携帯電話の料金が高すぎる!!!
と安倍首相がおかんむりのようですが、
営利目的の私企業に対して文句を言う筋合いではありません。
料金の高止まりの原因として大昔から個人的に敵視している
端末代金と通信料金の抱き合わせ商法については、
独禁法で何とかならんのかとか思っていますが。
しかしそんなに高いと言うのなら、通信料金を認可制にしてしまえば早いんです。
携帯電話網が社会インフラ化し、市場で寡占が起きている以上、
電力や固定電話のように料金を認可制にすることは不可能ではないでしょう。
もう国会で決めちゃえばいいんです。
ただし携帯電話の通信料はユーザーの努力によって今でも下げることは可能で、
私は昔からやっています。
現在は通話とSMSに特化した軽薄短小の携帯電話と、
やや大きくバッテリー持ちの悪いデータ通信専用のMVNOなSIMを挿した
スマートフォンisaiの2台持ちをしております。
それでも実質の月額費用は2000円ほどです。
私のようなライトユーザならこの程度で済みますし、
ヘビーユーザでも工夫次第でランニングコストは絞れるはずです。
家計の通信費は安くできるんです。
単に高いから安くなるように検討しろみたいな発言は、首相としてどうかと。
もちろん首相の発言が一言一句どんなだったかは分かりませんし、
企業間競争がありそうでない現状をただ放置すればいいとは思っていません。
前置きが長くなりましたが、スマートフォンの通信料を安くすべく日々活動するMVNOに
究極の安かろう遅かろう系が登場しました。
SORACOM Airです。多様性が生まれることはいいことです。
その中身はDocomo系MVNOで、初期費用は580円、
基本料金は10円/日(SMSありで+5円/月)、
データ通信料は従量課金で0.2円/MBからとなっております。
初期費用は稀に無料のMVNOは存在するものの、
安い部類のmineoエントリーパッケージと比べても十分安価です。
基本料金は月額換算で300円程度ということで、そう高くはありません。
ではデータ通信料はというと、最安ケースで1GB分200円となります。
これなら500円/月なので、おかわりSIMと同等です。
しかし最大通信速度や通信時刻によってデータ通信料は上がるため、
普通にスマートフォンに挿して使うとかえって高くつきますし、そもそも遅くてイライラします。
その速度については一番安いs1.minimum プランで32kbpsということで、
大昔PHSの32Kbpsで長きに渡り何とかやってたことを考えると十分です。
もちろん昨今のインターネットでのデータ量のインフレはすさまじいので、
そういう通信向けに好んで使うようなものではありませんが、
Raspberry Piと3GUSBドングルと組み合わせて、
画像を伴わない通信をするなら、使いでがありそうです。
冒頭の話に戻りますが、
政府がスマートフォンの通信を安くなるようにしてくれる事自体はありがたいです。
しかし、こういう多様性が失われるようなセンスの無い安値誘導は勘弁願いたいものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿