どうせなら超有名なムーラン・ルージュがいいと思っていたところ、
上手くディナー付きのチケットが取れたのでした。
ということでパリ滞在の1日目の夜は、
ムーラン・ルージュで夕食をいただき、ショーを観ることになりました。
ところで「ムーラン・ルージュ」は日本語では「赤い風車」の意味なのですが、
ムーラン・ルージュの建物の屋根に赤い風車があるのは有名。
ただ私が行ったときは修理中なのか足場が…
まあそんな時もあります。
チケットに予約時間が夜7時、6時45分から入れるとあったので、
その時間にあわせてモンマルトルの坂の上から降りてきてみると、
すでに結構な行列ができていたので、チケットを提示して並んだのですが、
ドレスコードがあって私はビジネスカジュアルなのにみんな結構ラフ。
よほど酷い格好でなければ何も言われないのかもしれません。
少々並んだあと中に通されました。
途中黒服の女性ダンサー(だと思う)がパンフレットの手売りをしており、
いかにも観光客なアジア人の私にも声をかけてきたので、
10ユーロで購入してみました。50ユーロ札しか手元になく
その旨伝えると40ユーロお釣りをくれました。
実は今回の旅程でどうしても現金が必要だったのはここだけでした。
途中クロークとかありましたが、
私は手ぶらに近い格好で行ったのでそのまま客席へ。
客席はディナー用に全てテーブル席になっていますが、
かなり広く、二階席もあったりして、数百人は入れそう。
ただし結構詰め込まれて窮屈ではあります。
そんな中私はステージに結構近い前の方の席へと通されました。
ただ、私は1人だったため赤の他人と相席で、
横には中年のアメリカ人女性2人組、正面はイギリス人男性。
最初は多少英語で会話したものの、その3人が仲良くなって
フルスピードで話しだしたもので私はついていくのを諦め
飲み食いして時間を潰していました。
客席に座ってから知ったのは、ショーは9時からということ。
チケットの時間が7時と9時と11時とあったので、
1時間強の3回公演かと思っていましたが、
7時から9時までは歌謡ショー込みのディナーの時間で、
ショー本番は2時間弱の2回公演のよう。
って、11時開始のショーだと終わるのは深夜1時。
治安を考えるとちょっと心配な時間。早い時間にしておいてよかった。
ディナーについては特別に美味しいということもなくまあ普通。
というか照明が暗すぎてメニューが読めず、
ウエイターに尋ねるとメニューは選択制のようで、
「サーモンとポークどっち?」と訊かれたのでポークにしておきました。
パンと前菜とメインとデザート、それにシャンパンが一本付いてきました。
シャンパンはボトル半分とかいうふれこみでしたが、
どうも1人客だと1本もらえるようで、最初結構飲んでいたものの、
外国のよくわからない地で前後不覚になると本当にヤバイので、
2/3飲んだあたりで水に切り替えました。
9時になりショーが開幕。まあ幕はありませんが。
テーブルに向かっている椅子を各個人が勝手にステージの方に向けて
観劇するスタイルです。
ショーの内容についてはここで詳細を説明するようなことはしませんが、
ちょいちょい小芝居みたいなのをはさみつつ、
宝塚歌劇、というかブラジルサンバショーのようなダンスが中心。
ムーラン・ルージュといえばフレンチカンカンと思っていましたが、
演目の1つにはあったもののそれは10分ほどのものでした。
ただ最後はプールがせり上がってきたり、舞台の2階が出てきたり、
大規模な舞台転換があって、てんやわんや。
まあいろいろ楽しめました。
ただ3回あった幕間には3組(男女ペア)の
外注っぽいアクロバティックな出し物があって、
最後のキャスト紹介時にそちらの3組への方が観客の拍手が大きく、
ダンサーたちにとっては微妙だったかもしれません。
終幕後は夜11時過ぎということもあり、
さっさとメトロでホテルに帰ったのでした。
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