2010年8月24日火曜日

ストレージサーバ - その1 - はじめに

もう3年前になるでしょうか、
仕事場でのデータ管理用にストレージサーバを立ち上げました。
これのセットアップ記を何回かに分けて紹介しようかと思っています。

仕様は私が都合のいいように設定しましたが、
主な要件は以下のとおりとしました。

  • ストレージ領域の冗長化
  • セキュリティの確保
  • バージョン管理
  • 各セクションの管理権限の委譲
  • バックアップの容易性
これらから私が導き出した仕様は以下の通りです。
  • HDDは3台でシステムに1台、データに2台とする
  • データ用のHDDは2台とも全体の大きさの2/3の第一パーティションと1/3の第二パーティションに分ける
  • データ用の2台のHDDは第一パーティションどうしでRAID1(ミラーリング)としデータ保存用とする
  • データ用の2台のHDDは第二パーティションどうしでRAID0(ストライピング)としバックアップ時等の作業用とする
  • OSはLinux(64ビット版)でディストリビューションは Gentoo 2007.0 を利用
  • データの保存はhttpサーバでWebDAVを用いる
  • バージョン管理はhttpサーバでsvnを利用する
  • svnの更新時に通知メールを送信
  • svnのリポジトリデータの定期バックアップ
  • 通信路の秘匿性確保のためhttpsのみを利用する
  • ユーザ管理はldapで行う
  • ユーザ管理ウェブアプリケーションをPHPで作成
  • ついでにプロジェクト管理用ウェブアプリケーションをtrac+mysqlで構成
では次回から本題に入りましょう。



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