5年 + Fit Shuttle Hybrid 5年"でも
10年間トータルで+9.8万円/年のコストアップで済みます。
さらに、今後走行距離が1.5倍になるなら、
Wingroadで+11万円/年、Fit Shuttle Hybridで+7.3万円/年となり、
10年間トータルで+8.1万円/年のコストアップで済みます。
もちろん、"Fit Shuttle Hybrid"に乗り換えるなら
11年間乗ることを前提にして購入はしますから、
その分を鑑みればみなしコストはさらに減ります。

また、エコカー減税は2012年3月末までということになっており、
来年3月までは新車の購入負担が減らせます。
自動車税については減税が適応されるのは2011年度が最後となります。
つまり今年の3月末までに新車を購入しないと、
エコカー減税を骨までしゃぶれないことになります。
今のタイミングが私にとって大きなチャンスとなります。
さらに不確定ではありますが、今後数年のうちに消費税率が上がり、
悪くすると自動車は贅沢品に分類されて税率がさらに高くなる可能性もあります。
民主党は先の衆院選時に4年は消費税率を上げないといっていましたが、
今や政権与党の座も風前の灯、というかそもそも言ってる事が変わってますし。
買い換えずにWingroadにそのまま乗り続けていると仮定して、
次回衆院総選挙の2013年夏から税制について議論し、
2015年4月から法律が施行されるとすれば、
9年目という悪くない買い替えタイミングにはなりますが、
国債発行残高が1000兆円を越えようとしている今、
そんなに時間的余裕があるわけもなく、
となれば今買っておかないとという気にもさせられます。

結局、Fit Shuttle Hybrid が
数万円から10万円程度の年間コストアップ分を妥当と思えるかどうか、
税制改革によって将来のコストがどうなると読むかが鍵となります。
今後発売日に向けて公開されてくる情報からオプションを検討し、
おそらく3月19日から21日の3連休に開催される店頭発表会、
それに先立つ内覧会で実車に触れることもできるでしょうから、
その辺りを踏まえて決断を下したいと考えております。
いろいろと都合があるので、
少なくともあと4年間Wingroadに乗り続けるか、
今後3ヶ月以内にFit Shuttle Hybridに乗り換えるかの2択です。
いや、もし3ヶ月以内にWingroadのフルモデルチェンジ、
あるいは事実上の後継車(アイドリングストップ付きのマーチベースとか?)が出てきた場合は
三つ巴になるかもしれませえん。

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