2012年12月26日水曜日

3Dスペースハリアー

Nintendo3DSのダウンロードソフトとして
SEGAの名作スペースハリアーが移植されました。
立体視に対応した"3Dスペースハリアー"です。
いや、これを待ってたんだよ。

記憶を探ると、80年代後半のゲームセンターで稼動しており、
某デパートの屋上に体感筐体があったのでよく遊んでいました。
当時友人から聞いた話で本当かどうかは分かりませんが、
CPUに68000(16MHz?)を4つとサウンド用にZ80を搭載という
驚愕スペックでゲーム体験を再現していたようです。
家庭用ゲーム機にも数々移植されたり続編が作られたりしましたが、
業務用の域にはまったく達していませんでした。
もちろん業務用は体感筐体ということもあったでしょうけど。
一番最近ではWiiのバーチャルコンソールで出たのを遊びましたが、
やっぱり物足りないんですよね。
業務用でしかできないことは仕方ないとしても、
業務用になかった立体視を新たにサポートしているという
3DS版の意欲は買うに値します。

というわけで早速購入して遊んでみました。
3DSのニンテンドーeショップで"スペースハリアー"を検索すると
"3Dスペースハリアー"がヒットするので600円で購入できます。

ゲームは基本的にアーケード版の移植ですが、
操作はもっともアーケード版に近いアナログパッドのほかにも、
昔の家庭用コンソールライクに方向キーも使えますし、
面白いところではタッチパネルでも遊べます。
私は専らアナログパッドです。
ただし設定メニューで操作をリバース(上を押したら上に行く)に変更しました。
三人称視点で飛行機の操縦桿のような下を押す(正確には手前に引く)と上に行くのは、
私としては直感的でなく好きではありません。
先に話に出た某デパート屋上の業務用もなぜかリバース設定になっていて、
それに慣れてしまったというのもあります。
その他にもいろいろ設定を変えられますが、
とりあえず遊ぶ分にはあまり気にしなくてもいいでしょう。

さて、立体視の出来栄えはというとかなりいいです。
敵等のオブジェクト自身はオリジナルと同じく平面での描画ですが、
距離感はしっかりつかめるため、
敵も敵の放った弾も地形もよけやすく結構さくさく進めます。
昔はボスの放つ弾は大きさというよりも時間を計りつつよけていた節がありますが、
目視でぎりぎりまでひきつけてもわりとよけられますし、
ステージ4(最初の高速面)の塔は左右に、
ビンズビーン(でしたっけ?)はパターンを覚えなくても上下に軽快によけられます。
画面が小さいので迫りくる迫力に欠けるのは残念ですが、
立体視でゲーム性が増しているように感じます。
先に進むと理不尽な猛攻を受けますが、意外によけきれるかもしれません。
なお、3DSの初期のゲームに見られた視点移動時の気持ち悪さも感じないので
立体視を否定するゲーマーの皆さんにもぜひ遊んでみてほしいですね。

さて、3Dスペースハリアーが売れたあかつきには、
ぜひポリゴンの完全新作スペースハリアーを検討してほしいですね。
例えばオリジナルの1面のボスはボス自身が奥行き方向を往復していますが、
ハリアーがボスに近づいたり慣性で離れたりするような演出はどうでしょう、セガさん。
3Dシリーズで言えばやったことがないのでギャラクシーフォースをお願いします。
その場合拡張スライドパッド(LL用)必須か?

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