2016年4月13日水曜日

Visual Studio Code

Visual Studioと言えばWindowsアプリケーションを作成するための
Microsoft純正の開発ツールです。
学生の時分にアカデミックパッケージを購入したことがありますが、
当時は数万円しました。貧乏学生には辛かったです。
最近は状況も変わって、無料版もあったりしますし、
そもそもそんな大それたもの使わなくても
コマンドラインツールならcygwin上のbashやgccで充分作れます。
そしてWindows10の今夏のアップデートでは、
それらがcygwinなしのネイティブで使用できるようになるとのことで、
今から楽しみにしています。

さて、MicrosoftではVisual Studioのサブセット的位置づけで
Visual Studio Codeというソースコードエディタを配布しています。
特にどうということもないテキストエディタ+αなので、
わざわざ使っている方は多くないと思いますが、
これって便利じゃないのかとふと思いました。
何がいいって、Windows版もMac版もLinux版もあって、
ほぼ同じ使い勝手なんですよね。
とくにUbuntuでviやgeditに代わるエディタとしていいかも。
ということで限定的ではありますが最近使い始めました。

Ubuntu 14.04で使用するには、
Visual Studio Codeのサイトから
Linux版である"VSCode-linux-x64-stable.zip"をダウンロードし、
展開して現れる"VSCode-linux-x64"ディレクトリを
どこかにコピーすれば完了です。私は"/opt"にコピーしました。
で、そのディレクトリにある"code"を実行すれば
Visual Studio Codeが起動します。

使い方は非常に直感的で、[ファイル]アプリケーションから
ファイルをドラッグ&ドロップすれば、
テキストファイルとして開いてくれます。
また、ディレクトリをドラッグ&ドロップすれば
その配下のファイルを[EXPLORER]ペインで探索しつつ
複数のファイルをタブ状に開けますし、
そのディレクトリ内でgrepも可能です。
ちなみに、ドラッグ&ドロップしなくても
[File]メニューから開くファイルやディレクトリを選べますし、
ウィンドウの左端に並ぶアイコンのうち一番上の
[紙が重なった]アイコンをクリックすると[EXPLORER]が開いて、
[NO FOLDER OPENED]項目に
[OPEN FOLDER]ボタンがある状態なら、
ここからディレクトリを指定して開けます。

コマンドラインからも
$ /opt/VSCode-linux-x64/code <ファイル名> &
で指定したテキストファイルを開いて起動できますし、
$ /opt/VSCode-linux-x64/code <ディレクトリ名> &
で指定したディレクトリを開いて起動できます。
パスを通しておけば"code"だけで呼び出せて便利です。

文字コードもデフォルトではUTF-8になっていますが、
ウィンドウ下のステータスバーにある[UTF-8]をクリックし、
クライアント領域上端に現れる[Select Action]ボックスで
[Reopen with Encodeing]をクリックして、
[Japanese (Shift JIS)]等のエンコード名を選べば、
その設定で開き直してくれます。
[Save with Encodeing]なら指定のエンコードで保存できます。

ところでWindows版はダウンロードする
"VSCodeSetup-stable.exe"がインストーラーになっているので
これを実行してセットアップすればいいだけです。
しかしMac版については特に説明がありません。
"VSCode-darwin-stable.zip"を落としてから展開して、
"Visual Studio Code"をアプリケーションディレクトリにコピーし、
実行すれば立ち上がります。

機能豊富で使いこなしがいのありそうなVisual Studio Code。
Microsoft製ということもあり、食わず嫌いな方も多そうですが、
一度使ってみてはいかがでしょうか。

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