2009年9月1日火曜日

シャープのNetWalker

PDAが滅んでいくなか、
スマートフォン分野で気を吐いていたシャープが新機軸を投入してきました。
NetWalker(PC-Z1)です。

内容的には同社の PDA Linux Zaurus の事実上の直系だと思うのですが、
シャープとしてはそこにはあまり触れたくないようです。
Zaurusはほぼ絶滅した恐竜ですからね。
いや、恐竜というほどでもないか…
いずれにしろ、今でもZaurusを利用している私からすれば、
なかなか興味深い製品ではあります。
今から一年半後にZaurusの引退を予定しているので、
その頃乗換えを考えてもいいかと思っているところです。
AndroidスマートフォンとNetWalkerを天秤にかけることになるかもしれません。

そういえばNetWalkerでCPUとして使われているFreescaleのi.MX51は
UbuntuのほかにAndroidプラットフォームをサポートしているはずで、
近いうちにNetWalker+Androidな製品(ハック?)も展開としてあるかもしれません。
ちょっと面白そうですね。

さて、NetWalker PC-Z1 で私が気になっていることをいくつかあげておきます。

まずサイズに関しては以下のとおりです。
  • Zaurus SL-C1000 より1.5倍横幅が広い
  • Zaurus SL-C1000 より1.5倍奥行きが広い
  • Zaurus SL-C1000 と同じぐらいの厚み
  • Zaurus SL-C1000 を2つ並べたぐらいの大きさ
  • Zaurus SL-C1000 より1.6倍ぐらい重い
十分小さく軽いとはいえますが、私のウエストバッグには入りません。
携帯電話のように常に持ち歩くには少々大きいので、
やはりスマートフォントとの使い分けを検討したいですね。
まあそれならNetWalkerいらないということにもなりかねませんが。

価格に関しては
Zaurus SL-C1000 と同じぐらい
ですが、私は SL-C1000 を35000円から40000円の間で購入した記憶があるので、
できればもう少し安くなってほしいかな。

内蔵OSについては同じLinuxですが、
使うにしてもソフトを開発するにしてもUbuntuなのは都合がいいですね。
ZaurusではQtやbashのシェルスクリプトを作った程度でしたが、
ネイティブ開発環境で凝ったツールを作るのもやりやすそうです。

USBホストポート2つとも通常のAコネクタにしてほしかったのと、
普通サイズのSDHCカードではなくマイクロSDHCカード対応なのが不満ですが、
まあ我慢できる範囲でしょうか。
できればCFカードもサポートしてほしかったのですが、
時代が時代だけにあきらめるしかないんでしょうね。
あとはマイク(端子)がなさそうなので音声チャットはできそうにありません。
Bluetoothヘッドセットでも使えればまだいいのですが、
どうやらBluetoothは搭載されていないようです。

そして本当にあるとうれしいのがPCのUSB端子(5V,500mA)による充電機能です。
バッテリー動作時間は十分長いですが、
ACアダプタを持ち歩かなければ充電できないとなると荷物が多くなってしまうんですよね。
多分無理でしょうが。

とりあえず購入した方のレポートをお待ちしております。

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