太鼓の達人Wii ドドーンと2代目!をより楽しむための太鼓型コントローラーを分解すると
F0511Aというマイコンっぽい石と最近めっきり見かけないディスクリートの74HC14が入っていました。
マイコンはたたくことでONになったスイッチの情報を暗号化しI2CでWiiリモコンに送っているだけで、
内容的にはクラシックコントローラと同じでしょう。
ところで、太鼓コントローラには電極を印刷したフィルムを極狭の間隔をあけて張り合わせて、
たたいたときの振動によって電極が接触、あるいは抵抗値が低くなり、
それをトランジスタかFETで増幅し、
シュミットトリガインバータ74HC14で信号を安定させていると思われます。
アナログ信号をハイかローのデジタル値にする場合、
ある値より大きいとハイ、それより低いとローになるわけですが、
その閾値あたりをふらふらすると
ハイとローの変化が激しくおきて困るので、
ローからハイになるときと、ハイからローになるときの閾値を異なる値とし、
ヒステリシスを持たせることで安定させることが出来るのがシュミットトリガです。
自動車のヘッドライトの自動点灯機能で、
ある程度暗くなると点灯し、
そこから多少明るくなっても消灯することなくつきっぱなしになるのと同じ考え方ですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿