2015年11月23日月曜日

Windows10のコマンドプロンプト

Windows95が日本で発売されてから今日でちょうど20年。
自分の年齢を痛感せざるを得ない出来事です。
考えてみればウィンドウシステムが一般に利用できるようになってから
まだ20年しか経ってないんですよね。
それ以前のWindows3.xではリバーシ、マインスイーパ、
ソリティア専用プラットフォームでした(私だけ?)し、
Macintoshは憧れだったものの高価過ぎて(私だけ?)、
一般的とは程遠いかったので、それも言い過ぎではないでしょう。

そんなウィンドウシステムが無かった古代、
MS-DOSやUNIXはCUIで操作していました。
Windowsではコマンドプロンプトがその名残りですし、
Linuxではターミナルでの操作が今なおメインです。
CUIってとっつきににくいですが、なれてしまえば断然便利で、
GUIが鬱陶しくなってしまいます。
私はWindowsには若干の例外を除いて必ずcygwinをインストールし、
デスクトップ上にChromeブラウザとエクスプローラー、
それにテキストエディタとbashなコマンドプロンプトを
大量に開くのが定番の使い方です。

さて、そんなコマンドプロンプトの使い勝手がWindows10で改善されています。

近年[Ctrl]+[c]といえば選択している文字列等をクリップボードへコピーする
ショートカットとして市民権を得ていますが、
[Ctrl]+[c]は大昔から実行中のコマンドをブレイクするキー操作で、
長年コマンドプロンプトでは後者が採用されてきました。
仕方がないのでコピーはマウスの右クリックへ割り当てられていました。
Ubuntu 14.04では不細工ですが[Shift]+[Ctrl]+[c]に、
Macはキーボードの配置から他のアプリケーションと同様に
[Command]+[c]になっています。

そしてWindows10のコマンドプロンプトでは[Ctrl]+[c]がコピーです。
じゃあブレイクはどうなっているかというとやっぱり[Ctrl]+[c]です。
そうです、[Ctrl]+[c]はブレイクでありコピーなのです。
その手があったんですね。目から鱗です。
何かのコマンド実行中にコピーしようとするとまずいのですが、
コピーしようとする時って何も実行してないことが多いような。
そして他のアプリケーション同様[Ctrl]+[v]で貼り付けとなり、
操作性がようやくWindowsっぽくなりました。
これが旧バージョンからWindows10に乗り換える動機になる方って
少なくないような気がします。

Windows10でのコマンドプロンプトの改善については
Windows10で強化/追加されたコマンドプロンプトの機能に詳しく書かれているので、
多用される方には一読をお勧めします。

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