先日、デスクトップPCからインターネットに接続するのを無線LAN(USBアダプタ)にして、
有線LANのほうは別のサブネットにしたことを書きましたが、それの続きみたいなものです。
詳しいいきさつは省きますが、
手元にWDSに対応していない無線LANアクセスポイントが1つあります。
まったく役に立たないのでそのままほったらかしていたのですが、
うまい利用法を見つけました。
無線で構築する192.168.1.* な環境に有線で構築する 192.168.250.* なサブネットを作って
この2つをつなぐルーターにしてしまうアイディアです。
やり方は簡単で、このアクセスポイントの無線インターフェイスを無効にして、
WAN側のIPアドレスを192.168.1.250にし、
LAN側のIPアドレスを192.168.250.1にして、
LAN側でDHCPサーバ機能をそれなりに設定してあげればいいのです。
物理的にはWAN側を192.168.1.*の既存のネットワークに接続し、
LAN側に新しいサブネットを構築することになります。
ただ忘れてはならないのは、メインのルーター(192.168.1.1)に静的経路情報を加える必要があるということです。
192.168.250.0(サブネット255.255.255.0)のあて先を192.168.1.250にすれば完璧です。
まあルータやアクセスポイントによっては
おせっかいなファイヤーウォールを無効にするなど手を加える必要があるかもしれませんが、
最近の製品なら機能的にできないということはないと思います。
宅内でサブネットを切るというのは一般の方にはあまりメリットはないのですが、
昨今、ブルーレイレコーダなどネットワークにつなぐと、
家の中のそこここのPCからDLNAサーバとして見えてしまいうっとうしいので、
PC用サブネットとAV用サブネットに分けてしまうのは、ある意味よかったりします。
また、マルチキャストなデータが無線LANに流れると帯域がもったいないので、
無線系と有線系でサブネットを分けるのもいいかもしれません。
どちらにしても、そこそこネットワークに詳しくないとトラブルの元になるので、
素人さんお断りということにはなるでしょう。
しかし、最近はブロードバンドルータやルーター機能付き無線LANアクセスポイントの価格はかなり下がって、
新機能がほしくて買い換える方も多いでしょうし、
インターネット回線の変更に伴ってキャリア配布のルーターを使うようになったりして、
古いのが余ってるというような状況も多いと思いますので、
そんなときはぜひサブネット間の接続機器として第2の人生を歩ませてあげてください。
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