2012年3月12日月曜日

ServersMan@VPS(Debian32bit)でPPTPしようとしたけど…

iPadやAndroidからServersMan@VPSをセンターハブにしてVPNしようと思い、
PPTPを設定してみることにしました。

まず以下を実行します。
# apt-get install ppp
# apt-get install pptpd
ついで
# sed -e '/nameserver/!d' -e 's/nameserver \(.*\)/\1/' /etc/resolv.conf
で表示されるIPアドレスをDNSサーバとして設定する必要があるので
設定ファイル"/etc/ppp/pptpd-options"の"ms-dns"の設定を
ms-dns <DNSサーバ>
となるように変更します。
また設定ファイル"/etc/pptpd.conf"で自IPアドレスとクライアントへ配布するIPアドレスを
以下のように設定します。
localip <自IPアドレス>
remoteip <配布IPアドレスの範囲(例えば "172.30.30.100-200")>
PPTPでアクセスするクライアントの認証のため、
設定ファイル"/etc/ppp/chap-secrets"の各行を
"<ユーザ名>" * "<パスワード>" *
の形式で編集し、
# /etc/init.d/pptpd restart
で再起動をかけます。
これでAndroidなどからアクセスすればいいのですが接続に失敗します。
そこでログファイル"/var/log/syslog"を見ると
xxx  x xx:xx:xx x pptpd[x]: CTRL: Client xxx.xxx.xxx.xxx control connection started
xxx  x xx:xx:xx x pptpd[x]: CTRL: Starting call (launching pppd,opening GRE)
xxx  x xx:xx:xx x pptpd[x]: Plugin /usr/lib/pptpd/pptpd-logwtmp.so loaded.
xxx  x xx:xx:xx x pptpd[x]: Couldn't open the /dev/ppp device: Nosuch file or directory
xxx  x xx:xx:xx x pptpd[x]: You need to create the /dev/ppp device node by executing the following command as root: ^Imknod /dev/ppp c 108 0
xxx  x xx:xx:xx x pptpd[x]: GRE: read(fd=6,buffer=8058640,len=8196) from PTY failed: status = -1 error = Input/output error, usually caused by unexpected termination of pppd, check option syntax and pppd logs
xxx  x xx:xx:xx x pptpd[x]: CTRL: PTY read or GRE write failed (pty,gre)=(6,7)
xxx  x xx:xx:xx x pptpd[x]: CTRL: Reaping child PPP[x]
xxx  x xx:xx:xx x pptpd[x]: CTRL: Client xxx.xxx.xxx.xxx control connection finished
なんてことになっています。
この時点でいやな予感はしていたのですが、
一応悪あがきで
# mknod /dev/ppp c 108 0
# chmod 777 /dev/ppp
を実行後、もう一度つないでみると思ったとおりだめです。
そして"/var/log/syslog"には
xxx  x xx:xx:xx x pppd[x]: Sorry - this system lacks PPP kernel support
の悲しい文字が…

ServersMan@VPSは安くて使えて結構気に入っているのですが、
完全仮想化でないことによる災いに時々出会います。
kernelのpppサポートがないとか
iptablesでMASQUERADEターゲットが利用できないとか。

さくらのVPSとかCloudCoreに移行してもいいのですが、
費用とIPv6でとりあえずServersMan@VPSに残留ですね。

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