なんとSkypeがMicrosoftに85億ドルで買収されるとのことです。
数年前にeBayに買収されてからいろいろありましたが、
ついに終着駅に到着したというところでしょうか。
直前にもFacebookやGoogleに買収されるなどとうわさされていたものの、
最終結果がMicrosoftとはちょっと以外です。
どうしてもほしかったのでしょう。
それにしても、85億ドルというのはちょっと高すぎるような気もします。
Skypeはまだ赤字だったのではないでしょうか。
このニュースを受けて2つの疑問が浮かびます。
まずはMicrosoftはLive Messangerをどうする気なのかと。
Skypeを手に入れた以上、これを全方位展開してくるでしょうから、
Live Messangerはフェイドアウトということになるのでしょう。
まあLive MessangerにはSIPクライアントの側面もあり、
企業の内線として利用しているケースもあるので維持はされると思いますが。
2つ目の疑問はGoogleが今後どう動くかです。
もともとオープン嗜好のGoogleに
プロプライエタリーなSkypeはなじまないのですが、
過去Google Talkに対する消極姿勢を見るに、
いずれSkypeを買収するつもりなのかと考えていました。
しかし、そのオプションがなくなった今、
Goolge Talkの展開に集中してくる可能性もあります。
実際、数日前にAndroid版のGoogle Talkに
ビデオチャット機能を追加してきた辺りから、
もしかしてなどと推していたのですが
はからずも現実となりました。
ちなみに私はxmppの隠れ信者で、
Googleがxmppを採用するとアナウンスし、
Google Talkが出たときには非常にうれしかったのですが、
その後の歩みが地味だったのを残念に思っていました。
xmppについて人に説明するとき、
人と人のコミュニケーションのツールとしてだけでなく、
人とマシン、あるいはマシンとマシンの通信に使うことを説いてきており、
後者に関してはGoogleも目立たないところで推進してきたように見えますが、
いよいよ前者に対してもGoogleは
強力に展開してくれるのではないかと期待しております。
はたして電話番号というレガシーを捨て去るときは近づくのでしょうか。
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