2011年1月21日金曜日

大画面REGZAの裸眼3D

CES2011で東芝が56型の裸眼3D対応テレビを展示していたようです。
これはレンチキュラレンズを敷き詰めたインテグラルイメージング方式を採用しているそうで、
panasonicやsonyが保守的なアクティブシャッター方式を採用しているのとは対照的です。
ちなみにアクティブシャッター方式は
1987年発売のセガ・マークIIIではすでに採用されており、
スペースハリアー3Dというゲームタイトルも発売されています。
つまりとっても保守的な方式なのです。
それに比べると東芝は結構冒険をしています。
レンチキュラレンズによる3D表示も紙媒体としては昔からありますし、
動画表示用としても三洋電機やナムコが実用化していたことが
あったように記憶しています。
90年代最後あたりだったような…

普通に考えてインテグラルイメージング方式では
画面の明るさを確保するのがなかなか難しいはずで、
東芝はそれを打破することを前提に動いていたと見られます。
裸眼立体視が可能という大きなメリットを追い求めるために。
対するpanasonicとsonyは裸眼視をあきらめることで、
より現実性の高いアクティブシャッター方式を選択したということだと思います。
もちろんそのほかたくさんの理由や事情があったのでしょうが。

この話で思い出すのがBDとHD-DVDの対決です。
立場は逆になりますが、保守的だった東芝を
技術革新前提で進めたpanasonicやsonyが駆逐したという図式です。
ちょっと面白いですよね?
もちろんXHTML2とHTML5のような話もあるので
方針としてどちらが優れているか一概には言えませんが、
東芝がHD-DVDの敵を3Dテレビで取れるかどうかというのは
赤穂浪士的あだ討ちみたいでこれからも経過を見ていきたいと思っているところです。

ちなみに私は3Dテレビは…あまり興味がないです。
乗り物酔いしますし。

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