2015年10月27日火曜日

カーナビの困り事

最近はスマートフォンやタブレットでカーナビができるようになって、
カーナビが売れないなんて話を聞くこともありますが、
スマートフォンやタブレットをカーナビとして使うに当たって、
最も困るのが設置方法だったりします。
実はずいぶん前から試行錯誤していました。
安定して固定できることが最優先事項ですが、
手が届く範囲に、見やすく、電源もとりやすく、
邪魔にならないように設置するのはなかなか難しいのです。

まずメジャーなのはエアコン吹き出し口に取り付けるホルダーだと思うのですが、
私のWINGROADでは中央コンソールの運転席側の吹き出し口に取り付けると、
ハンドルを回すときに手に当たりがちになります。
といって窓側に設置すると目線の移動が激しなって見辛く、
しかも電源ケーブルの取り回しが厄介です。
そもそもホルダーの取付部によって風向きを変えるのが困難になるのは、
熱い夏など非常に厳しいのです。
では中央助手席側に取り付ければいいかというと、
角度的に見辛いのはもちろん、手を伸ばさなければならないため操作し辛く、
何より助手席用エアバックが開く際に明らかに邪魔になります。
ボツです。

電気スタンドの様な曲がる長いアーム付きホルダーを買ってみたものの、
自動車では根元を固定できる場所が限られ、
走行中の振動で長いアームが揺れて鬱陶しいというオチです。
ボツです。

ダッシュボードに貼り付けるタイプのホルダーは、
ポータブルカーナビなんかで採用されていますが、
私のWINGROADは普通に座ったままでは
ダッシュボード上まで手が届かず操作できません。
ZESTY Smart Holder 370Sは、ダッシュボード上に吸着するのは無理でしたが、
フロントガラスに吸着できるので、
ルームミラーの横あたりに設置することは可能です。
これまでに比べればかなりマシです。
しかし電源ケーブルの取り回しが難しいのが玉に瑕です。
それにしても大きめのタブレットには使えません。

で、タブレットのNexus7がカーナビにならないかと考えていて、
今回思いついたアイディアがなかなかよかったのでご紹介します。

WINGROADでは2DINカーナビの下に細い隙間があるので、
そこにブックエンドの支え部分を突っ込んで固定し、
そのブックエンドの側面にすべり止めマットを張り付けて、
そこにタブレットを置けるようにしただけです。
都合がいいようブックエンドを曲げたり、
タブレットの充電端子がふさがらないような工夫をしたり、
急ブレーキ時にタブレットが後ろに素っ飛ばないよう
フックで固定したりしましたが、
材料はすべて100円ショップで調達できました。
内蔵のナビがタブレットの後ろに完全に隠れてしまうという
重欠点はあり、バックカメラの映像が見えない、
なんてことはありますが、私の場合は特には困りません。

似たような発想で、タブレットと内蔵ナビを両立できるような
車載用のタブレットダッシュホルダーなんて商品もあるので、
購入してみてはいかがでしょうか。

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