最近はスマートフォンやタブレットでカーナビができるようになって、
カーナビが売れないなんて話を聞くこともありますが、
スマートフォンやタブレットをカーナビとして使うに当たって、
最も困るのが設置方法だったりします。
実はずいぶん前から試行錯誤していました。
安定して固定できることが最優先事項ですが、
手が届く範囲に、見やすく、電源もとりやすく、
邪魔にならないように設置するのはなかなか難しいのです。
まずメジャーなのはエアコン吹き出し口に取り付けるホルダーだと思うのですが、
私のWINGROADでは中央コンソールの運転席側の吹き出し口に取り付けると、
ハンドルを回すときに手に当たりがちになります。
といって窓側に設置すると目線の移動が激しなって見辛く、
しかも電源ケーブルの取り回しが厄介です。
そもそもホルダーの取付部によって風向きを変えるのが困難になるのは、
熱い夏など非常に厳しいのです。
では中央助手席側に取り付ければいいかというと、
角度的に見辛いのはもちろん、手を伸ばさなければならないため操作し辛く、
何より助手席用エアバックが開く際に明らかに邪魔になります。
ボツです。
電気スタンドの様な曲がる長いアーム付きホルダーを買ってみたものの、
自動車では根元を固定できる場所が限られ、
走行中の振動で長いアームが揺れて鬱陶しいというオチです。
ボツです。
ダッシュボードに貼り付けるタイプのホルダーは、
ポータブルカーナビなんかで採用されていますが、
私のWINGROADは普通に座ったままでは
ダッシュボード上まで手が届かず操作できません。
ZESTY Smart Holder 370Sは、ダッシュボード上に吸着するのは無理でしたが、
フロントガラスに吸着できるので、
ルームミラーの横あたりに設置することは可能です。
これまでに比べればかなりマシです。
しかし電源ケーブルの取り回しが難しいのが玉に瑕です。
それにしても大きめのタブレットには使えません。
で、タブレットのNexus7がカーナビにならないかと考えていて、
今回思いついたアイディアがなかなかよかったのでご紹介します。
WINGROADでは2DINカーナビの下に細い隙間があるので、
そこにブックエンドの支え部分を突っ込んで固定し、
そのブックエンドの側面にすべり止めマットを張り付けて、
そこにタブレットを置けるようにしただけです。
都合がいいようブックエンドを曲げたり、
タブレットの充電端子がふさがらないような工夫をしたり、
急ブレーキ時にタブレットが後ろに素っ飛ばないよう
フックで固定したりしましたが、
材料はすべて100円ショップで調達できました。
内蔵のナビがタブレットの後ろに完全に隠れてしまうという
重欠点はあり、バックカメラの映像が見えない、
なんてことはありますが、私の場合は特には困りません。
似たような発想で、タブレットと内蔵ナビを両立できるような
車載用のタブレットダッシュホルダーなんて商品もあるので、
購入してみてはいかがでしょうか。
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